しばらく前の、日本に帰省した折、実家でやったこと・・・おいてきた荷物の整理・・・さすがにもう10余年も過ぎると「もしすぐに日本に帰ったらまた着るだろうから。それに一時帰国の際にすぐに着れるし」と置いてあった前に着てたものはほぼ体形に合わず・・・ さらに「メルカリなんかで売れるかな?」と思うものや、「ブルガリアに持ってきて使えるかな?」と思うもの、何があるか発掘しなきゃ・・・そしていらないものは断捨離・・・ かなり出ましたヨ(笑)。実家の車を借りて何度も往復したので清掃工場の受付のおねえさんに顔を覚えられるくらい(爆)・・・
そんな中、探したのが万年筆・・・確かどっかに置いてあったはずなんだけど、と探したけど見つからなかった。一生懸命掃除したから、これを機にワタシのために一本、万年筆を新調しよう・・・
そういえば何年か前「俺のダンディズム」ってあったけど、あの中で滝藤さん演ずる「段田さん」がダンディズムを追求するためにマダムMのお店でそろえたものの中に万年筆、あったなァ・・・ あの時紹介されたアイテム、モンブラン、ペリカン、それにアウロラ・・・全部ヨーロッパのメーカー!こっちで買ったら安くなるのかな? 確か、乗り換えのドーハの空港にもモンブランのショップ、あったし。ソフィア市中心部の質屋(ザロジュナ・クシュタ)にはモンブランやパーカーの万年筆の質流れ品、あった!! でも、日本の万年筆も捨てがたい!! セーラー、プラチナ、パイロット・・・どれにしよう・・・
ちょうど通りがかった銀座でいくつか文具店を回ってみましたが、決められないよ~ 何せお客さんが多くて!! 伊東屋さんにも行きたかったんだけど、ちょっと恐れ多くて・・・ で、ゆっくり見れたロフトでパッと目に入ったこれに一目ぼれ!! 定番モノだけどブルゴーニュ色に惹かれました。ニブに3776って入ってるのも日本っぽくていいしねっ!! (っていうか、蒔絵やセルロイドの金魚なんかには手が届かなかった、っていうことなんですが。)
で、インクの事も考えなくっちゃ。カートリッジが付いててもなくなったら手に入れられないから一緒にコンバータを買って、こっちでボトルのインクを買おうっ!! まァ純正のインクじゃないけど、その分変化を楽しめるかな? ちなみに・・・ ブルガリアで正式な書類にサインする際、どんなペンでもいいんだけどインクは「青」でないといけない、って知ってました?日本じゃ考えたこともなかった・・・ 日本大使館で青インクで書類に記入すると「あ、黒で書き直してください」って言われたのに・・・ ということで今度はインク探し!!
モールに入っている「オレンジ」という文具&書店・・・ここの品揃えはいい!! カランダッシュとかパーカーとかほかのメーカーの品ぞろえもありますねぇ。インクは・・・カランダッシュのは何とっ!!40レバ(≒3000円)越えっ!! パーカーのが14レバって言われてホッとしましたが、それでも安い買い物じゃないなァ・・・ もう少し探してみよう、とソフィアの中心部、裁判所の裏あたりを歩いていると
ふと見つけた文房具屋さん!! ここでパーカーのインクが12レバ、おおっ!ちょっと安いゾっ!!
ということで、ダンディーをおススメするマダムMになったつもりで万年筆・・・ これでキリル文字を筆記体で書く練習をしております。最近ヨーロッパじゅうで個人情報保護に関する法律が厳しくなり、書類などに本名を使用する承認が必要になると・・・ そんなこともあって書類にサインする機会が増えるこの頃、正式に青いインクできれいにサインできるように・・・
ちょっと健康思考になりつつある今日この頃・・・ そういえば各スーパーには「ビオ」コーナーがありますね~。そこらへんに陳列されているものについてあまり気にして見たことがなかったのですが、急に気になり始めました。何があるのかなぁ?何か穀物っつ~か種っぽいものっつーか・・・いかにもおいしくなさそう(失礼)な、昔飼っていたインコちゃんのエサっつーか(さらに失礼な!)・・・でもあれって体にいいスーパーフードらしいですね?!
「エルダ」はそばの実。そば粉はそば打ちの時買っていたのですが、今回は実を試してみよう。そして「プロソ」・・・これは日本でいう「キビ」!さらに「キノア」(日本ではキヌアと表記されています)もあります。そして「レネノセメ」(麻の実)、「マク」(ケシの実。あのアンパンの上に乗ってるヤツ)などなど・・・ あっ!! こういうの集めて白米に混ぜて炊いたら五穀米的なの、できないかなァ?いろいろサイトを見てみると可能ではあるけど・・・ その基本の五穀米っぽくするのに黒米や赤米みたいなのを少し入れて色付け的な感じにするのがいいらしいんだけどねー。
で、また別の時、市中心部の中華食材店で見てみたら、あった!! 黒米!! これ、ちょっと入れたらうまくいきそうだ!! でも色々調べて何をどう混ぜたらいいかちょっと考えよーっと!! で、とりあえず朝食のミューズリーに混ぜて試しています。そりゃ~「オっイシィ~!!!」っつーモンではないけど、アタシ、子供の頃玄米食の家で育ったからか、こういうの、キライじゃないのよね~!!
ああ、でもこれで必ず「美魔女」になれるというもんでもないよなー、やっぱり・・・
ガーン!! とうとう言われちゃった~!! 血糖値高めだって・・・
ノホホ~ンとした田舎区ナデジュダにいる友人たちはほとんどすべて血糖値高い~!! なのに甘~いチョコレート、コンポート、ケーキ、アイスクリームなどをすすめるすすめる!! 「大丈~夫よ~ォ!!」って、大丈夫じゃな~いっしょっ!!
まァこのコンピュータ、ネット、スマホ時代、おいしいお店検索~ってのも指でタップ~っ!! 体は動かさずにおいしいもの食べたりできるっていう危険いっぱい!! まァ「絶対に食べちゃいけない」ものはないけど「心置きなくいくらでも」という時代は終~了~!!(泣)
確かに反省・・・体とにかく最近動かしてないよなぁ~・・・いつも何かしようと思いつつ手を出しては長続きしない。こう見えても中学の時水泳部だったのヨ~!! あ、でも五十肩で手が回らない・・・ あ、そうだっ!! 自転車!! 高校の時はチャリ通だった!! おじいさんのトロ~っと乗ってるカブ号や、または路線バスくらいならブッチっ!! アタシの青春だった・・・
スポーツとしても自転車はいいし、なによりナデジュダ区をはじめソフィア市内の大通りには自転車専用道が設けられていて、サイクリング・サイクリング、ヤッホ~!ヤッホ~♪(古っ・・・昭和だねぇ~)
それに地下鉄駅には駐輪場も設置され、しっかりした鍵さえあれば安心しておけます。(しっかりした鍵があれば、ってとこが問題なんだけど・・・日本の感覚て停めておくとすぐに盗まれちゃうらしいから・・・自分の住んでる住居棟の踊り場や共用の廊下でも、らしいっす。)
最近若い人の間では当たり前のマウンテンバイクのタイプのヤツ・・・ちょっとヤダな~。やっぱスポーツタイプで、ママチャリじゃないヤツで・・・ そしてできれば古いアタシにもわかりやすいビンテージなもの・・・ せっかくだからできればヨーロッパのがいいなぁ、プジョーとか、ビアンキとか・・・
で、中古車を見つけるサイト「mobile.bg」を見てみると・・・車に並んで自転車のマークも!! 自転車の中古も売ってんだ!! そしてその中から「ショセエン」(шосеен。ショセ=道路、つまりロード)の項目を選ぶと・・・ ピンからキリまで!!
で、見つけました~!! コレ~♪ アタシが高校生の頃に見たことある・・・ロードバイク・・・
さて、どう手に入れたか、どうカスタマイズするかは次回以降・・・ ムフフ~♪ これでスポーツ&気分転換だゾ!!
いや~、いい天気の日が多くなって、出かけたくなりました~!!
つい先日までマイナス何度とか大雪とかってブーブー言ってましたが、今月中は予報によるとまーまー雨は降らず日中は25℃前後と、ほぼ夏日になるソフィア地方。でも早朝は寒く、「朝出て日中まで」なんて日は要注意。上着とストッキングはまだマストですね~。
乾燥した日が続くと内陸ソフィア市内の空気は埃っぽくて、なんか汚染されてんな~感ハンパない・・・なんて日に友人ビリーから
「亡くなった姑の家がキュステンディルにあるの。泊まれるワヨ!行かない?」・・・ハ~イ♪ という訳で彼女の友人ヴェスィと一緒にちょっとドライブ~!! ウチのぽっちゃり韋駄天アラフィフ(?)ムルティプラちゃんのタイヤも夏仕様に替えたし~!!
ビリーにとってソフィア市からはそんなに遠くなく、お姑さんがご健在の頃にはしょっちゅう通った道・・・行きは、新しくできた高速道路ではなくラドミルから山を越えて村々の間を抜ける旧道ルートを通りました。すると、ビリーはずーっと通沿いにある店、建物、目に入るものすべてに解説をつけます。だからドライブはタイクツ知らず。彼女にとってなつかしい風景で楽しい思い出話にテンション上がりっぱなし。一緒に行く友達がこうも楽しそうだとこっちもうれしくなります。
自分の母親と、亡くなった夫の母親、両方を看取ったビリー(ちなみに先回お邪魔した時はお姑さんはご健在でした。でもそれも見てみるともう7年前・・・)。ご苦労様。でも彼女の話し方にかかると何の事でもオモシロいネタ話のよう・・・でも分かるヨ~、大変だったんだよね?ホントは・・・
土曜の午後に着いてワタクシだけ温泉へ~♪ ビリーは血圧の問題などで温泉はNGだそうで。
次の日は雲一つない晴天!! ひんやりした空気と静かな朝の日ざしにゆったりとした気分で目覚めます。昨夜は温泉であったまったしね~!帰りは新しい高速道路周りのルートで。帰り道の途中にはオスマン・トルコ時代につくられた古い橋がある小さな町もあります。
ビリーによるとこの町には「ブルガリアで唯一のガズィラナ・ミネラルナ・ボダ(炭酸鉱泉)があるはずなんだけど・・・」と言うのですが、今まで来た時には気づかなかったなぁ・・・そして今回もどこかわからず・・・
行きも帰りもライラックの花が道端にずらーっと咲いています。風に揺れるとまるで「春へようこそ~」と沿道にならんで手を振ってくれているよう・・・ そしてリンゴの花が咲き誇り・・・ 連なる丘にはアブラナの花が黄色いじゅうたんを敷き詰めたように一面に広がっています。
キレイな風景に心洗われて・・・また来るね~!!
春のブルガリア・・・ああ、地方に行くと出会う羊の群れ・・・メーメぇーッ!! 小さな赤ちゃん羊はああカワイイ~♪ ・・・でももうすぐ君たちと再び会うね・・・肉屋で・・・
今年はブルガリアでは4月6日くらいから「ヴェリクデン」=イースターに入りました。ブルガリア人によるとここの伝統は「アグネシュコ」(=ラム肉)を使ったものを食べ、たまごを色染めして、コズナックという甘いパンを食べる、というところだそうですが、最近アメリカや西欧各地の行事も取り込んできています。
何しろここまでブルガリアの経済状態が悪いと、もうこういう祝祭を盛り上げていかないと誰も何も買わなくなっちゃうもんネ!! そうは言っても今年はどこのスーパー、パザールも「商売どう?」と聞くと、
「スラヴォ・・・」(славо=弱い、やせたの意)とため息・・・ そりゃァそうだわ・・・だってスーパーの宣伝なんて、「ヴェリクデンのラム肉、祝日価格っ!! 来て見てみて!!」って書いてあって、少し安くなってるのかなと思ったらその逆!! 普段よりもっと高くなってるし!! 多分値段を書いちゃったら誰も買い物に来なくなっちゃうから、なんだろうなァ・・・モノはいいのかもしれないけどねぇ・・・
そういえば、ちょっと前のマルテニッツァも、売店はいっぱいあったけどつけてる人は少なくなったなァ・・・ 特定の人が両手にワサワサつけているのは見たけど、つけてない人はつけてないもんねぇ。何か数年前はもっと盛り上がってたけど。
首相のボイコがようやくギリギリに、「年金生活者にヴェリクデン手当を支給」を決断。財源はよく分かんないけど・・・ でももらえる人の年金受給額に生前があって、それを1レバでも超えるともらえないんだってさ!! 友人のヴェッシーは「アタシなんか3レバオーバーしてるからもらえないのよ~!!」とプンプン!!
この時期、たまごとラム肉の値段は例年通りドーンと値上がり!!
それにコズナックには「エタタ」(合成着色料や保存料の事。ヨーロッパ基準でEOOO(OOOは数字)って書いてあるのでE(エ)の定冠詞付き複数形)がいっぱい入ってるって報道・・・ まあ手が出ませんよ~!! あー、一番安い羊の内臓オーブン炊き込みご飯「ドロップサルマ」も値上がりしてます。(これもキョーレツな羊ニオイで好きずきですね~)
・・・この祝日の後は全部叩き売りっ!! 仕入れた量が多すぎるのかいつも山積みで安売りになっちゃう・・・ お肉屋さんには祝日が終わった後に行って、値下がりして、しかも在庫が一新したところで「アグネシュコ」でも「シレシュコ」(=ラムより年上でマトンより若い)を買おっかな~!!