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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーにおける「浪漫」は何だろうか

2017-06-18 21:04:56 | 日記
 「浪漫」という言葉を男はしばしま用います。

 サッカーに浪漫があるとすれば、ワールドカップの優勝や自身がオーナーになる、子供のころから好きだったクラブのスポンサーになるなど、様々な形があるでしょう。

 一方で歩み始めたクラブが、よちよち歩きから2本脚で独立独歩する姿を目撃することも、浪漫かもしれません。

 現在B2に所属する信州ブレイブ・ウォりーアーズが誕生初年度から熱心なファンを生んだのは

 1・千曲という長野県内でもさして人口が多くない都市をホームに指名した
 2・チアであるジャスパーズ、MCの三井さんなど、運営に携わる方が懸命であること

 の他に、誕生した瞬間から1部リーグで戦えたことがあると思います。

 今でこそバスケットも3部構成になりましたが、当時のbjリーグは1部リーグだけで運営していましたから、エクスパンションで誕生しても、同じ立場で参戦ができたのです。

 「地方でも1部で戦える」

 という材料が、観客動員の大きな要因になったと考えられます。

 リベルタス千曲も今は微々たる観客動員ですが、今後成績やスポンサー獲得で歩幅は大きくなってゆくと思います。

 すでにいくつかの情報として

 1・将軍リーベというマスコットを誕生させる
 2・長野工業高校を業務提携

 というように、未来を考えています。

 パルセイロも今では他の競技を支えるようになりましたが、バドウが指揮していたころは選手はアマチュアで仕事をしながら練習、試合を繰り返していました。

 ペナルティのような老舗から用具の提供を受け、専用スタジアムで試合ができるようになり、信越放送でレギュラー番組が持てるようになったのは、急激に成長を遂げたこの10年程度の年数にあります。

 この、クラブが育つ歩みを目の当たりにすること。

 これがサッカーの「浪漫」のように感じます。
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アマチュアの中にその国サッカーが見える

2017-06-18 13:52:11 | 日記
 リベルタス千曲の試合を観戦しようと考えたのは、徒歩10分でサッカー場につけることもそうですが、何より

 「観戦料金が無料」

 という意味合いが強いのです。

 昔はパルセイロも無料でしたが、強化費という形で500円を徴収するようになり現在に至るのですが、アマチュアでもやはりサッカーは厳しいと思いました。

 それはこれら金銭面ではなく

 1・フィジカル・コンタクトは避けられない
 2・選手から審判に容赦なく声がかかる

 というものです。

 「今、顔面に肘が入ったよ!!」
 「マイボールじゃないのか」

 など多くの声が審判に向けられ他光景を見ると、サッカーで一番過酷なポジションは、代理人、GM、監督ではなく審判ではなかろうかと思うほどでした。

 試合はリベルタスが4-0で勝利しましたが、両クラブともに

 無暗にロングボールを蹴らない
 GKが常に大きな声でコーチングをする
 サイド・チェンジで相手を揺さぶり、フルバックが駆け上がる姿勢

 が見られたことは大きな収穫でした。

 バルセロナがティキタカで一世を風靡したことは有名ですが、マイボールを維持できればフィジカル・コンタクトで怪我をするリスクも減りますし、相手の体力を奪うこともできます。

 下部リーグや学生サッカーには、その国のサッカーの本性が現れている、そう思えた時間でした。
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千曲市サッカー場でリベルタス千曲を初観戦

2017-06-18 13:37:43 | 日記
 先ほどまで僕は千曲氏サッカー場にいました。

 午前10時から行われたリベルタス千曲対須坂シティの一戦を観戦するためで、リベルタスの試合を見るのは今回が初めてです。

 ボアルース長野にパルセイロ・ファンが懐かしむ選手が在籍していることは有名です。

 リベルタス千曲も同様で、今日の試合では

 背番号17 藤田信
 背番号10 佐藤大典

 の2選手が確認できました。

 背番号7の蒲谷広樹の姿は確認できませんでしたが、バドウ、薩川時代そ知るファンにとっては、大きい声で

 「今日も頑張れよ!!」

 を叫びたくなります。

 後半からおひとり、パルセイロのジャージを着用した方が観戦に来ましたが、目的は僕と同じだったのでしょう。

 観客は30名ほどでしょうか。

 6月とは思えないほど肌寒く、僕は綿のストールに長袖シャツで観戦したものの、それでも寒いくらいでした。

 千曲市サッカー場は体育館、野球場を併設するスポーツ・コンプレックスの一角にあり、駐車場には長野、松本、石川など多くのナンバーが確認できましたが、アマチュアは仕事と移動で本当に大変だと思いますね。

 リベルタス千曲がまだまだ発展途上だと感じたのは

 練習用のビブスがアディダス、ジャージはプーマ
 交代選手がピッチを去り、ジャージを脱ぐと、下からアシックスのノースリーブがのぞいた

 というように、ブランドの統一ができていません。

 山雅ならアディダス、パルセイロならペナルティと上のカテゴリーではブランドから一括支給されますが、アマは用具の観点からも様々な課題があるのだと、改めて痛感しました。
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サッカースパイクと革の間柄

2017-06-18 01:20:52 | 日記
 靴好きが特別扱いするブランドの中に、米国のオールデンがあります。

 オールデンといえば、タンナーであるホーウイン社から提供されるコードバン・レザーの靴が有名ですが、近年革の供給が思うようにいかず、高値となっています。

 コードバンは、農耕馬のお尻の革ですから、なるほど、トラクターを筆頭に機械化が進む現代では、ホーウインに限らずタンナーも良い皮の入手は難しくなるはずです。

 日本の皮革会社も、フランスの本拠地があるアノネイ社、デュプイ社の皮を用いることがありますが、今後も仕入れの高騰が製品代金に跳ね返ってくるかもしれません。

 服好き、革製品好きが

 1・廃業したタンナーの商品を探す
 2・ヴィンテージのジョン・ロブやエドワード。グリーンを探す

 のは、ネームのデザインが異なることもそうですが、革の重厚さが現在とは圧倒的に異なる点も、大きく影響しているはずです。

 サッカー・スパイクも人工皮革、ニットが増えているのも、素材のリサイクルもそうですが、革の入手がしづらい面があるためでしょうか。

 僕は手元にいつもオイル、ブラシを用意しており、靴磨きや手袋、ベルトの手入れを定期的に行っています。

 革に触れるたびに、傷の存在や肌ざわりを確認しますが、触れれば触れるほど

 革の持つ暖かさ
 自分も革も自然に活かされている

 という点を痛感します。

 人間が入浴、食事で健康を維持するのとどうよう、革にも油分の補給が必要ですからね。

 サッカー・スパイクはカンガルーの革を用いることが多く、昔から批判されてきましたが、今は素材を含めてスパイクの在り方の曲がり角に来ている、そんな気もします。
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ライオラの思惑、ユヴェントスの動き

2017-06-18 00:58:45 | 日記
 ユヴェントスが2001-02シーズン、ジャンルイジ・ブフォン獲得のため、パルマに支払った契約違約金は60億円と言われています。

 イタリアは守備の国、ディノ・ゾフを筆頭に多くの優れたGKを輩出してきたものの、この違約金は高すぎると断言されたものです。

 フランスやスペインならば更に批判の声があがったことでしょう。

 結果からみれば60億円は、単なる「はした金」でしたね。

 これはブフォンがすぐれたGKであり、イタリア代表の主力であり続けたため、ではありません。

 1・カルチョ・ポリが発生してもトリノに留まりつつけた
 2・チャンピオンズ・リーグ決勝で3度敗れても、向上心を失わない

 この2点が素晴らしいからです。

 ミノ・ライオラがミランに揺さぶりをかけ、ドルナルンマとの契約は決裂しました。

 そこでユヴェントスが彼の獲得に乗り出しました。

 マッティア・ペリンのように

 「遂にブフォンの後釜が見つかった!」
 「代表のGKは安泰だ」

 と指摘される例は過去にもあり、ドルマルンナもその候補者であるのでしょう。

 しかし、まだドルナルンマが「本物」かはわかりません。

 何より18歳という年齢は、ウイスキーでいえば蒸留が終わり、樽に詰められる直前であり、これから熟成して黄金色に染まってゆくようなものですよ。

 ブフォンも痛い思いを幾度もしてきました。

 それでも彼は1997年のワールドカップのプレイオフ、猛吹雪のロシア戦でデビューし、他人とは異なる!という姿をみせたものです。

 ドルナルンマが秀でた選手であることは事実でしょうが、ブフォンとの比較はまだ早いと思いますね。
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