うろ覚えライフ。

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お笑いサバイバル

2008年03月18日 | 芸能ログ

 

○カンニング竹山、ダンディ坂野に“引退勧告”

 

        『    カンニング竹山(36)、ダンディ坂野(41)らサンミュージック所属のお笑いタレント11人が17日、都内でPSPのゲームソフト「無限回廊」の会見に出席した。
 目の錯覚を利用した新感覚パズルゲームの対決で勝利したダンディは、「ゲッツ!」に続く新ネタ「パピヨン!」を披露したが、会場は無反応。竹山から「ダンディさんがいなくても、小島よしおがいるからサンミュージックは大丈夫です」と“引退勧告”を受け、「ダンディ関係ねえ!」と後輩のネタを自虐的にパクった。    』・・・

 

 

 お笑いの人が生き残るのって、もう本当にすごいサバイバルだと思う。M-1に参加した組が3千何百組も居たんでしょ。R-1も3千人近くがエントリーしたんだったっけか。ものすごい数ですよね。

 今の若者の夢の一つ。みんな、NHKの爆笑オンエアバトルを目指してるんだろうな。吉本の学校に入るのに先ず、要る入学金が60万だとか、誰かお笑い芸人が言っていたように記憶するが。その吉本の学校からが、お笑い芸人としての成功という、ものすごく実現の確率の低い夢への、一番の近道なんだろう。

 勿論、芸能界には、吉本以外の芸能事務所所属のお笑い芸人がいっぱい居るけど。最近は、芸能事務所の作る養成学校がニョキニョキ出来てるみたいですね。もともと大手事務所やその関係は、俳優・タレント養成所を持ってて、そこに部門的に追加されたのかな。まあ、芸能関係業界の内情に詳しい訳じゃないんで、よくは解りませんけど。

 数千人も居る、お笑い予備軍、予備軍とも数えられない、お笑い芸人を夢見ている一般市民たちは、多分、ほとんどがフリーターなんだろうからな。ひょっとすると、中には親に頼ってお笑い修行をする者も居るのかも知れない。居るんだろうな。まあ、普通に会社に正社員として所属して、例えばR-1みたいなビッグイベントにだけエントリーする人も居るのかも知れないけど、少数派だろう。みんないつかはTVバラエティーのレギュラーで出る夢を抱きつつ、大多数が夢で終わり、その内何か定職に着くんだろうな。でもその時は新卒時などの良いタイミングと違い、特別何かの能力に長けてない限りは、中途採用で条件の良い職場はないのかも知れない。

 昨年のM-1王者になったサンドウィッチマンなんかは、高額宝くじで1等賞が当たるよりもまだ、ずうっと低い確率だろう。今、TVに出れて、TVでやってるお笑い芸人全部でも、大多数の予備軍や夢見る人たちに対して、高額宝くじの1等の確率かも知れない。

 悲観的な話ばかりでなくて、十年くらいやってみて結局駄目で、また新たな道を見つけて何がしかの能力を身につけるべく頑張って努力して、次の道を生きるのも良いのかも知れないですね。十年くらい頑張っても、まだいってもせいぜい30代前半だろうし。

 そういえばエドはるみさんは一説に寄ると43歳とかいう話ですが、エドはるみさんの成功で、中年からお笑い芸人を目指す人が出て来てるんだとか。エドはるみさんもまた、吉本の養成所学校に入ってからの道のりなんですが、中年から第二の人生でお笑い芸人目指し、養成所学校の入学から始めるのは、ちょっと相当リスクが大きそう。ある程度財産を持ってても、家族が居たら大変だ。家族が居たらそういうことはやらないか。

 エンタの神様もそう毎回毎回見ている訳でもないけど、昨年まで毎週出ていた芸人で、今はもう全く見ないお笑い芸人も多いですね。エンタ内でブレイクしたかに見えて、結局その後エンタはおろかTV番組全般で全く見なくなる。ひょっとしたら地方の小劇場に出てたり、営業というドサ周りをやってるのかも知れないけど。

 タレント、特にお笑い芸人はTVの使い捨てですね。ヘタに一発屋で売れると、30代後半40代での人生の方向転換は苦しいだろう。

 TV番組のドキュメントで、お笑い芸人を目指して夢見る若者を撮っていたのも、ちらりと見たこともあるし、東野圭吾さんの原作小説を映画化した「手紙」という作品では、原作小説では主人公の夢が歌手だったのを、時代にマッチさせて、映画ではお笑い芸人志望となっている。

 お笑い芸人を目指す若者は数えきれないくらい居るんだろうが、成ってもしょせんタレントだし、もっと違う夢を抱いた方が良いような気もするのだけど。 

 

 

 

 

コメント
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