塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

プーマは悪ガキがお好き

2020-12-01 20:50:58 | 日記
 ルイス・スアレスもディエゴ・マラドーナも、そしてマリオ・バロテッリも、悪ガキがそのまま成長してサッカー選手になった印象が強いものです。

 イタリアならF1や自転車競技
 アルゼンチンならバスケットとラグビー

 ウルグアイもラグビーが盛んですが、彼らはサッカー選手しか職業として適切ではなかった、ということなのでしょう。

 そしてプーマは基本、彼らのような悪ガキが大好きなのでしょうね。

 ロタール・マテウス、ギュンター・ネッツアーというお膝元のドイツ代表、お隣オランダのヨハン・クライフなど、癖のある選手がプーマを愛用してきました。

 スアレス、そしてスペイン代表のシルヴァはアディダスから鞍替えしたわけですが、三浦知良、ペレ、シルヴァのように品行が優れたプーマ契約選手も数多く存在します。

 日本代表主将として多くの敬意を集めた長谷部誠。

 彼もまた常にプーマと歩んできました。

 しかし、ナイキから移籍したネイマールもそうですが、プーマというのは悪ガキ、言い換えれば

 「選手が世間体を意識しない」
 「自己意識が高く、自分の信念を曲げる気が無い」
 「そんな彼らを全力で支援」

 と言うのが信条のように思えます。

 陸上競技 マーリン・オッティ ウサイン・ボルト
 NBA ウオルト・フレイジャー
 MLB レジー・ジャクソン

 他の競技でも、個性溢れる(一筋縄ではいかないという意味でも)選手たちがプーマで活躍してきました。

 十八番であるディスクのように、プーマは技術革新でも知られた存在ですが、僕の印象では兄のアディダスに対抗し、より多くの収益を得るための策。

 それが個性ある選手を最高の素材として認知し、声をかけることなのではないかと思うのですね・
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改めて思うサッカーにおけるハンド

2020-12-01 20:34:28 | 日記
 塀内夏子が描くサッカー漫画「Jドリーム」

 そのエピソードの中で、こんな回があったはずなんです。

 主人公の赤星鷹が、味方の失点を防ぐために「意図的」にハンドを犯す
 彼はすぐさま手を引っ込めるが、主審は当然相手にPKを与える
 鷹のハンドに味方からもブーイングが起きる

 しかし、鷹はけろっとした表情で

 「PKならGKがとめてくれるかもしれないじゃないか」

 と語り、鷹の判断に味方は黙ってしまいます。

 実際のワールドカップでも、意図的なハンドで失点を食い止め、大きな議論が巻き起こったことがあります。

 2010年ワールドカップベスト8、ウルグアイ代表対ガーナ代表の一戦は、前者が勝利し4強にコマを進めます。

 実はこの試合、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、自軍ゴールラインで失点を防ぐために「意図的」にハンドを犯し、彼の判断がウルグアイに流れを引き寄せる形となりました。

 この試合で敗退するガーナは、スアレスのハンドに憤慨し(会場が南アフリカというてんもあったでしょうね)、様々な議論が巻き起りました。

 しかし、4強進出、エースのディエゴ・フォルランがMVPに輝くなど、充実した大会を経験したウルグアイ代表は、首都モンテビデオで自国民から大喝采出迎えらえます。

 当然、スアレスを批判する輩は誰もいません。

 ガーナではスアレスは犯罪者のような扱い
 ウルグアイでは最愛の選手

 ハンド、PKというのはそれくらい温度差がファンの間であるものです。

 マラドーナの1986年大会のハンドも、5人抜きと陰陽の形で語られますが、アルゼンチンのファンがその点をフェアではないと非難しないのも、当然の帰結ではあるのですが。
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