うろ覚えライフ。

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いつか公平

2010年07月13日 | 芸能ログ

○演劇界の風雲児、美学貫き…つかこうへいさん逝く

 

      「蒲田行進曲」「熱海殺人事件」などの映画や舞台で知られた劇作家、演出家で作家のつかこうへい(本名金峰雄=キム・ボンウン)さんが10日午前10時55分、肺がんのため千葉県鴨川市の病院で死去した。所属事務所が12日、明らかにした。62歳。福岡県出身。葬儀・告別式は近親者ですませた。生前、「対馬海峡あたりで散骨して」と“遺言”を残していた。厳しい指導で多くの実力派俳優を育ててきた演劇界の革命児の悲報に、教え子たちは悲しみに暮れている。

  ‥ 手術や延命措置は拒否。親しい関係者に「自分が死んでも誰にも言わないように」「お別れ会もしないように」などと言い残していた。

 一方で、亡くなった時のためのコメントを今年元旦から用意しており、12日午後6時すぎにマスコミ各社に送付。4月に一時退院した際、封筒に入れて「死んだら開封するように」と事務所のマネジャーに預けていた。関係者は「見事なほど美学を貫いた最期でした」と悼んだ。遺志に沿って葬儀は密葬で執り行われ、遺体はだびに付された。お別れ会などを開く予定もない。

 つかさんの名を広めたのは82年公開の映画「蒲田行進曲」。80年に初演された舞台を、自身で脚色し深作欣二監督、風間杜夫(61)主演で映画化。大ヒットし、小説は直木賞を受賞。映画のテーマ曲はJR蒲田駅(東京都大田区)の発車メロディーになっている。

 つかさんが稽古中に思いついたセリフを口にし、役者が繰り返し、芝居を作っていく「口立て」という独特の演出方法は有名。厳しい指導で平田満(56)、筧利夫(47)らを育て、内田有紀(34)や石原さとみ(23)らアイドルを演技派女優に脱皮させた。

 プライベートでは女優の熊谷真実(50)と80年に結婚し、82年に離婚。翌83年に元つかこうへい劇団の生駒直子さん(48)と再婚し、長女で女優の愛原実花をもうけている。熊谷は「ご冥福をお祈りします」とのコメントを出した。

 

 つかさんはメディアに露出し始めた頃から、人あたりの、そのとっつきにくい雰囲気と、何処か相手に「怖い」と緊張させる雰囲気を持っていた。メディアで見てて、少なくとも僕は「怖い人」という印象を持った。つかさん自身も自分で意識することなく、構えてたんだろうな。多分。この人の死は、何か、身に沁みるような‥。筑豊の星であるが、長らく在日出身だとは知らなかった。在日の人が韓国へ帰れば、そこでもまた差別される‥。どうしようもなくある差別意識・感情。人の愚かな一面だが‥。勝手な解釈は出来ないが、複雑で奥深く暗い心の中。つかさんは演劇界史に足跡を残す、演劇界の偉大な一人だったのだろう。ご冥福をお祈りします。

 


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1 コメント

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Unknown (ken-mortima)
2024-07-18 09:41:22
つかこうへいさんは韓国籍のままだったんだな。最後まで帰化していない在日韓国人二世だった。
朝鮮学校などに通わず、小中高と普通の日本の公立の学校に通ったんだな。大学は慶應だけど。
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