塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

貧しさが創意工夫のたまものか

2020-12-08 21:05:00 | 日記
 今放送を終えたばかりの「さんま御殿」

 今回は「金持ちVS貧乏人」という括りでしたが、サッカーに限らず名手は貧しい暮らしやひどい人種差別に合ってきた事例が多い気がします。

 ボクシング モハメド・アリ ローマ五輪で金メダルを得るも人種差別は無くならず、カシアス・クレイから改名する
 サッカー リオネル・メッシ 幼少期成長ホルモンの注射料金を両親が捻出できず、バルセロナへの移住を決意
 野村克也 プロ野球 幼少期の貧しさをバネに、南海ホークス等で活躍、指揮官としても東京ヤクルトで日本一

 先日逝去したディエゴ・マラドーナも貧しい家庭の出身でしたが、皮肉ですがお金が無いことが想像力と創造力を生み出すことは、間違いないと思います。

 単純に言えば、遊びの中に「創意工夫」が生まれる、というわけです。

 番組の中でアジアンの馬場園が

 「郵便受けのチラシを集めて、外に放り出すんです」
 「雨でぬれて乾くとカチカチになるでしょう」
 「その束で金塊!と叫んでいました」

 と笑いながら語っていたように、生活すべてが遊びの範疇なのでしょう。

 サッカーの世界でも契約違約金は、まさに「ハイパー・インフレ」の形で紙幣の価値がなくなっています。

 そうしますとクラブはやはり

 「スタジアムの入場料を値上げする」
 「ファンはそう簡単に生観戦できない」

 というジレンマが生じます。

 米国ですとメジャーだけでなく、マイナーリーグにも多くの野球好きが訪れますが、それは単純に安いお金で野球観戦を楽しめるからです。

 長野パルセイロが仮に来季J2に昇格すれば、当然入場券は値上がりしますが、この昇格が理由ならばファンは納得して受けいれるでしょう。

 ただ、毎年たいした理由もないのの値上げ、と言う形であればそうもいかないでしょうけどね。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その時の時代背景を考えて

2020-12-08 13:53:25 | 日記
 僕が小学生のころ、月曜日の夕方8時はスポンサーの「ナショナル」と共に、水戸黄門を祖母と両親が視聴していました。

 「名奉行 遠山の金さん」
 「暴れん坊将軍」

 など、年配の視聴者をおおいに楽しまた時代劇ですが、今はCSで専門チャンネルがあるようですが、基本視聴は出来ません。

 それは時代錯誤や時代考証の面が大きいのではないでしょうか。

 忠臣蔵の事例でもわかるように、城中で刀を抜くことは武家諸法度に楯突くことであり、その瞬間切腹や御家断絶は江戸幕府からすぐに下されます。

 ですから街中であろうが城中であろうが、あんなチャンバラが起こるわけがないし、征夷大将軍が江戸城本丸を抜けて、市井の悪事を目撃することなんで、まずないわけですよ。

 そんな荒唐無稽な脚本がどうして人気を博したのか、僕にはさっぱりわかりませんし、当時の世相として劇中のせりふ

 「お姫様、良いお子を産んでくださいね」
 「ええ、良かろう、ワシに抱かれても」

 というように悪徳役人が女中や市井の娘をすぐにセックスに持ち込もうとする、女は元気な子供を産んでナンボと言うセリフと表現。

 昭和の感覚が再放送では色濃く残っていると確認できますが、女性と子供と出産を結びつける台詞を今、受け入れる世界ではなくなっています。

 日本サッカーも時代の即した形で展開してきたからこそ、今があると思います。

 1980年代 プロ化への道筋を検討
 1990年代 プロ発足と代表強化
 2000年代 ワールドカップのホスト、選手の海外移籍
 2010年代 ワールドカップの常連 Jリーグ生誕25年
 2020年代 アジア市場の意識 欧州との距離を詰めること

 というように、多くの発展がみられました。

 中には2ステージの復活、再度の通年性、なでしこリーグの花が咲く、AFCチャンピオンズ・リーグでレッズ、アントラーズ、ガンバが優勝なども特筆すべきですね。

 やはり令和の時代に見合う価値観の提供は、今後更にリーグが考慮すべき点ではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一人の選手に出来ることは限られていますよね

2020-12-08 11:31:06 | 日記
 僕はスポーツナビのアプリ未加入ですので、中には閲覧できない記事もあります。

 その中で日本におけるモータースポーツの第一人者、佐藤琢磨氏が

 「鈴鹿はいつでも特別 日本グランプリは歓喜の思い出も悔しさも」

 と言う記事を寄稿しているようです。

 野球ならば阪神甲子園球場
 ラグビーならば花園と秩父宮
 サッカーならば国立競技場

 柔道ならば講道館と日本武道館、大相撲なら蔵前と両国というように、その競技に関する「メッカ」(宗教的価値観が強い単語は避けるべきとも思うのですが)は、やはりいつの時代も特別ですよね。

 僕が国立競技場における日本代表の一戦で特に印象深い点は、韓国代表に1-2で敗れた1997年のアジア最終予選でしょうか。

 モトさんの鮮やかなループシュートもそうですが、何より選手紹介の時に起きた揺れ

 「FW 呂比須ワグナー!!」

 を紹介された際のファン感情、歓喜、興奮、どの言葉も陳腐に聞こえますが、もし当日国立競技場にいた方ならば、地震が起きたと錯覚したかもしれません。

 そこまで日本代表の勝ち点4、韓国代表は勝ち点6まで来た、個々で日本が勝てば韓国に大きな意気消沈をもたらす、そう考えた際の呂比須への過度ともいえる期待。

 彼はどんな気持ちで自分のコールを聞いたのでしょうか。

 タイムズの記者オリバー・ケイが、スポルティング・リスボンから移籍したブルーノ・フェルナンデスに対し、ユナイテッドのファンが

 「ブルーノ!ブルーノ!」

 と救いにも似た感情で声援を送ることに、彼らがどれだけ技巧を持つオフェンス・ミッドフィルダーを欲しがっていたかがわかるが、とWSDに寄稿しましたよね。

 逆に言えば代表でもクラブでも指揮官やフロントの選手選考を、ひとりの人間に背負わせてはならないという事実を突きつけているのではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法人と流通網を考えてみました

2020-12-08 11:06:49 | 日記
 スペインならばレアル・ベティス
 イタリアならばナポリとフィオレンティーナ

 カッパは上記3クラブ以外にも、欧州クラブと契約していますし、ブラジルですとボタフォゴがそうですね。

 日本市場でカッパの流通が無くなるのは、やはり代理店契約を結んでいた「フェニックス」の事情によるもので、イタリア本国の経営問題ではない様子です。

 ですから日本市場で再度、フェニックスに代わる代理店が見つかるのであれば、再度流通が始まるのではないでしょうか。

 よくアディダスがアディダス・ジャパンという法人を設立する前は、業務委託をデサントが担っていた話は有名です。

 プーマならばコサ・リーベルマン
 ブルックスならアサヒ・コーポレーション
 サッカニーならば東海スポーツ

 というように、過去と現在では流通、代理店契約が大きく変化した事例は多くありますよね。

 逆にヤスダやガビック、スボルメが東南アジアや欧州に販路を求める際は、現地に法人を設立するのか、綿密に調べた上で代理店契約を結ぶのか。

 この点は本当に悩ましいと思います。

 サッカーにおける移籍市場もそうですが

 1・イタリアは選手契約よりも、自身の夏バカンスが最優先
 2・ポルトガルたスペインでは、日本のようにシステマチックに物事が進まない

 というように、約束や時間の反故、スタッフの怠惰な労働振りは日本人の代理人からすると、相当な苛立ちのようですから。

 「こんなものか」とゆとりをもって考えるのか、日本のように物事がスムーズに進まないともどかしさを覚えるかで、仕事のやりようが相当変化する実情。

 日本法人で働くために来日した現地のスタッフはむしろ

 「忙しない毎日だ」
 「何でこんなに働くのか」

 と考えているかもしれませんが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

他人と分け隔てなく付き合うこと

2020-12-08 10:46:57 | 日記
 僕は皆さんのように、「ライン」で誰かとコミュニケーションを取った事例が一度もありません。

 それは単純に

 1・ラインというサービスに加入していないため
 2・加入してもやり取りする相手がいないため

 の2点に過ぎません。

 ですので、何かを伝えたい際は(これも頻度は非常に少ないのですが)、電話、Eメール、もしくはスマートフォンのショート・メール・サービスのいずれかを用いています。

 そのショート・メール・サービスを用いる唯一の相手に、高校時代の同級生だった女性がいます。

 僕は入学初日から卒業まで、校風はおろかクラス自体に全く馴染めずに3年間が終了し、クラスでは完全に「浮いた」存在でした。

 修学旅行時の班を決める際と当日の自由行動では、本当に切ない思いをしたのですが、その女性だけは浮いている僕の事を嫌悪することなく、話すことを躊躇うことがなかったんです。

 以前、彼女に

 「高校時代、話をしてくれてありがとう」
 「本当に感謝しています」

 と伝えると、彼女は話す、話さないは自分の価値観で決めていただけだよと「あっさり」返答したものですが、周囲に惑わされないことがどれだけ大変かは、僕が一番感じていることです。

 日本代表選手でなくとも海外、特にベルギーに移籍する選手が増加しています。

 それはシントトロイデンというクラブも影響しているでしょうが、多くの選手が活躍し、その相乗効果で新しい選手がスカウト、移籍するという好循環によるものです。

 しかし、そこにはさきがけとなった遠藤雅大や鈴木隆行など、一心不乱にプレイした先輩たちの足跡が刻まれていますよね。

 彼らも練習を終えて帰宅すると、異国の地で誰も出迎えない「暗い」部屋で、寂しさを痛感した瞬間があったと思います。

 そんな時、ベルギーの方、移民の方が声をかけてくれたならば。

 心から身体がほぐれる瞬間を感じたに違いありません。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする