おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

アヤシ楽しい(?!)ソフィアの蚤の市!!

2012-12-17 15:10:10 | まち歩き

海外旅行で「蚤の市」に行って掘り出し物を探すのを楽しみにしておられる方も多いのでは? ワタシもけっこうスキ!! むか~しフランスはパリのクリニャンクールの蚤の市に行ったのを思い出します。けっこうオシャレでたくさんのお洋服やアクセサリーが並んでましたね!! でも、スリに遭って、犯人を追いかけてた日本人観光客がいたなあ・・・ お~、コワっ。

ブルガリアで観光客におなじみの蚤の市、といえば「アレキサンデル・ネフスキー寺院」前の広場の出店。ずいぶん前の話ですが、「アースマラソン」でブルガリアを通過した間カンペイさんが、あそこでソ連っぽい帽子を買ってましたね、あそこの名物じーさんから。あと、けっこう「ナチス」関係のものや共産体制時代の「赤い星」系のものがけっこうあったりして。特に西ヨーロッパからのお客さんは、ナチス関係のグッズにドンびき・・・ 第二次大戦後どれだけたっても「あのときのナチスのせいで・・・」と何かにつけて言われるのに、それをおみやげとして売っている感覚に唖然とするみたいですよ。 でも、あそこ、あまりに観光客相手で観光地化されていて、ホントに蚤の市といえるのかどうか・・・

そんな中、ソフィアにもホントの蚤の市、というか「ガラクタ市」があります!! 行って見たい? それは、ソフィア市のはずれ、「マラシェフツィ地区」に土曜日になると開かれます。ソフィアの真ん中から 、もしこの市場に行こうと思ったら、「ライオン橋」から86番のバスで終点の「マラシェフツィ墓地」まで行き、そこから墓地を歩いて通り抜けるか、または、3番、18番などのトラムの終点「オルランドフツィ」(やっぱりここも墓地・・・)の近くのバスセンター(といってもタダの広場・・・)から18番か20番のバスで行くか。まァ、近くに行くと人がいっぱいいるので絶対に分かります。普段は何にもないところ、しいて言えば葬式に来る人が時々通るくらいのところなのに、土曜日は車と人で大渋滞!! この市、少し高台になった広場で行われるのですが、そこに通じる道からもう出店を出す人とそれを冷やかしながら歩く人で大混雑・・・ 前にその近所のおじいちゃんおばあちゃんの家に用事でたまたま土曜日に行ったらモ~っ大変!! でも、市場だけを見に行くにはそんな混雑も楽しいですけどね。しばらく前の土曜日、この市場に潜入するためだけに出かけてみました。Benkovskifleamarketentrance


Malasheftsifleamarket1
車のパーツや工具など新品ももちろん売られています。中古の洋服を売っている所もあります。が、基本的にはガラクタ・・・ それも、ロマの人たちがゴミ箱から拾ってきたであろう、大体これを買ってどーするんだ?というものがほとんど・・・ でも、何でこんなものが売ってるんだろう!? と思いながら見て回るのもけっこうおもしろい! なかなか手を出せませんが・・・ ちなみに駐車場にはこんなアジな車が!! でも、これは売り物じゃないけど。Benkovskifleamarketparking

もうひとつ、ソフィアのおもしろくもアヤしい(?)パザール、こっちはもうちょっと行きやすいかな?それは「セントラル・ハリ」や「バーニャ・バシ・ジャーミヤ」のところの電停から20番や22番のトラムで「小劇場」(マルキヤ・テアトル」)の次の電停で降り、電車の進行方向に対して左(北側)に向かって細い道を入っていくと、もうほとんど「ポドゥヤネ駅」の近所の大通り(その通り沿いには日本の「ダイハツ」があります。)まで行くと・・・

Petpazarentrance
最初はなんだか自家製のもの(蜂蜜だったり、卵だったり、はたまたパプリカの干したのや手作りのソーセージだったり・・・)を売っているのかな?と思うのですが、よく見るとドッグフードやキャットフード(カリカリ)を大量にトラックで売っている人たちが!! 近所のおばさんにお散歩に連れてきてもらった子犬は、ドッグフードに惹かれて大興奮!! もうおばさんの言うことなんて聞きません(笑)

そこはなんとも狭いので何ナノかな?と思って入っていくと、そこはPetpazar2


動物の、というかペットのマーケット!! わんこやネコちゃんもいるのですが(ブルガリアでは結構日本の品種、狆(チン)が人気なんですよ!! ちなみにブルガリア語では「ヒン」と呼ばれています。)、主に売られているのは・・・

Petpazar3
ニワトリ、ウサギ、アヒルや七面鳥・・・ これはどっちかというと育てて食べちゃうのかな? でも完全にペットとして飼われるであろうそれらの種類やインコ、それに熱帯魚や金魚も売られています!! 出目金やランチュウなんかもいますよ!! でも、なぜか目に付くのは・・・ 

Pigionseller
鳩!! 同じ鳩でもいろいろな種類のがいるんですね!! でも、どうにもウチの凍りついた窓辺に冬の朝にいるやつらとまるでおんなじのも混じってるんだけどなあ・・・

ブルガリアではカナリアを飼って繁殖させるのがけっこう一般的なホビー!! 友人の家や近所のタイヤ屋にもオレンジやレモン、それに緑と茶色の混じったとても上手に歌うコたちがいますよ!! 上手に育てて殖やすといいお小遣い稼ぎになったりして。

ワタシが行ったのは雪が積もる、キーンと冷えた土曜日(やっぱりこのパザールも土曜日に開かれます)。冬休みやコレダ(クリスマス)が近づく季節なので、子供たちにねだられて、買ってあげるためにドマシュニ・リュビメッツ(ブルガリアで「ペット」のこと)を探しに来た人たちと、家で育てた動物たちを売りに来た人たちで大繁盛!! していました!!Petpazar1


なんだかアヤしいけど楽しい!! ちょっとディープで、日本人観光客が行くとチョー目だって治安的にどうよ?! って感じですが、ソフィアに来られて、どうしても蚤の市を見てみたい方、自己責任で試してみますぅ? 






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ヴホッドとヴォドメル ~住居棟の自治会と近所づきあい

2012-12-14 15:55:03 | ブログ

Entrancewithnewdoor
リューリン4丁目の比較的ビンボーな庶民の住むウチの住居棟の「ヴホッド」つまり入り口のドアが新しくなりました!! ワ~イ♪ でも、隣のヴホッドと同じヤツをつけたのはマネ? ちなみに隣のほうは「ドモフォン」(インターホンとドアのオートロック解除)付きでずーっとゴージャス(笑。ウチのヴホッドのはタダのベル。そしてならない家も多いのでは?もちろん部屋からドアを開けてあげることは不可能・・・) 

このドア、ちなみに900レバもしたそうで、お金を集めるのにずいぶんと係の人は苦労していました。ワタシは借家人だからホントは何もしなくてもいいのかもしれないけど、何だかオモシロそうなので、いつもこの住居棟の自治会にはなんだかんだで顔を出しています。

先日、この入り口のところに貼紙がありました。「O月×日夜7時から”サブラニエ”をします。」

「サブラニエ」とは集会のこと。同じ入り口を共有するご近所さんで形成される自治会で何かを決めるときにするのですが、ドアを付け替えた今、今回は何の話?

「えーっと、まず水道メーターのことですけど・・・」と、係の女の人が切り出します。 「セルギ!! いつになったら水道メーターをつけるの?アンタのトコだけヨ!! 水道メーターがないのは!!」

セルギとは6階、ウチの真上(ウチは5階)に住むオッサンです。聞くと、この共産時代に作られた建物、ヴホッドAとウチのヴホッドБは共同の水道メーターを1つ持っているのだそうです。この両方の自治会で、自分のアパートに水道メーターをつけていないのはセルギのところ1軒だけ。つまり問題はこういうことです。

「全体の上水道利用量」-「水道メーターをつけているアパートの合計利用量」=「セルギのアパートの利用量」

となるわけです。が、セルギはこの分すべてを払っておらず、ソフィア市水道局によると、「足りない分は残りの住民全部で頭割りにして払え!!」、というわけです。そんなのイヤダーーーっ!! というのが他の水道メーターをつけている人々の意見。(っつーか、そんなの「あたりまえ体操」です。笑)

セルギは「ウチは毎月8立米分ちゃんと払ってる!! それ以上は絶対に使ってない!!」
「っつっても、それを証明できないでしょーがーっ!!!(怒)」

と、ワーワー、ギャーギャー・・・

ところで、以前にも書きましたが、このセルギ、実は配管工で、水道メーターなんてたぶん自分でだって簡単につけられるはず。第一、趣味が「レモント」(修理、家の改装)で、うちはいつも上から「ガリガリガリガリーっ、ゴゴゴゴーっ!!」と何か工事をする音がするし、壁に水漏れのシミは出来るし・・・ たぶん、これは自分の家の配管に関して不法行為をやってて、それで、水道メーターをつけてそれを検針の人に見られたくないのでは? ワタシの頭の中でグルグル想像がふくらみます(笑)

Grefikazapochistvane
ブルガリアではこの自治会運営に関して日本より細かい法規定があるようです。各ヴホッドは「レモント」のために基金を持っておくことや、年末に「プラビーテル」(=自治会長)から会計報告を受けること、後は最近の貼紙のように「雪の日にはきちんと掃除をすること」などなど・・・ でも、日本と同じくまあまあ隣人と知り合っておくことは防犯の面からも大事ですのでメンドくさがらずにいるのは全体としてプラスになるんじゃないかな?と思っています。


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路面凍結・・・ しててもしてなくても安全運転しましょう!!

2012-12-12 02:43:26 | まち歩き

今日も庶民の街、ソフィア市リューリン。地下鉄駅から8番トラムに乗って「オブシュテナ(区役所)」まで乗ろーっと!! たった一駅だけど・・・ と、乗ったトラムはその電停の手前の交差点のところで突然止まり、バーーンと全ドアを開放!! 停留所じゃないところで、どうした? と降りると、その交差点内のトラムの線路上にパトカーが2台止まって何か作業をしていました。近づいてみると、何と!! 人身事故!! フロントガラスに大きなひびが入った車と、道路に倒れているモミーチェ(女の子)、救急車、そして、100人を越えるヤジ馬!!

パザールも近く、バスやトラム、トロリーバスが何路線も通るリューリンでも屈指の大きな交差点はもうソーゼン!! 見たワタシもゾゾゾ~っ!! この事故を起こしたらしき人は女性ドライバー!! でも、顔の表情も何もあまりにふつうすぎて、彼女がパトカーのところで何か書類を書かせられはじめるまでは誰が事故を起こしたのか分かりませんでした。まっ、いつもブルガリア人女性は眉間にしわを寄せてて、ストレスいっぱいそうに見える人、多いもんネ~。日本でもし女性ドライバーが人身事故の加害者になっちゃったら、ショックのあまり当人が倒れそうになるのを見たことがあるんだけど・・・

相変わらずよく事故を見てしまうのですが、だいたいは優先無視や無理な車線変更、そしてスピードの出しすぎ・・・ それでも、以前の有名な事故スポット「ナロドノ・サブラニエ」(国会議事堂、旧共産党本部)前の三差路はずいぶんと改善されたんですよー。

地下鉄工事のときに出てきちゃったローマ時代の遺跡をきれいな観光スポットに・・・ 以前はゴチャゴチャと側道や歩道が入り組んでいた「ツムデパート」の前も広々としてベンチもある遊歩道に!! この時期はクリスマスイルミネーションで華やか!!

ユーチューブ上でずいぶんとアップされている交通事故映像コンピレーション。パート何十もあるからホントにたくさん事故があるようですが、そのほとんどがロシア・・・ 最新版はこちら!!

(ちなみに日本も1場面、どっかにあったなー。別のでは交番のおまわりさんがあの金8先生の「大森巡査」が乗っているような警察の自転車で、ピスト自転車を追っかけてる・・・ あれは時速40kmは出てたなっ!! まさに警察のカガミ・・・) ロシアではみんなが事故映像を撮っているんでしょうか?もしかして保険の請求のために必要なのかな?なんて思っちゃいます。オモシロ動画(?)のために撮ってるとは思えないし・・・ けっこうコワい・・・ でも、フシギなことに、けっこう死んでない、って言うか、ぐちゃぐちゃに壊れた車から怒り狂ったドライバーが出てきてぶつかってきた相手の車のドライバーを殴りに行く元気があったりする・・・ けど、ブルガリアも似たようなモンですヨ!! とにかく、ブルガリアでは歩行者信号が青になっても信号を信頼してはイケナイ!! まず、「左を見て、右を見て、もう一度左を見て・・・」 それでも轢かれそうになりますから、周りを良く見回すことが大切ですよ!!

冬は道が凍りますよね~。もうソフィアは毎日マイナス。上から降るのは雪・・・ 朝、車を出すのも、エンジンをかけるのでさえも一苦労です。ウチのフェリシアちゃんはディーゼルなので特に。そして車だけでなくワタシももう1回大風邪をひいてしまいました。皆さんはいかがですか?体に気をつけくださいネ!!

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12月6日は魚を食べる日?!

2012-12-07 16:10:19 | うんちく・小ネタ

本格的な冬がやってきたソフィア・・・ でも日中はどうにかプラスになる気温。つまり、雪が溶けて、次の日の朝にはそれがまたガチガチに凍る、ってこと。朝は道がガキガキに凍ってアブないし、昼間はべちゃべちゃになっちゃう、サイテーなパターン・・・

Nikuldenfishshop1
そんな12月に入ると、街中いたるところで魚が売られだします。魚屋さんはもちろんのこと、道端の出店で売る人も。なぜかというと、

Nikuldenfishshop2
12月6日は「ニクール・デン」、聖ニコラウスの日だから、なんだそうです。聖ニコラウス?それってサンタクロースの元になった人じゃないの? でも、クリスマスは別にあって、その日には「デャド・コレダ」(クリスマスおじいさん)、共産体制時代にはあまり宗教色を出したくないからでしょうか、「デャド・ムラス」(氷のおじいさん)というのが、どちらかというと新年のお祝いに出てきたそうですが・・・ まっ、祭日の多いブルガリア(といっても12月6日はカレンダーの字は赤ではないのですが。)、この日以降クリスマス、新年のお休みに向けてまっしぐら、っていう感じになるんだそうです。

Sharan
この聖ニコラウス、漁師(海運業も含む)の守護聖人なので、この日に魚を食べるようになったんだそうですが・・・ 特にこの祭日にはコイが好まれるよう。もちろん、錦鯉ではないですよ(笑)。日本の鯉よりももっと背中が高くて、時にはうろこがほとんどついていない、食用の鯉です。だいたい、ブルガリア人の感覚では錦鯉とあの魚屋で売られているものは別の種類の魚だと思っているフシも有りますが。さらに鯉に混じって大きなフナも売られています。でも、普段よりずいぶん高い値段で売られているような・・・ 友人のアタナスによると、「他の国では祭日にはバーゲンをするのに、ブルガリアだけだよ!! 祭日に物の値段が高くなるのは・・・」。

Som
う~む、それでもみんな、縁起物だからでしょうか、行列を作って魚を買っていきます。なまず(ブルガリア語で「ソム」)もドドーン、と店頭に・・・ またブルガリアでは高級魚の鮭や、エビ、ザリガニを買って行く人も。でももう少し安い輸入の海の魚(さば)や、冷凍食品の魚で済ませる人もいますけどネ(笑) そしてそれに合わせて、スーパーマーケットのチラシには魚を使った料理のレシピが!! けっこうオイシそう!!Fishcooking


ちなみになぜか、この聖ニコラウスは「銀行」の守護聖人なんだって!! 何で? そして、つい先日日本の車をたくさん乗せた船がオランダ沖で海難事故にあった、という話がありましたが、それに関連してこんなニュースがありました。 あ、なんかこの船、昔よく行った広島港にも来たことあったのかな? この船にブルガリア人の船員が乗ってたんだぁ・・・ 彼が助かったのは良かったけど、この海運業の守護聖人さんは日本の会社の車は助けてくれなかったのかなぁ・・・ まァ、保険には入っているでしょうが・・・

寒い夜、滑りそうになるのを気にしながら帰路に着くと、あちらこちらから、というかどこもかしこも魚を焼くにおいでいっぱい!! 普段はあまり魚のにおいがしないので、なんだか不思議な気分になりました。

Nikuldenfishshop3
おまけ:ジェンスキー・パザールの入り口近く、みんなが行列を作っていた魚屋の隣には肉屋さんがあるのですが、近所のネコたちがコチャッと固まっていました。このネコたちも、そしてウチの近所のネコたちも、おいしい魚のおこぼれにありつけるのでしょうか?Catsinfrontofmeatshop
 

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2012年初雪inソフィア

2012-12-05 15:13:13 | ブログ

本当に毎年毎年、異常気象度が上がっていってる気がしますが・・・

先週は気温が14度まで上がった日もあったソフィア、ホントに冬が来るのかな?と思っていたくらい。その日は上着を脱いで歩いちゃったし、友人のマルコは「夏のジャケット、引っぱり出しちゃったよ・・・」というくらいだったのが

12月に入ったこの月曜日、晴れて始まったその日、でもお昼ごろから雨がけっこう激しく降り始め、そして白いものが混じり始めました。 そしてザンザンと・・・

夕方にはけっこうしっかりと積もり、そしてその後はグンっと気温が下がって道がガキガキに凍る・・・ 今年もこの危険なパターン?

寒い朝を迎えた火曜日・・・ 予想通りお掃除していない道、特に建物の周りの歩道はツルッツルに凍っています。おおぉ、これはアブない!! でも、日中は少し気温が0度を超えてずいぶんと溶けました。

Coldmorning
そして今日の朝、朝焼けがとても赤かった・・・ (カメラで十分表現されないのが残念ですが・・・) これはこれから天気が悪くなるのかな? 本格的な冬がやってきたソフィアでした。

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