おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

地下鉄に沿って開発!! 昔は「村」だった所?

2015-11-25 19:51:02 | まち歩き

ソフィア市営地下鉄は空港とムラドスト4丁目の「ビジネスパーク」にまで伸び、あとはロゼネッツ地区の「ヴィトシャ」駅(元「フラデルニカ」電停)が完成するのを待っています。とりあえずこれで地下鉄建設は一段落・・・ さらに多方面へ延ばす計画はあるらしいけど、それはずっと後になりそうです。

数年前に開通した、ソフィア市北西部に伸びる「ロムスコ・ショセ」通りに沿って走る2号線(オベーリャ~ジェームス・バウチェル)。昔(といっても第一次世界大戦の頃までいたのでそんなに昔じゃない?)ブルガリアの王様フェルデナンド公が(多分、あの彼の大好きなカジノのあったヴルシェッツという温泉保養地から帰ってくるとき)この「ロムスコ・ショセ」を通っていて、泥道にはまり「おー災難(ベリャ)だ・・・orz」と言ったから「オベーリャ」、そこから少しソフィアの真ん中に向かうと少し道がよくなったので「希望が(ナデジュダ)が見えた!」と言ったから「ナデジュダ」、そしてもっとソフィアの町に近づいて舗装道路になったので「泥道から自由(スヴォボダ)にされた♪」と言ったから「スヴォボダ」と言う名前になったと言われている、昔は小さな家の立ち並ぶ村々だった所です。でも今は家々と言うより(通り沿いに少し残っていますが)大きな共産団地群のそれぞれの地区。見た所、村の面影はほとんどありませんが、それでも以前これらの村に住んでいた人たちが、共産団地にする際に「一つの通りの人が一つの入り口」と言う風にまとめられたらしく、住んでる人たちのご近所感や考え方が何とも「村」っぽいこれらの地区・・・ そんなところですがこちらのほうの開発もだいぶ進んできています。特にナデジュダ3,4,5丁目、ヴルヴニッツァ地区の交差する大きな十字路。

ちょうど地下鉄「ベリ・ドゥナフ」駅の真上。ここは4つの角にそれぞれ、スーパー「ビラ」、公園、商業施設、パザールがあり、このパザールは今新しく建て直しています。また、ここには以前にも紹介した「ヴフェレン」という地下駐車場があり、パーク&ライドで市中心部へ向かう人も多くこの駅を利用します。乗降客の多さはこの路線随一です。

商業施設の中にはまだ空き店舗もありますが、今入っているのはけっこう現在がんばってるジャンル・・・ 

市内に店舗を展開するドネル屋さん「アラジン・フーズ」にワタクシも大好き「カロリー三位一体」(小麦粉+砂糖+油!!)のメキッツィを売るバニチャル(バーニッツァ屋さん)、そしてパン屋さん、

パラチンキ、つまりクレープ屋さん、そしてコバラがすいた時に買っちゃうナッツ屋さん「Mr.アーモンド」。そしてワタクシのオススメは一軒の甘味屋さん・・・ 

ここのカプチーノはけっこう本格的でおいしい!! すぐ目の前はバスや路面電車など3路線の停留所なので、地下鉄乗換えなど、「ちょっと10分空いた~!!」なんて時にはちょうどいい!! ワタクシの大好きなカフェの一つです。(夏だとパラソルで外カフェできるのですが、写真を撮ったのが寒くなり始めた雨の日で・・・ なんとも色味がない・・・残念・・・)

もちろんいつもの八百屋さんも何軒もあります。

大きな屋根をつけて、雨の日でも傘を差さずに買い物を!! という目的で、新しくなるパザール・・・ ヴルヴニッツァ側に住む友人の御年75歳ディーディーは、「フンっ!! こんなことして、店舗一軒一軒の家賃をメチャクチャ上げる気なのヨっ!! それは物の値段に必ず反映されちゃうでしょっ!!(怒)」 う~む。年金世代にとっては、どーでもいいから安く売ってほしいっつーのはあるようです。でも、このパザールが完成したらここもソフィアのアッパータウンに仲間入り? いやいやそんなことはないっ!! だってやっぱり元は「村」だったトコだから・・・

 

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あァ やだっ!! エレベータが・・・

2015-11-20 20:42:16 | ブログ

フランスに行く前から動いてなかったんだけど… エレベータ。手荷物だけだったし下りはいいんですよ。 フランスから帰ってくる前には修理が終わってるだろうと思ったのですが。

文句を言いながらバス停から帰ってきた、フランスから到着した夜・・・ エレベータのボタンを押しても・・・ し~ん、やっぱり動いてなかった。あ~あ。

それから数日後、ブホッド(入口)に手書きの貼り紙。「10,11,12の3日間はエレベータが使えません。」・・・って、もっと前から動いてないジャン!! (怒) その10日の朝、階段を下りていくと1階のエレベータのところにおっさんが。う~む、この人がマエストルかな? でも何かちょっとピヤン(ヨッパライ)っぽい・・・ この調子でちゃんと予定通りに直るんだろうか・・・

と思っていたらやっぱりその3日では直らず。何せ、その修理の最終日であるはずの12日にドモプラビーテル(自治会長)の旦那さんがやってきて「アッサンスィオール(エレベータ)のドビガーテル(エンジン=モーター)が焼けちゃったので、さらに修理代を集めます。お宅は16レバね♪」なんて言いに来る始末。前に修理代として払った金額が70レバくらいだったから、合計すると86レバ・・・ けっこうデカい金額だっ!! 近所の人たち、特にウチより上の階の人たちは階段を上がるたびにブーブー!!! 「何よこのチュド(奇跡。もちろん皮肉)な仕事は(怒)」と言いながら登っていきました。

予定の工期を大いに過ぎたある日。朝ウチのアパートを出る時にはまだ動かなかったエレベータ。昼過ぎに帰ってみるとヴホッドのところになにやらSLの車輪のようなものが・・・ 

この大きな部品を取り替えたのネ・・・ そりゃ直らないわけだ。でも、やっと動き出したエレベータにホっ・・・ これでやっと買い物に行けるワ・・・ 

もうこのエレベータも40年以上経ってるはずだし、これからこんな問題はしょっちゅう起きてくることでしょう。その度に大きな出費、そして同じヴホッドの人たちでもお金を払えなくてエレベータの料金を拒否する人も出てくるだろうし、修理代を払う時だけエレベータを使うの止めるって言っておきながら、最終的に「やっぱり不便だから・・・ 電気代払うからエレベータのICチップ返してくれ」なんて言う人が出てくるのもなんとも「ネプリヤートノ」(ヤな感じ)だから・・・ もーっヤダっつ!! ホントに早く引っ越したい!!  

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フランス自由奔放!! (8) 「フランス料理って何?」への答え!!

2015-11-16 18:28:41 | グルメ

フランス料理はお皿の上にちょっとしか乗ってなくて、オシャレで、そして高い・・・ 手が届かない・・・というイメージがありませんか? いや、きっとフランスにも大衆食堂みたいなものはきっとあるはず・・・ パリだと「シャルティエ」がそのジャンルに入りそうですが・・・

ボルドーからサンテミリオンに行くということでいろいろ下調べをしているうちに、「フランスの大衆食堂」というジャンルのお店が見つかりました!! 「大人のヨーロッパ街歩き」という番組で紹介された、地元民に愛される食堂!! 何でも、90歳のおばあちゃんがホールに立つという、そして日替わりメニューの他にはワイン、パンは取り放題で、デザートも付いている・・・ これは今回どうしても行ってみたい!! そのレストラン、「ラ・ピュス」!! この情報、2012年くらいのものだったので、このおばあちゃんはご健在なのかな? 後輩の旦那さんがその住所をカーナビにいれ、レッツ・ゴー!! 

サンテミリオンに向かう途中・・・っていってもちょっと回り道。そんな田舎道に突然、路駐集中地帯出現!!! そこがお目当ての「ラ・ピュス」でした!! こりゃーすげーなーっ!!! 

地元民で中は満席!! しかもテーブルを4人のオッサンが囲むっていうパターン多し!! 圧倒的に「女子の入れる店ではない空気」です。音楽なんてかかってなくても、このワイン飲み放題店の常連オッサンたちの笑い声で何も聞こえないゾ~!!!

そんな喧騒の中、対応してくれたおばさんと大声で話して、空いた席に案内してもらいます。入口は行ってすぐには「ポトフ」と書いてあったランチメニューはすでに売り切れ・・・ ランチで残っているのは豚か牛かっつー感じらしいっス。「あ、じゃあもうそれ両方でっ!!」

席に着くとパンやお水、そしてワインが来ました。お料理は、お肉がお皿に乗ったの(牛、豚それぞれ)に、お野菜の煮たのが!! このお野菜の煮込みのおいしかったことっ!!! ほっこり中まで味がシュみてて、特にチリチリしたキャベツが激ウマでした!! もちろんお肉もおいしかったけど、もうこのキャベツだけ食べさせて~って感じ・・・

デザートは壁際のショーケースに並べてあるのをセルフサービス。チョコムースやプリン、フルーツなどが、これは再利用品であろうプラスチックのカップに入って置かれているのを自分で選びます。オッサンたち、そして体力仕事系のおにいさんたちもウレシそーにここから取って行きますが、そんな合間にお店のおばさんが、

「アイスいる人、いない?」と冷凍庫からひとつかみしたアイスを配りに来たり、なんともほほえましい風景・・・

お店のおばさんに90代のおばあちゃんはご健在なのか、今日はどうしておられるのか尋ねてみると、「ああ、今はバカンスで遊びに行ってるのよ」との事。その日はおられなかっただけで実際お元気のようです。よかったよかった。そんな話をしたらちょっとお店の人ともうちとけた感じになりました。ワインは自家製なのかも・・・ ブルガリアで飲むような新しいワインの味がしました。できたそばから飲んじゃうっていう・・・

お店の後ろの駐車場に出てみると、洗った革靴が逆さにして干してあるっていう・・・ ああ、何かこれがフランス人の食べるフランス料理なのかなァ~・・・ 

とりあえずこれで怒涛の(笑)フランス旅行シリーズは終わりです。ちょこちょここネタはこちらの話題と引っ掛けてはさむつもりですが・・・ それにしてもフランス、パリのテロ事件のニュース、このシリーズが終わる前に、ついこの間行ってきたところでこんな大きな殺戮が行なわれるなんて、予想もしていませんでした。でも、こんな事件、ヨーロッパのどこでも、いつ起きてもおかしくないご時勢になってしまいました。よく考えてみると1月や8月にも似たような事件がパリであったんだよネ・・・ でも、やっぱりフランスはいいところ、なんですよ・・・ 

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フランス自由奔放!!(7) 「フランス料理」って何?

2015-11-15 16:13:43 | グルメ

ところで、フランス料理って何なんでしょーか? 機材を使ってスプモーニとかってソースを泡状にしたり、わさびやしょうゆはもう普通っていう最先端ヌーベル・キュイジーヌっつーのじゃなくて、普通のフランス人はいったい何を食べて故郷を感じ、これがソールフードだと感じるんだろう? だいたいヨーロッパ人一般は食に対して超超超保守的なんだよね~。

パリでまず分かったこと。フランス人のお友達が一言、「今日のランチは大好きなフライドポテトなんだ~っ!!! ウキウキ♪」 えええ~っ!? フライドポテトでテンション上がる? しかもトッピングはケチャップやマヨネーズって・・・ それマジで言ってんの? 

しかしボルドーでも行った、行列のできる、予約を入れられない人気店はステーキハウス!! フランスでステーキ店に行列!? その理由は何と!! 後輩曰く、「ここのウリは鴨の油で揚げているフライドポテトが食べ放題なんですよ~!!」・・・ やっぱりフライドポテト!! 確かめに開店前から並んで行ってみました。夜7時に開店なのですが、6時半から並んでももうワタシたちの前には長蛇の列!! 

開店と同時に入れるかな~? 開店するとこの長蛇の列の人々が吸い込まれるように店の中に流れ込み・・・ 

3階までギッシリ!! 席に着くとサラダとメニュー!! 基本、ステーキしかないので焼き方を尋ねられます。「ア・ポアン(=ミディアム)・シルヴプレ~♪」 

するとハーブとバターのソースと共に供されます。で、ポテト~っ!! 

本当においしいポテトだ~っ!! ファストフード店のポテトとはかなり違います。もちろんワインで流し込むとサイコーっ!! 食べ終わって外に出てみると、まだやっぱり長蛇の列が。すご~い・・・ 

そういえば、フライドポテトのこと、「フレンチフライ」ってアメリカでは言いますよネ。でも美食の国の人たちが実はソールフードとしてフライドポテトを愛して止まないって知らなかったなァ~!!

ちなみに、このステーキハウスのステーキ・・・ アメリカや日本でいうステーキとはずいぶん違う・・・ どっちかと言うと、これはつまり英国のロースとビーフや日本の牛のたたき(特にこの店のレアは)に近いように思えます。英国料理はフランス料理をお手本にしてるって聞いた事あるけど・・・ そういえばパリの別の旧友のところに夕ご飯におよばれしたとき出されたのはオーブンで仕上げたローストビーフでした。イギリスは仕上げの味付けは自分でするのが流儀。どの店にも大瓶の塩、コショー、そしてモルトビネガーがありましたが、フランスの場合はキチンと味があるんですよね~。

夕食のおよばれの場合、「前菜にキッシュ」というのが一番多かったです。そのせいか、手作りキッシュは 意外と軽め。おいしい~♪ でもその後はメインが待ってます。本当にお腹いっぱい!! ごちそうさまでした。

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フランス自由奔放!! (6) どこも日本ぽいもの? そして何か分からないものも!?

2015-11-14 17:46:50 | グルメ

ボルドーの長~いホコ天をヴィクトア広場の方に行くと不思議なお店が!! 

たこ焼?へっ?? お寿司をウリにしている店も何と数軒に上ります。

後輩にきくと、「ほとんどどこも中国人と韓国人でやってるんだよネ。全然本物と違うから行かな~い」ということだそうです。たこ焼ってそんなに外国人にウケたっけ? 今回お寿司は試さなかったけど、近頃ブルガリアを含むヨーロッパ中でスーパーのお惣菜コーナーでもパックのお寿司が見られるようになりました。でも、巻物は切り口はふつう丸いはずなのにこちらは座りがいいからか、かまぼこ型で下が平らにしてあったり、ちょっと「分かってないな~!!」と思えてしまうものが多いんですヨネ~!!

パリはさすがに食の都!! 日本食も食材店やレストランがしっかり根付き、地元の人たちで行列ができる店も。お弁当に食材も扱う「十字や」さん!! お弁当を買ってイートインコーナーで食べる人も!! ワタシはおみやげに持って帰るために日本食材を買いました。レジ横に置いてあった「草大福」に目が行って、どうしても食べたくて買っちゃいました!! ラーメン屋もこの通りにはたくさん!! でも「RAMEN」ではなく「LARMEN」って書いてあるのが面白いっ!! 

フランス語だったらRはうがいする音みたいになっちゃうからLではじめないとラーメンとは読んでもらえないよね・・・ 残念ながら、「パリの合羽橋」と呼ばれるレ・アル地区を歩いた時に「一風堂」を見つけたけど、開いてなかった・・・。あ、それからフランスのカルフールマーケットではけっこういろんな国の食材のコーナーがあって、日本食コーナー(まあ、そこまでいっぱい品揃えがあるわけではないけど)でカップラーメンを見つけました!! 手っ取り早いお昼ご飯のために買ってみたのですが・・・ 

「タノシイ」ラーメンはベトナム製。これは麺がなってない!! そして日清のカップヌードルもあったけど、これも期待したほど日本のカップヌードルに近くなかった・・・

やっぱり自由なフランス・・・ フライドチキンといえばKFC・・・ でもボルドーの街では

「CFC」に

「FFC」それに

「HFC」と何か類似店多数・・・ でも、これには理由が!! これらの店は「ハラルミール」を提供している、ということだそうです。そういえばこれらの店があるあたりはホントにアラブの風~っ!! ブルガリアでもトルコやシリアの人がいっぱいいるけど、そういう通りを歩いているのと同じ感じがしていました。 やはりこちらの方の方々ご用達はハラルミール取扱店。で、アメリカ発祥のフランチャイズとは、ちょっと寄せつつも違うようにしているんですよネ~。 ドネル屋さんもいっぱいあったのですが、これはブルガリアのウチの近所にもあるので今回はパス。 でも安いうえに野菜、ポテト、お肉とおいしいヨーグルトガーリックソースが入っているのでおススメではあるんですけどネ。アラブの市ではイスラム女性のスカーフ「ヒジャブ」用の布が品ぞろえ豊富に売られています。これから寒くなるから新しく、秋冬っぽくしようか?なんて考えるのかな・・・?

ボルドーのマルシェもスゴイっ!! うさぎさんやハトぽっぽはフランス料理の食材ですが、

さすがにマルシェのショーケースにそのまま並んでいるのは・・・ ヒッエ~っ(涙)!!! このマルシェを解説付きで団体で巡るアメリカ人ツアー客がドーっ!! 


さらに牡蠣も


チーズやハムもフォアグラも自由に買えて、店によってはイートインコーナーがあるところもありますヨ。

マルシェはフランスの・・・っつってもトルコっぽいものやギリシャっぽいものもありますね~。

フランスの自由さは何が何だか、オリジナルなんてなんでもいい・・・っつー感じにさせてくれます。この懐の深さは真似できないな~っ!!!  

コメント (2)
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