おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ふーっ!! あっぶな~い!ムルティプラちゃんの車検とフロントガラス交換

2017-04-10 18:04:22 | 

今日も首都の田舎村ナデジュダ区からさらに廃墟マニアにはたまらない(?)ヴォエンナランパ地区にウチのムルティプラちゃんを走らせていると、警察に停車を求められました。「コリャ~危ない!! 本当なら罰金たゾ!!」とフロントガラスの傷を指摘されました。えっ?!そうなの?

そういえば2,3年前、前を走るトラックか何かの後輪が跳ね上げた小石がカッっとぶつかったっけ。ホントはこの傷が小さければ修理できたんだけど、たいしたことないと思って放っといたんだよねー。走り続けるうちに振動で少しずつ伸びていくヒビ・・・ それにこの冬は寒さも厳しくて重たい雪も積もったし・・・ そろそろ車検の季節。警察官は「これは車検も通らないほど大きいヒビだぞ!」というけど・・・もっとビーってヒビの入ったトラックやバスもよく見るんだけど、何でそれらは捕まんないのかなぁ・・・ そしてウチの大家エンチョおじさんの友人で車検場で働くゴショにまず見せてこれで車検を通るか聞いてみると、

「まっ普通このガラスの傷の大きさからすると通せないね~。あっ、ウチは通してあげるよっ!」 う~む、ヘンな親切!(笑)でも、もう警察にも止められたくないし、何かの拍子にバンッと割れて、ルパン三世のチンク(あ、考えてみるとこれもイタ車!!)のフロントみたいになる・・・その時は手でガンガン割って前が見えるようにしないと~!! と、アニメから学習したけど、そうなるのもヤだな~!!

ブルガリアの道交法(?)上、車検シール、自賠責(グラジュダンスカ・オトゴボルノスト)、そして高速道路利用シール(ヴィネトカ)をフロントガラスに貼っておくことが義務付けられているので、この車検直後のガラスの交換は考えると結構面倒・・・なんでもうまく剥がして、とか、代わりに貼る新しいシールを再発行してもらうとか、いろいろ手はあるようですが、どれも「ブルガルスカ・ラボタ」の極みを行く中古車業界を考えると何か粗い仕事になりそうでコワい・・・ それでまた警察に停められたら、どーせぇっちゅ~んじゃいっ(怒)!!

いろいろあたってみるとこれまた車検のゴショおじさんところの近所にここら辺では大手のアフトスタクロ(車のガラス屋)「コブラ」本店がありました。在庫があるということで行ってみると・・・ 「あるけどないっ!」なんじゃそりゃ?! あと数日したら中国からの製品が輸入されるので・・・」と言われてから何度もその前を通りがかるときに聞いてみても「まだ来てません!電話かけて確かめてきて、って言ったでしょ?!」とちょっとキレ気味のおねえさん(たまたま通りがかったから寄ってみただけなのに・・・)の顔を拝むこと数回。そのうちに何週間か過ぎて車検の期限が過ぎちゃった!! でも、心の広い(?!)車検屋のゴショは何事もなかったかのように車検を通してくれたけどね。そして車検を通した後にやってきた「キタイスコ」(中国製)のフロントガラス・・・ 

昔の観光バスみたいにガラスの上の方が青い… ヨーロッパ製のものより少しリーズナブル。でもまたすぐ傷ついたらヤダなぁ・・・

ああ・・・ ムルティプラちゃん、いつも例えちゃうけどまるで足首の細い、かなりポッチャリのイタリアの田舎娘みたい・・・って、フィアットの田舎娘ていうのはまた別の、ジープみたいな車(フィアット・カンパニョーラっていう車。大矢アキオさんのコメントを引用)。ちなみにムルティプラちゃんをおんなじ方式で訳すと「倍数」なんだって。普通だったら「カローラ」みたいに、いわゆる”最大公約数”的に、みんなに受け入れられてたくさん売れる車を作るんだろうけど、ムルティプラちゃんは”最小公倍数”!! 一部のコアなファンは大喜びだけど、大衆には「ちょっとネェ・・・」という感じなのかな?笑)

イタリアでタクシーとして走っていたムルティプラの寿命が30万キロだった、とすると今ウチのムルティプラちゃんは20万キロを超えたので、人生の3分の2を過ぎるころ・・・となると、娘とは呼びづらい・・・ 「紅の豚」のピッコロ爺さんの飛行艇修理工場に孫たちにあげる小遣いを稼ぎに来たおばあちゃんたち、とまではいかなくてもちょうどアラフィフのワタシと同じくらい、って、このネタは前にも書きましたがホントに今年に入ってから修理続きのムルティプラちゃん。

その記事の後、車検の前にも足回りの部品はタンポン(ゴムの部品)だけを替えることができないので全取り換え、ポンプからのゴムホースからは燃料漏れ、それにフロントガラスのヒビ・・・まるで足を骨折し、デコピンされておでこに跡が残っちゃった上に鼻血を流しているような・・・まるで五十肩で満身創痍のワタシにそっくり・・・ 本当に本当にいたわりながらやさしく乗らなくっちゃ・・・


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