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生死

※初めての方はこちら「プロローグ」「このblogの趣旨」からお読みください。

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さて。

先日、バラバラに感じてしまうあれこれも「本当は一つの存在」というコトを言いたくて、無理矢理こんな「トゲトゲ図」を書いてみました。


このトゲトゲの1本1本は、何も人間のことだけを指しているのではありません。

通常僕たちが認識出来ている全てのものが含まれると思ってください。

Aが「自我(知覚・思考・意志・行為などの自己同一的な主体として、他者や外界から区別して意識される自分。)」、B~Lが「非我(自我に対立して存在しているいっさいのもの。自我から区別された外界・環境・自然をさす。)」です。

※なので、図はシンプルですが、実際にはこのトゲトゲの数が、数え切れないほどの数だと思ってください。


で、

通常私たちは、この図の赤いラインを境に、「あの世」「この世」という区別をつけています。

認識出来ている範囲を「この世」、認識出来ない範囲を「あの世」という風に。

ですが、この「赤いライン」という境界線も、「国境」と同様に実在するものではありません。


この図を用いて、もう少し「生死」をわかりやすく出来ればと思い、久方ぶりにあの方のお力を拝借いたしました。


…ってことで、じゃじゃーん!

昨日佃煮ヨーグルトさんに急遽お願いした、「トゲトゲ図フラッシュ版」がこちら



↑クリックでムービーをご覧いただけます。(※携帯ではご覧いただけません。)


さすがだね~。

相変わらず仕事が早いね~、佃煮さん。

っていうか、「今めっさ忙しい」って言っていたはずなのだが…




存在(オレンジ)が、赤いラインの外側に出ると「誕生」、内側に入ると「死」です。


「存在」は、決して分離することはありません。必ずどこかで繋がりをもった、「一つの大いなる存在」なんです。


で、この図の「赤いライン」という境界線がなくなる状態が「無我」です。

ですから、Aというトゲの一本が無くなるのではなく、「自他」という区別がなくなることです。


存在するのは絶えず動き続けている「広大な繋がりをもった存在のすべて(オレンジ)」だけ。


どうでしょう。

これで、何となくでも『「諸行無常(存在は変化し続ける)」=「因縁(原因と結果は連鎖し続ける)」=「諸法無我(実際には“私”は存在しない)」』の意味が見えると思うのですが…



←今日は、佃煮ヨーグルトさんに一票。

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