塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

コンサドーレ、来季はミズノと新契約へ

2020-12-05 21:13:31 | 日記
 日本において「カッパ」の版権を持つフェニックス。

 フェニックスが今月末で事業終了することを公表し、北海道コンサドーレがいち早く動きました。

 それはミズノとの契約合意です。

 コンサドーレはミハイロ・ペトロビッチ監督の就任を境に、ヤマザキ・ルヴァンカップ準優勝など、かつてのヨーヨークラブからJ1定着が基軸となっています。

 そんなヨーヨークラブだった時代から、「KAPPA]は常にサポートしてきたわけですから、ファンの多くは致し方ないと思いながら、ミズノの新デザインを見ているのではないでしょうか。

 フェニックスが事業を継続していれば、当然カッパの版権は手放すこともなかったでしょうし、2021年も変わらない支援があったと予想されます。

 ミズノが乗り気だったのは、そこに契約選手であるチャナティップの存在と

 「レビュラカップと併せてタイ市場の活性化」
 「グランパスエイトに続く、J1クラブの支援」

 という目的のためでしょう。

 ミズノが来季J1昇格をほぼ確実にしている徳島ヴォルティスの支援もしていますし、J2では愛媛FCとヴァンフォーレ甲府とも契約中です。

 ですからヴィッセル神戸との契約が頼りのアシックスよりは、国内での存在感が大きいという面があるのですが。

 イビチャ・オシム時代のジェフ千葉は、ミズノのジャージに胸スポンサーは「オートウエーブ」でした。

 ジェフもコンサドーレ同様にカッパと契約中ですから、来季は新スポンサーを探す必要があります。

 案外「原点回帰」と言う形で、彼らも再度ミズノと契約するのでしょうか。

 今の時期Jリーグは選手との別れだけでなく、スポンサーとの別れの時期でもありましたね。
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改めて考えるイタリアの南北問題

2020-12-05 20:55:21 | 日記
 イタリア南部の都市と言えば、ナポリの他にパレルモやバーリなどが知られています。
 
 パレルモ イタリア代表のファブリツイオ・ミッコリ
 バーリ イタリア代表のアントニオ・カッサーノ
 レッチェ ウルグアイ代表のエルネスト・チェバントン

 という選手たちが在籍してきました。

 ただミッコリのように、南部の労働者が「致し方なく」もしくは「喜々として」北部で職業を見つけるように、大抵の場合は移籍してしまいます。

 南部は農業が盛んなのですが、天候の問題だけでなく地形が非常に辺鄙であり、栽培できる作物がオリーブやサボテンという地域もあるんですよ。

 ですから彼らは顔の知れた片田舎ではなく、都会で洒落た空気を吸いたいと思う気持ちもあるんですね。

 でも推測でしかありませんが、南部の人間はローマのある中部イタリア、ミラノのある北部イタリアに馴染んだとしても「同化」はしないのではないでしょうか。

 イタリアが国全体が統一されるのは

 1・フェラーリがF1で勝利した日
 2・代表がワールドカップ優勝をもたらした日

 とされています。

 つまり、北部から痛い目を見てきた南部が、そんな簡単にお金を稼ぐための目的としてやってきた地と同化し、北部風の暮らしを満喫しているかと言えば、案外そうではないように思えます。

 イタリア代表のディ・ナターレ。(既に引退しています)

 彼はナポリ生まれでありながらウディネーゼの顔となりましたが、それは彼の人間性や結果をファンが受け入れ、ナターレもその点を受け入れたという側面があるように感じます。

 ディアドラでもなくロットでもなく、アシックスを愛用し素晴らしい活躍を見せた彼ですが、ナポリに帰還するそぶりすら見せなかったことは、本当にすごい事だと思うのですね。
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彼が何とかしてくれる、という期待を込めて

2020-12-05 20:46:18 | 日記
 漫画スラムダンクの中で、リョーチンとゴリの二人がコンバースを履いていることはよく知られています。

 ただ余り語られませんが、仙道君もコンバースの愛用者として描かれています。(確かフクちゃんも同様だったと思いますが)

 リョーチンがフェニックス・サンズのオールスター・ガード、ケビン・ジョンソンをモデルに描かれたのではないかという指摘があります。

 そして恐らく井上雄彦先生は、仙道君をシャーロット・ホーネッツのオールスター・フォワード、ラリー・ジョンソンに触発されたと僕は思っています。

 劇中で彼が履く場面で確認できたのはエアロ・グライド、恐らくエアロ・ジェットと思われるバッシュでしたが、これらはコンバースがラリー・ジョンソンに支給したバッシュなんですよ。

 ただ、僕が考えたのは「バッシュ」の話ではなく、周囲から与えられる仙道君への視線です。

 「仙道なら何とかしてくれる」
 「彼が諦めないなら僕もあきらめない」

 特に一進一退の攻防が続いた海南大学付属高校との一戦では、帝王と呼ばれる牧との対のなる描写が圧巻でした。

 MHLならウエイン・グレツキー
 NBAならばマイケル・ジョーダン、
 NFLならジョー・モンタナ

 そしてサッカーではディエゴ・マラドーナ。

 ファンは愛するクラブ、チームが劣勢の際、必ず祈るような形で彼らに救いを求めたに違いありません。

 特にナポリのファンがマラドーナの隠し子騒動や麻薬が、どの国に行っても行ってはいけない事と認知しながら、傍観していたのは、彼が彼らにとっての救世主のような形。

 だったためではないでしょうか。

 それだけミラン、インテル、ユヴェントスからの冷徹な視線に耐えることが、マラドーナが来るまではきつくて、嫌で仕方が無かったのでしょう。

 今、ナポリの街はどうなっているのか、心情的にも気になりますし、現場を預かるガットウーゾも様々な気持ちでいるはずです。
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