塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

隣接するライバルたち

2012-08-11 21:52:14 | 日記
 厳密に言いますと、韓国と日本は隣国ではありません。

 僕が韓国人ならば、

「隣国は北朝鮮です。」

 と答えるでしょうし、海を隔てて暮らしている両国がここまでスポーツ
で熱くなるのは、やはり二次大戦の名残が強いのでしょうか?

 例えば英国も日本同様島国ですが、その内情は随分と異なります。

 イングランドはスコットランドとウェ-ルズと隣接していますし、北
アイルランドも

 「グレート・ブリテン」

 を構成しています。

 しかし日本は海を挟んでどの国とも隣接していませんし、だからこそ
日韓の関係を不思議に思う方がいても不思議ではないでしょう。

 しかし、前々回でも記しましたが、この日韓戦の気持ちを理屈で説明
することはできません。

 オランダとベルギー
 アルゼンチンとブラジル
 セルビアとクロアチア

 のように、負けられないサッカーの国別対抗戦は幾つも存在しますが、
かの国の皆さんも口では両国の間柄をうまく説明できないと思います。

 勝てば大いばり、負ければ落胆という姿、この形だけが未来永劫変わら
ない事だけは確かです。
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日本の戦い方を考察する

2012-08-11 21:44:39 | 日記
 日本は五輪代表、A代表共にショートパスを主体にしたサッカー
を志しています。

 いつ、如何なる際にもその状態を貫く姿勢は素晴らしいものです。

 それは彼らが苦境に陥った際、

 「自分達の原点」

 に帰ることが出来る証拠ですし、先日お話したように日本もいよいよ
自分達のスタイルを入手しようとしています。

 ただ、そのスタイルの拘泥しすぎるのはよくありません。

 例えばスーツ。

 服飾に精通している方なら一口にスーツといっても、英国とフランス、
アメリカではその仕立てが異なることをご存知ですね。

 例えば「ベンツ」は英国式ですとサイドに2本入りますが、米国式です
と背中に一本入る形です。

 英国式はその背景に乗馬があるからこそ、サイドに切れ込みがあると便
利の為、その名残として今でもこの形が継続しています。

 仕立ては異なります。

 しかし、スーツという装いに変わりはありません。

 日本のサッカーも同様で、ショートパスだけにこだわらず、ロビングや
ロングパスという「パス」を選択しても良いでしょうし、時には

 「セーフティ・ファースト」

 で相手陣内に蹴りだす必要もあるでしょう。

 リーグ戦は勝ち点を挽回できますが、トーナメントはそうはいきません。

 今後日本は、トーナメント勝負の際、自身のスタイルを貫くのか、その
スタイルに幅を持たせるか、その方法論を考える必要があります。
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五輪代表、サッカーと女子バレーの対照の姿

2012-08-11 21:38:32 | 日記
 僕と父は同じことを考えていましたから、皆さんも同じ気持ちを
抱いたと思います。

 「バレーの女子が、五輪代表の屈辱を晴らす!!」

 日本の空気が真鍋監督と選手の皆さんに通じていたかはわかりかね
ます。

 しかし、自然とその空気は試合会場に流れていたかもしれません。

 選手と監督、コーチの皆様方には、心からの敬意を払いたいと思い
ます。

 サッカーに限らず「日韓戦」という言葉に、どうして僕たちはここまで
敏感に感じてしまうのでしょうか?

 それは理屈、理論という言葉では説明できません。

 僕が思うに、それは

 「僕達が日本人だから。」

 という理由でしからありませんし、逆に韓国の方からすれば競技の全て
において

 「日本には負けたくない。」

 と思うのでしょう。

 正直言いまして、五輪代表の敗北は2002年ワールドカップの
トルコ戦と一緒です。

 何か胸のつかえがとれない。
 完膚無きまでに叩かれたわけではない。

 この気持ちが晴れない限り、日本が前に進むのは難しいと言えます。
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日本、韓国に先制を許す

2012-08-11 04:35:16 | 日記
 日本、韓国に先制点を許しましたが、後半45分が残されて
います。

 まずは同点に追いつくことに集中し、イエローカードに値する
危険なプレイを避けるべきです。

 ミレニアム・スタジアムの芝、予想以上に劣悪ですね。

 今の所、この芝の状態の悪さが時に日本を救い、そして韓国を
救っていることも確かです。

 こうして考えますと、J1のスタジアムの整備は本当に素晴らしい
事が改めてわかります。

 逆に本場の欧州が、しかも五輪の3位決定戦の重要な舞台で、この
芝の状態しか提供できないことが不思議です。

 この3位決定戦の前に試合を行っていることは確かですが。

 日本は基本のショートパスの中に、ロングボールとサイドチェンジを
織り交ぜる形で、韓国を揺さぶればどうでしょうか。

 長いボールが加わる事で、短いパスが生きてきますし、ボックスエリア
周辺で競えばFKのチャンスも巡ってきます。
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44年の歳月を思う

2012-08-11 00:35:42 | 日記
 僕たちは軽軽しく

 「44年ぶりのメダルが見えた。」

 と言いますが、その歳月は非常に長いことを再認識すべきだと思い
ます。

 僕は今年36歳ですが、僕の歩んできた道のりよりも更に8年も前
の出来事が

 「メキシコ五輪の銅メダル」

 であることを、このブログを記しながら改めて痛感しています。

 釜本に杉山。八重樫と宮本、そして森。

 五輪の時期になるとあのデトマール・クラマ-氏と共に、東京と
メキシコを戦った偉大なる先人たちの名が、必ず挙がります。

 今の五輪の選手たちは、結果的に彼らを越えることは出来ませんで
したが、肩を並べる権利は手にしました。

 メキシコではホスト国と

 ロンドンでは隣国と。

 それぞれ今まで味わったことの無いような緊張感を、選手達は感じて
いるはずです。

 この韓国戦に勝利した際、監督と選手たちは今後の人生で得られない
ような、至福の時間を味わえるはずです。
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