おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ジェンスキーパザール:ソフィアの台所です!!

2007-08-29 16:05:44 | まち歩き

Zhenski3 やはり度々行きたくなる大きな都市、ソフィア。以前はウィーンやアテネに行った時だけ「ああ、文明に触れた!」と思ったものでしたが、今ではソフィアで十分都会に来た気分に・・・ その中の最大のパザール、ジェンスキー。(某「地球のOき方」の地図にも出てますね。) 最近ではソフィアモールなど、ショッピングモールもどきのようなものが出来ているようですが、そういうところには足が伸びず、ついついココに来てしまいます。個人的に大好きだから、かな。

Sqmy 2列ある通りの、ロヴォフ・モスト(ライオン橋)に向かって右側の列には野菜など食料品が、そして左側の列には衣類や靴など雑貨が多く並んでいます。夏のこの時期にはトマトやきゅうりなどの野菜、そしてプラスコバ(モモ)やスリーバ(プルーン)、グロズデ(ぶどう)などの果物たちが並んでいます。また鍬や鋤の頭、ギョベチなどのブルガリアの陶器、それに水道の蛇口やSQMYなどのニセ日本製品、また(特にロマのムジカンティが使っているのをよく見る)太鼓なども売っています。

Zhenski2田舎町ペルニックに比べて野菜が安い!! さらに田舎のラドミルなんかにくらべると野菜の値段は何と半分!! もしかしたらココで仕入れた野菜をペルニックやラドミルで売っているんじゃあないの?

ジェンスキーでのお楽しみがもう一つ。安いテイクアウト・ランチ!! どこでもあるのがピトカ(小さなパン)を開いてキョフテをはさむもの。1レバから食べられます。もうこれ一つでおなかがいっぱいのボリューム!! そして魚屋さんの出している揚げ魚のグラム売り。サバやサンマ(!)の揚げたのもあります。でも、特にツァツァという小魚のから揚げはウマイ!! 100gで75ストティンキ(約60円)です。家でツァツァを揚げると部屋に魚の匂いがこもるのでこれはお手軽です。それに「ザクースカ」(朝食)屋さん。バーニッツァや菓子パンを売っているところです。「コズナック」、イタリアで言うところの「パネトーネ」でしょうか。甘~い!パンです。焼き立てにはもー甘~い香りがたまらない!!! この大きな市場で働く人たちの胃袋を満たしています。

Zhenski1 ただ、ペルニックという経済が落ち込み続ける田舎から大きな都市のパザールに来ると大きな違いを感じるようになりました。プロダバチ(売り子)の態度です。ペルニックならジャガイモでも何でも1個1個買い手が選んで買えるのに、ジェンスキーで選ばせてもらおうとすると怒鳴られます!! 「選ぶんなら50ストティンキ増しの値段になるよ!!」 ・・・以前からこうだったかなあ・・・?そして腐ったものや古いものを平気で秤にかけます。もともとブルガリア人の売り子(特にジェンスキーなどの大きな市場の)は平気でごまかすので気をつけてはいたんだけど、なんだか最近は特にひどくなったのかな? 買い手も買い手で、何とか安いものを探して売り手を欺いてでも安くさせようとするので双方がキリキリしています。

「これ、腐ってるわよ!!」 「そんなことはない!!!」

う~む。サービスのよいところに人が集まるという資本主義の原則にはまだ程遠い!??

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ペルニックにまたまた大型スーパーOPEN!! カウフランド

2007-08-15 16:49:35 | まち歩き

我が家からペルニック中心部へ向かう道の途中に、以前廃墟だったところがあります。何でもそこはペルニックで一番古い工場の跡地(炭鉱で使う大きな機械を修理する工場だったとか・・・)。 しばらくすると工場だった建物は半分以上取り壊されてサラ地になり、何か工事が始まりました。

Kaufland こちらの建設現場は通行人の安全を考えるなんてことはほとんどしないので、ブルドーザーやユンボなどがガーガー動いている横を自分で注意しながら通らなければなりません。通るたびに見ると、少しずつ何が出来ているのかわかってきました。広い駐車場のある大型店舗のようです。地元民も「カウフ何とか、って言うのができるんだってよ。」と言っています。カウフ何とか? もしかして、これはフランス資本のホールセール「カルフール」か!? そうだったらいいなあ!! と甘い期待をいだいてしまいました。(でも、こんな景気の悪い田舎にカルフールがブルガリア初進出、なんてこと、あり得ないよなあ・・・、あ、これ前にも書きましたね。)

Kaufland1 ある日、見てみると大きな看板が・・・

「カウフランド:ド スコロ プリ バス!!」(カウフランドがもうすぐあなたの街へ) カウフランド!? カルフールじゃあないのか・・・ でも、これってウチのクバルタール(町内)にもう一軒大型スーパーが出来るってこと。去年オーストリア資本の「ビラ」が出来たばっかりなのに・・・ この不景気な町に何軒も建って、いったいどこからお客を呼ぶんだろう・・・??

ところで「カウフランド」ってどこのスーパー? とインターネットで探してみると、ドイツ系の大型スーパーであることが分かりました。ドイツ在住の方のブログには頻出。やっぱりこういうところに入ってくるのはヨーロッパの企業ですね。

ちょこっとギリシャに行っている間にこのスーパー、オープンしていました。何でも聞くところによると、開店当日に買い物に来た人はレジのところでこう言われたそうです。「本日は開店記念のため全商品無料です。どうぞお通りください。」ホントかな? もしホントだったら太っ腹!!

Kaufland2 で、今はもう無料じゃないけど買い物に行ってみることにしました。カフェはついていないけどケバブチェなんかを出すスタンドが。フツウのスーパーより少し品揃えが多くて小さい家電や文具、DIY商品も・・・ 高いスチール棚にものすごい数の商品。目が回るゥ~!! もう小さな食料品店や最大でも「ビラ」(ペルニックのはミニサイズ)に慣れたイナカモンのわたしには大きすぎるなあ~。でも安いものも結構あります。それに午後8時以降は割引するそうで「鶏肉半額」みたいな日本ではよくあった形の商売の仕方をしているようです。明らかにココが開店して前からあった「ビラ」はお客が減った気がしました。レジのおばちゃんたちもカウフランド開店に合わせて10日ほど「オップスカ」(休み)を取ったらしい・・・ 客が減るのは「想定内」!? でも、買い物がしやすくなってよかった。わたしは。

選択の余地が広がるのはいいことです。でもあいかわらず「共産体制の昔のほうがよかった!!」と言い張る人の多いペルニック。そういって譲らない年金生活者のお年寄りたちがそのカウフランドの午後8時以降に懸命に来て鶏肉や甘いお菓子を買っているのを見るとなかなかおもしろいなあ・・・ 半額って言っても安くはないし、「肉やお菓子は食べなくても死にはしない」(って、年寄りはみんな言うんですよ、ホント)て言ってたじゃない・・・ 少ない年金をにぎりしめて自分の物欲を満足させたい!! う~む。やはりきらびやかな資本主義の売り込み作戦に免疫のない(?)ペルニック人はも~うメロメロ・・・って感じですね。でも、皆さん、よく考えて買いましょうね。半額とか安売りとか言っても絶対店が儲かるようになってるんだし・・・(こんなの日本じゃ常識だけどね。) そういうわけで、これならこの新しいスーパーもこの不景気で素朴な田舎町でもやっていけそう・・・ですね。

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最近のネコたち ~ハナコは子育て上手

2007-08-13 18:19:15 | ネコ

Hanakokittens3 日本も猛暑が続いているようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

ここペルニックは今、子猫の季節。(笑) どこを歩いても子猫たちが・・・ 日本でも今頃ってそうだったかなァ・・・

ウチのアパートの周りで一番の子育て上手はヒゲの母親でもある「ハナコ」さん。本当はハナコさんのほうがちょびひげの「ヒゲ」のはずなんだけど、メスにこの名前はかわいそう・・・ というワケで「はなくそハナちゃん」になってしまいました。(こっちの方がかえってかわいそうな名前?)

ハナちゃん、大きかったおなかが突然スマートになったかと思うと、うちでもらうクレンビルシ(ソーセージ)や魚の頭をくわえて帰るようになりました。「これは子供たちにあげてるんだなあ・・・」と思っていたら、子猫たちもデビュー!しました!

Hanakokittens4 何にデビュー? 「うちデビュー」(!!)です。ハナコは子供たちを、エサをくれる家の前に連れて行って、「さあ、ニャー(エサくれ!)って鳴くのよ!!」と教えているのです!! (絶対に!) ヒゲも、そして第二世代の「サビ子」(サビ猫・まだ写真未発表)も、そしてこの第三世代も・・・ でも、うちだけではなくこのアパートのいくつもの窓の下で「営業活動」しています。

とにかくハナコは賢い!!! 窓の下でこちらをじっと見つめ、けなげにえさを待つ姿に心打たれます。(笑・ホントは窓に登って侵入することもできるのに・・・) なんとも慎み深い・・・ ウチのやんちゃなヒゲとは違って頭をなでても少々抱えあげてもネコパンチしたりしないし。

Hanakokittens2Hanakokittens1  ハナコはとっても子育て上手。子供たちをしっかりかわいがって、エサのもらい方や涼しいところの見つけ方を教えているようです。うちのヒゲも彼女の教育のおかげでちゃっかりとウチのネコに収まっています。

でも、うちのまわりのネコ人口(いや、猫口?)増加のこと、ヒゲはどう思ってるのかな? うちの窓の下にほかのネコたちがいるとなんだか帰ってきにくそう。Higebikkuri 家の中では「自分の天下!」って感じなんだけど・・・

Mi6kakatonaem そんなある日、「今年分の家賃、もって来たニャ♪」と、一段と大きなネズミをくわえて帰ってきました!!! キャ~~~~!!!(わたしの悲鳴) ゾクゾクゾクゾク・・・(背筋に走る冷たいもの・・・) 写真ではヒゲの大好きなおもちゃのネズミと比べていますが、大きいでしょう!? 写真のネズミの目、光ってますよねぇ・・・ああ、コワ。「鬼のいぬまに」ならぬ、「ネコの見ぬまに」とっとと処分。

これも、母親ハナコの教育の成果? でもお願いだから二度と持ってこないでッ!!!!

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箸ってそんなにめずらしい?

2007-08-05 14:46:04 | ブログ

ブルガリア人の多くは「キタイスカ・フラナ(中華料理)、大好き~!!」といいます。何が好きなの?

Chopsticks1 「パルジニ・オリス!!!」 つまり、チャーハンです。野菜チャーハンはどこの中華レストランでも人気No.1!! のメニュー。でも、チャーハンなんてチョー簡単じゃないの?と思ってしまいます。が、ブルガリア人にはこれが不思議なメニューらしいのです。

というのは、ブルガリア人は白い普通のご飯を炊いたことがない!!! のです。だから、それを炒めるチャーハンは作れない! 白飯の炊き方をブルガリア人の友人たちに教えると

「ええっ?! ソル(塩)もオーリオ(油)も入れないでいいの??」という反応・・・ ブルガリア的には米の3倍の水を入れてそこでもう味付けもしてしまうのです。

Chopsticks2 ところで、たいがいどこの中華レストランに行ってもクレチキ、つまりお箸を頼むと出してくれます。ほとんどの場合有料ですが竹の割り箸の新しいものを出してくれます。(中国人が多く働いているイリヤンツィの食堂では無料でしたが。) チャーハンはともかく、白飯や焼きそばはお箸の方がわたしとしては食べやすい!! というワケでお箸もいつも頼みます。

何かの時に自分の分だけお弁当をもって行かなければならない場合は、わたしはよくご飯の、つまり日本でいうフツウのお弁当を作ってもって行きます。おかずは卵焼き、きゅうりを塩とヨーグルトでつけたもの(ぬか床もヨーグルトも乳酸菌ですからね。やってみよう! と試してみたらこれが意外! 結構美味しかったので・・・)、キョフテ、実家から送ってもらった海苔。かつお節で「のり弁」にして、これまた送ってもらった梅干も入れたりして・・・ で、これをもっていって、みんなの前でお箸で食べて見せたりすると、ビックリ!! されます。

「ええ~! クレチキでどうやって食べるの~!!?」

「この黒いの(海苔)何~!?」

「ホントにオリス(米)が好きなんだわ~!!」(ちなみにブルガリア人の多くは「日本人は米を食べているので目が細くてつりあがっている」と本気で信じているようです・・・)

特に、お箸!! これで食べていると、「ネエー、わたしにもちょっとトライさせて!!!」とわたしのお箸でわたしのお弁当のご飯粒をとってみようとします。 「う~ん・・・ トゥルードゥノ(難しいな~)!!」 もうノンビリご飯を食べられません。その上、ケータイで写真を撮られるハメに・・・ 「ねえ、何かクレチキではさんでみて、食べてみて!」・・・ パチリ!! こんなん撮ってどうするんだ!? でも、考えてみると自然にこういう風に食事をするようになっている日本人って、ほかから見たらカワッテルのかもネ!!

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猛暑こそイイゾ!! ルダルツィの冷泉プール

2007-08-03 03:35:43 | まち歩き

毎日インターネットで「今日は何度?」と気温を見ると「ソフィア・35℃/22℃」という感じの日が続きました。日本の皆さんもニュースで見て心配してくださって本当にありがとうございます。日本もかなりの地方で梅雨明けしたようですがいかがお過ごしでしょうか?

Rudartsi 海抜700mくらいの内陸にあるペルニック。海に行きたいけど、カンタンに行ける距離じゃあないしなあ~。で、手軽にいけるのがプール!!! です。ペルニック子が大好きでよく行く(ソフィアからも来る)ミネラルナ・ボダ(ミネラルウォーター・たいがいは温泉を指す)のプールがルダルツィというところにあります。ちなみにわたしはプール大好き!! 子供の頃スイミングクラブで泳ぎを習ったこともあり、プールに行くとちょっと運動になる! 健康にもいいし気分がさっぱりします。そしてみんなも大好き!! ちょっと、「明日ルダルツィに行くんだ~」というと、「ええっ!! じゃあ私も行く!」とみんなその計画に乗ってきます。子供はもちろん、いい年のオッサン、オバサンもみんな大好きみたい!!

ペルニック市内からは頻繁にマルシュルトカ(ミニバス)も出ています。車で15分ほど行くとある小さなセロ(村)・・・ そこにいきなりきれいなプール!! パラソルやビーチベッド、レストランもありリゾート気分を盛り上げます。1日1人5レバで、パラソルやベットは別料金。地元民と行くと必ずその辺の木陰を探して、そこにプラージュナ・カルパ(ビーチ用特大バスタオル)を広げます。「ここならタダだぞ!!」

それにしてもこちらでは女性用水着といえばビキニです。近所のブティックで12レバ(約1000円)から売ってます。お年寄りもほとんどがビキニ! どうしてワンピース型じゃないの?! と聞くと逆に「えっ? どうして上下つながっているのがいいんだ? 胴長を強調したいのならいいけど・・・」 ええーっ!ワンピースだと胴長に見えるのかなァ?今までそう思ったことなかったんだけど・・・。

プールに行くと若い子がいっぱい! モミーチェたちがいっぱい! そしてモノキニ(トップレス)!! またか!! 若いモミーチェたちが彼氏らしき男の子たちの前でオオッピラにビキニの上を取って、ブチュブチュ~、そして片手にはタバコとビール・・・ う~む。その横を10歳前後の元気なガキンチョたちがワーワー騒ぎながらプールにドボーン!! と飛び込んでいます。この自由な感じ・・・ 親や引率の保護者も来てるみたいなんだけど・・・

その横でわたしもドボーン!! 水しぶきにしばし猛暑を忘れキャーキャーはしゃいでしまいました。(でもその後にしっかり日焼けでヒリヒリのオマケつき、でしたけど。)

コメント (2)
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