塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ファン・ハール、かつてとは異なる姿勢

2014-08-13 23:39:41 | 日記
 ルイス・ファンハールが1998年にバルセロナの新監督となった際、いくつかの懸念がありました。

 それは

 1・リバウドを左翼で起用し、幾度となく衝突したこと
 2・古巣のアヤックスから数多くのオランダ代表を獲得し、バルセロナが誇るカンテラを軽視したとされる
 3・十八番の3-4-3に固執

 と言う点でした。

 その後、AZ、バイエルン・ミュンヘンでリーグ優勝を達成し、2002年ワールドカップ予選敗退と言う汚名を返上したわけですが、今のファン・ハールの方が、より

 「練れた正確」
 
 という印象を受けます。

 もし、1998年当時の彼のままであったなら、ユナイテッド、今夏のオランダ代表を3-4-1-2ではなく、強引に3-4-3を用いてたでしょうし、自身の信念に固執していた感じます。

 しかし、スペイン、ドイツで暮らした事が、彼に概念を良い方に変えたと感じます。

 それは

 「選手が苦痛に感じる布陣に意味は無い」

 と言う事で、もしオランダが3トップでワールドカップのスペイン戦を戦っていたならば、5点も取れたとは思えませんし、スペインもあそこまで無様な姿はさらさなかったでしょう。

 得意の戦術論に柔軟な思考

 ユナイテッドは「勝てる」監督を手にしました。

 ディ・マリアをレアルから獲得する可能性も高いですが、プレミアでは少数となる3バックの仕上げを、このオランダ人監督は急いでいるはずです。
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法人か代理店か、それが問題だ

2014-08-13 00:57:26 | 日記
 日本ではサッカーに限らず世界各国のスポーツ用品が入手できます。

 そこで大事になるのが、現地と日本を繋ぐ代理店の存在であり、代理店が変更になることでビジネスに障害をきたすことがあるかもしれませんし、新しい事業展開が生まれる事も確かです。

 一例ですが

 1・アンブロ 現在はデサント 過去は株式会社アクロス
 2・ロット 現在は兼松繊維 過去は明日香商事
 3・プーマ 過去はコサ・リーベルマン 現在はプーマ・ジャパン
 
 アディダスも現在はアディダス・ジャパンですが、1998年まではデサントが版権を握る形で商品展開を行っていました。

 一方でディアドラのように、Jリーグ黎明期からディアドラ・ジャパンという形で国内流通を行っている企業もあります。

 逆にアシックスとミズノが海外で事業展開する際も、こうした代理店契約には注意していると考えられます。

 今はスポーツブランドがスポーツジャージだけを作る時代は終わり、ライフ・スタイル全般を見据えた商品展開を行い、女優を広告起用することが多くなりました。

 例えばル・コックはサッカーだけでなく、サイクリングに力を入れていますし、コンバースは看板商品であるジャック・パーセルとオールスターのデザインを毎月更新し、注目されています。

 ですから自分たちで法人を立ち上げるのか、現地の代理店を密接な関係を保つかは、そのブランドの企業方針によって変化するでしょうが、事業展開の柱と言う点は共通していると思います。
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サッカーに「絶対」はないのか

2014-08-13 00:41:49 | 日記
 10月に受けようと考えていた漢字検定試験をどうすべきか、迷うようになりました。

 今の教本は最新版の過去問題集であり、今までの総仕上げとして購入した荷も関わらず、合格点には程遠い始末で、検定料が無駄遣いになる危険性が高い為です。

 サッカーでも、格下がが格上に勝つ事は非常に困難です。

 しかし、「絶対」が無いのも、又サッカーの面白さです。

 五輪では日本がアトランタでブラジルを破ったことがそうですし、1997年にはマリオ・ザガロ率いるブラジルが、ノルウェーに2-4で敗れた事が話題になりました。

 当時のセレソンにはロマーリオとロナウドがいましたし、中盤にはドゥンガが睨みをきかせていたので、余計に話題になったのです。

 1998年、岡田監督がこの絶対を得るために編み出したのが3-5-2でした。

 つまり、アルゼンチンとクロアチアに勝つには、相手の2トップ、バティとロペス、シューケルとボクシッチを抑える必要があるという判断でした。

 実際日本代表はバティとシューケルからゴールを奪われてしまいましたが、岡田監督が思い描いた作戦は、ある程度効果を得た形になりました。

 それはこの3バックは井原をリベロに置いてカバーリングを重視していた為で、もしアジア予選で起用した4-4-2ならば、ラインの背後を突かれてしまい、より多くの失点を喫してしまったかもしれません。

 岡田監督が描く絶対の中には

 「最少失点に抑え、なおかつ日本がゴールを奪う」

 という目論見があったでしょうし、やはりゴールがジャマイカ戦での1得点だけでは不足でしたね。

 こうして監督は勝ち点3を得るために、様々な策を見せるわけですが、ブラジル大会でオランダが3-4-1-2を用いたように、現実から逃げない事を、僕たちも理解せねばなりません。
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