ウクライナとロシアの戦争のニュースを見てると、平和平和って言ってるだけでいいのかな、国防問題って、やっぱり考えなきゃいけないんじゃないのかな。でも、宗教はやっぱり非戦論でなきゃいけないんだよね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『公開霊言 内村鑑三に現代の非戦論を問う』(幸福の科学出版)のまえがきとあとがきで、こう説いておられます。
まえがき
本年は、八月の韓国との竹島紛争、中国との尖閣諸島問題をテーマにして、国防問題がクローズアップされた年でもあった。私も映画の製作総指揮者として、本年六月公開の実写映画『ファイナル・ジャッジメント』、十月公開のアニメ映画『神秘の法』(全世界同時公開)に携わってきた。二作とも四週連続ベスト・テンに入るほどのヒットとなったが、外国による侵略戦争と宗教による抵抗運動というテーマが、いつも通り、日本のマスコミには、ほぼ黙殺された。予言映画としては的中していたにもかかわらずである。
今の習近平中国新体制は、かつての日露戦争前のロシアほどに恐ろしいものだろう。宗教政党『幸福実現党』による救国選挙運動も、マスコミによる「黙殺権力」により、力は十分の一以下に押さえ込まれているが、ジャーナリストでもあり、キリスト者でもあった内村鑑三なら、今何と言うだろう。現代の『非戦論』を問うてみた次第である。
あとがき
「戦争と平和」のテーマはキリスト者にとって、歴史的にも非常に難しいテーマであろう。イエスの教えと、実際に起こりえる外国との戦争。エジプトの奴隷から、バビロン捕囚、マサダの砦の陥落以後、千九百年にわたって、世界に漂ったユダヤの民。イエスは本当にキリスト(救世主)としてユダヤ民族を救いえたのか。一九〇〇年代には、さらにユダヤ人にはナチスの大量虐殺が臨む。イエスはユダヤ人は救えなくとも、人類は救いえたのか。現在のイスラエルとアラブ民族の対立はどうなるのか。宗教と戦争の問題は本当に難しい。
私たちも、日本を神の国(仏の国)と変えて、国を護ろうとしている。宗教に対する冷やかな視線に二十年以上も耐えつつ、信念は決して揺らがない。この国の繁栄をもたらすのは、真なる信仰の力である。神と悪魔の戦いは、終わらない。
(1~2、158~159ページ)
本書は、中国が習近平体制になった直後、ちょうど10年前に刊行されたものです。
その当時と今とは、時代背景が異なっている部分もありますが、「戦争」の問題がクローズアップされている点で、さらにこのテーマが考えられるべき状況になっていると思えます。
まえがきには、あえて今、内村鑑三に現代の『非戦論』を問うた理由が、明かされています。
そして、内村鑑三の言葉(霊言)を受けた、あとがきでは、象徴的で、とても示唆的な言葉が語られます。
さてさて、本書で、内村鑑三はいったい何を語ったのでしょうか?
本書は、キリスト者はもちろん、「戦争と平和」というテーマに興味がある方、必読の文献の一つであると改めて私は思っているのです。
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『公開霊言 内村鑑三に現代の非戦論を問う』
大川隆法著
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