塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

どちらが名手か、という議論

2020-12-02 23:03:34 | 日記
 NBA専門誌「ダンクシュート」が、先月25日発売の最新号でマイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズの比較を行っています。

 雑誌の企画としては過去に幾度もありましたし、それはバスケットボールだけでなく、野球でもサッカーでもF1でも変わりはしません。

 でも、比較はファンは楽しいのでしょうが、僕個人はナンセンスだと思います。

 サッカーでは特に顕著ですが

 1.ペレがプレイした1960年代、マラドーナがプレイした1980年代、メッシが今生きている2010年代では、用具の性能と医学の発達がまるで異なる
 2・今よりも明らかにフィールド上には大きなスペースがあった
 3・今ほど守備戦術が発達していたわけではない過去と、緻密な戦術が跋扈する現在

 というように、その隔たりは大きなものです。

 しかし、ペレ、ガリンシャ、マラドーナ、エウゼビオにボビー・チャールトン

 名手の中の名手は2010年代の現在でも問題なくプレイすると思いますし、カイ・ハベルツやジョアン・フェリックスも、2030年には脂がのった最高の瞬間を迎えているように思います。

 「どちらが優れた選手か」
 「どちらが記憶に残る選手か」

 それは優勝回数やオールスターの出場数だけなく、記者とファンの「主観」とホーム、フランチャイズの英雄などの副産物でもありますからね。

 例えばスティーブン・ジェラードは、ユナイテッドやアーセナルのファンからすれば

 「確かにイングランド代表では100試合以上プレイしたし、チャンピオンズ・リーグでも勝利した」
 「でも、彼はリーグで優勝していない」

 と思われる選手です。

 しかし、リバプールのファンは常に彼の味方です。

 どちらが素晴らしい名手かという題目は、ある意味永遠のファンタジーではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニューバランス、来季からFC東京のスポンサーに

2020-12-02 20:50:04 | 日記
 FC東京、来季からニューバランスと契約するのですね。

 資料によれば、1999年から2014年まではアディダス、2015年から今季まではアンブロとの契約下にありました。

 首都、東京の人気クラブとの契約はニューバランスにとって大きな収益が見込めるのではないでしょうか。

 日本市場におけるニューバランスは

 J2 モンティディオ山形
 J3 FC岐阜
 J1サガン鳥栖

 というように、底辺拡大という形で中規模クラブとの契約から入った印象を受けます。

 (モンティディオと岐阜との契約は終えている、もしくは今季で終了の形です)

 この契約において、ニューバランスは日本市場を研究し、どのような形で商品を提供し、どのような形で契約クラブを支援すべきかを模索していたように感じます。

 そして2021年、FC東京というJ1優勝を狙うクラブと契約した形ではないでしょうか。

 というのも、日本市場はいささか他のリーグよりも個性的で

 1・ナイキ、プーマ、アディダスに代表される、外資のオーセンティック・スポーツ企業
 2・アシックスとミズノという、国産のオーセンティック・スポーツ企業
 3・アスレタ、サッカー・ジャンキーのように、アパレルの印象が強いブランド

 という、色とりどりの形でスポンサーシップが成立しているためです。

 スパイクもガビックやスボルメ、ヤスダと個性的なブランドを履く選手もいますしね。

 そんな中、ニューバランスという自社の信念をどのように訴えていくのか、同じ米国企業のナイキとの違いは、など多くの題目を彼らは考えたに違いありません。

 そしてニューバランスの出した回答が、FC東京との契約に繋がったという形なのではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菜食主義的発想を源にすると

2020-12-02 20:39:19 | 日記
 菜食主義に近い食生活を初めてしばらく経ちます。

 勤務を終えて帰宅して夕飯の準備を終えている母に

 「ご飯は食べないから大丈夫」
 「肉や卵焼きは弟の皿に盛ってあげて」

 と伝えると、やはり怪訝そうな顔を浮かべます。

 朝食でも白米をかつてより半分程度しか食べない生活をずっと続けているのですが、五穀米や玄米に変えることは難しいのです。

 僕個人の炊飯器を購入し、玄米を炊くわけにはいきませんからね。

 サッカー選手は肉、魚、乳製品、野菜を損なうことなく摂取していると思いますが、一方で欧州では

 「畜産は環境に良くないから、肉を食べる習慣を一度止める」
 「家畜を飼うことは人間でいえば奴隷制度のようなもの」

 という、倫理的価値観、環境負荷を考慮しての形になります。

 代表合宿やクラブハウスでの食事の際、宗教的価値観や食物アレルギーを考慮した調理はされていると思います。

 しかし、ベジタリアンやヴィーガンを趣旨にする食事は、なかなか提供ができないのではないでしょうか。

 一時期、中国スーパーリーグに多くの外国籍選手がこぞって移籍しました。

 中にはイスラム教を信仰する選手もいるでしょう。

 しかし、中華料理は基本彼らが口にしてはならない「豚肉」を用いることが多く、さぞかし大変ではないでしょうか。

 日本ではコンビニでウヰスキー、ジンに清酒を比較的気軽にアルコールが購入できますし、店舗限定ビールも数多く売られています。

 タイアップと言う形ですね。

 これからの季節は中華まんもそうですが、アジア各国から来日した学生さんたちの力で戦力を確保しているコンビニが、

 「あなた方の宗教ではアルコールを受け付けませんが、働いていただけませんか
 「日本は豚肉を食べることが可能なので、我慢して欲しいのです」

 と丁寧な説明が絶対に必要だと思います。

 暮らしやすい環境を与えるのは、Jリーグにやってくる外国籍選手にも同様ではありますがね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする