うろ覚えライフ。

巷の旬な話題と情報への個人的意見、日々雑感。懐古・郷愁。漫画・映画・小説・ポピュラー音楽。

水嶋ヒロ

2010年12月31日 | 芸能ログ

 

「中傷記事をお願い!?」水嶋ヒロバッシングに見る前所属事務所との遺恨

 

   水嶋ヒロの処女作『KAGEROU』を出版するポプラ社が20日、同社のホームページに「一部週刊誌の報道について」とする抗議文を掲載した。一部週刊誌とは水嶋のバッシング記事を掲載した「週刊ポスト」(小学館)と「週刊女性」(主婦と生活社)だ。

 前者は「水嶋ヒロ ベストセラー処女小説68万部の『八百長美談』全内幕」と題し、大賞受賞は"やらせ"だったと主張。後者は水嶋が辞退した大賞賞金2,000万円のうち、500万相当の書籍を豪雨被害のあった奄美大島に寄付したことについて「ありがた迷惑」と断じた。

 これにポプラ社は双方の記事を「事実無根」とし、厳重抗議することを明らかにした。あるマスコミ関係者は「『ポスト』の記事は相当念入りに取材した形跡が見て取れ、ポプラ社の抗議は『もうやめてくれ』という声のように聞こえます。一方の『週女』の記事ですが......これは業界内でも『えげつない記事だ』と物議を醸しました(笑)」と語る。

 寄付した500万円相当の書籍について、奄美大島の住民が「ありがた迷惑」と困惑しているという「週女」の記事だが、一体誰に聞いたのか疑問が残るところだ。それ以上に、このような分かりやすいバッシング記事が掲載されるのは稀なこと。その背景について、スポーツ紙デスクは水嶋が大手所属事務所「研音」を辞めたことを挙げ、次のように解説する。

「水嶋は"円満退社"を主張していますが、実際は事務所に無断で歌手の絢香と結婚したことによる"クビ"ですよ。研音としては、その後小説家としてブレイクした水嶋が気に入らない。そこで懇意にしている女性誌に彼のバッシング記事をお願いしたのではないのでしょうか?」

 仮に水嶋がそのまま「研音」所属であれば、このようなバッシング記事は「絶対に出なかった」(同デスク)という。後ろ盾がなくなった水嶋には、容赦ない攻撃が今後も繰り返されそうだ。

 

 

  「カゲロウ」は爆発的に売れてるらしいですね。まあ、こう言っちゃあ悪いが、“タレント本”扱い感は否めませんよね。元々がアイドル俳優でバツグンの知名度。タレント人気特Aクラスのイケメンだったでしょ。病気を抱えた歌手・絢香との結婚時の態度も好感度を上げてたし。やっぱ、若い女性が買ってんのかなあ。独身女性が買ってんのかなあ。「話題の本」になっちゃってるからねえ。ニュース・流行性も手伝って売れてるんだなろうなあ。どうなんだろう、プロの文章書き、ストーリーの紡ぎ手としての腕前は?僕が昔みたく、目が良ければ買って来て読むかも。いや、やっぱ、イケメンモテモテに対するやっかみで買わないかも。慶応出てて小説書けて、元々イケメン大人気俳優だった、なんて、ふざけんなこの野郎!モノですよね。やっかみ過ぎか。

 読まないし読もうとも思わないが、どうなんだろうな、内容は。販売直前にマスコミにちょっぴり内容のあらすじ紹介、みたいのが流れたとき、2ch系のサイトの投稿コメントの書き込みを読んでいたら、藤子A氏の「笑う・せえるすまん」と揶揄している投稿がいくつかあった。物語導入部が、かの漫画の被害男性に喪黒福造が近づいて行くシーンに似ていたらしい。まあ、僕は本書を読んでいないのでどうなのかは全く解らないんだけどネ。ポプラ社のプロの編集員が総掛かりで手直しして出版したんだとか、いろいろと悪口っぽいウワサは書かれてたけど。

 う~ん、芸能界の芸能事務所ってのは元々がヤクザ屋さん体質から来ているような世界だしなあ。まあ、別に全部が全部、そういう関係がある訳では勿論ないでしょうけど、元々ルーツ的にはそうだし、やっぱ体質的に残ってる部分はあって、フロント企業ぽい感じはあるんだろうなあ。無論、フロントではなくても、体質的に。

 でも、大賞賞金の一部を寄付という話が、現物支給と聞いたときはびっくりだったなあ。現物じゃあ、正直、いらないんじゃないかなあ。その地域の各小学校に「児童版世界文学全集」を寄付で無料配布なら、そりゃあ解るけど。水嶋ヒロの話題の新作小説を何万部とかは、普通一般の人たちは正直、嬉しくはないだろうなあ。即、換金してもいいのかね?例えばブックオフとか新古書屋に売り捌いてもいい、とかさ。新品500万も買い叩かれるだろうし。

 まあ、本が売れなくなっている時代、ポプラ社なんて正直な話、景気は決して良い方ではないだろう。そりゃあ、この時期、何としてでもベストセラーは欲しいよね。この時代、ポプラ社なんてけっこう業績は悪い方だったんじゃないのか(ゴメンナサイ)。今をときめくスター水嶋ヒロの書いた作品が手に入るんだ、しかも並みのタレント本じゃない、創作小説なんだ。帰国子女や慶応出というバックグラウンドも持っているし。これはどんな手を使ってでも社運を賭ける勢いで、是非ともベストセラーへと押し上げたいわなあ。

 村上龍さんが「限りなく‥」でデビューしたとき、あれ程叩かれて、「龍さん、2作目はまだですか?」とか何とか揶揄されていたが、2作目って何だっけか?「海の向こうで戦争が始まる」だっけ「コインロッカーベイビーズ」だっけか。どちらかを上梓するまでちょっと時間が掛かったけど、それまで皮肉ばかりを言われたけど、そこから先はコンスタントに創作小説を出し続けて行き、流行作家の一員となったよね。つまり才能があった。まあ、処女作が売れた後も猛修行をしたんだろうけど。

 水嶋ヒロさんが流行作家になるのかなれるのか、はまだまだ解らないけど、女房の絢香がメチャクチャ金を持ってるだろうし、元所属事務所との確執が残っても、水嶋ヒロが復帰するといえば、他の事務所がほうってはおかないだろう。大手の事務所に入れば、仁義の世界も何とか納めて行くだろうし。

 

 

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ベストセラーコミック

2010年12月30日 | ブックログ

 

2010年、最も全巻読破された人気コミック……「全巻読破ドットコム」

 

  プリマプロジェクトが運営する漫画全巻セットの販売サイト「全巻読破ドットコム」は28日、2010年度に最も全巻読破された人気コミックランキングベスト100を発表した。

 それによると、1位に輝いたタイトルは「ONE PIECE」となった。「ONE PIECE」は国内最多となる9度のコミック初版発行部数最高記録を更新し続け、コミックのみに留まらず、ファッション誌や週刊誌等にも登場した。2位に入賞したのは「BLEACH」。累計発行部数が6000万部を突破しており、男性から女性、少年など幅広く支持されている。第3位には「NANA」、第4位に「NARUTO」がランクイン、第5位には二宮和也と松山ケンイチ主演の劇場版公開が遂に来年1月と迫っている「GANTZ」がランクインした。

 全巻読破ドットコムでは、2011年度には「ONE PIECE」の更なる躍進、「GANTZ」の実写映画化をはじめ、長期連載タイトルの活躍が期待されるとしている。

 

 

 最近の新しい漫画って、ホント読んでねえからなあ、俺。いや、そりゃあ、若い頃は読めてた。仕事休みの日なんか、前の晩コミックス単行本、何冊も買って来ていて、休みの昼間、続けて3巻は読んでた。読める日はもっと続けて読んでただろう。面白ければ、そして手元に続きで何巻も揃っているんなら、もっと5冊も6冊も一日で読めてたのかも知れない。漫画本はね。俺は活字だけの本、小説や評論、エッセイ本等はショーガナイ遅読だから。もう、活字のみ本はダメ。いや、若い頃はそれでも職場の周囲とかに比べるとかなりの読書家だったよ。でも遅いんだよな、読むのが。でも毎日毎日継続しては本は読んでたけど。若い頃は漫画本はよく読んでたなあ。コミックス単行本でいっぱい。小説も漫画も昔はよく読んだものさ。

 いや、今現在の俺は目が悪くて弱くて漫画でもダメですね。ホント、読んで行けない。ここ4、5年で読書量はガクガクガクーンとメチャ激減した。悲しいことだ。目が悪くてねえ。環境もあるのかな。ホント、目さえ良くてね、首凝り肩凝りがなければね、読むんだよ。本でも漫画でも。無論、新しい才能の新しい漫画もね。でも、こう、目が悪くっちゃあ、どうしようもないね。はい。

 上記の記事の中で、勿論、「ワンピース」は知ってるが、無論、アニメも見たことないし、漫画、全く読んだことない。あの、それでね、「ナナ」と「ブリーチ」と「ガンツ」はね、どれも何年か前に1冊は買ってるんだよ。コミックス単行本で。どれも1冊だけ。でも読んでなくて、本も何処行ったか解らなくなってる。特に「ガンツ」はSFだから、興味あって買って来たんだけれど、とうとう読まずじまい。

 僕が続けて読んで来てるのは、「ゴルゴ13」と「ゼットマン」と「鉄腕バーディー」。「ゴルゴ」読むのは目が疲れてダメだなあ。「ゴルゴ」読み進めて行くが、別冊単行本タイプの活字の小ささに弱視が負ける。「バーディー」は「エボリューション」になってからも読んでるが、ホント、目が悪くて漫画単行本も読み進めなくてねえ。困ったもんだ。漫画は今も昔も、面白い作品は無限なくらいにいっぱいあるのに。

 

 

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大晦日特番各放送

2010年12月23日 | 格闘技ログ

 

○石井慧はバンナと激突! 元若麒麟・鈴川はボブ・サップと=Dynamite!!追加カード発表

 

  大みそか「Dynamite!!~勇気のチカラ2010~」(さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カード発表会見が22日、都内ホテルで行われ、北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧が、K-1ファイターのジェロム・レ・バンナ(フランス)と総合格闘技ルールで対戦することが決まった。

 そのほか元幕内力士・若麒麟こと鈴川真一とボブ・サップ、水野竜也とセルゲイ・ハリトーノフの計3カードが発表され、K-1 World GP 2010覇者のアリスター・オーフレイム(オランダ)の参戦も決定。これで合計15試合が決まったが、谷川貞治FEG代表取締役は、このほかもう1試合増える可能性も示唆した。

■「Dynamite!! ~勇気のチカラ 2010~」
12月31日(金)埼玉・さいたまスーパーアリーナ 開場14:00 開始16:00

 

 

 最近のバンナの試合を見ていると、いかにもビジネスライク、という感じがするなあ。ショーのデキレースをやっている、とは言わないけれど、バンナは格闘技の試合はもう、仕事としてやっている、という雰囲気。ともすれば“やっつけ仕事”と映る試合もある。

 まあ、格闘技選手もそれが職業なんだから仕様がないとも思うんだけれど。最初の頃はメチャメチャ本気だろうけど、長くやって名も知れて格闘技試合のレギュラーみたいになって来ると、もうそれが仕事の職業選手だから、やっぱり力を入れる試合、手を抜く試合はあるだろうし。プロとなると、無論全ての試合ではないが、プロモーターとかの話を受け入れることもあるだろう。リアルな格闘技選手といえど身体が資本だし、それで生計を立てているんだし。

 石井慧とは総合格闘技ルールなんだろうね。と、なるとバンナの方が不利だね。バンナは総合の試合だからといってことさらに投げ技やグランド技を鍛えて来る選手じゃないし。

 僕はもうここ何年も、いやもう10年間は大晦日の特番は格闘技ばかりだ。紅白なんて相当な期間見たことないな。紅白見てたなんてはっきり言って子供の頃だけみたいな。上京していた時代は帰省しなかったときは友人の家で酒をかっ喰らいながら紅白見て新年を迎えたこともあるけど。30代は大晦日の晩に深夜、近くの運動公園に行って寒中トレーニングをしていた。誰も居ない深夜の公園で吐く息白くシャドーボクシングしたりナワトビ跳んだりしていた馬鹿なワタシ。

 今年の大晦日は、今は大人気の池上彬さんの特番ニュースショーもあるんだよね。テレ朝系の「そうだったのか、学べるニュースショー」の超ワイド版でしょ。池上彬さんて確か団塊世代くらいでしょ。もうちょっと下?4時間くらいの生放送なんでしょ。大丈夫かね、体力は。もうそろそろ爺さんの域だろうし。

 池上彬さんが大人気スターで、池上さんの番組がどれもみんな高視聴率だということは、それだけ国民が時事問題の情報や知識に関心を持っているということで高民度的に大変良いことだとは思うんだけど、それだけ世の中が切羽詰まって大変だという一つの表れかも知れないし。みんなが大晦日でもああいう硬いテーマの番組を見る、という現象はやはり国民が逼迫した状況で生活している証かも知れず、単純には喜べないね。

 

 

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取手バス襲撃通り魔 続報

2010年12月20日 | 時事社会ログ

 

○茨城・取手のバス内切りつけ:「当日朝、自転車で駅に」 斎藤容疑者、2日間野宿し

 

  茨城県取手市のJR取手駅西口で路線バスの乗客が無差別に切りつけられるなどして14人が負傷した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された同県守谷市、無職、斎藤勇太容疑者(27)が「事件2日前の15日に自宅を自転車で出て野宿し、事件当日の朝、取手駅まで自転車で来た」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かった。県警は自宅を出てから事件を起こすまでの間、隣接する守谷、取手両市を中心に自転車でさまよっていた可能性があるとみて、詳しい足取りを調べている。

 斎藤容疑者は「自転車を取手駅西口の歩道に止め、襲撃現場まで歩いた」とも供述しており、県警は放置されていた自転車を押収した。

 また、斎藤容疑者は「千葉県柏市で実行しようと思ったが人通りが多くてできなかった」「守谷市で実行することも考えていた」と供述していたが、それぞれJR柏駅と、つくばエクスプレスの守谷駅だったことも捜査関係者への取材で分かった。両駅での襲撃を断念した末、最終的に取手駅を実行場所に選んだとみられる。事件で使われた包丁の柄に巻かれた粘着テープには「柏で実行」という文言とともに「4月1日」と書かれており、県警は日付の意味を追及している。

 

取手通り魔 1年前リストラ、自室に引きこもる

 

  JR取手駅前で路線バス乗客の中高校生らを無差別に襲ったとして逮捕された斎藤勇太容疑者(27)は、守谷市内で父親と暮らしていた。約1年前に当時勤務していた会社をリストラされて以降、自分の部屋に引きこもるようになったという。

父親によると、斎藤容疑者は3人きょうだいの末っ子で兄と姉がいる。母親は約3年前に亡くなり、現在は父親と2人暮らし。地元の小中学校を経て、取手市内の県立高校を卒業。その後、就職して会社員など約10の仕事を転々としてきた。

斎藤容疑者は約2年前に倉庫会社に就職し、梱包作業に従事していたが、約1年前、同社と親会社の合併の都合で、リストラされたという。

それから、斎藤容疑者に変化が表れた。父親は「リストラされてから急に元気がなくなった」と明かした。一日中、部屋に引きこもり、父親が部屋に入ろうとすると怒り出し、会話も避けるようになった。食卓を2人で囲むこともなくなった。

父親は「(斎藤容疑者は)最近イライラすることが多くなった」と振り返った。数カ月前、自宅を訪れた姉が斎藤容疑者の部屋に入り、声を掛けると、「うるせえ」と怒鳴り声を上げた。

犯行前日の16日朝、父親が起床すると、自宅に斎藤容疑者の姿はなかった。

父親は「今は(けがをした)相手の方の状況がどうなのかで頭はいっぱい」と話した。「小さいころから厳しいことを言わなかった。自分が甘やかし過ぎた」と自分を責めた。

 

 

 やっぱりこういう、無差別に公衆を襲撃する通り魔事件をやる犯罪者、っていうのの鍵は“孤独”だよね。たった一人で部屋に長い間じいーっと籠もってて、一人で堂々巡りみたく考えてると、何か考えが偏っちまって危ない一方向ばかりになってしまう、という気がする。来る日も来る日も相手は誰も居らずに、たった一人で考え込んでる。その、アタマの中を堂々巡りしている考えというのも実は、内容がなかったり、ものすごく愚かだったりして、偏ってしまっている。

 やっぱり、こういう事件を犯す人たち、秋葉原の加藤も今度の斎藤も他の類似犯も、他に何でも話せる、心を許せる相手が誰も居なかったんだよね。多分。親兄弟はダメだけどね。親兄弟以外の相談相手。恋人でも親友でも先輩でもいいんだけど、誰か、構えずに何でも打ち明けられるような友達的な相手が居れば良かったんだけど、孤独なんだよなあ。相談相手が居れば全然違うと思う。

 みんなも自分のことで精一杯で他の変なヤツなんか、構っている余裕も暇もない、って感じだからね。大衆には、夢も希望も見えないように映る閉塞的な社会。

 何かこういう事件起こすヤツって、本当に馬鹿なヤツでもない場合が多いように見える。けっこう知的水準は高そうなヤツラ。秋葉原の加藤も県下有数の高偏差値進学校出身でしょ。今回の斎藤は一応県立高校卒業しているし、一度は東京六大学進学を目指したくらいらしいし。それに文学青年だ。小説ばっかり読んでたら想像力が鍛えられて脳味噌が豊かになり、こういう馬鹿馬鹿しいことはやらないような気もするんだけど。

 加藤も斎藤も大学受験の挫折がそもそもの始まり、というのはありそうだ。加藤は高偏差値高を出ながらも母親との確執からか、自動車整備の専門学校へ行ってるし、斎藤は六大学受験に失敗して就職している。斎藤はそれでもランク落とすか再チャレンジすれば良かったのに、家庭的に余裕がなかったのかな。

 大学もさあ、日本社会はどうせアメリカを真似てここまで来たのなら、大学は全入出来るけど中に入ってから猛勉強しないと卒業できない、ようにすれば良いんだよ。そうしたら大学のレジャーランド化なんてなかったんだよ。入ったはいいが、中で常に勉強してないとすぐに取り残される、一度取り残されたらなかなか追い着けず、卒業は大変難しい、と。つまり社会では「中退」は意味がなく、あくまで「卒業」してないと価値がないようにする。そうすれば受験戦争もない。受験戦争は本人と学校と家庭と3者でやる受験地獄でしょ。そうじゃなくて大学入ってからの本人だけの勉強地獄が待っている、と。それだったら、斎藤も六大学の何処かに入れたし、入ってから大学の講義に着いて行けずに落第するなら、本人も「俺の脳味噌の程度もこんなものかあ」と、納得が行くでしょ。それを受験のたった1日のペーパーテストの試験だけで全てを決められるのは、やはり後々納得が行かないよ。「あの日はおかしかった、調子悪かった、あの日は実力を出せなかった。俺のアタマの程度はあんなものじゃない」とかいつまでも悔いが残るでしょ。大学の講義が解らなくて昇級できなくて中退しても、「まあ、俺はこんなもんか」と諦めもついて納得して就職できる。企業も“新卒”にはこだわらない。これは絶対必要だ。今現在すぐに改めるべきだ。企業は絶対に“新卒”にこだわらなくする。「企業の新卒オンリー」というのは、今現在の大きな社会問題だしね。 

 それとこの犯人の持ってた夢、「小説家になりたい」なんていうのは宝くじに当たるよりも難しいし、小説家になったところでそれで食べて行けるのか、という問題はある。現在も、何がしかの賞を取って一応、作家の端くれになったものの、続けて行けない人っていっぱい居るだろう。つまり作家になったら最初の1作だけでいい訳ではなく、次々にコンスタントに創作を世に出し続けて行かないと食べては行けないのだ。僕が若い頃、「いずれ何らかの文筆で立って行こう、と考えている人は、中央線沿線だけで1万人は居る」という話を聞いたことがある。まあ、文章くらいは誰でも書けるし、流行小説を読んでいると自分も売れっ子作家になってセレブな生活したい、とは思うものだろう。それは漫画家でも同じことだろうし。随分前にだが、漫画家の寿命はだいたい5年、という話を聞いたことがある。漫画家も努力のかいあって運もあって、勿論それなりの才能もあって、雑誌連載が持てても、その人の描く漫画が人気が出なければすぐに打ち切りだし、その後連載が取れる保障は何処にもない。漫画家も、一応プロの端くれにはなったものの、すぐに消えた漫画家さんはいっぱい居るのだろう。当然だが、何でもそんなに甘くはない。だいぶ前に読んだ、宮部みゆきさんのエッセイか何かだったと思うが、細部は忘れたけど、あれだけ才能溢れる人でも、無論、読書量もメチャメチャすごいだろうが、作家になろうと決めてからはそれなりの、プロの文章が書けるようになる学校か講座かに通って文章修行している。師事したんだっけか?違うか。それからプロの作家の文章を1冊まるまる写して書く、とか修行したんじゃなかったかな?違ったっけ。もうかなり前読んだものだから忘れたけど。

 何か90年代末から年を追うごとに年々、世の中の閉塞感は強くなるよなあ。暗く重くばかりなって行っている。何だか、みんなが夢も希望もない、という感じで。小説家になる、とかいうホントの夢みたいな、夢想に近いような夢じゃなくて、もっと等身大の現実感ある夢とか希望が持てないもんかなあ。一度、レールから外れるともう一生、派遣とか臨時とかアルバイトの繰り返しとかいうクラスに身を置いて、そこからの上昇はまず無理な社会。若者が「もうここいらで自分の人生を終わりにしたい」と考えてしまう社会。

 90年代末頃から言われたITバブルとかで一時期は儲けていたIT産業従事者が、今現在は仕事がなくてローン地獄で大変な状況になっている人もいっぱい居るし。相変わらず仕事はなくて失業率はメチャ高いし。ワーキングプアは年々ひどい状態になって、重労働でわずかな金しか稼げないし。

 話を斎藤容疑者に戻すと、この男は生来の内気でヒトミシリで大人しく非社交的なキャラクターのようで、友達も出来ないしまた積極的には作らない、自分に籠もりがちな性格のようだが、こういう人間も日に日に不満が積もって行き、それはいろいろな不満なのだろうが、誰とも相談も話もしないからどんどん中で溜まって膨らんで、また一人部屋に閉じ籠っているから一方向だけにどんどんどんどん膨らんで爆発寸前まで行き、ついにこういう爆発の仕方をしたのだろう。

 どうすればいいか?って、この人は性格もあるからなあ。まだ、秋葉原事件の加藤の方が誰か恋人か親友さえ居れば救いはあったように思う。斎藤はこっちからフレンドリーに話しかけたって滅多にというか、なかなか自分の心を開かない人のようだもんなあ。文学青年なら昔は同人誌なんてあったけど、今は漫画はコミケなんぞ大盛況で漫画同人誌はいっぱいあるが、文学同人誌なんて聞かないしなあ。もし仮に希少にやってる人たちが居たとしてもレベルは高そうな気もするし。

 こいつは何でこんな馬鹿な真似をしたんだろうなあ。それだけだなあ。愚かしいし、不特定多数の庶民にはいい迷惑もイイトコで、とんでもないふざけたヤツアタリだ。

 朝のワイドショー番組で勝谷誠彦が言ってたけど、今までのヤツラは「大勢を殺して自分も死刑になりたい」と初めから強烈な殺意を持って決行した。しかし今度の斎藤は「自分の人生を終わりにしたい」と包丁を振り回しはしたものの、そんな激しい殺意が感じられないようなところがある。つまり凶行のハードルが下がった、と。だから、これからさらに、こういう愚行をやる模倣犯が出て来るんじゃないか、という話。確固とした明確な殺意は持たなくとも街中で、不特定多数を斬り付けて回って世の中を驚かせて大騒ぎさせてヒロイズムに浸ろう、と考える愚かしい者が。愚かな負のヒロイズムだけど。

 結局今回も長々書いて来て、何にも答えが見出せなかったなあ。

 

 

 

 昔のフランス文学に、ジャン・ジュネの「泥棒日記」というのがあるけど、斎藤容疑者は文学青年だったというが、まさか、殺さない程度にセンセーショナルな事件犯して逮捕されて服役して、殺人事件じゃないから何年か懲役くらって出て来て、受験失敗から職を転々、そしてリストラ→引き籠もり、そこからの不特定多数襲撃事件、それで獄中、という自分の体験をノンフィクション風小説にして、後々発表して華々しく文壇デビュー、とかいう計画を考えての行動じゃないだろうな。そんなことはないよね。そこまで考えてこんな馬鹿馬鹿しいことをしでかす訳はないよね。いや、何年か牢獄に居て、出て来て、体験記と自分の心情を虚実混ぜ合わせた小説書いて、本出したら売れるだろう、とか安易に考えて馬鹿げた行動起こしたんじゃないか、とかいうのがチョコッと僕の脳裏をよぎったもので。だいいち最初からそういう計画で牢屋に入った、なんてマスコミや世間に解ったらとんでもない噴飯もので、先ず絶対本は売れないし、本出してくれる出版社もないだろう。

 しかし、斎藤の最初から殺意はなかった、というのが認められたら、人数は多いが傷害事件だし、比較的罪は軽いんじゃないのか。懲役しても何年かで出て来るんじゃないかなあ。出て来てまたこういうことをしでかさない、という保障はないだろう。

 年の瀬から正月に掛けて、街々の大勢の人出の賑わいを、TVなんかで映し出して、世間の幸福そうな人たち、と捉えて、俺だけどうしてこんなに不幸なんだ、幸せそうなヤツラを数人道連れにして俺の人生を終わらせる、とかいうアタマのおかしい凶悪犯が出て来なければいいけど、切に、と思います。みんなよく考えてね。

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無差別刺傷で人生ピリオド

2010年12月19日 | 時事社会ログ

 

取手の刃物男「人生を終わりにしたかった

 

  17日午前7時40分頃、茨城県取手市中央町のJR取手駅西口ロータリーで、停車中の関東鉄道取手駅発江戸川学園行き路線バスに、包丁(長さ25センチ)を持った男が乗り込み、江戸川学園取手中高校の生徒11人を刺すなどした。

 男は後ろに停車した同じ路線のバスでも乗客2人にけがを負わせたが、別の乗客に取り押さえられ、茨城県警に殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。けがをした13人は、いずれも軽傷。県警は通り魔事件とみて男を取り調べている。

 逮捕されたのは、住所不定、無職斎藤勇太容疑者(27)。調べに対し「自分の人生を終わりにしたかった。不特定の人間を包丁で切りつけたことは間違いない」と供述しているという。

 県警などの発表によると、けがをしたのは1台目の中学生の男女4人、高校生の男女7人、2台目の乗客の女性(49)ら2人。

 1台目のバスは事件当時、生徒ら約50人で満員状態で、斎藤容疑者は突然、後部の乗降口から乗り込み、生徒を殴った後、包丁で別の生徒に切りつけたり、刺したりした。その後、バスを降り、ロータリーにいた通行人を殴って、後ろに到着したバスに乗り込んだ。

 

 

 秋葉原無差別殺傷事件の、ついこの前の公判で加藤被告が、「社会全体に向け、事件が再び起こらないように公判で、動機などをお話しした‥」と述べたばかりで、こういう事件が起こるのは皮肉そのものだ。やはりこの手の事件は起きる。2010年は未遂も含めると「無差別襲撃」というのはけっこう多かったんじゃないのか。2000年代後半に入って増加している凶悪事件だと思うけど。いわゆる「通り魔事件」。「強盗」じゃなくて「怨恨・憎悪」じゃなくて「性的なキチ×イ」じゃなくて、目的がとにかく相手が誰でもいいから殺傷したい、自暴自棄なムチャクチャ動機犯罪。

 やはりこの事件も犯人は絶望の果ての自暴自棄だよね。形を変えた自殺。いや、勿論、この手の事件の犯人たちは、自殺は怖いのだろう。それと、自分一人だけが死んで行くのは何か「口惜しい」という気持ちがあるのではないか。何処かにこの世の中・社会に対して敵愾心、敵対心があるんじゃないか。漠然とした社会に対する恨み。とにかく誰でもいいから数人は道連れにしないと気が納まらない、という。

 あとはヒロイズムがあるんだろうな。非常に馬鹿げた行為だが、加藤が凶行決行前にネットに書き込んだ一文、「ワイドショー独占‥」云々の言葉のように、世の中を大騒ぎさせてマスコミに取り上げられ有名人になる、という非常に愚かなヒロイズム。ヒーローでも何でもないのだが、これに縋って人生最後の死に花を咲かせるような思いなんだろう。負のヒロイズム。それと、自分を虫けらのように無視した連中を全員振り向かせてやる、というのも大きいんだろうな。

 昨年か一昨年か、僕がこういう無差別襲撃事件についてこのBlogで書き込んだとき、襲撃犯人は一世一代の死に花的な行為をやるのだから、小学校の児童や無防備で気を緩めた一般市民などには行かず、暴力団事務所や大物政治家のもとや巨大企業の幹部などのところへ向かって行けばいいのに、という意見を書いたんだけど、絶望して自暴自棄になって道連れ死みたいなことを考えてるとき、そういう難しいことはしないよな。暴力団事務所も大物政治家も大勢の組員や秘書・SP・ボディーガードが居るから、襲撃に行ってもすぐ負けるよな。

 まあ、だいいち、プロを倒すために、一生懸命武器を揃えたり、テロ行為のための強靭な肉体作りのために鍛えてたり、綿密緻密な計画を考えに考えて練っていたりしてたら、とにかく何ゴトかを時間を掛けて一生懸命やっていたら、そんなくだらないことで人生棒に振って生命を落とすのが馬鹿馬鹿しくなるだろう。 

 

 

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秋葉原無差別殺傷公判

2010年12月17日 | 時事社会ログ

 

【秋葉原17人殺傷】「死を重大と思えない性格」 精神科医証言

 

  東京・秋葉原の無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大被告(28)の第27回公判が15日、東京地裁(村山浩昭裁判長)で開かれた。事件発生までの加藤被告の心理状態を分析した精神科医が弁護側証人として出廷し、事件の遠因として「『死』を重大なことと思えない死生観があった」と証言した。

 精神科医は、加藤被告が幼少期から母親から虐待に近い仕打ちを受けていたとし、「未来に展望が持てず絶望感を抱く性格や、低い自己評価を抱くにいたった」と述べた。殺人を決意した理由については「被告自身、死があまり重大と感じられないことが大きい」と指摘した。

 加藤被告は被告人質問で「申し訳ないという気持ちをしっかり持って行きたい」と述べ、あらためて被害者や遺族に謝罪した。来年1月25日に検察側の論告求刑が行われる。

 

○秋葉原殺傷公判:「胸えぐられる思い」加藤被告

 

  東京・秋葉原で17人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人罪などに問われた元派遣社員、加藤智大(ともひろ)被告の第27回公判が15日、東京地裁(村山浩昭裁判長)であり、証拠調べが終了した。加藤被告は最後の被告人質問で、遺族やけがをした被害者の意見陳述を聞いた感想について「胸をえぐられる思い。何度申し上げても仕方ないが、大変申し訳なく思っている」と述べ、改めて謝罪した。来年1月25日の次回公判で検察側が論告求刑を行う。

 加藤被告は「社会全体に向け、事件が再び起こらないように(公判で動機などを)お話ししたが、(被害者らの陳述を聞いて)遺族の方や被害者と向き合うことが一番大切だと気付いた」と話した。

 そのうえで「事件当時は被害者のことに頭が回っていなかった。私が殺した方、傷つけた方、ご遺族の方一人一人がどういった方か、どんな思いなのか、最後まで自分の中に取り込み、申し訳ないという気持ちを持ち続けたい」と述べた。

 また、弁護側の請求で精神鑑定した医師が「被告は死ぬことを重大と考えない特異な死生観を持つ」と証言した点について聞かれると「死ぬことに恐怖はありません」と即答した。

 

 

 太田光と姜 尚中 が話していたとき、秋葉原の事件について、姜 尚中 が「あれは形を変えた自殺だよ」と言ったけど、あのとき僕も「ああ、そうだな」と思った。絶望から自殺するか、絶望した原因はこの世の中全部にある、と自分も死ぬが世の中の代表として不特定多数(誰でもいい数人)を巻き添えに、道連れにするか、という違いなんだろう。しかし勿論、後者は大変身勝手ではた迷惑もいいところな、他者全部から見ればとんでもないエゴだ。考え違いも甚だしい。しかし生まれついて運の悪い人も、生まれ育った環境が悪い人、一般的な人よりも能力的に劣る人(事実劣る人も、自分で劣っていると思い込んでる人も含んで)、やることなすこと何でもうまく行かなくてクサっている人(これも本当に事実連続して失敗ばかりが続いている人も、そう思い込んでいる人も含む)、神様からも世の中・社会からも、ともすれば親・肉親・身内・親戚・周囲からも見離されている人(そう思い込んでいる人も含む)、というような人たちが、自分がこんなに不幸なのは世の中(全体)が悪いんだ、と自分自身で決め込んでしまう。世の中そのものを敵対視する。自分の敵は全ての、幸せそうに暮らしている人たち全部だ、ということになる。というような負の方程式みたいな流れというか何というか、世の中全般的にものすごく迷惑な、随分身勝手と映る、とても悲しいこと(=事実)があるのだろう。

 人はそれぞれというか個人差というものは大きいから何でも一概には言えないのだけれど。

 子供の頃から自分は自分の周囲全体に比べて極めて不幸だ、と思いながら育った人が成長して世の中そのものに敵意やそれに似た意識を心に根付かせて持っていて、少年後期から例えば暴走族や不良、犯罪グループの一員になる者も居るだろうし、その後闇社会の組織の構成員やそれに准ずる立場になってしまう人も、いつの時代でもけっこう居るだろう。育った環境から、あるいは生まれながらの性格もあるのかも知れないが、自分自身が生きて行くため、食べて行くため、もっと楽して贅沢して暮らして行くため、他の人間を傷つけても不幸に落とし入れても、そんなのは関係無いそれは弱肉強食だ、やられる方が悪い騙される方が悪い、とそういう方針で生き抜く人間もけっこう多いのだろう。勿論、違法行為を重ねて生きている訳だが、例え反社会的立場でも生命力的にはたくましいのかも知れない。

 また自殺してしまう人たちも多い。この日本国では20世紀末からこっちもう10年以上にも渡って、年間の自殺者は数えれるだけで毎年毎年3万人越えている。

 加藤被告のやったことは重大な犯罪で無論、反社会的行為の最たるものだ。けれど、動機的には、形を変えた自殺と見れる。反社会的行為に走っても犯罪組織や犯罪グループに属して加担して違法行為を行い、世の中に迷惑を掛けたもの、というものではない。犯罪グループには悪いことをやってでも生き延びて行こう、という変な言い回しだけど生命としてのプラス思考がある。加藤被告は反社会行為でも破滅行為だ。自分自身の絶滅行為だ。犯罪者集団は絶望はしてないだろう。だが加藤被告は絶望の果ての行為だ。

 加藤は県下でも有数の高偏差値の優秀な進学高校を卒業しながらも、生産工場の機械オートメーションに着く作業員という肉体労働者だった。それも根無し草的な派遣労働者であり、勘違いだったんだろうがリストラされると思い込んだ。まるで人間のゴミクズみたくポイ捨てされると思い込んだ。根無し草の唯一の世の中とのつながりのネットで無視されたのが引き金となった。絶望した。加藤は自殺に向かわず、世の中を呪った。肉親との信頼関係なんて無い(と思い込んでる)し、世の中全てに対して、またこの世の中を作ったに違いない神様に対しても呪うような気持ち、敵対心しかない。

 加藤は、グレて反社会的グループに入って行く、そして犯罪者集団の仲間内になり違法行為を繰り返す、という道には行かなかった人間ではあるんだよね。

 加藤被告の弟さんはちゃんと育っているんだよね。普通に真面目に会社勤めしていて、常識的な社会人だ。長男と弟、という立場の違いはあるが、同じ環境で育っている。弟さんも大変な不幸を被ってしまった訳なんだけど。泣き崩れてそのまま病院に入った母親。家族は地獄だ。勿論、被害者遺族の人たちもたまったものではない、大変なことになってしまった訳だが。社会は世の中はたった一人の絶望のためにいい迷惑も最たるものだ。

 加藤はこの極端な暴走行為に走った理由の一つに母親との確執を上げているが、これもまた性格的な相性みたいなものはあるだろうからなあ。親子の相性。母親の性格が息子の性格が少しでも違っていたら、関係性は変わっていたんだろうし。父母兄弟、家族の関係性もあるだろうしなあ。

 加藤のような立場になって、自分独りで自殺する者も居れば、また黙々と働く者も居るだろう。例え希望も何も見出せなくとも貧乏でも、こんな世の中とクサっていても一つも面白くなくとも、また何か底辺の仕事を捜して、ただ毎日黙々と働いて生きて行く人たちも居るだろう。それは多分、けっこう多いだろう。世捨て人になっても生き延びる人も居るだろう。人はそれぞれだろうからなあ。

 育った環境、生まれながらの性格、病気などなど、運の良し悪しも含んでの、個人差。

 ここまで長々書いて来て何が言いたいのか自分でさっぱり解らなくなっちまった。加藤現象は世の中が悪いのか?家庭環境が悪いのか?全体的な教育が悪いのか?時代が悪いのか?加藤自身が悪い種子か?

 ここまで書いて来て答えらしいものは一つも見出せなかったなあ。この先もまだまだ出て来るのか?時代時代で無差別大量殺人犯というのは居るしね。社会の病理といっても社会の仕組みは、それはじょじょには変えようという気持ちはあるのかも知れないけど、そうは簡単には変わらないし、結局は時代の流れというのはある‥。

 

 

 

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M-1終了

2010年12月14日 | 芸能ログ

 

○ 紳助の意向も!? 登竜門「M-1」終了の本当のワケ

 

  若手漫才の登竜門「M-1グランプリ」が10年目の今年で終了することになった。主催する吉本興業朝日放送が12日、明らかにした。決勝の視聴率は関西で30%超、関東で20%前後を記録するドル箱番組に成長したのに、いったいなぜ?

 

 終了の理由について、吉本は「若い才能を発掘し、多くのスターを生み出した。目的を達成できた」とし、朝日放送も「国民的イベントに成長して、ステップアップするいい時期として発展的に解消する。今後は新たなイベントに取り組みたい」。大会委員長の島田紳助(54)も「たくさんの後輩が育ち、漫才へ恩返しできた」と説明している。

 2001年にスタートして以降、コンビ結成から10年以内なら誰でも出場できるとして、毎年エントリー数が増加。今年は過去最多の4835組がエントリーしていた。

 演芸ウオッチャーは「もとは吉本が自社の若手陣から1人でも多くの全国区を育てようとスタートした経緯がある。最近は、当初の爆発的な盛り上がりも少なくなったし、その辺は機を見るに敏な紳助の意向も働いているのでは?」。決勝は26日夜に行われる。

 【決勝進出8組】カナリア▽ジャルジャル▽スリムクラブ▽銀シャリ▽ナイツ笑い飯ハライチ▽ピース

 

 

 もうとっくにネタ番組も終わって、若手お笑いブームというのは過ぎ去った、という感じですね。火付け役番組の「エンタの神様」って放送終了は昨年だっけ、一昨年だっけ?2006年か07年頃までの若手お笑いブームはすごかったですよねえ。M-1,10年ということは一番最初の大会は2001年だったということか。M-1て最初頃の放送は夕方頃でゴールデンじゃなかったですよね。若手お笑いブームはどれくらいからだろう、2003年頃?その辺からピークに向かって昇って行ったのかな。まだ格闘技ブームがあった頃だな。大晦日紅白対抗のゴールデンから深夜の長時間格闘技試合番組が民放キー局が揃って3つも組んでたのは2002年とか2003年でしょ。04年てどうなんだっけ?格闘技ブームが下火になって来たのって、05年か06年頃か?2000年代後半は格闘技ブームは完全に落ちちゃったよなあ。07年以降くらいには一般的には格闘技ブームの火は消えたでしょう。

 若手お笑いブームも2007年頃から落ちて来て08年には下火、今年2010年にはもう消えちゃった感じだなあ。新しいお笑いのスターが出て来ないもんね。お笑い出身のTVタレントは居るけど、これもM.C.ひな壇、ほぼ固定でしょ。

 若手お笑いブームってもう過ぎちゃってるのに、未だにまだ、M-1に参加する若手というのかタマゴというのか、タレントのビッグネーム目指してやってる、まあ若手というのは3000台末数字か4000越える数字の組数だけ居るんでしょ。もうとっくにネタお笑いブームは過ぎたのに、まだお笑いスター夢見て、普段はアルバイト・フリーターやって、安定した定職に就かずに夢見続けている若者がヘタすりゃ1万人くらいは居る、ということですよね。2010年代というのは2000年代に比べてお笑いに夢見る若者がスターダムにのし上がって来れる確率はメチャメチャ低く厳しくなるんだろうな。芸能界の末席を何とか確保した感のあるお笑いスターはそれを維持しようと命懸けくらいで必死だろうし。“一発屋”という言葉があるけど、芸能界って実はほとんどが“一発屋”といっていいくらいにそのスターダムに居て脚光を浴びれる期間は短いものだろうからな。大変な世界ですよね。それでも若者は明日のチュートリアルやブラックマヨネーズを夢見て今日もアルバイトに励む。それで、あこぎな芸能事務所はタレント予備学校でしこたま儲ける。お笑いの夢なんか見なくて「定職」っていってもなあ。就職難はことさら厳しいし、終身雇用は完全に崩壊しちゃったし。何にせよ、厳しい世の中だよなあ。

 鳩山首相がハロワーク訪問の折り、記者の質問に「労働者の平均年収て1千万くらいなの」と訊いたとか、官首相がハロワーク訪問して「60歳月収50万で仕事捜してもなかなかないもんだねえ」とのたまったとか、菅さんのついこの間のハロワーク訪問時に、求職青年に「仕事探しに来てるの?」とか訊いて若者が「住むところもないものですから」と応えたら「ふう~ん」と返事したとか、ネットの記事で目にしたが、これらは全部本当なのか!?かなりひどい話だが。 

 

 

 

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非実在青少年の削除

2010年12月09日 | 時事社会ログ

 

都議会民主党の裏切りで“マンガ規制法”が成立へ

 

  ●こういうことがアリの一穴になる

 18歳以下に見える漫画・アニメの主人公を「非実在青少年」と呼んで、性的描写を規制しようという東京都青少年健全育成条例改正案が可決の見通しだ。

 今春は民主党など野党の反対で廃案になったが、12月の都議会に再提出され、今回は民主党が賛成に回りそうなのだ。

「従来の改正案で問題にしてきた点が、ほとんど修正された。これなら反対の理由が見つけにくい」(民主党都議)というが、冗談ではない。

マンガはなぜ規制されるのか」(平凡社新書)の著者の長岡義幸氏は「一見、春の改正案よりも穏やかになったように見えますが、実は漫画規制の対象範囲は拡大している」と言う。

 今回の改正案で東京都は「不健全図書」と指定できる対象をこう定義した。

「漫画・アニメ等の画像(実写を除く)で刑罰法規に触れる性交又は性交類似行為を不当に賛美し誇張するように描くこと」

 また、春にはなかった「近親婚や近親者の性行為」も対象とした。東京は出版社が集中している。都条例が「刑罰法規に触れる性行為を描写した漫画」を「不健全図書」として規制し、漫画家や編集者の上に「検閲者」として君臨すれば、「表現の自由」は脅かされてしまう。ちばてつや、里中満智子など漫画家の反対も強かったが、石原都知事は9月18日の記者会見で、こう言い放った。

「その連中、芸術家かどうか知らないけれど、そんなことぐらいで描きたいものが描けなくなった、そんなものは作家じゃない。ほんとに言わせりゃある意味で卑しい仕事をしているわけだから」

 ひどい言い草ではないか。

 日本ペンクラブは「言論・表現にかかわる私たちは、戦前の日本の為政者たちが青少年の健全育成をタテに、まず漫画をはじめとする子ども文化を規制し、たちまち一般の言論・表現の自由を踏みにじっていった歴史を思い起こさないわけにはいかない」と反対声明を発表した。民主党の賛成で12月15日には可決・成立の可能性が高まっているが、都民のほとんどが知らないうちに、こんな暴挙が許されるのか。

 

 

 石原慎太郎の脳味噌はかなりイタんで来ているように思われる。正直、アタマ、もうおかしんじゃねえか?と思いたくなる。脳味噌自体が老人性でかなりイタんで来てるようにしか思えない。いや、他の記事で読んだんだけど、同性愛者への中傷暴言だ。「遺伝性でおかしい」とか何とか。何だっけ。あ、“遺伝性の欠陥。見ていて気の毒になる”か。馬鹿じゃねえか。確かに「性同一性障害」という言い方はするが、はっきり遺伝性というのではない。母胎内でのホルモンバランスの問題だろう。に、しても、人権問題発言だろう。優性主義か?差別主義者だ。

 何を目くじら立てて漫画絵のネエチャンに文句言ってんだよ!アタマ、おかしいんじゃねえか。漫画絵を規制したって何一つ変わるもんか。俺たちの青少年期、永井豪の「ハレンチ学園」も山上たつひこの「喜劇新思想大系」もあったし、話題になって大人気で、俺の当時の友達も知人も愛読していたが、その連中がヘンタイ呼ばわりされたとか痴漢行為で逮捕されたとかいう話は聞いたことねえよ。みんなちゃんとしたきちんとした社会人になってるよ。まあ、俺を除いてかも知れないけど。俺にしたって別に性犯罪事件を起こしたことなんざ全く無い。漫画絵の裸のネエチャンも、漫画絵の性交シーンも関係ねえよ。

 俺も中学2、3年生頃、当時の青年コミック誌の漫画の中の裸のオネエサンに魅せられた。正直、初めてそういうコミックを見てからしばらくは漫画絵の裸のオネエサンに虜になった。けど、それだけだよ。やっぱリアルなオネエサンの方がいいから写真に行くよ。今の時代だったらそれから動画だのビデオに行くだろう。何でもない、健全だよ。思春期の健全な発育じゃん。

 それよか別の教育の問題だろう。性関係以外の。倫理や道徳も含んだね。性関係も基本的な性教育は必要だけど。

 確かに性の問題は教育面も含め、ものすごく難しいと思う。石原慎太郎という爺さんは一つの方向しか見えなくなっているんだ。物事をものすごく狭い了見でしか考えられず、その狭い了見で考えた一方向の自分の考えに固執して、意地になって何が何でも通そうとする。もう老人性の脳障害だよ。

 漫画よか日本製のAVの方が行き過ぎなんじゃないか。しかもものすごく数多くの若い女性がいとも簡単にAVに出演してその中でイロイロな形の性行為をやる。本当に簡単に、すぐイージーに、動画となる映像の中で何度も何度も性行為を繰り返す。18歳くらいから20代前半頃の女の娘が毎年毎年たくさんな数、驚くほどの数、昔から考えるとびっくりするような痴態で本当の性交を繰り返す。この現象の方が問題なんじゃないのか。漫画の中の絵で描かれた裸の娘とか性交シーンとか、はっきり言って関係ないだろ。

 時代の流れかも知れないし、日本人にはメインとなる宗教観というものがないから、この性の自由というものを一概にどうこう言えないけど、石原慎太郎は、今の時代の自由恋愛や性の自由についてもっとしっかりと考えろよ。自分だって若い頃は「太陽の季節」なんて書いてたんだろ。漫画絵のコトなんかいいからさ。漫画絵のコトなんかより、東京都民はまだ困っている問題は山ほどもあるだろう。もっと都民の切実な実際問題の解決政策をやったらどうなんだろうか。漫画の絵柄なんてコトはいいからさ。

 

 

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エビゾー..2

2010年12月08日 | 芸能ログ

 

海老蔵、「親不孝をした。妻にも申し訳ない」…会見要旨

 

  11月25日未明、港区西麻布の飲食店で暴行を受け全治2か月の重傷を負った歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)が7日、都内のホテルで記者会見を行った。海老蔵は黒のスーツ上下に黒いネクタイという姿で会見に臨み、時折涙を浮かべる姿も見せながら事件後初めて口を開いた。

 冒頭、松竹の迫本淳一社長から「(11月25日に予定されていた舞台製作発表の)会見をキャンセルしたにもかかわらず、深夜に外出、飲酒し、南座の顔見世興行に出演できない事態となり、関係者の皆さまにご迷惑をおかけした。本人の日ごろの飲酒態度にも原因があると思われ、結果として歌舞伎を応援してくださる多くの皆さまに多大なるご心配、ご迷惑をおかけしたと重く受け止め、市川海老蔵の公演を無期限で見合わせることにした」とのコメントがあり、その後、海老蔵が会見を行った。

 海老蔵「はじめに、いつも支えて応援してくださている皆様、歌舞伎を愛してくださっている皆様、そして各関係者の皆様に大変なご迷惑、ご心配をおかけし、申し訳なく、深く反省しております。このたび、世の中のかたがたをお騒がせしてしまい、心より深くお詫び申し上げます。

 会見をキャンセルしたにもかかわらず(深夜に外出、飲酒し)、社会人として節度を欠いていたと、舞台に立つ者としてこの上ないご迷惑をおかけしたことを反省しております。日ごろのおごりが招いたことだと思っております。日本の伝統文化、歌舞伎を愛する皆さん、関係者の皆さま、ご後援なさっている皆さま、本当に申し訳ございませんでした」 ・・・

 

海老蔵さん、歌舞伎出演を無期限自粛

 

  歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(33)がトラブルでけがを負った事件で、海老蔵さんは7日夜、東京都内のホテルで記者会見を開いた。

 同席した松竹の 迫本 淳一社長は、海老蔵さんの歌舞伎出演の無期限自粛を発表。事件後、初めて公の場に現れた海老蔵さんは「皆様に大変な迷惑と心配をおかけしました。深く反省しています」と謝罪した。

 

  ・・・ ‥ ―冒頭に言った「おごり」が事件の原因のひとつだと考えるか。

 「(当日に予定された)記者会見をキャンセルした時、確かに体調不良ではあったのだが、その後体調が戻ったがゆえに外出をしてしまった。おごり、自分への甘さから起こったことだと認識しております」

 ―ではなぜ暴行をされたと思うか。

 「それは私にもわかりません」

 ―相手方との関係は。

 「もともと知人ではない。面識もない。その日初めて会った」

 ―知人だったとの報道もあるが。

 「もしそういう報道があるなら、なぜなのかわからない」
(ここでけがの状況について質問があり、正式病名を自ら読み上げる。顔面の打撲、ほお骨の陥没骨折、歯の折損、全身打撲、血尿などで全治2か月) ・・・

 

 

 確かに有名人のスターにはなってるし、それなりの高額の収入は得ていて、いわゆるセレブなんだろうけど、この世界って、こういう歴史ある家に男の子として生まれたら、自分の選択肢は無いのかな?ないんでしょ?どうなんだろう?

 例えば、いわゆる昔ながらの歌舞伎の名門家に男の子で生まれて、「僕は役者なんて嫌だ、エンジニアになる」という希望は許されるのか?よーく考えるとコトは人権問題だし。また、この家に生まれたからって、向き・不向きもあるだろう。確かにこういう家に生まれれば幼少時からそれなりの教育をされて育つだろうけど、でも、自我が目覚めるとき、というのか、自分の好き嫌いの意思がはっきりと出始めたとき、「正直、こういうのは嫌なんだ。将来の夢や希望、やりたいことは全く別の世界にある」と子供本人が言い出すことはなかったのか?代々の歌舞伎の家に生まれた男の子は全部が全員、歌舞伎界に入って来たんだろうか?

 途中から諦める、というのもあるんだろうけどなあ。要するに“宿命”をはっきり感じる、ということ。己が“宿命”だから幼いときから親や周囲から鍛えられて来たこの道で自分の人生を生きて行くしかない、と。

 もしも俺だったら、小学校高学年くらいになったら反抗しそうだなあ。でもある程度大人になって来たら、けっこう計算をし始めて、この世界で生きる“うまみ”を考え出すかも知れない。いや、それは親も説得の時にこの世界で生きて行く“うまみ”とか「役得」みたいなものも吹き込むだろう。勿論、その前には“宿命”を説くだろうけど。

 いや、確か、スポ根漫画の代名詞的名作「巨人の星」の中の1エピソードに、ある程度成長した飛雄馬が父・一徹に向かって、「俺は父ちゃんの野球ロボットじゃない!」と反撥するシーンがあったよーな気がするんだが、だいたい子供ってそういうもんだと思うんだけどなあ。亀田3兄弟とか、3人が3人とも親父の思うとおりに育っちまってるし、あれが不思議でなあ。

 エビゾーも成長期のある時期、親に反撥した時期は必ずあったろうとは思うんだけどなあ。エビゾーに限らず、ああいう世襲の世界の家で育つ子供たちはみんな、ね。最後は親の言うコトをきいて親の言うとおりになるのか。自分自身がそれこそ哲学的にも、一種宗教的にも“宿命”を受け入れるのか。

 何も解らない幼児のときから親から逃げられずスパルタ的に一つの「道」のあれこれを仕込まれて身に付いちまってると、途中で反抗してみても、最終的には「俺にはこれしかないな」と諦めるのかな。

 亀田3兄弟は不思議だなあ。3人の内一人もあの父親を嫌って反抗的ではないでしょう。一人くらいはあのオヤジを嫌いで逆らう子供が居てもよさそうなもんだが。しかもあのオヤジを心から信頼して尊敬しているように見えるし。長男の功績かなあ。長男・興毅が兄弟をまとめてるんだろうか。一家そのものの世間に対する強い結束力の中での、中心大黒柱、亀田オヤジ、という意識かなあ?

 まあ、しかし、ああいう、絶対世襲の家に生まれたら大変だよなあ。皇太子様だとか、これは言ってはいけないタブーなのかも知れないけれど、本当に大変だよ。国家の為の皇太子様、天皇陛下には、人間的にも尊敬せねばいけないよ。国家の為の天皇制には「畏敬」くらいが必要なんだけど。

 政治家の世襲はちょっとなあ。世襲議員をやるなら、やっぱ、一度は世間に出ないとなあ。大学出てから中年期に差し掛かる頃までは社会で修練しないと。

 でもやっぱ、やんちゃなアソビ人、エビゾーさんは今度の事件は良い薬にはなったろう。真央ちゃんを裏切らずに頑張って真面目に生きてくださいね。 

 

 

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エビゾー現象

2010年12月06日 | 芸能ログ

 

○海老蔵“殴打男”なぜ捕まらない?警視庁が積極的になれないワケ

 

   市川海老蔵(33)の顔面殴打事件で、海老蔵を殴ったとされる杉並区在住の26歳の男「I」の逮捕が遅れ、事件が長期化しつつある。捜査にあたる警視庁の遅い対応に「なぜ?」と批判する声もあるが、背景を探ってみると「警察側にもそれなりの理由がある」(捜査関係者)ようだ。

 老蔵が全治6週間のけがを負った事件は発生から12日が経過。警視庁は29日に逮捕状をとったが有効期限は原則7日間であるため、更新請求をしたものとみられる。

 事件は長期化の様相を見せ始めているが、いまだIの行方は不明のままだ。だが、疑問なのはこれほど、世間の耳目を集める事件の割に警察の逮捕が遅いこと。海老蔵自身からも事情聴取で、「早く犯人を逮捕してほしい」とのリクエストが出たというが、事情を知るIの関係者は「警察側にも理由があるようです」と明かす。

 「警視庁は、海老蔵に殴られたとされる29歳の男性と、Iに近い関係者と接触して逮捕のタイミングを探っています。所在についてもここから情報を得ていますので、本腰を入れればいつでも身柄を確保できる。それをしないのは、海老蔵を一方的な被害者として立件するのは難しいとの考えもあるからです」(前出の関係者)

 複数の関係筋によると、Iと、海老蔵に殴られたとされるIの先輩格である元暴走族リーダー(29)は、ともに六本木を根城とする闇組織の一員。現在は、組織と深い関係を持つ芸能プロダクション社長が、双方の“代理人”として警察やマスコミと接触しているという。

 闇組織と深いかかわりを持つ飲食店経営者は「週末にはこの29歳の男性は知人の結婚披露宴に出席予定と聞いてましたが、結局姿を見せなかったようです。警察や海老蔵側、Iのインタビューを計画するマスコミとの交渉が難航しているのでしょう」と話す。

 一方、週末にかけて海老蔵側にも動きがあった。海老蔵と親交のある脳科学者の茂木健一郎氏(48)の元に入院先の病院から電話。暴行被害について「もう、死ぬかと思いました」と訴え、休演の可能性が浮上している1月の公演についても「ぜひやりたい」と意欲を見せたという。

 また、こんな情報も。「海老蔵側が代理人弁護士を立ててI側の組織と示談交渉に当たっているとの話が流れています。海老蔵側が提示した示談金の額は500万円規模とも聞きました」(関係者)。ひどい酒乱癖に、目撃者や当事者の話-。時間がたつにつれ海老蔵の立場は悪くなる一方だ。

 日大法科大学院の板倉宏名誉教授(刑法)は「逮捕状が出ている限り、逮捕しないことはありえない。ただ、海老蔵さんの非も認められた場合、Iが逮捕されても不起訴、起訴猶予という形で釈放されるでしょう。また、起訴されても略式起訴で30-50万円の罰金刑で済む可能性もある。海老蔵さんの方の暴行も認められれば海老蔵さんも同様に20-30万円程度の罰金刑が課されることもある」と話す。奇しくもきょう6日、33歳になった海老蔵。その心境は…。

 

 

 今の“旬”っていうと、やっぱエビゾーだよなあ。何か、「朝青龍」と似た感じを受けるのは私だけでしょうか。だって、何か“国技”くくりみたいな世界でしょ。その中の、たった一人だけ目立っているスターだし。“ワル”的雰囲気強いし。

 朝青龍が居なくなった相撲界には、それは白鵬は居るけど、やっぱりガクンッと客足が減ったでしょ。一人横綱・白鵬は無敵になっちゃったもの。現在でも現役で朝青龍が居ればやっぱり違いますよ。場所、場所に緊張感がありますよ。朝青龍は一方で嫌われ者のヒールだったけど、メチャメチャ強かったし、反面、ワルで強いから人気があった。

 エビゾーもそうなんだよね。エビゾーさんもあの世界で、一人だけ華やかにスターオーラを放つ、不良性が強くてもやっぱ異色の、あの世界では超人気者なんだよね。また、イイ男でも不良性があるからこそ、ある意味カッコ良さを持っていて、あの国技的伝統文化の堅苦しい世界で、一人だけ光り輝くスターオーラを放って突出して目立つ。やっぱ“ワル”には魅力があるんだよ。

 まあ、僕自身ははっきり言って、朝青龍もエビゾーもあんまり好きな人たちじゃないけど、大きく華があるってえのか、やっぱ一際輝くスターですよ。どっちもみっともないっちゃみっともない面も大きいけどね。

 事件性があり常識的世間からは顰蹙を買う行為でも、エビゾーを撥ねる訳には行かないでしょ。歌舞伎界は。興行に居ないと収益面でも全然違うでしょ。無論、客入りも。“やんちゃ”で済むのかな?

 でも何か、元暴走族OBグループと知り合いとか穏やかじゃないね。暗黒街の入り口にたむろする人たちとお友達、みたいな感じじゃないですか。ちょっとヤバそうな雰囲気あるなあ。裏側の、私生活の顔では、青少年期から都会の不良だったんだろうなあ。それで30歳を過ぎても、そこはそのまま続いてるんだろうなあ。歌舞伎界とかに居るから溜まったフラストレーションはそっちの面で相殺して、ストレスを解消してたんだろう。

 エビゾーには真央よりも米倉涼子の方が相性がピッタリ合う、というのも解るような気がする。エビゾーと米倉さんは似た者どおし的な感じを受けるしね。真央さんはエビゾーとは、ある意味真逆なキャラクターに見えるしね。真央ちゃんどうするんだろ?この夫婦は続くのかね?エビゾーはこれで懲りたりせずにまだまだ遊び続けそうだなあ。女が出て来たら真央はどうするか!?

 エビゾーと米倉さんならマブダチ夫婦って感じで、喧嘩も派手にするけど、芯から仲良くうまく行きそうな感じは、何か受けるな。

 教養も知的文化趣味もなくてゴメンナサイなんだけど、僕は正直、歌舞伎にはほとんど興味がない。まあ、恥ずかしい話なのかも知れないけど。日本人として情けないのかも知れないけど。だから興味ない歌舞伎界の異色のスター、エビゾーもキャラクターは好きでないし本当は興味もないんだけれど、ワイドショーミーハー趣味で、ヤジウマ根性的に面白く報道は見聞きしている。

 何だかエビゾーの裏の顔がイロイロ出て来ると、前にも隠し子騒動でニュースになったし、女遍歴はすごいし、今回の事件で昔からのかなりな“ワル”仲間も居るみたいだし、これまでには大麻くらいはやってるんだろうなあ、とかって想像しちゃいますね。暗黒街の人たちに恐喝されたりしたことはなかったのかな。

 

 

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