おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

お選挙サンデー!! 終わってホッ。

2007-10-30 21:15:25 | ニュース

Election1 10月28日・・・ 冬時間になったこの日、ブルガリアは「選挙サンデー」でした。日本も「解散総選挙は近い!?」といわれているようですし、あいかわらず「政治とカネ」・・・続きそうな感じですよね~ こちらブルガリアでは違う意味で「政治とカネ」。だから日本人として不思議な現象が・・・

近所の子供たちが町のあちこちで手に選挙チラシ、候補者の顔のついたミニカレンダーをいっぱい抱えて、通る人通る人に「ドーバル・デン! ザポビアダイテ!!(こんにちは! さあどうぞ!!)」と渡しています。見るからに外国人のわたしにも配ってるけど、意味あるのかな? もしかして「ブルガリアは先進的スーパー民主主義的な国」(と、極右政党アタカや民族主義政党BMROの代表者がテレビで言ってました。)なので外国人にも参政権があるのか? じゃあ、まさかわたしにもあるの?いずれにしても偉いなあ~、子供なのに、お手伝いしてるのかな? と思っていたら、これ、子供の小遣い稼ぎ!! ちゃんとお小遣いをもらっているのです。これって合法?!

さらに、ロマの人たちのマハラ(集落)では、美人コンテストやのど自慢大会と称して人を集め、一人当たり50レバ(約4000円)を配って買収が行われているんだそうです。以前に紹介した歌手のボビーは、「みーんな行ったわ!! でも、わたしはあんなグルーポスティ(バカ)なことしないわ!!」ともらいに行かなかったようです。大体、50レバ配っても投票してもらえなかったら「あげ損」だよね~。でも、そこはきっちりしていて、「投票所で特定の人に投票したことを証明するためにケータイのカメラで写真を撮る」んだって。だから投票所に携帯電話の持込が禁止されちゃったんだ・・・

ほかにも「トルコから国境を越えてトルコ系の人たちがバスで大挙してやってくる」といううわさもあります。二重国籍を認めているブルガリアですから、ブルガリアのグラジュダンスコ(市民権)を持っているトルコ系ブルガリア人には投票権があるのです。それで大勢やってくるわけですがそこにもカネのうわさは絶えません・・・ すごすぎる・・・(汗) 一昔前、日本でも選挙の後援会で配られた「おみやげ」のおにぎりの中にラップにくるまれた万札が・・・ なんて話は聞いたことがありますが、ブルガリア、あからさますぎない?! そんなこんなでここ数日、警察はロマの人たちのマハラなどを中心にパトロールしていますが… あまりやる気はないみたい。

現職も再選を果たそうと必死です。なんだか最近道路工事が多いなあ・・・ と思っていたら、地元民は「選挙が近いからね。」・・・ 道がきれいになるのはいいけど、工事中の今はあちらこちらで渋滞や事故が・・・ 

Election2 交差点あたりには候補者のポスターが、はられてはやぶられ、はられてはやぶられ・・・ なんか汚いよ~!! それに選挙前日と当日はアルコール飲料が販売禁止になります。不便だな~。飲んだくらいで決定って変わっちゃうの? と、まあこんな調子ですから当選にどれほど民意が反映されるのか・・・ でもブルガリア人はみんな胸を張って「ブルガリアは民主主義が進んだ国なんだ!!!」と言います。そうなの? とにかく終わってホッとしました・・・

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドレミファ機関車 ついにペルニックにも!!

2007-10-22 20:30:30 | まち歩き

Doremifa1 ある小春日和の穏やかな夕刻、ド田舎ペルニックの駅前をとおりました。まだまだソフィアに行く人たちがたくさん列車を待っています。と、黄色い顔の見慣れない列車が駅に止まっていました。「鉄分」のかなり強いわたしとしてはちょっと気になる?

以前にも書きましたが、EU加盟に前後してブルガリア国鉄にも西側からの援助か、新しい列車が少しずつ走るようになりました。ボロいものを直し直し使うのが美徳(?)のブルガリアなんですが・・・ ちなみに古い機関車はウチのフェリシアちゃんと同じシュコーダ(チェコ)製!! 新しい列車は主にドイツの「シーメンス」という会社の列車です。ブルガリア国旗の色に塗られたイモムシのようなディーゼルカー。とてもきれいで冷房もよく効く快適な列車です。バスにお客を奪われがちなソフィア-キュステンディル線のスピードアップにかなり貢献しているようです。

Doremifa2 さて、この黄色い顔の電気機関車にも「シーメンス」そして「ブルガリアの鉄道を一緒に形作る!」てなことが(英語で)書かれています。シーメンスの電気機関車といえば・・・

日本では最近いろいろなテレビやラジオの番組で鉄道を趣味とする人々が取り上げられているようですね・・・「鉄ヲタ」とか「レールクイーン」とか、「乗り潰し」ならぬ「降り潰し」なんて言葉も浸透して、「鉄」も市民権を得ているようですが・・・ とある番組の中で、芸能関係の「鉄」人たちの話題にも出てきた「ドレミファ・・・と奏でる電車」もシーメンスの部品を使っているんだって。そういえばいつも不思議に思ってたんだよね~。羽田空港に行くときにつかう京急に乗ったときに何であのピアニカのような音階が聞こえるのか・・・ その音を素材にして一曲音楽を作っていた「鉄」で有名なミュージシャンがいたなあ・・・「ドレミファーレOOO(Oの部分はテレビやラジオ局名)」・・・

ヨーロッパで走っているシーメンス社の電気機関車でも、同じような「ドレミファ機関車」があるのかなあ・・・ と待っていると・・・ 駅を出てすぐの踏切じゃない所をたくさんの人が平気で横断するので、駅を出るときから機関士が汽笛をかなりうるさく鳴らします。それじゃ聞こえないじゃない!! でも、あまり大きな音ではありませんがはっきりとあの「ドオ~レミファソラシドレ~~」でした!!

これはぜひ日本の皆様に「ブルガリアのドレミファ機関車」の勇姿をお伝えするべく動画を撮ろう・・・ と思ったのですが、この機関車、すぐにペルニックに来なくなってしまいました・・・ 何せ客車を2両しかつながない超ローカル線を走らされていたからネ。本線だったら1時間で到着するペルニック-ソフィア間を大きく3時間もかけて大回りして、さらにお客もほとんどいない・・・ そんなとこ走ったらもったいない!! 特急列車を引きなさい!! そしてその特急列車に乗りに行くぞ!!! 

ちなみにYouTubeでオーストリアのドレミファ機関車を見つけました。参考までにどうぞ

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緊急速報!! ペルニック、雪です!

2007-10-21 01:36:57 | ブログ

Pernikfirstsnow2007_1 近所のスーパー「ビラ」からの帰り、空からはらはらと落ちてくるものが・・・ 「なんじゃ、こりゃ~(by ジーパン刑事・・・古っ。)」 

雪だ!! スーパーから出てくる人たちもみんな空を見上げて「レレ~、ダイ・ボジェ(あ゛~、何てこった)!!」

ペルニックはもう・・・ 冬になってしまいました・・・ ガ~ン・・・ ついこないだ(ほぼ1ヶ月前)海で泳いだばっかりだったのに・・・ 10月に入ってずいぶん秋も深まった感じがしていました。夜はぐっと冷え込んで、近所の家々のペチカで燃やす石炭のにおいと煙が立ちこめていました。が、こんなに早く雪が降るとは・・・ 天神平よりも、苗場よりも早いよね! 北海道よりも早くない!?

Pernikfirstsnow2007_2 異常な暖冬だった去年は11月に雪が降りましたがそのあとすぐに暖かくなり、雪はあとかたもなくなってしまいました。今年の冬はどうなるんだろう・・・ みんなは「23日にはまた暖かくなる・・・」 と言っています。じゃあ、まだ冬タイヤにも履き替えたくないなあ。でも寒いのはイヤなのでマフラーを出して、ウチも今日から暖房入れよう・・・ 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発見! 隠れた名所、ロヴェチ

2007-10-15 22:09:57 | まち歩き

ソフィアの友人リリーの友人でロヴェチに住むプラメンと奥さんのヤニータが「今度ロヴェチに遊びにおいでよ!!」と誘ってくれました。黒海沿岸のバルナやブルガス、そしてブルガリア中部のプロヴディフには行ったことあったけど、ブルガリアの北部の方にはまだ足を伸ばしていないなあ・・・ ちょうど近くのプレーベンにも少し用事が出来たので出かけてみることにしました。くるっと一回りだけど結構なドライブだなあ・・・

ソフィアからバルナ方面に向かう高速道路は途中、プラヴェッツの少し先まで。あとは一般道になりますがのどかなところなので混むことはありません。空気もきれいだし、道沿いではくるみを集めている人たちを見ることができました。町に近づくとそこは大きな畑が緩やかな丘陵地全体に広がっています。大きな湖の横を過ぎたらまずはプレーベンへ。ブルガリアでトロレイ(トロリーバス)が走っている町は結構大都市と言えますが、ここもそうでした。大きな工場があったり、共産体制的住宅群があったり。町の中心部に入ってすぐにどうもモスクらしい建物・・・ そして駅前にドドーンと新しいビジネスビルが建設中・・・ ペルニックとは違う雰囲気だなあ・・・

Lovechstreet市内に入ったらプラメンに電話する予定でしたがとりあえずどんどん中心と思われる方向へ走っていくと、突然川沿いに美しい風景が広がる開けたところに出ました。

Lovechcoveredbridge ワア~!! 山の上には昔に作られた城壁が連なっています。川に架かる(車で通った)普通の橋の横には、木で出来た屋根のある橋!! 知らなかった!こんなにキレイなところだったとは!! その美しい風景を眺めているうちにプラメンが自転車であらわれました。

「ついて来て!!」と、彼は自宅まで自転車で先導。「ここはぼくが生まれたときから住んでいる家だよ。サァ、どうぞ!!」 おじゃましま~す!! まず迎えてくLovechgrapesれたのは大きなぶどう棚!! 手前の家の後ろには畑になっている小さな庭。そLovechrose Lovechatelie の静かな庭には雨のしずくで少し重くなった大きなバラが下を向いていました。そして、もう一軒小さな家。そこはプラメンとヤニータのアトリエ!! 知らなかったのですが、彼らの職業は画家、というかアーティストだったのです!! プラメンは油絵だけでなく水彩や版画、ヤニータはイラストを描いています。彼らは自分たちの作品をロヴェチの観光名所のポクリティヤット・モスト(=屋根付き橋 Покритият мост 英語ではCovered bridgeと説明されてました。)の中に一ヶ所ブースを借りて自分たちの絵を売って生計を立てているのでした。

Lovechbridgeinside ロヴェチの美しい風景を描いた絵はどれもステキ!! 行った日が日曜だったのでお店はお休みだったのですが、本当は買って帰りたかったなあ・・・ アトリエの隣の部屋には暖炉があって、少し肌寒かったその日は暖炉に火を入れて美味しいランチをごちそうしてくれました。

Lovechrestaurant それにしても何で今までこんな素敵な町のこと知らなかったんだろう?? 日本のガイドブックには何にも触れられてなかったなあ・・・ 日本語でぐぐっても出てくるのはここのジュース会社のサッカーチームの名前だけだし・・・ この町、ブルガリアの歴史の中でも結構大切な町らしく、バシル・レフスキというブルガリア解放の英雄が革命の本拠地をおいていたところなんだそうで、彼の大きな銅像が建っています。石屋根(なんだか対馬みたい。)の古い町並みには人々の生活も息づいています。突然行った観光客のわたしも石屋根の民族調レストランの中に入って見学させてもらえました。なんだかしっとりとしてゆっくりと時間が流れているこの町、また絶対来たいな!

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の味覚!! ブルガリアできのこ鍋!!

2007-10-11 17:46:35 | ブログ

Manatarka1 近所で一番新しいスーパー”カウフランド”。夜10時までの営業ですが、8時から日付の古くなりそうなものを一ヶ所に集めてナマレーニエ(値引き)してくれるのです。それを目指していきました。でも、その手前、入口すぐのところにある青果コーナー。と、そこに置かれていたパック売りのきのこ。いつも売っているマッシュルームとは違う・・・ ええっ!? まさか、マツタケ!!?? 一パック7レバ・・・この値段にドンビキしたわたしはそのままその青果コーナーをそそくさと立ち去りました。

Manatarka2 でも・・・ でも・・・ 次の日までわたしの迷いは消えませんでした。もしも、アレが、実はブルガリア産のマツタケだったら・・・ 日本のマツタケはもっと大きかったけど、でもブルガリアはこれかも、それに7レバは560円くらいだぞ! 日本の10分の一の値段だ! 試してみても損はないだろう・・・ 試してみたいな・・・ でもブルガリアでマツタケはないだろう・・・ でも、別の美味しいきのこかもしれない・・・ というワケで「清水の舞台から飛び降り」(大げさ!)てみました。

パックには「マナタルカ」と書かれています。ちょっと泥がついていることもあって匂いがわからないなあ~。まっ、いっか!! きのこ料理の王道、きのこ鍋(白菜、鶏肉、ネギ)と焼ききのこ(オーブンで少しあぶって塩)をすればよく分かるはず!!

Porcini まずは焼ききのこ。シャクッという歯ごたえはすばらしいのですが、嗅いだことのない香りが口の中に広がりました。アレッ? これ、少なくともマツタケじゃあないな~・・・ インターネットで「マナタルカ」でぐぐって見ると・・・ ポルチーニ茸!! そうだったのか・・・ (考えてみるとポルチーニ茸とマツタケを間違えるなんて・・・ ふつうないよね~?でも、日本でポルチーニ茸なんて食べたことなかったし、ましてや生で見たことも・・・ マツタケにいたっては某「永X園のお吸い物」しか縁がないし・・・ ああ、貧乏だなー)

Porcininabe 鍋のほうも・・・ 味、歯ごたえは極上!! でも、この香りは・・・ 少なくとも日本式のきのこ鍋じゃなくて生クリームやチーズ、ベーコンなんかの方が合ってたみたい・・・ って、インターネットで調べたレシピにも書いてあった・・・ けど、もう全部鍋に入れちゃったよ~(涙) でも、これはこれで美味しいのでいいか! と鍋をたいらげました。

残ったおいしい鍋の汁にご飯を投入して雑炊にして〆ました。おおっ! これって一応ポルチーニ茸のリゾットぽくなったかな? とにかく味がよくて、キレイにたいらげてしまいました。ぐ、苦゛しい~ 食べ過ぎた・・・

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする