塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

エミレーツ航空、サッカー界から撤退するのか

2017-06-14 21:28:14 | 日記
 先日、エミレーツ航空がサッカークラブのスポンサーを順次撤退していく、という報道を読みました。

 彼らが現在、アーセナル、ミラン、ハンブルク、そしてレアルの4クラブの胸スポンサーになっており、命名権を持つアーセナルのエミレーツ・スタジアムに関しては、契約最終年まで契約続行の意思があるとの事。

 サッカー選手が飛行機に乗り、移動することが当たり前の昨今、大手航空会社がサッカークラブのスポンサーになることは

 1・自社の恰好のアピール
 2・座席の乗り心地、クルーのサービス、料理の味などが最高ランクであることの証明

 になりますよね。

 そのメリットに思えることを捨てて、サッカー界から足を洗う表明をしたのは、やはり契約金の高騰があるためでしょうか。

 NBAのように、サラリーキャップを用いるリーグはありますが、NBAは米国国内で完結しているために問題が無いわけです。

 サッカーのように、いたるところにリーグがある場合は

 1.通貨は生活物価が異なるために、同一基準でサラリーキャップの導入は難しい
 2・リーグのみで提案しても、まずは却下されるはず
 3・従ってラツイオのように、クラブ独自のキャップを制定

 という形が一般的です。

 ミランがベルルスコーニの手を離れたとたん、景気の良い話が溢れるようになりましたが、サッカーはお金を生み出す道具をいつから探し始めるようになったのでしょうか。

 少なくとも、アディダスのように

 「チャンピオンズ・リーグ出場ができないなら、契約金を減額する」

 というような話、僕がサッカーに関心を抱き始めた1990年代前半には考えられませんでした。

 当時が極端に牧歌的、というわけでもありませんでしたが。
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2017年6月フットボール・トピックス

2017-06-14 20:56:46 | 日記
 トピックスその1

 ワールド・サッカーダイジェストファンお馴染みの「欧州サッカー・トゥディ完結編」が発売されました。

 印象深いのはレアルのチャンピオンズ・リーグ2連覇、イタリアにおけるユヴェントスの盤石ぶりよりも、フェイエノールトとモナコのリーグ優勝でしょうか。

 2004-05シーズンのリバプールが

 「確かにベニテスが就任初年度でレッズを欧州制覇に導いたことは素晴らしいよ」
 「しかしプレミアで成功したとは言えないよね」

 というように、国内リーグで優勝することは、チャンピオンズ・リーグで躍進するよりも意義があると考えられています。

 その点で冴えない成績に終わったのがレスターですが、シェイクスピア政権は存続するようです。

 シェイクスピア監督が評価する岡崎は残留を決めたと言いますし、原口も移籍を仄めかす事を思うと、来季のプレミアはより日本人ファンが釘付けになるでしょうね。

 トピックスその2

 長野市にが「ヴィンテージ・スポーツ」のような、大手のサッカージャージ専門店はありません。

 一方で街中の中古屋では、案外サッカージャージが見つかりますし、日本代表の品も2000年代中期から後期の物は、マーキングやオーセンティック仕様でも、金額控えめで売られています。

 残念なことに、その中には

 「明らかな海賊品」

 もあるのですが、海賊品を買う方の心理がわかりません。

 海賊版には2種類ありますよね。

 グッチやプラダのような人気ブランドは、百貨店や専門店の方ですら見分けがつかないくらいの精緻である
 サッカージャージのように、正規品ではないとわかりやすい形

 僕は当然正規品しか買わないのですが、海賊品を買う方は「敢えて」購入しているのでしょうか。

 トピックスその3

 イラク戦で引き分けたことで、ハリルホジッチ監督への批判が高まっている一方で、新聞の扱いはさほど大きくありません。

 ワールドカップは世界の共通語ですが、現在の日本ではゴルフや卓球、大相撲の方に記事のバリューがあります。

 来年の今頃は、毎度おなじみの「バブル」がくるのかもしれませんが、選手からすれば予選の段階から丁寧に記事を書き、分析している記者やファンのみを相手にしたいと思う感情が芽生えるのではないでしょうか。

 監督も皆が批判しているから私も批判、という輩が増えてはほしくないと感じるでしょうしね。

 
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僕が思う日本代表の問題点

2017-06-14 01:20:25 | 日記
 サッカーから学べることの中に

 「誰かがやってくれると思うな」
 「もし、あの時という仮定の話はしない」

 というものがあります。

 日本代表は現在、勝ち点17でB組1位を死守していますが、サウジとオーストラリアとの勝ち点差がわずかに「1」です。

 通常考えがちなのは

 「イラク戦で勝ち点3だったらなあ」
 「監督が吉田と森重のペアを崩すことがなかったならなあ」

 というものですよね。

 でも、サッカーと真摯に向き合うかたならば

 「初戦のUAE戦に勝利していれば問題はなかった。では後の時何が改善点として浮かんだのか」
 「敵地ののオーストラリア戦と、ホームのイラク戦の引き分けが不要だった」

 と思うはずです。

 例えばUAE戦ではフロンターレの大島が起用されましたが、出来栄えが気に入らなかったのか、以後は招集対象となっていません。

 これは大島の技術力ではなく、場数の少ない人間を周囲が支えるだけの状態になかったこともあるでしょうし、彼自身がホームの空気に威圧され、思うようにならなかった、という側面もあると思います。

 ならば、倉田や遠藤はよくやっているという見方は出来ると思います。

 簡単に言えば、今の日本代表の苦境はある意味、

 「代表が自分で勝ち点を落として喘いでいる」
 「監督の選手選考に問題点がある」

 という指摘があっても不思議ではありません。

 それでも4-2-3-1、4-2-1-3、4-3-3と布陣変更に対処できるようになったことは、喜んでも良いのではないでしょうか。
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過去のアジア最終予選を振り返って

2017-06-14 01:01:44 | 日記
 1993年は6か国が一堂に集まるセントラル方式
 1997年はイラン代表と真正面から打ち合い、3-2の劇的勝利
 2005年は北朝鮮との一戦が無観客試合
 2009年は敵地ウズベキスタン戦で勝利し、ワールドカップ出場一番乗りとなる
 2013年は敵地でヨルダンに手痛い敗戦

 日本代表は上記のように、ワールドカップ出場をたやすく手に入れてきたわけではありません。

 加茂監督の更迭
 オシム監督の脳梗塞による監督交代

 というように監督問題で揺れたこともあります。

 確かにイラク戦の引き分けは勿体ないとは思います。

 一方で遠藤や井手口を起用したことは、収穫材料ではないでしょうか。

 2022年のカタール大会以後、ワールドカップは現行の32か国から48か国で戦うことになり、アジア枠も9か国でしたか、拡大することになります。

 言い換えれば従来の

 「長い予選を戦いながら代謝を行う」
 「時差や食事、睡眠など、選手たちは敵地で過ごすことでたくましさを得ていく」

 事が難しくなります。

 もし今回が48か国出場という形ならば、すでに日本はワールドカップ出場を得ていると思いますしね。

 気の早い話ですが、もしオーストラリア戦でワールドカップ出場が決まったならば、最終節のサウジ戦は代表キャップの少ない選手、例えばGKの中村やCBの三浦など、海外遠征の少ない選手を起用してほしい。

 そう感じます。

 高倉体制の女子とは異なり、A代表がなかなか欧州遠征に出かける機会がありません。

 同じアジアでも、ワールドカップ予選ならば、ある意味欧州遠征に出るよりも、場数の少ない選手にとっては貴重な体験になると思うのです。

 
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