塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

マイナー国から一流国へ選手が移籍すると

2022-04-13 22:39:51 | 日記
 日本の野球選手、サッカー選手が国外に活躍の場を求めることは、もはや珍しくありません。

 ただ、野球もサッカーも国外進出は1990年代という同時期だったわけですが、当初、移籍したばかりの選手たちは本当に大変だったでしょうね。

 1995年、LAドジャースに移籍した野茂英雄、セリエAジェノアに移籍した三浦知良、いずれも日本人選手は彼らだけでした。

 当時のLAドジャースには韓国出身のチャンホ・パクも在籍していましたが、日本のマスメディアは取材対象が一人だけ、ということもあり、練習中も試合中も片時も離れる時がありません。

 つまり、今は多くの選手が移籍して「分散」していますから、取材陣は必然的に全選手を取材することは不可能ですし、インターネットや衛星テレビ、テレビ電話という技術の発達で、日本にいても取材は効率的に行われます。

 ですから三浦知良と取り巻く日本人記者たちを、苦々しく見つめる指揮官スコーリオのような、明らかな嫌悪感を抱く存在は、むしろ珍しいとは思いますが、それでもマスメディアは面倒だと思う指揮官はいると思いますね。

 ニューヨーク・ヤンキースに在籍した台湾代表のチェ・ミンワン
 北海道コンサドーレ札幌に在籍したベトナム代表レ・コンビン
 ヒューストン・ロケッツに代表した中国代表のヤオ・ミン

 出身地がマイナーで、実力あるリーグに移籍することは、同国代表として恥じない活躍を求められる一方、多くのマスメディアを「引き連れてくる」形にもなります。

 チャナティップのように、タイの方々に北海道と川崎の地名が知れ渡っているのは、彼の努力と実力が実ったためでもあるわけですが、彼らは毎日、本当に窮屈な生活を送っていたと思いますよ。

 投手のように出場が必然的に間隔をあける場合はともかく、休息日も急速には程遠い日々だったと思うと、取材攻勢は考え直すべきではないかとも感じませんか。
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国内リーグという大事な場所

2022-04-13 21:26:07 | 日記
 杉山茂樹は日本でいち早く、UEFAチャンピオンズ・リーグの存在価値を見出した記者になります。

 「欧州各国リーグは、既にUEFAチャンピオンズ・リーグへ参戦するための予選会でしかない」
 「ワールドカップよりもレベルが拮抗している」

 と指摘し、代表キャップよりもチャンピオンズ・リーグキャップが、今後はより重要になるという見解も示しています。

 しかし、その面はある意味では正しいと思いますが、全てが正しいわけではないでしょう。

 今季のヴィッセル神戸が仮にAFCチャンピオンズ・リーグで優勝し、賞金とFIFAクラブ・ワールドカップに出場しても、神戸のファンはむしろJ1での成績不振の方が印象深いシーズンだったというはずです。

 2004-05シーズン、リバプールはラファ・ベニテスの下でACミランを撃破し、欧州の頂点に立ちますがプレミア・リーグの順位は5位でした。

 優勝したチェルシーはホゼ。モウリーニョの下で2005-06シーズンも優勝し、連覇を達成しますが、リバプールはユルゲン・クロップ政権発足まで、リーグ優勝はお預けの形でした。

 つまり、欧州、アジア問わず

 チャンピオンズ・リーグの優勝は素晴らしい
 ファンは喜ぶことは間違いないし、運だ毛での優勝もできない
 ただ、リーグをおろそかにしては、失望の方が大きい

 という、この光景は強豪クラブにとって避けては通れません。

 2013年と2020年、FCバイエルン・ミュンヘンは3冠を達成しましたが、こんな「万々歳」のシーズンは、どんなクラブにも訪れるわけもなく、だからこそ偉業なんですよね。

 当然選手と指揮官は讃えれて当然ですが、いつの時代も国内リーグの優勝こそがファンの希望という図式は、変化しないと思いますし、大陸王者になるのは国内王者という「土台」あればですよね。
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日本代表FWの招集について

2022-04-13 21:07:43 | 日記
 僕は日本代表に鹿島アントラーズの鈴木優磨を招集すべきと思います。

 日本代表のセンター・フォワードは、ポストプレイやファースト・プレスの起点など、欧州各国のセンター・フォワードが指揮官から求められないプレイを求められ「すぎている」と感じます。

 鈴木には単純に

 「得点を取って代表を勝たせろ」
 「その代わり、無得点ならば罵声の嵐だ」

 というだけで、良い仕事をすると思いますよ。

 少なくとも森保一日本代表監督は、大迫勇也を指名すると思われますが、これはいけません

 現状で大迫を招集しては、Jリーグの根幹にかかわりますからね。

 彼が在籍する神戸は最下位、既に開幕1か月で監督は3人目となり、全く勝利が得られません。

 それは大迫だけのせいではありませんが、センター・フォワードが得点を決めて評価を高める、無得点ならば人権侵害にも近いくらいの批判と罵声が飛んでくるのが世の常です。

 ならば最下位のクラブで得点を挙げていない選手ではなく

 鹿島アントラーズというJリーグ最大の名門をけん引する
 ベルギーでも得点を量産し続けた
 日本に復帰しても素晴らしい活躍を見せている

 鈴木を優先して招集すべきでしょう。

 もし森保監督がこれまでの大迫が果たしてきた「功績」を尊重し、再招集すればそれは指揮官ではなく、彼に多大な心理的負荷を与えてしまいますし、まったく良い効果は得られないはずです。

 むしろ神戸と鹿島、両方のファンからも批判の声が挙がるでしょうし、ここは上位クラブ、言い換えれば好調を維持している選手を最大限、活用してゆくべきではないでしょうか。

 仮に4-2-3-1を4-4-2にするならば、上田綺世というパートナーがすでにクラブでも代表でもいるわけですから、鈴木も違和感を代表でさほど感じないのではないような気がするんですね。
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波紋を呼ぶロナウドの行為

2022-04-13 20:55:35 | 日記
 クリスティアーノ・ロナウドが、少年が保持する携帯電話をもぎ取り、壊してしまったという行為が大きな波紋を呼んでいます。

 当然少年は落胆し、ひどく傷ついている
 母親はロナウドに激怒

 というように、ロナウド自身も少年を食事に誘うという「調停」に乗り出ししましたが、事はややこしくなっています。

 逆に言えば、あのロナウドでさえストレスを抱えている証になしました。

 ユナイテッドが全く冴えないシーズンを過ごしている
 何より、自分自身が自分らしくプレイできていない
 自分の体力の衰えのためか、それとも指揮官ラルフ・ラングニックの戦術との相性の問題か

 と考えることが多すぎるのでしょう。

 欧州選手権2016で優勝したポルトガル代表ですが、当然ワールドカップの優勝はありません。

 史上9か国目となる優勝国となるには、ロナウドだけでなく同じユナイテッドの同僚であるブルーノ・フェルナンデスの存在も不可欠ですが、これだけシーズン低調な成績のクラブで過ごしているならば。

 両選手の心理的影響はそれなりにあるように思います。

 ただ、ワールドカップはシーズン終了後ではなく、新シーズンが開幕していから、という従来の日程とは大きく異なります。

 休暇を挟み、思い切りストレスを吹き飛ばすことができるならば、ロナウドもフェルナンデスも充実した形で新シーズンに挑めるかもしれません。

 ただ、ロナウドはナイキを筆頭にファン・プロモーションが多いかもしれませんが、思い切って販促活動を無視して休息に充てることも必要ではないでしょうか。

 メッシと共に最後のワールドカップになるならば、相応の結果をロナウドが求めることが当然ですからね。
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