『 一世を風靡(ふうび)したキャンディーズのさよならコンサートから30年。あす4日、ファンらが「大同窓会」を開く。「駆けつけたいくらい」首ったけの防衛相、石破茂さん(51)に、その思いを聞いた。わが心のキャンディーズ--。
‥ 「普通の女の子に戻りたい!」。そう突然の宣言をしたキャンディーズが後楽園球場(まだドームでなかった)に5万5000人を集めて解散コンサートを開いたのは1978年4月4日だった。「歩く月刊明星」の異名をもつ石破さんは慶応大4年になったばかり。昭和史年表をくってみると、この年は安保体制の強化が進み、有事立法が問題となる、と特筆されている。ときの宰相は福田赳夫さん、福田康夫首相の父上である。
‥ 防衛省といえば、イージス艦の衝突事故である。「勝浦の漁村におわびにうかがった。私は、人殺しとか、とっとと辞めろと言われると覚悟していたけれど、辞めるな、あんたが頼りなんだ、二度とこんなことが起こらない組織にしてくれって言われて。体を張って生きている人たちの気持ちが身にしみました。しみじみ思い出すんです。亡くなった私の父も国会議員でした。空港も道路もつくったけれど、人間としてのおれをどれだけの人が必要としてくれたかって言い残してね……」
‥ キャンディーズ世代はオタク第1世代である。そういえば、石破さんも軍事オタクと揶揄(やゆ)される。昔の「サンデー毎日」のルポに所ジョージさんのコメントを見つけた。キャンディーズを追っかけるニュー・ヤング(懐かしい!)について。<文化的に暮らしちゃってて、野性的じゃないよね>。「そうかなあ、何かに夢中になれるって、私は才能だと思う。彼女らに夢中になった少年たち、社会人になっても一生懸命仕事してるんじゃないかな。官僚もそんなタイプがいいんだけど」
‥「ね、どうやったら手に入る、チケット? いやー、別に、行かないよ。こういうのあるとさ、騒ぎたくなるんだよ。ああ、あの日に帰りたいなあ」 』 ・・
ああ、これ、当のキャンディーズ本人たちは出ないんだ。なあんだ。駆けつけもしないのかな?予定はないんだろうなあ。有志のファンたちが集まって、ワイワイやるだけか。昔のビデオとか流して騒ぐのかな。
全く、なあんだ、でした。婆さんに近づいて、再結成、一夜限りのミラクルコンサートとかいう、特別ライブイベントかと思ったよ。ファンの人たちに対しては、ふうん、そんなもんかねえ、の感想です。僕は。
けっこう集まって来るのかなあ。おじさんたちが多いんだろうなあ。中にはおばさんも。多分、キャンディーズは僕らと同世代くらいだと思う。
僕は特別、キャンディーズのファンじゃなかったしなあ。勿論、「年下の男の子」とか「微笑み返し」とかの歌はよく知っている。僕らも年頃だったし、僕は三人の中ではランちゃんが可愛いと思っていた。けど、ファンという程は熱狂してなかったなあ。ピンクレディーに至っては興味なかった。ただ、あの時代、僕は吉田拓郎のファンだったから、「優しい悪魔」という歌の作曲が、確か拓郎で、それで「優しい悪魔」の歌には興味があった。僕は、キャンディーズもピンクレディーも、一枚もレコード買ったことない。
あの時代だと、僕が一番好きになってたアイドルは、浅田美代子かなあ。歌はおそろしく下手だったけど。あの頃の美代ちゃんは可愛かったなあ。「赤い風船」という歌は大好きだった。TVドラマの「時間ですよ」とか「寺内貫太郎一家」だとかの中で脇役アイドルで見てた。浅田美代子は吉田拓郎が作曲した「じゃあまたね」だけ、シングルレコード盤を買った。あ、後に、浅田美代子Best盤をカセットテープで買ってるかも知れない。
昔、浅田美代子さんが、三浦海岸で、今で言うゲリラライブみたいのをやる、っていうんで、浜辺で新曲発表会をやるとかいう情報で、前夜店で、友人等数人で朝方4時頃まで飲んでいて、酔っ払ったまま、その中の友達一人と始発電車に乗って、三浦海岸まで行き、あまりにも早く着き過ぎて眠くて眠くて砂浜で眠ってしまい、真っ黒に焼け、砂浜がザワザワ騒がしくなって目が覚め、ヒトがいっぱい集まって来ていて、当の美代ちゃんが海からボートでやって来て、飛び込んで泳いで、特設ステージに上がって、1、2曲歌ったのを見たという、僕のハイティーンの思い出がある。つまり、朝方4時まで未成年の身でベロベロになるまで飲んで、思い付きで、遠く海岸ベリのミニコンサートまで行ったんだ。思えば馬鹿馬鹿しいけど懐かしい、アホーな青春の1ページ。
あ、浅田美代子の話ではなく、キャンディーズでしたね。
キャンディーズにはあんまり思い入れがないもんなあ。石破防衛大臣はミキちゃん派だったらしいですけど、僕は誰かっていうと、ランちゃんだったなあ。
石破さんも趣味的なことではいろいろとオタク的な面がありそうですが、真面目な人のようだし、僕はそんなに嫌いな人ではないですねえ。自衛隊の中身の改革に頑張って欲しいなあ。中ではやはり保守派の強い抵抗勢力があるんでしょうから。
巨額の税金を投じて防衛をやっているんだから、万が一にもやることがあれば実力は相当持っている、自衛隊を維持させて欲しいです。他の国に笑われるような態勢では、毎年巨額の防衛予算を使っている意味がない。福祉関係に山ほどお金が必要な時代に、あえて防衛費に莫大なお金をつぎ込んでいるんですから、自衛隊が意味のある軍隊でないと駄目です。戦争はしないんです。専守防衛のままでいいんです。ただひとたびやれば相当な強さを持つぞ、という実力は是非持っていてもらい、控え目にでも世界に知らしめていて欲しいです。抑止力のために。強くて実力がある自衛隊は抑止力です。抑止力という防衛力です。