おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

洋梨とベーコンで欧風甘カラ味 ・・・身近な実りの秋!!

2011-09-25 15:32:13 | まち歩き

ブルガリアは9月半ばを境に30度を越える猛暑日はなくなり、1~2日雨、その後涼しくなる、という天気をくりかえすようになりました。そう、もう秋・・・

「9月って大好き!だって、それ程寒くないし野菜もフルーツもたくさんあるし!!」とは友人テメヌシュカの言葉。70歳になったばかりの彼女から最近いただいたもの、それは、

Nashiingenbekon 「ウチのそばの通りにある木のクルシよ!」 クルシ(単数形ではクルシャ)とは洋梨のこと。日本で洋梨といえば「ラフランス」に代表されるような高級フルーツ!! でもブルガリアではその辺の木になり、熟すとボタボタ道に落ちてくる、全くありがたみのない食べ物なんです・・・ でも、そんなクルシも甘くって香り高くって、まさしく洋梨!! 何でこんなに低く見られがちなの?

ブルガリアではなあ~んにもしなくてもその辺にある木に桃、あんず、さくらんぼ、サワーチェリー、りんご、洋梨、そしてプラムの一種「ジャンキ」が甘い実をたわわにつけており、たいてい誰が取って食べても叱られることはなく、むしろ道路にぼたぼた落ちて迷惑な存在になっています。ブルガリア人の「ビンボーなのに先のことを考えないお気楽さ」は、こういう「何もしなくても食べ物はいつもある」気候のせいにあるのかも。と、テメヌシュカは大きな袋にその洋梨を拾い集めたものをドドーンとくれました。ハハハッ・・・どうしよう?!

ここでまたまた「クッキングパパ70巻」の登場!! ドイツ料理に挑戦です!! ドイツではやはり洋梨(独語:ビルネン)は一般的などこにでもあるものなのでしょうか? お菓子だけでなく、独風「甘カラ味」にもよく使われるようです。特に塩気の強いベーコン(独語シュペック)にあわせるレシピはハンブルグのお袋の味的な存在・・・

「クッキングパパ」のレシピはインゲン(独語:ボーネン)との煮物。市場で買いそびれたので頂き物の瓶詰めで。すでに茹でてあるのでより簡単に・・・ バターと小麦粉でルーを作り、それにベーコンを茹でてとったスープを注いで作ります。

Soup 同じくそのスープでじっくり味を煮含ませた洋梨と、インゲンとあわせて出来上がり!付け合せは茹でたジャガイモのバター和え。ルーでとろみのついたスープが具材によくからみ、おいしくてハフハフ!! ジャガイモともよく合います。洋梨は・・・ う~む・・・ スープに溶け出している洋梨の甘い香りと味はいいけど、スープに入った具としての「熱々バター風味の洋梨」は好みが分かれるところかも。頭の中がグルグル・・・ お菓子じゃないんだけど甘い・・・ でも、もっと研究してみよう!! 日本風甘カラ味大好きな私としては、ヨーロッパの甘カラ味をもっと作ってみたいゾ!! 

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リューリンで(?)ザリガニ料理!!

2011-09-20 04:31:43 | ブログ

今日も庶民の街、ソフィア市リューリン地区。ドイツ系スーパー「カウフランド」でお買い物。リューリン店の敷地には貸店舗が何軒かあるのですが、そのうちの一軒はお魚屋さんです。ここのはリューリンの「コーポラティブニヤ・パザール」(共同市場)の魚屋さんとはちょっと違った品揃えのお店で、ブルガリアの夏の定番「ツァツァ」のフライなど調理済みのものをお持ち帰りできるコーナーもあるのでいつも立ち寄ります。今日は何かおいしそうなものはないかな?

Zarigani1 と、オオッ!! 何か赤いバルタン星人のようなモノが・・・ 表示には「ラッツィ・ナ・スカラ」!!

ブルガリア語で「ラッツィ」はカニのこと。「スカラ」はグリル・・・ と、みてみると、これはカニというよりは「ザリガニ」!? 見た目、日本人の私には一瞬エビ的に写るのですが、何せザリガニ・・・ 

アラフォー世代の私にとってザリガニは「釣って遊ぶ子供の頃の思い出の、田んぼやお堀にいるヤツ」という位置づけ。弟やいとこ達と、糸の先にするめやイカの燻製をつけて釣ったものです。

日本ではそんな位置づけのザリガニもヨーロッパではけっこう食べられている立派な食材なんですね~。この魚屋さん、今までこんなもの売ってなかったような気がしたけど・・・ と尋ねてみると、今年初めてザリガニを扱える免許(書類?)を取得したそうです。ザリガニの販売にライセンス?日本じゃきいたことないなあ・・・

Zariganiliveグリル済みのザリガニは1匹80ストティンキ。店内の水槽で鯉と一緒に泳いでいる活ザリガニ(?)は1kgで11.5レバ。「80ストティンキで1匹なら失敗しても損した気分にならないヤ」とまずはグリル済みのものを恐る恐る買ってみました・・・ 頭と胴体のつなぎ目のところをメキッとひねりはずすと、さすがはザリ「ガニ」、カニ味噌らしきものもありますネ~。しっぽと背ワタをはずして、ハサミを使って殻を割りながら食べてみました。ふむふむ・・・ 身は少ないけどまさしくこれは甲殻類の旨味と甘味!! 食べ応えはないけど、おいしいっちゃおいしいな!!

Zariganiinsake これに味をしめて、今度は活ザリガニを購入!! 600gで10匹。小さい4匹は日本酒で酔っ払わせて味噌汁に。大きかった6匹は、またまた「クッキングパパ」の70巻のレシピ!!で、ハンブルグ風ザリガニスープ!! ゆでた後、身をはずしておき、殻を炒めてゆで汁を加えます。ザリガニ味噌がた~っぷりついている殻を潰しながら炒めるので旨味がしっかり出ます。

この活ザリガニの調理、ちょっと胸がいたみます。ガサゴソと動き回っているのを熱湯へ!! 許せ!! 思えば子供の頃に釣ってきたザリガニを家の小さな水槽に入れて、そのまま忘れてしまって・・・ 数日後、共食いの末に全員お亡くなりになり、悪臭を放ち始めて、もしくはお母さんに怒られて気付く!! という、ザリガニたちには申し訳ないこと(これこそ「無駄な殺生」)をしていました。でも、今回は即死だ!! おいしいスープになってちょ~だい!!

Humburgerzariganisoup このハンブルグ風ザリガニスープ、香草や玉ねぎ、トマトペーストなどを入れて、じっくりコトコト殻と一緒に煮込んだスープを濾して、半立て生クリームとパセリを浮かべていただきます。むむむ~っ!! ウマ~イ♪ 本当においしい~っ!! リューリンで手に入る食材でできるグルメ、また作りたいな~ッ。来年も食べられるかな?

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