うろ覚えライフ。

巷の旬な話題と情報への個人的意見、日々雑感。懐古・郷愁。漫画・映画・小説・ポピュラー音楽。

ルー語

2008年03月22日 | 芸能ログ

○ルー大柴、どん底から再ブレークまでの軌跡つづる

 

       『    タレントのルー大柴(54)が22日、東京・銀座福家書店でエッセー「男の落とし前-奇跡の大復活の真実-」(講談社刊)の発売サイン会を行った。
  同書では、ルーがどん底から昨年再ブレークを果たすまでの軌跡をつづっている。
 「マウンテン(山)があれば、リバー(谷)もあるのが人生。トゥワイス(2回)ブレークできたことがうれしい」と感無量の表情。1月に所属の浅井企画を退社し、マネジャーが設立した新事務所へ移籍したが「私自身は変わっていません。夢をあきらめなければかなうと、伝えたい。50代、60代の方にも読んでいただきたい」と話した。    』 ・・・ 

 

 どーも、これは何か、麒麟・田村の「ホームレス中学生」の成功の、柳の下の二匹目ドジョウ狙い、のよーな気がしてしまう。決して恵まれない生い立ちや下積み時代の苦労話などの自伝本は、麒麟・田村だけでなく、その手の本を出版したタレントは、多分、けっこういっぱい居るんだろう、と思う。

 漫才コンビ、麒麟が相方、田村裕の今時珍しいような貧しい少年時代の苦労話を、漫才のお笑いネタにしたところ、ウケて、その内容を自伝本で出版してみたところ、これが奇跡的な大ヒットをした。麒麟・田村の印税は2億入って来るとか言ってたっけか。

 「佐賀のがばいばあちゃん」シリーズの奇跡的メガヒットや、この麒麟・田村の「ホームレス中学生」のビッグヒットのように、日本人て人情に訴える貧乏した苦労話が好きなんですね。それと、「がばいばあちゃん」も「ホームレス中学生」も悪い人が出て来ないじゃないですか。貧乏で苦労している人は何人も出て来ても、嫌な人間が出て来ない。ここが万人にウケる秘訣かなあ。

 「佐賀のがばいばあちゃん」の主人公の母親が他に男を作って、邪魔な子供を実家に預けた、なんてエピソードは何処にも出て来ないし、お母さんはお母さんで一人で一生懸命頑張っている、ということになっている。「ホームレス中学生」の中の父親が新しい恋人が出来て子供らが邪魔になって女と逃げた、とかいうエピソードではなく、生活を続けて行くことがどうにもならなくなって解散宣言をしたお父さんは、決して悪人には描かれてはいない。こういう大ヒット実話本では、自分さえ良ければいいという金欲・情欲的に醜い人間が出て来ない。みんな許し合い、みんな貧しいながらも知恵を出して助け合う、という悪人が出て来ない話になってるんですねえ。ここんところがビッグヒットする秘訣のような気がする。

 だから、子供時代に実の母親と同居の愛人の男に、毎日ひどい虐待を受けていた、とか、少年時代から信頼した人に騙されて強制的に労働させられていた、とか大好きになった女の娘には実はからかわれていて随分貢がされた、とかいうようなあまりに悲惨な話はウケないんじゃないかなあ。エピソードの中に人間のどろどろした金欲・情欲があふれるような、とても嫌らしい登場人物が居るような、そういうひどい苦労話は。それと、起死回生の逆転があって、最終的に幸福になってないと駄目ですね。最後にはかなりの大逆転で成功して、かなり良いポジションに居ないと駄目みたいですね。

 だからどーも、このルー大柴さんの自伝本は、麒麟・田村の二匹目ドジョウ狙いを地で行ったよーな気がする。まあ、苦労話の本が売れればけっこうなことで、こういう本はひょっとしたら読んだ人に本当に勇気をもたらせるのかも知れないし。浅井企画というと、萩本欽ちゃん、関根勤さん、小堺一機さんと錚々たるメンバーの居る事務所ですけど、ルー大柴さんの専属マネージャーの独立に伴う移籍は、事実上の立ち上げ独立なんじゃないのかなあ。詳しい事情は知らないけど。

 僕は、芸風としてはあまり好きなものではないなあ。アクが強くてギドギド脂っぽいオヤジで。僕には、ルー語なんて馬鹿馬鹿しくてあんまり面白いとは思わないんだけど、何でも女子高生たちに超ウケらしい。54歳の実年世代オヤジのBlogが、女子高生を中心に若者に大人気なんだとか。解らないもんだよねえ。

 僕は幼少時にモノクロテレビでトニー谷さんてコメディアンを見ていたけど、多分、ルー大柴さんの芸風のルーツはトニー谷さんなんだと思う。流行は周期を持って繰り返えされますしね。赤塚不二夫のイヤミ氏のモデルになったというトニー谷さんは、そろばん片手におフランス言葉といいつつ、英単語混ざりのリズムに乗った変な喋りを芸風にしていた。トニー谷とルー大柴は、雰囲気的にはかなり違ったものになってるけど。

 何でも、「もんじろう」という言語変換サイトの中に、ルー語に変換するソフトがあって、ここではどんな文章もルー語に変えることが出来るらしい。このサイトで一番人気は、武士語変換で、そういえば女子高生に、武士語メールが流行してるって聞いたから、その流れで、二番人気のルー語が若い女の娘にウケてるんでしょうね。「ルー語大変換」て本も売れてるのかな。

 

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名女優-柴咲コウ

2008年03月22日 | 芸能ログ

○柴咲コウは急に失速しているフジテレビを救えるか

 

      『    まさかの映画不振に見舞われているフジテレビにとって、救世主は柴咲コウ(26)か。
 フジが東宝とタッグを組んだ映画「ガチ☆ボーイ」が1日に公開された。これが最終興収5億円いくかどうかという低調ぶりだという。
 かつては大ヒット映画を連発していた「フジ+東宝」のコンビだが、このところはいいところなし。昨年末公開の「スマイル 聖夜の奇跡」が興収3億7000万円、今年1月の「銀色のシーズン」は興収11億円の見込みで、このままいけば“3連敗”だ。
        ・・ 「去年、フジと東宝のコンビは『西遊記』や『HERO』をヒットさせています。しかし、これはどちらもドラマがベースの映画で、コケている3本はいずれもゼロから企画した映画なんです。‥」

        ・・ ●春秋の2本の映画で主演
 そんな中、フジの期待を一身に受けているのが柴咲だ。
 フジは4月に「少林少女」、秋に「容疑者Xの献身」と、柴咲の主演映画を2本公開する。「少林少女」は香港映画「少林サッカー」の続編的な位置づけで、「容疑者――」は高視聴率を記録したドラマ「ガリレオ」の映画版。どちらも話題性がある上、柴咲は「日本沈没」「どろろ」など数々の映画をヒットさせているだけに、フジの期待はハンパじゃない。
 柴咲はフジを救えるか。    』・・・

 最近は映画の製作って、最近というか、もう90年代からだけど、いや、もっと前からなのかな、映画のタイトル着けて、何々映画製作委員会というのが作っていて、協賛というのか、いや、共同制作か、何社もが制作に名前を連ねてますね。つまり一本の映画を作るのに、いろいろな会社がお金を出しあっているようですね。何社ものスポンサーがいるということか。僕はそういうことにあんまり詳しい訳でもないけど、何社からかの製作チームになっていることが多いようです。

 この記事の場合は、老舗の映画会社、「東宝」プラスの在京キー局、「フジテレビ」ですけど、チームに加わった会社、あるいは協賛とかスポンサーとでもいうか、そういう参加会社は他にもいっぱいあるんでしょう。

 映画製作のメイン会社に、老舗の映画会社プラスの在京キー局のテレビ会社がタッグを組むことが多いが、日本テレビ製作の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」「陰日向に咲く」、TBSの「恋空」「チーム・バチスタの栄光」がヒットしただけに、フジの低迷が目立つ、ということなんですね。

 去年、フジと東宝のコンビは『西遊記』や『HERO』をヒットさせている。しかし、これはどちらもTVドラマがベースの映画で、コケている3本はいずれもゼロから企画した映画。という訳で、ここで起死回生、映画オリジナルの作品でもヒットを出したい。という訳なんですね。

 あれ?でもフジが期待する柴咲さん主演の2本の内、「容疑者Xの献身」もTVドラマベースじゃん。まあ、いいか。細かいことは。映画オリジナルの「少林少女」は4月公開なんですね。

 柴咲コウさんは僕も買ってます。エラソーに言うほどの、僕は映画通じゃありませんが。しかし柴咲コウは、女優というか演技者として実にうまい。どんな役をもこなせる器用な才能、という感じを、僕は受けます。本来の意味での女優としての存在感、というよりはシリアスなヒロイン役も出来れば、生活感のある一般的な現代女性、コメディーの登場人物、ワイルドな男の子みたいな役、何でもござれ、と役の演技をやりこなしてしまう実力。特にコメディーの中の、変な味のヒロイン役は出色ですね。歌も歌ってヒットを飛ばす柴咲さんですが、僕は、マルチな才能の女優だと思っています。

 月9ドラマで初の探偵ものだった「ガリレオ」、ハンサム福山雅治の役柄が冴えてて、面白くて好きだっただけに、映画版は今から楽しみです。「少林少女」は、アジア映画の二番煎じならぬ4番煎じくらいの感はありますが、柴咲コウの存在感が独特なドラマ雰囲気を見せるでしょう。「少林少女」って、一応はコメディーか?CG特撮などをふんだんに使った、アクション-スーパーコメディーというところなのかな?

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大転倒を跳ね返す見事な金メダル!真央ちゃん

2008年03月22日 | スポーツログ

 

○浅田真央が初優勝・世界女子フィギュア

 

       『    フィギュアスケートの世界選手権第3日は20日、当地で女子フリーを行い、昨年2位の浅田真央(愛知・中京大中京高)がショートプログラム(SP)2位から逆転で初優勝した。日本人女王は1989年伊藤みどり、94年佐藤有香、04年荒川静香、前年の安藤美姫(トヨタ自動車)に続き5人目。   』・・

 

 

 真央ちゃん、何か女っぽくなって来ましたねえ。可愛い!だったのが、女性として綺麗になって来た感じ。何か色っぽいです。しかし、すごいなあ。

 フリーの最初、派手に転倒して、もうメダルは駄目だろう、くらいに我々ファンは落胆したのに、ものすごい精神力。もう、浅田真央は勝負師ですね。そんじょそこらの男なぞ、絶対に適わない精神力です。

 ミキティーは何か、運がない、というか、ついてない、というか、昨年の世界フィギュアでは見事、優勝して女王の座に着いたけれど、それが何か千年に一度の幸運が訪れたこと、のように、いつもついてない、という感じ。

 ミキティーは何か、幸運を呼ぶ勝負師の精神力を持ってない、という感じかなあ。勝負師としては優し過ぎるような気がする。あまりに普通の女の娘過ぎるんじゃないかなあ。だから性格は、普通に良い人なんじゃないかなあ。

 何か、ミキティーにはこう、薄幸というか、不運の哀しみ、みたいな雰囲気が漂う感じで、儚い女のムードですねえ。あんまり言うと怒られるな。

 でも何か、ミキティーは怪我が多いですよねえ。身体の故障箇所が慢性的な傷になってるんじゃないでしょうか。

 華麗なフィギュアとはいえ、世界の頂上レベルで戦うのは、我々素人には想像を絶する過酷な領域でしょう。実力を世界レベルで維持し続けるのは、数年やれば身体がボロボロになるんじゃないかなあ。そのくらい過酷な世界でしょう。見ているファンにはただ、素晴らしく華麗、とそれだけしか解らないけれど。

 今17歳の真央ちゃんだって、この頂上レベルを維持し続ければ、20歳少しくらいまでしか、身体がもたなくなるのではないだろうか。想像を絶する厳しく過酷な世界なんだと思う。

 ミキティーは優し過ぎる。その点、浅田真央ちゃんは貪欲に勝利を欲する勝負師根性を持っている。あの大転倒から、それ以後のパフォーマンスをパーフェクトにこなしてみせる、並みのスポーツ選手では絶対に真似のできない、見事な精神力。男性の一流スポーツ選手でも、ちょっとあの精神力を持つ者は居ないですよ。

 真央ちゃん、おめでとうございます。すごい!の一語に尽きる!です。

  

 

 

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