『 「働きマン」や「さくらん」などで人気のマンガ家の安野モヨコさんが10日、自身のブログで体調不良のため休養すると明らかにした。朝日新聞で連載中の「オチビサン」以外の作品は休載となるいう。
安野さんはここ何年か体調が思わしくなかったということで、ブログで「体調を崩してもなんとか少し休んでは再開し、とやってきたのですがそれも難しい状況になりました。今までと同じことを繰り返さないように今回は長期的なお休みをいただこうと思います」と心情をつづっている。
また「いつもどれるかわかりませんがまだ、漫画を描きたいです。描けるようにもどりたいです」と、復帰への意欲をにじませた。 』・・・
安野モヨコさんというと有名な美人漫画家で、最近のヒット作では「働きマン」がTVドラマ化アニメ化もされ、超有名ですが、昔からヒット作を連発し続けてる、売れっ子少女漫画家ですよね。
昔からって、活躍し始めたのは90年代中頃からかな。デビューは少女漫画ですが、青年漫画に進出し、「シュガシュガルーン」みたいな幼年向けに近い内容のものから、吉原舞台のおいらんものまでと、その作風はマルチな才覚を見せるスーパー女流漫画家ですね。
安野漫画のファンも圧倒的に多いと思いますが、僕は特に、作品の嗜好が合う漫画家さんではありません。僕も「働きマン」も2巻まで読んでるし、「シュガシュガルーン」も読んだことあるし、昔から興味を覚えてる漫画家さんなのですが、やはり作風が少女漫画家というか、女流なんですね。どーも、青年漫画作品にしても僕にはやはり今一つ嗜好が合わなくて。
女流が描くと、どーも恋愛が、作品の核かそれに近いところに、テーマかテーマとは別にサブテーマ的に、必ず作品の中にあって、女流の、物語の流し方や雰囲気、色合いが僕には鼻について、駄目なところがある。無論、作品の文学性はあるんでしょうけど。
とはいえ、僕も、80年代後半から90年代前半まで、柴門ふみは熱心に読んでたしなあ。
安野モヨコさんの絵柄は好きなんですけどね。以前、安野モヨコさんのHPの日記を書籍化したものも、エッセイも読んだことがある。
エヴァンゲリオン等で有名なアニメやヒーローものの映画監督、庵野秀明さんと結婚されてますが、若い頃のモヨコさんは、ちょっとアンニュイな感じの独特の魅力を持つ美人漫画家でしたね。
売れっ子漫画家という職業は、大変な激務ですからねえ。家庭も持ってる訳だし。ゆっくりと休養されて身体を休めて、時間を掛けて体調を取り戻し、復活されることを望みます。