ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



前回も前々回も、経営者の時間管理について勉強したと思うんだけど、その続きがないの? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『未来創造のマネジメント』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。

 もちろん、販売網についても、無駄を削る努力が要ります。途中に何段階もあるようでは無駄です。不況期には直接販売をするに限ります。最終消費者にできるだけ近づかないと利益幅が小さくなるので、なるべく直接販売に切り替え、中抜きを減らす努力をしなければいけません。
 また、不況期には、できるだけ仕入れを安くすることが必要ですし、売るほうでは値段を下げなくてはいけません。そうしないと売れないからです。売るほうでは利益がほとんど出なくなってくるため、可能な限り仕入れを叩き、安い仕入れ価格に切り替えていかなくてはならないのです。(中略)こういう努力が必要なのです。したがって、経営者は厳しくなくてはなりません。お人好しではいられないのです。
 取引先との付き合いは大事であっても、その取引先が、削らなければいけないところなのであれば、あまりお付き合いをしないほうがよいでしょう。(中略)そういう意味での付き合いを削減することも大事です。(中略)
 心の教え、あるいは光明思想系統の教えでは、「人間には無限の可能性がある」「能力は無限だ」などということも、私は説いてきました。
 しかし、現実の仕事、実務や経営という観点で見たとき、時間という枠のなかでは、人間の能力には、どうしても限界はあります。なぜなら、どのような人であっても、同じ持ち時間しかないからです。
 忙しそうに働いている人は、「自分は、よくやっている」と思っているかもしれません。しかし、「自分でやらなくてもよい仕事を、自分がやり続けていないかどうか」ということを、常に問わなくてはならないのです。
 仕事が多いのは、うれしいことなので、仕事を抱え込む人がいますが、ある程度、「この仕事は、自分がしなくても、他の人でできる」と思ったならば、その仕事を部下に下ろしていかなくてはなりません。
 仕事のやり方を固めて下の人に下ろしていき、時間の空きをつくるのです。そして、自分は新しい仕事を行い、その仕事が固まったら、また下の人に下ろしていきます。このようにすることで、部下も自分も偉くなれるのです。
 これをせずに、部下の仕事を取り上げているため、自分の仕事が増えてばかりいる社長もいます。下にいる部長などの仕事を取っているわけです。そういう社長は、いつも手いっぱいで、「時間がない、時間がない」と言っています。しかし、それは能力の不足が原因でしょう。
 仕事を固めて部下に下ろす工夫を常にしないと、成長することはないのです。
(93~97ページ)

販売網も無駄を削って中抜きを減らし、可能な限り安い仕入れ価格に切り替え、削るべき取引先との付き合い削減も大事である。

光明思想で「人間には無限の可能性がある」といっても、現実の実務や経営という観点で、時間という枠のなかでは、人間の能力には限界がある。

忙しく働いている人は、「自分でやらなくてもよい仕事を自分がやり続けていないか」を常に問い、仕事のやり方を固めて下の人に下ろしていき、時間の空きをつくって自分は新しい仕事を行わないと、成長することはない──。

こんなふうに要点をまとめてみれば、どうでしょうか。

やはり今回も、経営者だけの話ではないように思えます。

会社の幹部として仕事をしている人にとっても、そしてこれから出世していきたいと考えている若手サラリーマンにとっても、とても重要な視点を教えていただいているのだと、改めて私は思っているのです。
 

未来創造のマネジメント

『未来創造のマネジメント』

 大川隆法著


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