塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

大宮アルディージャ、遂に今季初勝利

2022-04-16 19:24:56 | 日記
 甲子園球場に4万人を超えるファンを集めた阪神タイガース対読売巨人との一戦。

 勝利によりタイガースが今季初の連勝となった一方、J2で既に今季のJ3降格筆頭候補とまで指摘されている大宮アルディージャも、ジェフユナイテッド市原・千葉に2-1で勝利し、ようやく2022年初勝利を得ました。

 最下位のクラブだからといって侮ることはありませんが、ジェフのファンは内心

 「まさか大宮に敗れるとは」
 「大宮の今季初勝利の相手が我がクラブとは」

 と感じている「かも」しれませんが、大宮は原博美氏のフロント入りを先日表明し、楔を打ち込んでいたことが勝利の特効薬になったのでしょうか。

 埼玉県のクラブとしてはAFCチャンピオンズ・リーグ優勝2度の浦和レッドダイヤモンズの方が、どうしても話題を集めてしまいます。

 レッズは天皇杯優勝で2022シーズン、AFCチャンピオンズ・リーグに参戦していますし、既にダヴィド・モーゲルグが攻撃の活性化を充分果たしています。

 逆にアルディージャは優勝とは程遠いシーズンが多いですし、近年はJ3降格を何とか踏みとどまっていることが多く、ファンとしては我慢の時期が続いています。

 2013年でしたか、ズデンコ・ベルデニックの下で首位を快走するも、最終的には監督交代もあり優勝を逃したのは。

 僕はただ眺めているだけですが、もしかすればアルディージャの選手とフロントは、首位を維持し続けたことで

 俺たちには自力も実力もある
 だから可能性を秘めているんだ

 と高をくくってしまったのでしょうか。

 プレミアはロンドンに多くのクラブが集中していますが、アーセナルやチェルシーのようにリーグやFAカップで優勝しているクラブもあれば、フラムのように昇格と降格を味わっているクラブもあります。

 この「格差」があることがサッカーにとって日常である一方、ファンは低迷に我慢できないという構図ですね。
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死の直前までサッカーを考え続けること

2022-04-16 19:05:23 | 日記
 アインシュタインは死ぬ直前、「死ぬことはモーツアルトが聴けなくなる事」とこぼしたと聞きました。

 僕はモーツアルトに精通しているわけではありませんが、彼の音楽が2020年代の今になっても、人々の心に深く染み渡り、励ましていることは重々承知しているつもりではあります。

 楽団にしてもレコード会社にしても、モーツアルトを扱うことは確かに利益、金という面でも大切なのですが、「遺産」を扱うという喜びの方が大きいのではないでしょうか。

 ブラジルの人間にとって死ぬことは
 
 「代表とクラブの事を考えなくなること」
 「セレソンがワールドカップで優勝する瞬間を目撃できないこと」
 「贔屓クラブが、南米一になる瞬間を見てから死にたい」

 と思う物でしょうか。

 サッカーをもっと集約すれば

 「今自分が死ぬことは、もうペレに会えないこと」
 「ガリンシャを筆頭に、他界した代表の名手たちに会えること」

 かもしれません。

 ワールドカップの優勝3度、サントスでコパ・リベルタドーレスでも優勝し、イタリアやスペインからは好きな報酬を記入できるように、白紙の小切手が郵送されるもサントスを離れることがなかったというペレの逸話は今でもよく語られます。

 プーマとアディダスが、お互いに先鞭をつけないよう「ペレ協定」を結ぶものの、最終的にはプーマがペレを支える(晩年はアンブロとポニーも愛用)形になり、ペプシコーラと契約していることが、日本におけるペレ出場試合の妨げになりかけもしました。

 (試合の協賛企業ガコカ・コーラ社だったため)

 逆に言えば、死ぬ瞬間までサッカーの事を考え抜く人間しかそろっていない(陸上やボクシングなど他競技のスペシャリストは当然いますが)からこそ、ブラジルはワールドカップ5度の優勝うぇてりうように感じます。

 日本ではどんなに相撲や歌舞伎が好きでも、今際の時まで考える方、恐らくいないのではないでしょうか。
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僕は家に帰りたくはないのです

2022-04-16 18:54:06 | 日記
 残業続きの場合、僕に限らず早く帰宅したいと思いますよね。

 埼玉県のように東京都に近い県の方は、県境を超えて通勤している方も多いですし、長野県も長野新幹線(現在は北陸新幹線)が開業すると、都心へ通う学生、会社員が増えたと言いますが遅延で帰宅が遅れることもあるでしょう。

 僕は間違っていました。

 僕も勤務を終えてできれば早く帰宅したいと思います。

 違いましたね。

 僕は「家」に帰りたいのではなく、自分の「部屋」に帰りたいのですね。

 昨日、国会図書館から刊行されている、横尾忠則の版画集を購入したのですが、図鑑や美術書を眺める、クラシックをかけながらこのブログに取り組む、これらはすべて「家」での作業ではなく、「自室」で起きていることですし、僕は両親に何も言いませんが、両親は何故か僕限定で言いたいことが多々あるようなので、

 (僕には弟がいますが、家の事なにもしませんけれども、言及されたことはまずありませんから)

 自分の部屋を安寧、居場所と例えるならば、マリオ・コルソはそうでした。

 ジャイール、ジャチント・ファケッティにルイス・スアレス。

 1960年代のインテル・ミラノは「グランデ」インテルと讃えられ、サンドロ・マッツオーラはインテル、ジャンニ・リヴェラはACミランの象徴として、ダービーの顔役でもありました。

 サンシーロには屋根、つまりデイ・ゲームでは「影」ができます。

 誰よりも守備と走ることを嫌うコルソは、影の下でボールとむきあっていたのです。

 「今日はここに影ができる」
 「コルソはここでプレイする」

 太陽と影の位置から、インテリスタは我らの英雄の立ち位置を把握し、声援を送ったのですがサンシーロではなく、サンシーロが作る「影」が、コルソの居場所だったわけです。

 今では走らない選手はどんなに技術があっても起用されませんが、サッカーは陸上競技ではないという意味でいえば、コルソは常に正しい事になるのですが。
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暴力に頼る応援は、何か意味があるでしょうか

2022-04-16 12:15:36 | 日記
 UEFAヨーロッパリーグの8強、ウエストハム・ユナイテッドに敗れたオランポック・リヨネのファンたちが、乱暴狼藉を働いたと聞きました。

 このような話を聞けば聞くほど

 「どうしてサッカーでは敗戦の度に、ファンが暴力行為を働くのだろうか」
 「UEFAチャンピオンズ・リーグで敗れた、バイエルン・ミュンヘンの指揮官であるナーゲルスマンにも脅迫状が届いたそうだ」
 「彼もこぼしたが、脅迫する人間の心理が僕もさっぱりわからない」

 ということになります。

 例えばラグビー・フットボールの世界では、宗教的価値観に隔たりのある北アイルランドとアイルランドが合同で「アイルランド代表」を構成しますし、競技人口とファンの数を一律に比較はできませんが、ファンが暴力に打って出たという話は聞いたことがありません。

 先日、AC長野パルセイロはホームでいわきFCに0-4で完敗しましたが、ファンがシュタルフ監督や選手たちの人権を脅かすような発言はしていませんよ。

 敗戦の度に暴力行為が起きたのであれば、そのクラブでプレイしたい、指揮を執りたいと思う存在そのものがいなくなりますし、ブラジルでは選手に石を投げますけど、それで選手が怪我をしたら病院で手当てを受ける、言い換えればレギュラーを欠くことになる。

 むしろ、クラブにもファンにも不利益ですよね。

 無観客であればただでさえ新型コロナウイルスの状況でクラブの収入が減少傾向にある中、更に追い打ちをかけてしまうでしょう。

 Jリーグに来るブラジル人選手が

 日本は生活面が安全で、秩序がある
 ファンが忍耐強く、暴力に頼る声援はしない

 と評価しますよね。

 すべてを欧州基準で把握しなくても良い、そうでなければJリーグは30年もやってこれなかったと考えても良いのではないでしょうか。
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セレッソ大阪、乾を6試合出場停止に

2022-04-16 11:58:04 | 日記
 先日の雨と風の影響もあるのでしょう、僕の住む千曲市は桜が散りました。

 天候が良ければ今日あたりまで愛でることができたかもしれません。

 セレッソ大阪のセレッソはスペイン語で桜を意味しますが、先日、乾貴士が監督に暴言を吐いたとしてクラブから6試合の出場停止を下されました。

 クリスティアーノ・ロナウドもそうですが、選手たちの中でも自負心が多いほど、途中交代を嫌悪する傾向にありますが、乾の場合は何が「癇に障った」のかは考えるべきでしょう。

 僕はセレッソ大阪の試合映像と個人成績がさっぱりわかりませんが

 1.乾はその試合以前にも、途中交代を命じられていた
 2・自分の中では途中交代するほど体力が落ちているわけでもなく、不調を感じているわけでもない
 3・従って監督の考えがさっぱりわからない

 という心中に疑問点が沸々と沸き起こった、その不満が結果、爆発してしまったのではなかろうか、というのが僕の推測です。

 逆に言えば、これくらいの不満を示す方が実力が衰える気配がない、ともいえるように思いますが、乾は観客席にも聞くに堪えない言葉を発していたと言いますから、クラブとしても捨ててはおけないと感じたに違いありません。

 ブンデスリーガとラ・リーガでプレイし、2018年のワールドカップ出場とセレッソから羽ばたいた選手として、甘く扱うことはご法度、という考えもあったでしょうしね。

 セレッソ大阪は2017年、ユン・ジョンファン政権でヤマザキ・ルヴァンカップと天皇杯を獲得するも、以後は優勝と縁がありません。

 クラブが更に発展するには、アカデミーで育った選手が復帰できる環境が必要、その代名詞が乾ということであれば、首脳陣は彼の態度を見過ごせなかったのもある意味では当然ですが、乾にも自尊心が壊されたという気持ちがぶつかり合った。

 という形でしょうか。
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