塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

契約、されど契約という形

2020-12-15 21:04:58 | 日記
 ポーランド代表レバンドフスキ
 ブラジル代表ウイリアン

 これまでナイキを愛用していた両選手が、そろってプーマのウルトラを履き始めたことで、プーマと新契約かと話題を集めました。
 
 しかし、興味深い事に両選手とも現在は再度、ナイキを履いていると言います。

 アーセナルのグラニト・ジャカ、リバプールのチアゴ・アルカンタラがそれぞれモレリア・シリーズを試し履きしたことから、ミズノが相次いで有名選手と契約か。

 と見なされましたが、結局契約には至りませんでした。

 勿論ブラックアウトの事例が多いわけですが、単純に「ラスト」、つまり木型が合わなかったのではないでしょうか。

 過去、日本代表がアシックス、アディダス、プーマと3社が順繰りに用具提供を果たしていた時代、アシックスはともかくプーマとアディダスでは履き心地に大きな違いがあったとされています。

 日産のようにアディダスと強い結び付きのクラブ
 読売のように、プーマと結びつきの強いクラブ

 古河電工はアシックスのような気がしますが、今のように足元も代表契約を尊重しなければならない時代、日本のようなアマチュアでもその縛りがきつかったんですね。

 プラティニがユヴェントスではパトリック、代表ではアディダスに履き替えたのも同様の事例でしょうか。

 ドイツやフランスでは、この代表用具の縛りに選手が物言いをつけ、現在では個人契約のスパイクを自由に愛用できます。

 ただ、2004年欧州選手権のイタリア代表の主軸、トッティが契約先のナイキに靴が合わないと文句をつけたように、契約が必ずしも万全というわけではないですよね。

 彼は2006年のワールドカップはディアドラで優勝しましたが、最終的にはナイキに息つきました。

 契約、されど契約ということでしょうか。
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今の日本代表に切り札はあるのだろうか

2020-12-15 20:51:49 | 日記
 キャプテン翼32巻から33巻で描かれる、日本対フランスの国際ジュニアユース選手権。

 開催国フランスの背番号10、エル・シド・ピエールはミッシェル・プラティニ
 エース・ストライカーのルイ・ナポレオンはドミニク・ロシュト―

 を参考に生まれた登場人物と思われますが、パルク・ディ・プランスは当時も今もPSGのホームです。

 この日本との準決勝でピエールは

 自身が開発したスライダー・シュート
 代表全体で取り組むオフサイド・トラップ

 という決勝で戦うであろう西ドイツとの前に、日本に向けて披露する形となりました。

 高橋先生は、82年ワールドカップの準決勝を思い起こしながら、原稿を執筆したに違いないと思います。

 2018年のフランスも、切り札を持っていました。

 そう、規格外の選手「キリアン・エムバペ」その人です。

 デシャンはワールドカップに向け

 1・カリム・ベンゼマを最後まで招集外にする
 2・カンテやグリエーズマンなど、骨格を支える選手を最後まで信頼
 3・そこにトマ・ルマールはバンジャミン・パバールのような、キャップ数が乏しい選手たちを大抜擢

 の形で鮮やかに世界を制覇しました。

 ポーランドのファンは

 1982年ワールドカップは3位だった
 しかし、準決勝は大エースのボニェクを欠いた。彼がいれば決勝に進み、優勝していたのは我々だった

 と考えているそうです。

 そう、ワールドカップでは切り札もそうですが、選手の体調やイエローカードやレッドカードなど、些細な面でも大きな気配りが不可欠です。

 今の日本代表に何か「切り札」はあるのでしょうか。

 ワールドカップには出場できなかったオフト時代には、「中山雅史」と言う絶対的なジョーカーがいたものですが。
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