うろ覚えライフ。

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じんじろげ

2023年11月30日 | ワシの郷愁のうた(曲)

 ♪じんじろげ の歌っていうと、僕の中では、何か生まれてから一番早く覚えた歌とか、一番早く印象に残った歌とか、一番早く聞いた歌みたいな感じというか記憶を持ってる、曲。

 まだテレビ黎明期のモノクロ昭和の特撮ヒーローSFドラマ「ナショナルキッド」の主題歌と同じくらい、早くに印象に残った曲。どっちが早いんだろうなぁ。いずれも僕の幼児期でものごころ着いた頃と言っていいと思う。だから、僕に取って「ナショナルキッド」の主題歌と森山加代子さんの歌う♪じんじろげ は僕史上一番幼いときに聞いて覚えた曲かな。

 無論、何でも何か音楽は0歳の頃からずっと耳に入ってはいたんだろうけど、生まれて初めて印象に残り、記憶し続けて来た曲かな。

 「ナショナルキッド」放送開始1960年8月、僕4歳か。♪じんじろげ のヒットは1961年で、リリースは61年1月、僕4~5歳だな。「ナショナルキッド」の主題歌の方が早いか。

 ザ·ピーナッツの歌った♪モスラ~や、モスラ~、ドゥンガンカサクヤン、インドム~…、という歌も覚えてたなぁ。東宝特撮映画「モスラ」の中でザ·ピーナッツ扮する小美人の歌うモスラの歌。映画「モスラ」公開は1961年7月か。僕は5歳。

 映画「モスラ」は母親に連れて行って貰って映画館で見た。下がバスセンターみたいなバスターミナルで、そこの二階が大きな映画館。

 やっぱ「ナショナルキッド」の歌が僕の記憶の中では一番古い曲になるんだな。

 歌謡曲だと森山加代子さんの♪じんじろげ になるのかな。もっとも、幼児期の僕は、森山加代子さんの歌はいろいろ聞いていて覚えている。♪じんじろげ の他に♪月影のナポリ ♪メロンの気持ち ♪パイのパイのパイ 。いずれも1960年61年のヒット曲。

 この時代、昭和30年代~昭和40年代前半の時代は、ヒット曲が長く残ってた。今というか、1980年代以降現代までのようにヒット曲の入れ替えが早くなかった。一度ヒットした曲はずーっと残ってて、テレビの中でも5、6年も歌われてたし、街々の巷でも長い間かかってたなぁ。街の中のパチンコ屋、レコード店、僕は子供だからこの時代は勿論行ったことないけど飲み屋とか。

 昔はカラオケとかなかったから、飲み屋の音楽は有線放送の歌謡曲がBGMで、客が歌うとなるとミュージック(伴奏)なしでアカペラになる。オールアカペラ。昔は飲み屋で歌う客もあんまりいなかったんじゃないかな。

 

 昔の飲み屋には“流し”という、ギター持って飲み屋を何軒も渡り歩いて歌う、プロと言えばプロの歌い手が存在した。地域のプロっちゃプロの歌手。アマチュアだけどギターが弾けて歌がうまいから、飲み屋の客のリクエスト聞いて、その曲を歌う。歌ったら客から歌い賃を貰う。各飲み屋を回って一曲なんぼで金を稼いで生計立ててる人。

 昔は飲み屋の連なる各歓楽街に、何人かの“流し”が存在してた。ギター伴奏だけして客が歌う、っていうのもやってたのかなぁ?僕は子供で当時の飲み屋入ったことないから解らない。

 でもまぁ、森山加代子さんの旬は1960年から63年かなぁ。64年にはテレビであんまり見なくなったよーな…。でもまぁ僕も64年は8歳だからなぁ、覚えてる訳ないよなぁ。NHK紅白歌合戦には森山加代子さんは、60年61年62年と3年連続で出てる。

 NHK紅白は、森山加代子さんは62年に出たあと、63年から出場がなくて、1970年に♪白い蝶のサンバ が大ヒットしたので70年に一回出てるな。一回大復活。

 

♪ちんちくりんのつんつるてん

 まっかっかのおさんどん

 お宮に願かけた

 内緒にしとこ

 じんじろげやじんじろげ

 どれどんがらがった

 ほーれつらっぱのつーれつ

 まーじょりんまーじんがらちょいちょい

 ひっかりこまたきわいわい

 ひらみやぱみやちょいだなでぃーや 

 ひらみやぱみやちょいだなでぃーや

 ちょいだなでぃーや ちょいだなでぃーや

 ひっかりこまたきわいわい

 ひっかりこまたきわいわい

 おっぺけぺえのすってんてん

 まっくろけのじんじろべえ

 お宮に願かけた

 内緒にしとこ

 じんじろげやじんじろげ

 どれどんがらがった

 ほーれつらっぱのつーれつ

 まーじょりんまーじんがらちょいちょい

 ひっかりこまたきわいわい

 ひらみやぱみやちょいだなでぃーや 

 ひらみやぱみやちょいだなでぃーや

 ちょいだなでぃーや… …♪ 

 はっきり言って流行歌♪じんじろげ の歌詞の内容は訳が解らなかった。無論、当時聞いてた幼児期も、その後も。大人になっても特に歌詞の内容の意味なんて調べなかったし。

 まぁ、日本語詞として意味の解る部分もありますけどね。

 で、ざっと調べて見たんだけど、日本語歌詞としてはほとんど意味はないみたいですね。しかし、こんな歌がよくヒットしたなと思う。けっこう大ヒットの部類に入るんじゃないかなぁ。

 呪文のような意味のない言葉の羅列の語感と軽快なリズムが、当時の大衆にウケたんだろうな。意味なんかたいして関係なくて。日本で洋楽がヒットするとき、英語歌詞の意味なんてそんな気にしないものだしね。

 YouTubeで森山加代子さんが、昔々の田舎娘の格好で歌ってる場面の動画があったけど、映画の1シーンみたいですね。コメディ劇みたいな映画のバラエティ調の歌唱シーンの切り取りみたいで、まぁ映画の挿入歌でしょうね。

 訳の解らない歌詞の部分は、明治·大正期の日本の地方の土俗民謡と、明治·大正期頃に日本に来てたインド人から伝わった、インドの土俗民謡の歌詞がゴチャマゼになってるみたいですね。

 「じんじろげ」の意味としては頭髪のびん毛という意味、もみあげですかね、と、森山加代子さんが歌ってヒットした後に、巷で何となくジワジワ拡がった、女性の陰部の毛という意味があるんだそうです。都市伝説ぽい話ですが。

 幼少期の僕は、あの時代、テレビで見る有名人では、坂本九と森山加代子が大好きだったので、九ちゃんの歌うヒット曲や、加代ちゃんの♪パイのパイのパイ や♪メロンの気持ち や♪月影のナポリ や♪じんじろげ を子供ながら口ずさんでいました。

 坂本九、森山加代子、パラダイスキングの出てた「明治屋-マイマイショー」が懐かしい。

 ♪パイのパイのパイ もちょっと意味不明の歌詞の曲でしたね。この歌も元歌は古くて大正時代に遡るしベースのメロディーは外国の曲らしいけど。

★森山加代子さん(2020-03/11)

コメント
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