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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

長谷部に迫る決断の時

2012-08-10 22:21:41 | 日記
 低迷から抜け出せないガンバからすれば、遠藤と今野が

 「代表戦で負傷することだけは避けて欲しい」

 と思っているはずです。

 それはガンバに限らず世界中のクラブが思っていることですが、逆に
代表監督からすれば

 「主力がクラブのレギュラーでは無いこと」

 も大きな問題です。

 日本で言えば、長谷部誠がウォルクスブルクから移籍を容認された
模様で、実際古巣のレッズが彼に声を掛けたと聞きました。

 しかし、長谷部自身が

 「欧州に留まりたい」

 と断った為、長谷部のJ1復帰は流れましたが、彼が心から希望する
セントラル・ミッドフィルダーとしての起用は、どのクラブでも難しい
ようです。

 代表で調子を取り戻させる

 というのもひとつの方法ではありますが、より代表戦が限られる中
での調整は非常に難しい側面があります。

 長谷部としては最早

 「便利屋」

 として様々なポジションをたらい回しされるのが嫌なのでしょうし、そ
の気持ちは痛いほどわかります。

 現在では残留か移籍かが不透明ですが、僕はレッズ復帰も視野に入れた
方が良いと思います。
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ザッケローニ、吉田をA代表に召集する

2012-08-10 22:10:25 | 日記
 五輪で奮闘中の吉田が、ヴェネズエラ戦に召集を受けました。

 ザッケローニ監督からすれば、内田と栗原そして今野が出場できな
いイラク戦に向けて、吉田の招集は不可欠だったのでしょう。

 急造の最終ラインは、GKとセントラル・ミッドフィルダー
との連携を確認しないといけませんから。

 ただ、吉田がこのままシーズンインすることに、僕は大きな不安
を抱いています。

 五輪で大活躍の彼ですが、召集前に負傷を負っていたことを忘れては
いけません。

 このまま休みなしでVVVに復帰すれば、彼はろくに休息を得られない
まま戦うことになります。

 シーズン当初は五輪の勢いをかって好調が維持できるかもしれません。

 しかし中盤戦以降、体調が下降線を辿ればクラブ、代表のいずれもが
困ってしまいます。

 また、話題に挙がるセリエAの移籍が実現すれば、オランダとは異なる
新しい言語、環境に馴染まなければいけません。

 既報どおりボローニャへの移籍が実現すれば、吉田にとってより屈強
なFWと戦うことになります。

 しかしVVV同様、ボローニャ最大の目標は残留です。

 もし移籍が実現したとすれば、通年での活躍が求められますから、体
を休められる時期は今、そしてクリスマス休暇しかないのですが。

 
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経験の大切さ、自尊心のあり方

2012-08-10 15:59:42 | 日記
 なでしこがアメリカ戦で防戦一方にならなかったのは、北京五輪
でも今回同様6試合戦った経験が活きた為だと思います。

 つまり澤、福元、出番はありませんでしたが安藤と、前回大会に
出場した選手達が、6試合戦う上での体調管理と休息の大切さを、
皆に説いていたはずです。

 勿論、昨年のワールドカップ優勝以降、彼女達が急激に力を伸ばした
ことも大きいですね。

 五輪のアジア最終予選
 アルガルベカップ

 と、日本を飛び出して試合をすることも多く、対戦相手も北朝鮮に
ブラジル、アメリカと、一瞬の油断さえ許されない相手と戦ってきま
した。

 この緊張感をこの1年で絶え間なく味わってきたこと。

 この経験も今回の決勝進出の大きな原動力になったと思います。

 五輪代表が戦前の前評判が低かった背景には、2度の

 「U-20ワールドカップ」

 の出場を逃している為で、彼らはアジア各国以外の国と戦った例が
非常に少ない為でした。

 その汚名を彼らは今、返上できる所まで着ました。

 男子がメダルを獲ることは、彼らが自分達の自尊心を奪い返す事でも
あるのです。
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なでしこ銀メダルに終わるも、日本中が大きな拍手

2012-08-10 15:48:48 | 日記
 後半立ち上がりからのハイプレス。

 そして阪口から田中への交代。

 敗れはしましたが、なでしこがアメリカ相手に攻撃を疎かにしなかっ
た点は、非常に大きかったと思います。

 特に今挙げた2点が、攻撃が停滞しなかった要因だと僕は捉えていま
す。

 田中が投入された時点で布陣は4-4-2から4-1-3-2に変化し
ました。

 つまり田中ひとりで中盤のフィルターを担ったわけですが、この交代
は佐々木監督の心情を素直に表していたと思います。

 岩淵のシュートも惜しかったですね。

 彼女と大野が両翼で起用されたことで、4-1-3-2が3-4-3
に変化しましたが、恐らく3バックは練習でもそう多く試したことは
無かったのではないでしょうか?

 それでも鮫島を落し3バックを敷いたことは、従来の選手交代とは
異なる作戦で、見ていて非常に新鮮なものでした。

 この試合は中だるみが無く、90分はあっという間に過ぎていきまし
た。

 観戦する僕がそう思うのですから、選手達の時間の感じ方はもっと
スピーディだったはずです。

 なでしこの選手達の頑張りに大きな敬意を払いたいと思います。
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今の女子サッカーにとって大切な事

2012-08-10 01:46:50 | 日記
 日本の女子サッカーが今一番大切なのは、この「なでしこ」の
躍進を一過性の代物で終わらせないことです。

 ワールドカップと五輪の躍進を契機として

 1・なでしこリーグの更なる整備と海外リーグとの提携
 2・代表とクラブを問わず、選手達に待遇を見直す
 3・育成の準備

 など、今だからこそ見直せる箇所がたくさんあると思うのです。

 バレーボールの場合ですと、東京五輪の金メダルを堺に、代表の
成果が途切れ途切れになっていることが多く、素人目からしても

 「継続性」

 は感じられません。

 それは代表監督が好む戦術もあるでしょうし、人材や時代の趨勢も
背景にあったのでしょう。

 なでしこが継続性を重視すれば、佐々木監督の後任人事は非常に
熟慮する必要がありますし、フランス、ドイツなど欧州リーグへの
挑戦も、選手を成長させるはずです。

 五輪金メダルは日本女子サッカーの金字塔です。

 帰国の際には大きな祝福と敬意が待っていますが、バブルのような
扱い方は避けるべきですね。
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