おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

キロ買いの野望・・・ウェハース

2006-01-31 05:45:09 | ブログ

Vafli1 こんどのキロ買いシリーズは、野菜ではなく、なんとウェハース! なんとここブルガリアではウェハースを大箱(1kg入り!)で売っているのです!! (これを見つけたのはドイツ資本のスーパーマーケット「ビラ」。独自ブランドの「クレバー」商品です。) これは、料理のしようがないなあ・・・、手を加えるといってもアイスクリームの横につけるくらいか・・・・

こちらのウェハース(バフラといいます。複数の場合はバフリ)は一つ一つが結構大きくて間にチョコレートやキャラメル、ナッツクリームがズッシリと挟まって「食べごたえ」があります。そして結構おいしい! 軽いので一回に4、5枚はいけてしまいます。もちろん一つ一つ包装されたものもあります。チョココーティングしてあるものはおなかにたまるのに、寒くてもキャラメルヌガーのように硬くならず、さくっと歯ごたえもよくておいしい!!

お気に入りは「リオン」(本当は「ライオン」なんだけど、ブルガリア人に「ライオン」といっても通じない・・・)、ナッツがぼこぼこついていてチョココーティング、香ばしいです。

ただ、ウェハースってお菓子ですよね?でもブルガリア人にとっては(人にもよりますが)食事代わりのときもあるのです。友人のマヤは胃の調子があまり良くないのですが、時々ランチはビルコフ・チャイ(ハーブティー)と、このウェハース2枚です。確かに小腹がすいたな~っという時には腹の足しにはなるかもしれないけど、これじゃ、昼ごはんにはならないよなー・・・・

Vafli2 にしても、この1Kg箱、おもしろいことを発見しました。開けてみると、一枚一枚が微妙に違う・・・焼き加減が違う、クリームをはさんでいる量が違う、厚さが違う・・・(4段のものがあったり、3段のものがあったり、ひどいのになると途中で3段から2段になっているものまで・・・・) まあ、味は変わらないので(まあ、おいしいから)いいけど、どうしたらこうなるんだろう・・・・

今は冬だからいいけど、夏はあっという間にシケシケになってしまうので、こんなに大量には買えません。冬は「バフリ」のおいしい(!?)季節??なのかな・・・・

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子供は宝物(1)

2006-01-27 17:13:11 | ブログ

これはソフィアでの話です。

バスに乗っていると大きな声でディベートが始まりました。その当時まだ半年しかブルガリアに住んでいなかった私でも「またか・・・」という感じの出来事です。一人暮らしのお年寄りが多いソフィアだからでしょうか、時々、バスや路面電車の中で周りの人々に普段のストレスを炸裂させて論議を吹っかける年配の人が多いのです。でも今回のディベートのテーマがあまりに興味深かったので取り上げてみることにしました。

事の発端はこうです。80歳くらいのおばあさんがバスに乗ってきて、10歳くらいの男の子を席からどかして自分が座ったのです。その男の子と、その子の弟らしいもっと小さい子を連れた二人のおじいさんらしき男性が彼女に猛抗議したのでした。そうすると彼女は、

「私も5人の子供を育てた!! でも必ず年寄りに席を譲るように教育したわよ!!!(怒)」Bitoldpicthough

この、彼女の発言は私にとってとても興味深いものでした。なぜかというと何度も大人が子供に席を譲るのを見ているからです。たとえば小学校低学年の男の子をつれた母親がバスに乗って、席がひとつしか空いていない場合、そこに座るのは、母親ではなく(元気盛りの)男の子なのです。だから、先ほどのおばあさんのようなブルガリア人のマイカ(お母さん)は多数派ではないようなのです。

お年寄りに席を譲ることが日本では当たり前(今はどうかな??)のように美徳とされていますが、ブルガリアのこの習慣は真っ向から反することです。これは私からすると子供を甘やかしているように見えてならないのですが・・・でも、このバスの車内の他の乗客の発言ももっともです。「バスが揺れてこどもが転んだらどうするの!!!」 確かにソフィアのバスは運転が荒いし、整備状態も良くないのでガクンと急ブレーキで停まる事も多いし人が乗り降りしてるのにドアを開けたまま発進する事もしょっちゅう。時々乗りそこねたお年寄りが引きずられたり倒れたり、私もバスに乗ろうとしているときにドアにはさまれたこともありました。多くの旧式バスはバス停とバスの車内との段差が大きく、乗るときは「登る」という感じなので目線の低い子供が危ないと感じるのも無理のないことです。

そこで、このおばあさんの後ろに座っていた若い女性が、舌打ちをしてからその10歳くらいの男の子に席を譲りこのディベートは終わりました。この若い女性は(ほとんどすべての「若い」ブルガリア人はそうだとおもうのですが)この年寄りたちのディベートが嫌いなので早く終わらせたかったようです。

本当に、子供に対する親たちの反応がとても(!?)日本と違っていて興味深いのでまた後日取り上げたいと思います。

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ママの味が一番さ!

2006-01-25 15:08:21 | ブログ

かなり前のことになりますが、元大家(芸人)の次男坊サミ(12歳=彼も芸人)にパザールについて来てもらったときのこと、

「あ、そうだ、ランチにバーニッツァを買わなきゃ」ということで私がバーニッツァを買って一緒に帰っていると、サミは「お店のバーニッツァはあんまり美味しくないね。バーニッツァはマイカ(ママ)のが一番おいしいよ!」との事。

「へ~、そんなにおいしいの?」

「おいしいよ!! マイカがつくったとき、ぼくはすっごくたくさん食べちゃうんだ」(12歳にして確かに少しずんぐりしています)

「え~っ、すごい!こんどサミのマイカにバーニッツァのつくり方教えてもらいたいな~」

そういうと、ママの自慢ができたこともあり、にっこりと満足そうです。

Vilivanichika いろいろなところでバーニッツァをご馳走になって、ドマーシュノ(家庭での手作り)がおいしいのは知っていました。でも、おふくろの味が一番というのは万国共通なんでしょうか。昨日、近所のビオレッタのところにお邪魔すると、彼女の息子(私年代)が来ていて、なんか調子悪そうでした。そして「何も食べたくないけど、マイカのバーニッツァなら食べられる・・・」 う~む、そんなに美味しいんだ・・・ ごしょうばんにあずかりましたが、確かに!! おいしい! ビオレッタのバーニッツァはパイの皮(「コリ」、先日書きましたね。市販のものを普段は使うのですが)から手作りです。小麦粉に水、塩、油を混ぜながらしっかりこねて・・・本当に母の愛がこもっている感じがします。

でも逆に、お母さんたちは、というと、これまた「子離れ」するのがむずかしいようです。最近息子のバレリが家から独立して同じ市内でも別のところで働くようになった母親マヤが嘆いていました。彼女は一人親なので息子を頼りにしていたようですが、でも、同じ市内でいつでも会えるのにそんなに泣かなくてもいいじゃん! 私なんか親、日本だよ!・・・ まあ、でも母親の息子に対する思いも世界共通なんでしょうね。

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キロ買いの野望・・・りんご

2006-01-19 20:07:39 | ブログ

キロ買いというか、よ~くもらうんです。ちょっと街外れに行くと。「持ってきなさいよ~」って、1~2Kgくらい。

ここのりんごは小粒で、甘くておいしいのに当たるととてもオイシ~のです。パザールでは甘いのか、酸っぱいのか、どこで取れたかくらいしか表示されていないので品種はよく分かりません。

にしても、一度に7~8個もらうとさすがに生食では食べきらないなあ・・・。ブルガリア人は基本的にりんごは生食です。ブルガリア語の先生だったディディもりんごが大好きで、りんごをひとつ丸ごとかじると残るところはヘタの部分だけ。種のところまでぜーんぶ食べてしまいます。そして2個くらい一気に・・・。スゴイ!!

もらったりんごを食べきれないでいたある日、オーストリア人の友人、フォーカーとエブリンをお昼に招待する機会がありました。オーストリアというとお菓子の国、そして有名なりんごのお菓子は「アップル・シュトゥルーデル」。Applepie

前にも書いたと思いますが、ここブルガリアではおいしいパイの皮が15,6枚入りで1レバ以下(だいたい約60円くらい)で売られています。「ゴトビ・コリ」とか呼ばれていて、実はこれバーニッツァの皮なんですが。アップル・シュトゥルーデルの皮は手作りがものすごく難しいけど、これを使ってアップル・シュトゥルーデル「もどき」をつくろう!! と、りんごを小さく切って砂糖をたっぷりまぶして、水が上がってくるのを待ちつつ、バター、カスタードクリーム、ラム酒につけたレーズンを用意しました。「コリ」でくるっと巻いてお砂糖をかけて、オーブンに入れて焼くと、これがもう!! 日本人、(それも私が!)つくったとは思えないほど美味しくできました。

そして、身の程知らずにもネイティブのオーストリア人に出してしまったのです!! とても優しいゲストなので「おいしいよ~」といってくれましたが、本当のところはどうなのか・・・ でも私的には美味しくできたと思うのですが・・・

「パイ」というととーってもむずかしいと思っていたので、こんなに簡単にパイが作れるのはチョッとウレシイですね。バターを練りこんだパイ生地とはちょっと違うけど、パリパリの皮と、トロ~リとろけるりんごのハーモニー。今度はう~んと暖房を効かせた部屋で、アイスクリームとキャラメルソースをかけて食べよう!!! と決意するのでした。

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トースターとサンドイッチ?

2006-01-18 04:05:16 | ブログ

ペルニックに引っ越してしばらくは冷蔵庫もペチカ(料理用)もなかったので肉類が買えず料理さえもままならない状態でした。そんなときに結構重宝したのが近所のカフェです。ペルニックには特に多いような気がします。特に近所に住んでいるビオレッタばあちゃんの息子が経営するカフェはお店が新しくてきれいなので結構通ったのでした。

Toster メニューを見ると「トステル」というのがあります。シュンカ(ハム)やシュニッツェル(うすいメンチカツ)などのメインの具を頼み、さらに2~3種類のサラダを選びます。すると、パンを2つに割ってホットサンド用のトースターの大きいやつでプレスしてパリッと焼き上げ、そして注文した具をはさんでくれます。ルスカ・サラタ(ポテトサラダ)やスネジャンカ(ヨーグルトサラダ)または、ルーテニッツァ(トマトソース)やピカンテ(赤ピーマンのペースト)などはたいがいどこの店にも置いてあります。ハムとサラダとパンをひとつにまとめて食べられるのは手軽でうれしいですね。(どこでもたいがい1レバ20=80円くらい) 別の店では、この写真のようにミニ版のトステルもあります。若者たちがお昼に結構ならんで買っているのを見かけます。

しかし、これともうひとつのメニューが「サンドヴィチ」。

これはなんと、(日本でいう普通の食パンのような)パンのうえに、カシュカバル(黄色いとろけるチーズ)やひき肉を全体に広げてオーブントースターで焼いたものです。「これってサンドイッチじゃないじゃん!」と思わず言ってしまいました。これこそが本当はトースト(トステル)だと思うのですが・・・ でも、このチーズトースト、じゃなかった「サンドヴィチ」、ピザよりも、そして前出のトステルよりも安く、頼んでから焼いてくれるのでアツアツで、量はそれほど多くないので、ちょっと小腹がすいたなあ~、というときにいいですね。(約50円くらい)

これらの軽食とあうのはやっぱり炭酸系です。久々にファンタレモンなんか飲んでしまいました。シュウェップスのグレープフルーツや炭酸のミネラルウォーター・・・でも、やっぱりビールでしょう。寒いとあまり飲む気になりませんが、たまに暖かい日には、冬限定発売の黒ビールを飲みたくなりますね。

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