塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

総合か、それとも競技の集約か

2014-08-19 01:42:29 | 日記
 今更ながら、総合スポーツブランドは凄いですよね。

 バスケットボールならAND1、サッカーならばアンブロのように、ひとつの競技だけに的を絞り、製品づくりに励む方が少数ですよね。

 しかし的を絞った方が製品化だけでなく、ファン・プロモーションと契約選手へのギャランティなど、諸経費が一本化されて作業がしやすいように思えます。

 例えばナイキとアディダスは、サッカーだけでなく、バスケットボールでも鎬を削っています。

 前者がロナウドとレブロン・ジェームズ、後者がメッシとデリク・ローズがそれそれブランドの顔として君臨しているわかですが、事細かく部門が分かれていれば、不採算部門の売り上げを、他の部門の売り上げで

 「カバーすること」

 ができますが、逆に経費はすごくかかりますよね。

 アンブロがナイキから離れて独自路線を歩み始め、AND1も創立した1990年代の勢いは今無いんですね。

 つまり、一つの競技に絞り込むと、売上の減少がモロに経営に深く関与するというわけです。

 部門がふえればそれだけ働く従業員も増えますし、支払う給料と働く環境の整備、そして他社の動向を常に注視する必要があります。

 僕は到底会社のトップになれるような素質はないのですが、株式の下落、売り上げの減少、契約選手の有無など、マイナス面が出た場合の回復策を、トップは常に考えなければいけません。
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リバプール、80年代の素晴らしさ

2014-08-19 01:31:28 | 日記
 全盛期を知れば知るほど、現状にじれったさを感じる。

 リバプール関係者は特にそんな感情を抱いているのではないでしょうか?

 前回お話したように、ユヴェントスは9年間スクデットから見放されましたが、何も無冠だったわけではありません。

 1993年にはUEFAカップで優勝しましたし、ロベルト・バッジョはこの年バロンドールに輝いています。

 インテルも2007年に自力優勝するまで18年の歳月を費やしましたが、この間にコパ・イタリアと3度のUEFAカップを獲得しているのです。

 でも全盛期を知るファンは、圧倒的な素晴らしさで国内リーグを制覇した姿を忘れられませんし、インテルが1988-89シーズンに記録した勝ち点58は、まだ勝ち点が「2」の時代で、尚の事、強烈な印象なのです。

 リバプールは1980年代、文字通りイングランドに君臨していました。

 イアン・ラッシュ、グレアム・スーネス、ケニー・ダルグリッシュにアラン・ハンセン。

 悪名高き「ヘイゼルの悲劇」は彼らが起こした事件ではありませんが、それでもリバプールの選手たちが素晴らしい存在であったことは間違いないのです。

 ユナイテッド・ファンがコップを揶揄するのに

 「俺たちは優勝回数で奴らを上回っている」
 「プレミア発足後、リーグ優勝を味わっていないぜ」

 と言うのは事実です。

 リバプールはあくまで

 「プレミア優勝」

 が無いだけで、チャンピオンズ・リーグ、UEFAカップ、リーグ・カップとFAカップではこの間優勝しています。

 ですから無冠という言い方は適切ではないのですが、ファンがリーグ優勝を待ち望んでいる事に間違いは無く、だからこそ80年代を思い浮かべてしまうのではないでしょうか。
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