近くにいてよく通過していたのに行ったことがなかった「銅山観光」!! 「どうせ大したことないだろう、その割には入場料高けーしっ!!」だからかなぁ・・・ いつでもいけるし・・・って行ってなかったわけですが、3密にぜったいにならない観光地だし、ってことでこの際行ってみることに。だれかお客さんが来る時の下見のためにもネっ・・・
「わ鉄」の通洞駅が最寄り駅の「銅山観光」へGO!! まずはコロナ対策で問診票(?)を記入して、それからトロッコに乗り込みます。が、
さっそく乗るところからやけにリアルなろう人形がお出迎え(笑)。この銅山観光の目玉、昔の坑道のいたるところに置かれたリアルな抗夫のろう人形で、銅山での仕事を詳しく説明する、というものなのですが・・・ 「あそこは幽霊が出るぅ~(汗)」なんて話がネット上では出てきますが、それってろう人形があまりにあまりにリアル(?)なせい?
ガタゴトとトロッコに揺られていきます。終点は意外とすぐ。おりで閉じられていますが、
それから先に1200Km(東京から博多までの距離!!)も坑道が延びてるんだって!!
降りたところから戻り始めると枝分かれした坑道のほうに歩いていきます。そしてすぐに!! オオ~っ!!
ホントにリアルな表情のろう人形(笑)!!
ボタンを押すと、リアルな抗内の音や抗夫たちの会話が聞こえてきます。
一番フォトジェニックなのは・・・
彼かなァ?ここを訪れた方々の写真には必ずと言っていいほど出てきます(笑)。今日の彼からはスゴいオーラが・・・ いや、ただ坑道内の温度と雨降りの湿気っぽい外気のせいですよ・・・
坑道を出て、次はここの銅から寛永通宝などの貨幣を造った様子を再現した展示館を見ます。寛永通宝と言えば銭形平次!! 銭形平次もこの足尾でできた銭を投げたのかなぁ・・・?足尾で造られた貨幣には裏に「足」の字が見えますヨ!
そして、そこからお帰り前にはおみやげ屋さんとお食事処の前を通っていきます。さすが観光地っ!それに、世界遺産になろうってところ、
うまいこと言いますねぇ~(笑)、「銅」だけに! ここでアタシもおみやげをゲット!寛永通宝、それも「足」の字がついた「足字銭」です!
おねえさんがおまけに諭吉先生をつけてくれました(笑)。
しかし・・・ 足尾のまち歩き&銅山観光、思った以上に面白かったぞ!! もっと早く来てみるんだったなァ~。昔はハゲ山だった松木渓谷は、もう緑に覆われていました。
アタシの小さなころそして最近まで「一木一草生えない」と言われて、無人ヘリで種を植えていたトコだったのに・・・ 今は、昔のことなんか言われないとわからないかも・・・その上この温暖化!! ますます木々は元気になっているのかなぁ。
さて、帰宅途中、いつもの「丸美屋自販機コーナー」へ!! 麺を軽く食べていこっかぁー!?
唐揚げラーメンに、天ぷらうどん・・・ 今日も小当たり、かなァ・・・
何から何までレトロな1dayトリップだったけど、たまにはいい気分転換になったかも。
お風呂にあとにはまず足尾の町を通り抜けて「わ鉄」の終点、間藤のほうへ。間藤からさらにもう一駅「足尾本山」まで線路が延びていたのは有名な話ですが、昔小さなSLや貨物列車が走っていた線路はほぼなくなっています。廃線跡は今でもわかりますが・・・
本山には精錬所があって、銅山が閉山した後も仕事をしていたみたいですが、いまやラピュタ感が・・・
昔のほうがより廃墟感があったような気がしますが、それでも、足尾線の廃線跡だけでなくトロッコが走っていたであろう鉄橋、さらには大煙突・・・
そして今でもかかっている、日本で一番古い鉄の橋・・・
そういえば町中どこにもいろいろなアイテムの歴史などを説明した写真付きの看板がつけられています。世界遺産対策なのかなぁ?足尾、昔はホントににぎわってたんだなァ・・・ 足尾の町としてのピークは江戸時代から明治時代だったんだなァ。その後も随分と営業してたって聞いてたけど。そういえば最近見た某国営放送で、「やほーで調べる」お笑い芸人のおじいさん(?)が足尾に住んで、お祭りでチャップリンの姿で写真に写っていた・・・ そんな写真も道端にあったようななかったような・・・
アタシの中では「わ鉄」というより、やっぱり足尾線!あのたらこ色のディーゼルが走ってる・・・
そのディーゼルが足尾駅に置かれていました。足尾駅に入ろうとすると、おさるのご家族がお出迎え!! お~こわ・・・ 目を合わせると結構コワいのヨ,ジャパンモンキー・・・(この辺の人はみんな常識として知ってるのよ~笑)
そして・・・アタシの「鉄」情報によれば足尾に絶対見たいものが!! それは・・・ トロッコ!! といっても銅山観光の、じゃなくて、何でも昔足尾の町の中を走っていた小さな機関車があるらしい!ナロー大好き!なアタシとしては絶対見たい!! と思って調べてみると「足尾歴史館」というところにあるらしいので、わ鉄の線路を町側から渡って行ってみましたが・・・
コロナのせいなのか、それとももうやめちゃったのか、やってない・・・(後で調べると、しばらくコロナのために休館してたんだけど7月には営業再開してた。その日やってなかったのは・・・休館日だったから。) 裏に回ってみると・・・
お宝がたくさんならんでますっ!! あーっ!! これらが走るの、見てみたいっ!乗ってみたい~~っ!!
いや~、今年の梅雨、長いし超降る量も多いような・・・日本はいつから亜熱帯気候になった?いや、そんなことはないはずだけど・・・毎日の雨に嫌気がさして、でもこのコロナのご時勢、遠くに出かけられない・・・
そうだ!足尾!! 銅山で有名なところですが、一度も銅山観光、見に行ったことないなァ。この際行ってみるのはどうだろう?足尾は日光方面に行くときに通過はしても町に行くのは子供のころ以来・・・ そのころに目にした謎の建造物を大人になってネットで調べるのも容易になった今、もう一度見てみたくなった・・・
足尾は現在日光市になるのでG県外だけど、ここはお隣T県の大動脈「東北道」と「国道4号」からは遠く、どちらかと言えばこっちの文化圏と言っても過言ではない!で、車でまずはその、気になっていたところへ久々訪問!
足尾線、失礼っ「わ鉄」の原向駅から庚申川沿いを登る道に入り、銀山平キャンプ場、そして国民宿舎かじか荘を目指します。ここに古~いトラス橋があったはず。なんでこんな本坑から遠いところに・・・ そしてこの道沿いに何かたくさんの抗夫のための住宅跡があった・・・ と、今車で行くと・・・ あった!! これ!これ!!
近年、その横に解説がつけられていました。ここは「小滝抗」跡で、本坑の他にここでも掘られていて、このすごいトラス橋は大正時代のものだそうです。そうだったのか~!そのすぐそばには坑道入り口(今は入れない)や、抗夫たちが仕事帰りに利用したお風呂跡もありました。
へぇ~!! でも、今になってなんでこういう解説を表示するようになったのかな?よく見ると、足尾一帯を世界遺産に推す動きがあるとか。知らなかった・・・
ここは公害を引き起こし、山々は草も木も生えなくなり、下流には遊水地まで作られて(つまり「オバケ沼」のこと)、どちらかというと悪いもののように教えられていた・・・でもそれは昭和の、今のアラフィフが子供のころまでなのか、今は違っているみたいです。世界遺産になるかどうかはともかく、その小滝抗跡をさらに登ってかじか荘へ!!
ここの温泉、いいんですよ~!! 近年リニューアルされ、内風呂も露天もキレイでいい~っ!!
その日は他のお客さんがおらず貸切状態!!だったのでお風呂の写真をとっちゃいました・・・
日帰り温泉はAM11時からPM15時までのみで、一人800円(日光市民はなんと!300円!!) 食堂では名物ちたけ入りうどんも食べられますよ!! 今回はお風呂の後すぐに足尾の町のほうに戻りました・・・(つづく)