塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

勤務中、前につんのめってしまいました。

2020-12-09 20:35:49 | 日記
 今日、勤務中に足を滑らして前につんのめってしまいました。

 僕には弟がいるのですが、彼が専門学校に通っていた際、スーパーの乳製品コーナーで、陳列のアルバイトをしていました。

 その際、やはり何かに躓いてしまい、牛乳パックを運搬用カートから床に落としてしまい、大変な目に遭ったと聞いたことがあります。

 牛乳パックは紙ですから、こぼれてしまった分は致し方なく清掃するしかありませんが、清酒やウヰスキーがビンですからね、店員だろうがお客だろうが割ってしまうと本当に大編ですよね。

 さて、つんのめった際、僕が考えたのは

 2014シーズンのリバプールとスティーブン・ジェラード
 2020年、レインジャーズ・グラスゴーで指揮を執るスティーブン・ジェラード

 の姿でした。

 彼がチェルシー戦で司馬に足を取られてしまい、ボール・ロストと失点の起点になってしまった事実、これは消えることはありません。

 しかし、あの時ファンも同僚もブレンダン・ロジャースも、ジェラードを非難しませんでした。

 (僕には冷めた視線が注がれましたが、職場に親しい人間が誰もいないものでして)

 それはジェラードこそがリバプールの体現者であり

 いかなる時も彼が全神経をクラブに注いできたこと
 チェルシーやシティよりも資金が不足し、彼と同等の力を持つ選手がいないこと
 何より、彼がリバプールを支え続けてきたこと

 を思えば、非難など出来るはずもないのですが。

 2020年の今でも、彼からこの痛みが消えることは無いと思います。

 同時に痛みを知るからこそ、選手の痛みを知る事ができる指揮官になりつつあるのではないでしょうか。

 ミケル・アルテタがアーセナルに戻ってきたように、ジェラードもいつかアンフィールドに戻るはずです。

 その際のチャントを、コップは今から心待ちにしているに違いありません。

 ジェラードが後任監督になるならば、クロップも文句はないでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エリートと非エリートの違い

2020-12-09 20:20:15 | 日記
 週刊ジャンプの発行部数を劇的に上昇させた漫画の代名詞である「ドラゴンボール」

 僕が中学生の時、シリーズの中でもファンが多いであろう「孫悟空対フリーザ」の対決が最高潮を迎え、僕らは毎週ジャンプの発売を本当に楽しみにしていました。

 現在横浜F・マリノスに在籍するマルコス・ジュニオール。

 彼が熱心なファンであることは、F・マリノスのファン以外にもよく知られていますよね。

 先生は孫悟空をスーパー・サイヤ人として描く前触れとして

 サイヤ人のエリートを自負するベジータと、辺境の惑星地球で育った非エリート孫悟空(カカロット)の対比
 孫悟空を軸に、戦闘力を自在に変化させるため、スカウターでは本当の実力を推し量れない
 孫悟空やクリリンの無垢な心

 を描いていました。

 例えばラグビー日本代表は遂に「ティア1」というエリート集団に到達しましたが、2015年までに得たワールドカップの勝利はわずかに「1」と、完全なアウトサイダーでした。

 しかし、前任者のエディーさんと現在のジェイミー・ジョセフ氏の指揮下において、スクラムの強化、フィットネスの見直しなど、あらゆる角度から調整を行い、欧州から

 「日本もやるな」

 と思われるようになりました。

 日本サッカーもある意味無垢のままで成長してきましたが、ワールドカップ8強に届く可能性は生じています。

 その際、孫悟空がスーパー・サイヤ人孫悟空に変化したような、劇的な特効薬は残念ながらありません。

 ただ、自分たちを信じ、何より欧州列強をエリートと思わないくらいの性根が必要ではないでしょうか。

 本当のエリートや資産家は、自分で自分を讃えることも金持ちを吹聴することもありませんからね。

 ならば海外リーグで日本人選手が活躍できる裏付けとして、ある種の謙虚さは武器になるように思えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする