塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手もミスをする、それは当たり前の事

2014-08-24 23:30:37 | 日記
 「僕も試合前は緊張するよ。でもそれが普通だと思うけど。」

 マイケル・ジョーダンが2度目の現役引退を表明した1998年だったと思いますが、子供たちへのクリニックの際に冒頭の言葉で語りかけた記憶があります。

 ジョーダンだって緊張する

 この当たり前の事を子供たちが認識できたとしたら、凄く勇気がわいたと思いますし、何より僕たちがあこがれ続けてきた選手を、一気に身近に感じる事ができたでしょうね。

 「ジョーダンだって人間なんだ」
 「緊張するのは恥ずかしくないんだ!」

 こう感じる事ができたなら、子供たちはもっと自主的に前へ進むかもしれません。

 サッカーでも選手たちがクリニック、慈善活動で子供たちに話しかける事が多いですよね。

 そんなとき

 「夢を持とう!」
 「勉強もしっかりやろうね。」

 という決まり文句ではなく、自分の失敗談、その失敗を次に活かした場面、そして緊張した時の対処方法などを伝えたなら、もっと親密になれるように感じます。

 人間は誰でもミスをします。

 でも子供たちは、選手たちがミスをするとは考えてもいないでしょうし、むしろ聖人君子のように憧れの眼差しで見つめています。

 「選手も僕たちも同じ人間なんだ!!」

 このあたり前の事柄を子供たちが感じたならば。

 きっと子供たちは張り合いを感じるでしょうし、何より選手が子供の前で話す事に抵抗を感じなくなるでしょう。

 ウルトラマンやスパイダーマンも格好良いですけどね。
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日常の中にある風景

2014-08-24 01:34:18 | 日記
 「ペットも家族だよ」

 猫が他界するまでは、皆が口にするこの言葉を実感できませんしたが、その通りだなと思います。

 撫でる事も、呼ぶこともできないその空間は、昨日までと見た目は同じでも心に響く事がありません。

 命の重みが動物と人間で変わることはありませんが、猫一匹失った悲しみがこれほどであるならば、肉親と別れた際の苦しみ、慟哭はやはり他人には推し量れないものがあります。

 木村元彦氏や宇都宮徹壱氏がその著作で、サッカーを題材に旧ユーゴ、旧ソ連の国々を取材し、その内情を吐露していますが、サッカーは代理戦争でもあり、生きる糧でもあります。

 ピクシーが

 「NATOは空爆を止めろ!」

 とジャージをめくって記されたメッセージを現した事がありますが、彼としてはそうせずにはいられなかったのでしょうね。

 今年は大雪、豪雨という形で日本全国が大きな被害に遭っています。

 僕が第2の故郷と思う甲府も大雪の被害が多く、ヴァンフォーレの試合にも影響がありましたし、サンフレッチェの関係者は、豪雨災害に胸を痛めていると思います。

 もし、シーズン終了後に何かしらのチャリティがあるのであれば、クラブは快く選手を貸し出して欲しいと思います。

 僕も今月10日のパルセイロ対ツエーゲン戦を台風の為に回避しましたが、各地に被害に比べたらなばみみっちい物です。

 僕のスーパーでも随時募金を受け付けていますが、平凡な日常があるからこそ、僕たちはサッカーを語り、選手が練習できるという事を改めてかんじています。
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サッカーに思う、かけがえの無い風景

2014-08-24 01:25:11 | 日記
 不倫や浮気をして問い詰められた際の弁明として

 「あなたがやったから私もやった」
 「刺激が欲しかった」

 と言う物があります。

 僕は到底そんな肝っ玉は無いのですが、僕たちは平々凡々の中にこそ、かけがえの無い大切さを見出していると思います。
 
 昨夜の今頃、病魔に侵されていた我が家の猫が息を引き取りました。

 我が家ではもう一匹猫をかっていますが、こちらは高齢だと家族皆が理解しているので、「いざ」という時の覚悟が出来ているのですが、他界した方はまだまだ若く、健康だと思っていたので、猶更ショックだったんです。

 今、改めて思うと、撫でる、一緒に寝る、こんな些細な事が、本当に嬉しくて、かけがえの無い風景だったんだと改めて理解できます。

 サッカーはそんな日常の中に、非日常を感じる稀有な存在かもしれません。

 自分と同じ気持ちを抱く人間が、横にも前にも後ろにもいて、ありったけの声を出して応援し、得点の際には万歳を、失点の時にはため息を、皆が同じ瞬間に行うんですからね。

 代表戦は限られた会場、回数しか行われません。

 ですから、日の丸を付けた高揚感は凄いでしょうし、逆に対戦国のファンがこんなに在住しているのか、という驚きもあるでしょう。

 代表選でなければこんなに海外の方を目撃する機会は無いでしょうし、同時に日本代表の戦い方を想像し、負ければ落胆、勝てば最高の瞬間を味わえます。

 確かに降格は嫌ですよ。

 スポンサーを含む金銭面が重くのしかかりますし、選手の引き留めも難しいですから。

 でも降格はクラブが無くなるのとは違います。

 「一度、下に降りて出直しなよ」

 言っているだけで、そこにある風景を僕たちが大切にすることは出来ますから。
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