塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

2021年長野パルセイロの旅

2020-12-20 20:16:14 | 日記
 J2昇格を逃したことで、横山雄次監督が引責辞任の可能性があると思われる長野パルセイロ。

 掲示板では勝負弱さであったり、メンタル・トレーナーを雇うべきなど様々な声が挙がっています。

 「精神的支柱」

 とはよく指摘される言葉ですが、クラブが昨年引退した明神智和にオファーを出したのも、彼が素晴らしい場数を踏んできたことを考慮しての事でしょう。

 ただ、彼が引退したことと昇格を逃したことは、決して「イコール」ではありませんが。

 クラブは恐らく来季も大卒を軸に選手補強をすると思います。

 少なくともGKに関しては立川小太郎を先発起用にするのではないかと目されます。

 補強が無ければ現状、GKは3人態勢となり、フィールド・プレーヤーを一人拡充するのではないでしょうか。

 よほどのことが無い限り、J1で活躍してきた選手が契約満了で行き場を探すとすれば、J3は候補にならないでしょう。

 もし精神的支柱を
 
 1・勝利も敗北も含め、あらゆる場数をこなしてきた選手
 2・昇格の喜び、降格の悲しみ、いずれも知る選手

 とするならば、 

 まさに明神智和は、長野パルセイロの最適の人材でした。

 しかし、パルセイロにとって必要なのは、そこに「30代後半の動きが限られつつある選手」ではなく、30代前半の指揮官が先発で使いたくなる選手になる。

 のではないでしょうか。

 そうしますと上のカテゴリーではやはりJ2が最上段になるように感じますし、パルセイロが少なくとも外国籍選手の選手獲得に秀でているとも思えません。

 そうしますと、契約満了の6選手と相模原から移籍の上米良、計7選手が2021シーズンには見られなくなると思います。

 そうであるならば7選手の補強が必要であり、そこに必要なのは練習、分析、戦術を植え付けた基盤を持つ、指揮官の3年目が求められると思いますが、実際はどうなるでしょうか。
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主将の在り方とはどういう物でしょうか

2020-12-20 19:51:00 | 日記
 クラブと代表問わずに、主将の姿をどのように連想するでしょうか。

 日本人の多くが、競技や業務内容を問わずに

 「集中!集中!と大きな声で奮起を促す」
 「ミスを繰り返すな!と叫ぶ」

 柱谷哲二氏や田中マルクス闘莉王氏を連想するのではないでしょうか。

 一方で近年の日本代表は、長谷部誠のように大声で鼓舞するよりも、いかなる時も(自身が不安にとらわれていようとも)落ち着いて行動できる人間が担っているように思います。

 ラグビーの資料を読むと、オールブラックスは常に闊達な意見交換があり、常に練習から内容を精査していると言います。

 日本はキャップ数が少ない選手、移籍して間もない選手、新入社員や中途採用の従業員が、何か違和感を感じた、疑問点があることを言い出しにくい気がしますね。

 そもそも闊達な意見交換は、日本に存在しないのかもしれませんが。

 長野パルセイロは不本意でもJ3で来季を戦います。

 僕は背番号10、東の周囲を固めて彼にかかる気持ちと戦術の両方で、負担を減らす必要があると思います。

 川崎フロンターレがそうです。

 引退する中村は、過去このまま優勝できずにクラブを去ると考えた時期があったそうです。

 しかしフロンターレは

 1・谷口や家長、小林など代表経験者は生え抜き選手で中村の周囲を固めた
 2・レアンドロ・ダミアン獲得のように、適切な補強を考えた

 という観点と風間体制から鬼木体制へ、素晴らしくスムーズに体制を引き継ぎます。

 僕が川崎の例を出したのは、中村、東の両選手が柱谷さんのように「闘将」と呼ばれる存在ではなく、集中を促しはしますが冷静に判断できる存在だと感じているためです。

 来年の今頃

 「2020年12月20日が分岐点だった」

 と思えるような一年になると嬉しいのですが。
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決戦の日曜日を迎えましたね

2020-12-20 10:57:30 | 日記
 長野Uスタジアムには、イルミネーションが施されています。

 今朝、長野Uスタジアムがある南長野運動公園周辺は、それなりの積雪があった模様ですが、既に今日の一戦を見届けるファンで、駐車場は満車に近いようです。

 僕はさほどスマートフォンをつかうわけではありませんが、掲示板機能の中で

 「本当に寒いので、カイロを持参してね」
 「雪の状況はこんな形です」

 など、自分が見聞きしていることを他のファンへ伝達できること。

 これは皆有難いと思っているに違いありません。

 また、ビジターとして観戦に訪れる方が

 「篠ノ井駅周辺に駐車場はありますか」
 「天候はどのような塩梅でしょうか」
 「スタジアム周辺の飲食情報を教えてください」

 と尋ね、それに応答する姿はある意味「日本らしさ」かもしれませんしね。

 欧州や南米において、サッカー観戦のために越境することは並大抵の事ではありませんし、シャペコエンセの例もあるように、燃料を節約する航空会社さえ存在します。

 ですから、日本国内で通用する常識が必ずしも海外でも成立するかと言えば、そんなこともないわけです。

 今日、長野パルセイロがJ2に昇格したならば、本当に喜ばしいことです。

 トップとレディース関係なく、長野パルセイロは祝賀パレードの際、善光寺門前、丁度藤屋御本陣のあたりからパレードを開始し、「なから」さんのあたりまで行進します。

 最後のパレードは2015年12月、レディースが1部昇格を果たした際に行われたと記憶しています。

 善光寺門前に凱歌が響くかどうか、それはまだ先の話ですが、皆その希望を心待ちにしています。
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改めて考える旗頭の意義

2020-12-20 10:35:58 | 日記
 柿谷曜一朗が名古屋グランパスエイトに移籍するようです。

 この情報は今、ウエブ版のスポーツ報知より引用していますが、改めて

 「旗頭という存在は、だからこそ稀有」

 という認識をしています。

 ローマのフランチェスコ・トッティ
 ユナイテッドのライアン・ギグス
 サンパウロのロジェリオ・セーニ

 一つのクラブに生涯を捧げ、全てをやりつくした選手は確かに素晴らしいと言えるのでしょうが、この観点でいえばオセアニアやアジア、南米の選手からするといささか不利ですね。

 インテルの副会長であるサネッティも、インテルからレアル・マドリーに移籍の可能性がありましたが、断ってインテルで戦い続けました。

 しかし、厳密に言いますと、彼は祖国アルゼンチンでバンフィールドというクラブに在籍経験をもっていますから、プロファイル作成の際はインテルのみが記載される、わけではないのです。

 バーゼルに移籍し、セレッソに復帰した柿谷もこのサネッティと同様ですが、他クラブに在籍経験を持っても、ファンからの敬意を集める選手は素晴らしいと言えます。

 そう、これらの地域の選手は必ず欧州上陸を目指すことが多く、旗頭は欧州の有力クラブの選手が成立しやすいように思えます。

 2部や3部ではまた異なるでしょうし、小国のクラブでも他国へ行かないという選手も当然いるわけですが。

 セレッソ大阪はレアル・サラゴサを退団して以降、ひとり懸命にコンディション維持を続けている、香川真司に復帰要請を出す模様です。

 このままいくと、両選手はすれ違いの形でセレッソから移籍、はたまた入団になるのでしょうか。

 ちなみに、川崎フロンターレ一筋で生きてきた中村憲剛も、久方ぶりにJリーグが生んだ紛れもない旗頭でした。

 小林悠が彼の後に続く気配は濃厚ですが、恐らくフロンターレ首脳陣は三苫や田中碧が将来巣立っていくことを既に予期し、編成に挑むはずです。
 
 現在のJリーグにとって旗頭と言う存在は、難しくなっています。
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