naojii:
宮崎県知事、東国原さんが、宮崎市での県民との座談会で、「個人的には徴兵制はあっていいと思う‥」と発言したことが波紋を呼んだ。
僕自身はこの意見、けっこう賛成なんです。僕が思想的に右翼とかタカ派だとかいうことじゃなく、人間の一生で一番元気が良い時に、体力的に鍛え、いろいろなことを実際的に学ぶことは多いに良いことだと思う。
僕は自衛隊の体験入隊とかしたことないけど、自衛隊って基礎体力を鍛える他に、いろいろなことを学べるでしょ(?)。例えばレンジャー技術から自動車の運転から、いろいろといっぱい。基本的な救急救命訓練も学ぶだろうし、適性があれば戦車やヘリコプターの操縦だっていい。全寮制で団体生活だし、挨拶や規律は厳しいし。基本的なIT関連も学べるのかも知れない。
人間が一番元気が良い時期、1年半から2年間くらい、命令社会の厳しい中で鍛えられ、いろいろなことを学べるのはとてもいいシステムだと思う。徴兵制なら、それはしかも税金だし、宿泊施設料も食事もタダ。ここで学ぶ厳しい2年間くらいの中で、人生の足掛かりが捕まえられるような気がする。カリキュラムに沿っていろいろなことを学ぶ中から、社会に出たらこう生きて行こう、とかいうものが掴めるような気がするんですよね。
仮に徴兵制と呼ぶと、それが厳しい国民の義務であれば、親に食べさせてもらってたりで、ニート生活や引き籠もり状態の若者は、その状況から脱出するきっかけになるし。入隊期間の中で、社会で何をしてどう生きるかも見つけられそうだし。しかもそれが全部タダ。基礎体力や根性も、被災時のサバイバルの基本も身に着くし。チームワークも覚える。まあ、そりゃあ入隊期間中はキツイ訓練期間に耐えねばならないだろうけど。良いなあ、これ。
勿論、病気療養中の人や虚弱体質、障害者、あるいは精神疾患の人たちは免除ですけど。そうして、仮に軍隊施設として、その中では絶対にイジメや虐待が無いように監視する。若くて元気の良い時期、1年半から2年間はあっという間に過ぎますよ。まあ、勿論、体育会系のクラブ活動でもいいんですけどね。ああいうのは同じ一つスポーツばかりをずううーっとやるだけでしょ。そうじゃなくて授業や訓練はバラエティー性に富んでて、カリキュラムに沿っていろいろなことを厳しく訓練する。個人的に解っても解らなくても、とにかくカリキュラム時間はこなす。その多くの中から何か適性が見つかるし、好きなこと向いてることが自分で判る。
高校生くらいから自分の社会的進路はきっちり決めて、その目標に向かって高校大学と猛勉強し、大学やその上、あるいは社会に出てからも専門的な勉強を続けて、仕事人として自分の能力を向上させることに切磋琢磨する人には、仮に徴兵期間と呼ぶとすると、その間の時間はロスになるんでしょうから、そこのところの調整は必要でしょうけど。
軍隊についてはねえ、世界の国々で軍隊の無い国を見つけるのは難しいくらいだろうし、徴兵制を敷いて若者を1、2年鍛えたところで、現在のハイテク戦争の中では役に立たず、かえって足手まといだけだろうし。でも徴兵制を敷けば、もっと国家というものを強く認識するのじゃなかろうか。無論、僕は軍国主義なんかじゃなくて、人を殺すのも殺されるのも嫌ですし、恒久平和が一番良いに決まってる人間ですけども。
東国原さんはテレビに出過ぎだよ。もう半分以上はそのまんま東に戻ってるような。『県知事』の品格が貶められる。確かに地方地域の宣伝効果は大きいんだろうけど、政治家になったんだから『芸人』は止めて欲しいなあ。