塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ヴェルディ、トッティ獲得に本腰か

2017-06-26 01:19:09 | 日記
 東京ヴェルディは今季、スペインから新監督ロティーナ氏を招き、J1昇格を狙っています。

 そのヴェルディ、ローマを退団しフリーになっているあの「フランチェスコ・トッティ」を獲得する希望があると、羽生社長も認めています。

 既にルーカス・ポドルスキが来日への準備を行っている一方で、トッティは休暇中ということ、そして米国からも入団の誘いがあるということで、現状はまだ契約には至っていません。

 興味深いのは、ローマの背番号10の責務を果たし続けてきた彼が

 「日本の2部クラブからのオファーを検討していること」
 「指揮官がスペイン人ではあるが、守備の構築に長けた人物であること」

 を考慮していることです。

 これは推測にすぎませんが、今トッティの内面にあるものは報酬を含めた契約内容ではなく

 どれだけ自分がサッカーに集中できる環境が整備されているのか
 もう引退が迫っている自分のキャリアにとってプラスになるのか

 という意味合いなのでしょう。

 トッティは2002年のワールドカップのために来日していますし、日本人の気質を感じた過去を持ちます。

 自分の知名度と人気がイタリア同様に高い事は知っているでしょうし、東京というアジアはおろか、世界で知られた都市のクラブ、という点も大きいように感じます。

 皮肉なことを言えば、40歳を超えた選手が仮に来日してすぐに活躍できたならば、J2のレベルがさほどではない、という意味もあるでしょう。

 ヴェルディは過去、エジムンドというカンフル剤を用いたことがありますが、トッティの移籍はそれ以上の価値があるように思います。
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改めて思う、現在の日本代表の立ち位置

2017-06-26 00:59:38 | 日記
 やはりドイツやブラジルが一味違うと思うのは、ワールドカップ予選やコンフェデレーションズ・カップで常連では「無い」選手を躊躇なく起用することです。

 監督も記者もそしてファンも

 「選手は使ってみて初めて招集した意義がある」

 事を認識しているためでしょうね。

 2014年の秋、日本代表監督に指名されたハヴィエル・アギレは、サガンの酒井、サンフレッチェの皆川を起用し、メディアは盛んに

 「監督が起こしたサプライズ」

 と連呼しました。

 列強というのはこうしたサプライズをサプライズとは思わない層の厚さを持つ、言い換えれば仮にけが人の代役として招集されても、理にかなった選出であれば日本のようにはしゃぐ事はない、というのが僕の印象です。

 ガンバの長沢、フランクフルトに移籍するサガンの鎌田のように、代表招集が期待されながらも招集に至っていない選手たちを思うと、食材のように旬を活かすことはどうあるべきか、とも感じます。

 逆に言えば今の日本には余裕がないが、井手口のように使えるメドが立ってきた人材はいますが、ブラジルのように大幅に戦力を入れ替えたとしても、戦力を維持出来るまでには至らない。

 という形と言えます。

 ハリルホジッチ監督は現在ロシアでオーストラリア代表を視察しています。

 従来の4-2-3-1だけでなく、よりサイドを強固にした3-4-3を試すなど、ボステコクルー監督は戦術の徹底に余念がありません。

 いかにホームで戦えるとはいえ、現在の日本代表が真正面から戦って先行逃げ切りの形にはならないでしょう。

 やはり日本にも多くの「幅」が求められます。
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