おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

変わります。なのか、変わってない、のか・・・ ソフィア「鉄」話2題

2015-06-19 19:18:50 | 鉄道

今日は少し「鉄」分補給を・・・

ある日、ソフィア中心部から5番の路面電車に乗ってクニャージェヴォ方面に向かっていました。暑くなくて気持ちいい日だったからうつらうつらしていたら、いきなり電車が電停でもないところに停まり、乗客がワラワラと下車しはじめて・・・ みんな降りちゃったから私も降りなきゃ・・・ 運転席のところを通りかかると乗客たちに運転手(女性。ちなみにブルガリア語で路面電車の運転手のことを「バットマン」って言うんですよ!! 知ってました?女性の場合は「バットマンカ」笑)が「電気がないのヨ・・・ どうしょうもないじゃない・・・」アワワ・・・ 前後を見ると何台も電車が停まっています・・・

この路線、リラの僧院に向かうときにバスに乗る「オフチャ・クペル」バスセンターに向かう電車なので日本人観光客にも関係がないわけではない路線。電車はキレイなのが増えたけど、こんなことがしょっちゅう起きるんじゃあネェ・・・

その日、久しぶりにソフィア中央駅に行って見ました。EU加盟国の首都にふさわしい中央駅に向けて鋭意(?)改装工事中!! 路面電車を降りていつもどおり地下道を通っていくと・・・?! あれ?乗り場にも駅構内にも行けない!! こないだ改装したばかりのきっぷ売り場も工事現場の真っ只中・・・ もう一度外に出てよく見ると駅舎のホンの一部だけがきれいになっていて・・・

わァー、ずいぶんきれいになっちゃった!! 待合室やきっぷ売り場の機能は1階にも少しありますが

主に地下に。列車を降りてくるとコンコースの一部が仕切られて新しく改装された部分に行くようになっています。う~む・・・ 完成したらきれいになるんだろうけど・・・



でも、これまでの共産体制然としたレリーフとSLの置かれた今までの駅もアジがあってよかったのになァ。そんなに全部改装しなくても、キチンと修理してこわれたエスカレーターなんかがちゃんと働くようにするだけで十分だったんじゃないか、と・・・

そして何より駅と地下鉄、路面電車を結ぶ地下通路、どうにかしようヨォ・・・ ホントにキレイにするんだったら!! ごみはみんなポイポイ捨て放題だし、春を売ってるおネエさんたちがけっこう「ナハルナ」(しつこい、というか攻撃的)に男性にアタックしてるし、ガラスが割られて入り放題のスペースに最近ホームレス住んでるし、何より下水臭っ・・・ 旅行で来られた方で、ソフィア中央駅を利用される方はちょっと気をつけてネ!!

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オフィス街で「ランチのソフィアちゃん」? その2 ~男子禁制?! 女子のひとりメシに「スパスター」

2015-06-17 08:57:49 | グルメ

もう日中30度を越えてる日の多いソフィア中心部・・・ でもまだ朝晩はひんやりするほど涼しかったり、夕立のおかげでスーッと気温が下がったり・・・ 猛暑ですが日陰に入るとサワヤカだったり・・・ まだまだ過ごしやすいですね。

ちょっと風があってさわやかな日、思い立ってまたもや、あのオフィス街のランチストリートへ!! (自分で勝手に「ランチストリート」と呼んでいるのですが、店先にきれいにお花が飾られていたり、オシャレなお店があったり、トリップアドバイザー推しの食事処呑み処がならんでたりするんですよ・・・) どーせお昼をどこかで食べて午後も忙しいんだし・・・ あそこならまだまだいろいろとおいしそうなお店がいっぱいあるの分かってるので・・・

前通ったときは2階席まで満席だったのを見てあきらめてしまったちょっとオシャレなお店・・・ 今日は12時ちょっと前に通ってみたらけっこうすいてるゾ!! ヨシ!! 今日はここだ!!

ここは最近ソフィア中心部で何軒か見るようなスープ屋さんです。店名はSuperStarとちょっとヒッかけて「Супа Стар」(スパ・スタル)ブルガリア語でスープは「スパ」なので・・・ 入ったらますサイドメニューから選びます。サラダ、サンドイッチ、デザートなどお好みのものをとり、スープを選んでレジへ。スープは日替わりで6種。ブルガリアの夏の定番、冷たい「タラトール」はもちろん、きのこクリーム、トマト、ブロッコリークリームなど、女子の好みそうなものに、「レシタ・クラシック」(レンズ豆スープ)が「ブルガリア伝統のレシピですっ」的な感じ、さらには「チリ・コン・カルネ」とメキシカンなものまで。お支払いの後、イートインで2階席に行くことに!!

夏の二階席は天井が低いせいかちょっと暑めですが、その日は少し涼しかったのでちょうどイイっ!! 冷えの気になる女子にはちょうどいい・・・ まァ、スープをランチにっていうのは体を冷やしたくないときに本当にウレシイお店ですヨネ~っ!! 味は、イケますっ!! チリコンカルネもスパイス加減が何か本格的な気がします。25年くらい前にメキシコにちょっとだけ行ったことあるけど・・・ こんな味に近くなかったかな?(笑) サラダもマカロニ入りのボリューミーなものもありますヨ。


店内を見ると、女子のおひとり様が二人・・・ 男子はテイクアウトか、女子とのつきあいで一緒に来た人のみ。圧倒的に女子が多い!! 店内もオシャレでちょっとポップ、それともアート?でもなんか落ち着いてます。行ったことないけどNYのデリなんかを意識してるのかな・・・?

紙ナプキンにメッセージを書いて残していくのもどこかで見たような・・・ でもオシャレ

スープメニュー、サンドイッチ、サラダはどれも4レバくらい。軽くて胃にはいいのに「食べた~」っていう満足感はあります。ミニパン(ゼンメル)が1個40ストティンキなので、スープとパン1個なら日本円で300円くらい。オフィス街のブルガリア人OLたちにも、これは「すっごく高い」感はないでしょう。スープはお肉やお野菜がゴロゴロ。ランチにはちょうどいい気がしました。

外の車止めの石はなぜかワンちゃんが描かれていて・・・ これってどうして?こういうシャレっ気が今の首都ソフィアを闊歩する女の子たちのハートをつかんでいるのでしょう。ヘルシーだけどボリュームがあって、午後からの仕事に気合の入る(?・・・気合を入れて仕事しているかどうか・・・)スープランチ!! また来ようっと!! 

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“イナバウアー”より”ピンポンパン”の方が先なのね!! ~オペラ「トゥーランドット」

2015-06-13 18:07:18 | アート・文化


「イーゴリ公」を観て、その後感動しつつ出口に向かうと、ここソフィアのオペラは「トゥーランドット」のほうがより自慢だ!! との噂が・・・ 何年か前に友人から「トゥーランドット、見に行かない?」って誘われたんだけど・・・ でもそんなにすごいの? 何でも「ディミトローヴァ」という歌手がとても有名で、その彼女の十八番がトゥーランドットだったらしい・・・ 彼女の写真が劇場のホワイエに何枚も飾られ、彼女が着ていたという重厚な衣装も飾ってあった・・・ そんなにすごいんなら見てみなくっちゃ!!

マリアンナの衣装はどちらかというとこっちのほうがより大変そう・・・ 縫いにくそう・・・ あっつーい生地のドレープがスゴく重そう・・・ でもそれがこのオペラを盛り上げています。

日本人的にはこの「トゥーランドット」の舞台は中国・・・ 「あァ~こっちの人的には中国ってこう見えるのネ~」っつー感じで興味深い。この辺の人にとって「未知の世界」はこういうイメージなのですネ~、すぐ首切るとか・・・(笑)

劇中では、重要な役として3人の大臣たちが出てきます。この3人の名前が「ピン」と「パン」と「ポン」!! ええ~っ!? ピンポンパン?! アラフィフ世代のワタクシになじみ深い!! ちっちゃい頃、出たかったんだよなァ~、そしてあの「おもちゃの木」からおもちゃもらいたかった・・・ 「何でウチの親は応募してくれないの? どうしたら出れるの?」といつも思っていたあの番組・・・ それとぴったりなちょっとコメディータッチな登場場面もツボでした!!!

PING-PONG-PANG

 その後、あのフィギュアスケートの金メダリストのフリー演技で用いられた、有名な「誰も寝てはならぬ」が主演歌手(カラフ=これまた韃靼人なんだけど・・・こっちのほうはモンゴル系?)によって歌い上げられました。ウットリ・・・ でも、先に出てきたピンポンパンが気になっちゃって~(笑)

Shizuka Arakawa Olympics 2006 LP

またまたオペラの内容、設定に気がいっちゃうのですが、「私の名前が分かったら・・・」っつーのって!! その出題スゲーな~と・・・ でもそうやって、「なんて名前だろう・・・ この人って!?」と考えさせ続けるっていうのも恋のテクニックなのかなァ? う~む、誰が誰を好きになるって結構分からん・・・ ナゾ解きっていうのはそういうことなのか?

どシロウトのワタクシでしたが、ネットでググる前に観た「トゥーランドット」!!! 引き込まれました~!!! ねむくなるどころか!! ホント!! 寝ちゃダメってば!! ブルガリアに来てオペラのサイトでこれがやってるって分かったら絶対観てみるといいっ!! と思いました。夏の明るい時間の長いこの時期、ソフィアでも、そしてブルガリアのいろんなところで「野外オペラ」なんてやるみたいだし!! 

それにしても、これまで10年間で2回しかこの劇場で見たことなかったのに、1週末で2回も見ちゃった・・・ オペラづいちゃって、その美しさに目ざめちゃいました!! ウチでうじうじネットで動画見てるより、夕方外に出て、リーズナブルなチケットで本物の芸術を見て、帰りにおいしいものを食べてゆっくり帰ってくる・・・ スカッと気分転換、なんて贅沢なんだろう!! やっぱりブルガリアってフボボなところだっ!!   

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その美しさに参りましたぁ・・・ オペラ「イーゴリ公」

2015-06-12 07:59:33 | アート・文化

友人のマリアンナ・・・ 彼女はソフィアのオペラで働く本職の縫製やさんで、最近「フぅ~・・・疲れたワ~」とため息ばかり・・・ 「ここのところオペラの衣装がたくさんオーダー入ってて・・・ クニャズ・イゴル、トゥーランドット、そしてベリコ・タルノヴォで野外オペラもあるし・・・」 ふう~ん。・・・と思っていたら、そのオペラを見る機会に恵まれました。「クニャズ・イゴル」・・・ こちらではありがちな、ロシア人の名前・・・ 日本語にすると「イーゴリ公」。オペラはド素人のワタクシ、どうせなら下調べしないで見てやれっ!!

雨がぱらつく週末の夕方、劇場に行ってみると・・・ あれっ?! 友達のマリンチェが!! 久しぶり~ こういうこともよくあるんですよね、だってソフィアンツィにとってオペラは「ちょっとだけおめかしして出かけたい、リーズナブルな芸術」なのです。

で、観ての感想は、とにかく圧巻!! (オペラは撮影NGなので写真はナシ。ごカンベンを。)セットも演出もさることながら、マリアンナが縫ったであろう華麗な衣装!! 光り輝いてました。これが、オペラの中の踊り(?ダンス?バレエ?)の時にその効果が発揮されています。主役や男性ダンサーの衣装がまるで80年代に流行った「ジンギスカン」の「ジンギスカン」や「もすかう(笑)」の真ん中の人みたいww しかしまァ~何といってもブルガリア人のバレリーナはすさまじく美しい!! その中でもえりすぐりの鍛え抜かれたコたちです。衣装は内容に合わせてエキゾティックでかなりセクシー!!! でもちょうどいいかも!! 見ていて、「もうこれでもカーッ」ってその美しさが際立ってます。ドラえもん体型のワタシは「参りました~(汗)」もう「小顔への努力」とかバカバカしくなっちゃいそう。

帰宅してからググってみました。あっ!! な~んだ!! 「イーゴリ公」の舞台はウクライナのあたり・・・ つまり黒海周りつながりでご近所の話なのネ! 「韃靼人」(正確には「ポロヴェツ人」)だと分かりにくかったけど、つまりはこの辺で言うタタール人ってことネ!! タタール系の人ってブルガリアでもいるし、まさに今キナ臭いあたりのクリミヤとかウクライナにもいるもんネ。

ど素人のワタシですのでオペラの細かい設定やつじつまとかよくわかりませんが・・・ 劇中でイーゴリ公のお妃のしょうもない弟が、イーゴリ公の留守中に飲んだくれて男どもをアルコールびたりのしょーもない状態に陥らせ、自分の姉を含め女性たちをひどく扱うあたり・・・ けっこうこの辺だと日常? アルコールの問題ってこのあたり多いもんネ、今も・・・。それに攻めていって捕虜になっちゃった王子(イーゴリ公の息子)が相手の国のプリンセスと恋仲になっちゃって、「えいやっ・・・ 結婚しちゃえ」っていう勢いとか・・・ この話をブルガリアを含めこの辺の話だと見るとすんごくオモシロいっ!! 日本で公演される機会があれば是非、そういう見方で(笑)見て欲しい・・・ 

ブルガリア語の題の「クニャズ」っていうのは今で言うと地方自治体首長クラス? 信玄「公」なんていうからもうちょっとエライ? いや・・・ 一国の長だからもっとエラいのかな? このイーゴリ公は訳あって捕虜にされてしまいますが、尊敬を集める人物で主人公です。で、この人の息子の結婚式に、日本では一昔前、TVのCMでギターの演奏で話題になった有名なフレーズを含む「韃靼人(ポロヴェッツ人)の踊り」!! あ~っ、これだったのか~!! あのCM,好きだったのよネ~!!

「こりゃ、マリアンナ・・・ あんた疲れてるの当然だわ~」と言ったらウレシそうに、「でしょ~?! でも全部固定給でね~・・・ 歩合制にしてくれないかしら?」 う~む。是非そうなるといいネ!! 

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オフィス街で「ランチのソフィアちゃん」(?)その1~メハナ「イズバタ」

2015-06-11 09:22:22 | グルメ

ちょ~っとソフィア市中心部に行くと、この時期バラ祭りを見に行った日本人団体さんだけでなくヨーロッパ各地やアメリカからの外国人ツアー客がたくさんいて、各言語の通訳兼ガイドさんみたいな人に各所説明&引率~! 外国人だけじゃなく、小学生の・・・ 日本でいうところの社会科見学か修学旅行みたいな集団もよく見かけます。午後はこのごろよく夕立が降るのですが、全般としていい天気で、ホント今ツアーに来た人はよかったですね~!!

そんな人々を見ながらラコフスキ通りとイヴァン・ヴァゾフ通りの間を歩いていたら・・・ ランチタイムに突入!! どこのお店も「オベドノ・ネニュー」の看板・・・ ランチのおトクなセットが表示されます。この市中心部は、ディナータイムはマジにお高い(笑)のでランチがワタクシにはちょうど良いな~♪ どの店に入ろうか?と歩いていると、とってもリーズナブルなお値段のランチメニューを出していた「イズバタ」というお店・・・ 


この名前「ワインセラー」という意味です。通りからの入口は緑に包まれ、ちょっと隠れ家的・・・なので入ってみることにしました。

レストランは地下・・・ 階段を下りて入っていくと、「ドーバルデン!! こちらの奥の席へどうぞ!!」 セルビチョールカのおネーさんは他のお客さんとの間もうまくあけて席に案内してくれて好印象!!

「えーっと、ランチメニューの『ピレシュコ(鶏)・シュニッツェル』、まだあります?あと、グラスワインの白、お願いします」
「は~い」 ササっとオーダーが通りました。

さすが、ワインは「ワインセラー」と名前をつけるだけあっておいしいですネー!! と、待っていると大きなお皿に盛りの良いランチが!! 大きなチキン・シュニッツェルと、ポテトのガーリックソテーが!! しかも、日本人にウレシイ、あっつあつで出てきました。一口食べて・・・ 超ウマ~イ!! 出来たてっていうのもポイント高いけど、味付けがいいっ!! つけあわせのポテトもおいしい!! これは、ここのゴトバチ、ウデがいいようで、他のメニューも試してみたくなります。ブルガリアの定番、シュケンベ・チョルバも試して見ました!! さっぱりしてていい感じ!! 

よく周りを見ると、けっこうテーブルが予約で埋まっています。オフィスの人たちがランチタイムに親睦&ミーティングとかするのかな? それもOKな落ち着いた店内・・・

スメットカもらってニンマリ・・・ これでランチメニューは5レバくらい、グラスワインは3.5レバ・・・ 日本円に直すとかなりお安い!! このランチセット、けっこうボリュームあって、男の人でも満足できそう。支払いを済ませて外に出てみました。よく見るとこのあたり、他にもいっぱいよさげーなお店が!! 次はどこのお店に行こうかなっ?! 

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