おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

荷物が届いた!

2005-09-30 16:44:43 | ブログ
4月半ばに、日本から冬物を送ったのですが、ついつい送料をケチって船便にしたんです。
郵便局の人に、「荷物の追跡はできますか?」と聞くと「日本を出ると追跡できませんねー」とのこと。
「まあ、ブルガリアなら届くでしょう・・・」
「でも、手紙が開けられたり、届かなかったりするみたいですよ」
「あれ~、そうなんですか??」(信じられないなあ、という表情)
まあ、さほど高価でないものばかりを送ったため、それでもいいや、ということにしました。
それから本当に3ヵ月後の7月半ば過ぎ・・・何の音沙汰もなし。
8月、そして9月になりました。夏が終わり、一雨ごとに寒くなって、長袖のセーターがほしいほど寒い日が来てしまうようになりました。少しずつあせってきます。
「どうしよう・・・あの荷物の中に結構お気に入りの暖かいセーターや、こちらの冬も乗り切れそうな厚手のタイツが入っていたのに・・・着かなかったら買いなおさないと・・・セーターは買いなおせばいいとしても、日本のものみたいなフィット感のあるタイツ、ストッキングはブルガリアではいいものが見つからないからなあ・・・・」

考えてみると、ブルガリアの郵便は超いい加減なところがあります。
まずは配達員!!! 以前郵便局で働いていた友人が目撃したことには、
「あたし、あそこのブロック(アパートの建物)嫌い!!、だからいかな~い!」
つまり、その郵便配達員に嫌われた家の人、もしくはアパートは郵便が届かないということです。
外国(ヨーロッパ諸国)からの手紙も、もし、何か厚めの、たとえばマスコットや小物のようなものが入っていると、もう絶対に届かないそうです。(たぶん、盗られてる。)

幸い、うちはポシュタ(郵便局)から近く、外国人も多い区域なので、郵便物が開けられていることはあっても、つかないことはありません。元共産主義国では「物盗り」だけでなく「検閲」という意味もあるのかも。(でも、日本語読めないはずだし・・)
でも、これが、家の人も家の人で、まず、多くのアパートの入り口には鍵がかかっていて、その上呼び鈴も壊れていて、さらに郵便受けが鍵のかかったドアの内側にある、もしくはひとつだけ共通の郵便受けがある、という状況なのです。個人の郵便受けに個人宛の手紙が入れられない・・・なんで?? 手紙は欲しくないのか?? まあ、だれかほかの人が手紙を開けて読んでも構わないということなのか??

parcel
さて、なんと、送ってから5ヶ月以上たって、荷物が来たことを知らせる紙を郵便配達員が持ってきました!! 開けられているかな?何か盗られているかな?箱は濡れていたり潰れていたりするかな?
家まで持ってきてくれるサービスは基本的にないので、ソフィア中央駅の隣の郵便局に引き取りに行きました。すると、ぜんぜん開けられている風でもなく、まったく無事でした。ホッ。
とにかく確かなのは、職務怠慢!! ということでしょうね。

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リゾートでフボボな海水浴(4)

2005-09-21 13:26:38 | ブログ
先回写真で紹介した温泉ですが、ここは上のほうから温泉のお湯をパイプでひいてきてジャーッと海に流しています。もちろんきれいな水ですが、まるで下水のような扱い! 日本人の私としてはなんだかもったいないような気がします。
少し硫黄のにおいがして、本当に効能のありそうな温泉水です。
ブルガリア人も(特にお年寄り)はここが好きなようで、ちょうど打たせ湯のようにパイプから流れ出てくる温泉水を浴びようと長い列を作って待っています。

次の日は、少し車を走らせてバルチックという小さな町に行きました。ソフィア大学が管理する植物園に行ってみました。海沿いにきれいなバラ園。(じつはここ、ルーマニアの女王さまの夏の別荘だったそうです。)すぐ下から海水浴場になっていてそのあたりでもたくさんの人が泳いでいました。その日は波が結構高くて、サーフィンができるかも。

topless

ところで、日本人として理解できないのが「海水浴場での女性のトップレス」です。(もちろんブルガリアだけではありませんが) ビーチのきれいな写真を撮ろうとカメラを構えると、フレーム内にいきなり巨大な牛のような(すみません)トップレスのおばさんたちが・・・おばさんを超えておばあさんもいます。(しかもわき毛未処理!)かわいいモミチェ(女の子)も惜しげもなく見せてしまっています。もちろん全員ではありませよ・・・・でも、平気でそのへんですっぽんぽん(?)になって着替えだすし(更衣室があっても使わない!)・・・ビーチで仰向けになって日焼けしている姿は、もう男だか女だか一瞬わかりませんでした。もう少し恥らってほしいものですが。そのくせに「日本って公共のバーニャ(風呂)に裸ではいるんでしょう?信じらんないわ~」なんていうんだから!!

昼間の温泉もいいですが、夜にもまた行ってみました。途中の「出店通り」は昼間の2倍以上のにぎわいようです。まるでお祭りみたい!
同じ温泉に着くと、結構人が入っていました。星を眺めて潮騒を聞きながら、海水と温泉の混じった浅いお風呂につかると本当に気持ちが落ち着きます。ホッ
黒海沿いのリゾート。安くて快適なのでびっくりしました。日本人が知ったらドドーッツとツアーで来るでしょうか?ちょっと内緒にしておきたい穴場リゾートです。

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リゾートでフボボな海水浴(3)

2005-09-20 01:30:13 | ブログ
午後、ディーディーたちより一足先にビーチに行きました。
広ーいピーチですが、きれいなところは大きなホテルがプライベートビーチにしています。よく見ると、プライベートビーチとプライベートビーチの間に少し庶民的な海水浴場がある、という感じです。
そこにあるカフェ(海の家?)はとても良心的な値段。でも一歩ホテル側に入ると同じ物の値段が2~3倍に跳ね上がります。すごく露骨。でも、そちらはお金持ちそうな人たちが利用しています。またプライベートビーチ内には宿泊者専用のカフェがあり、部屋番号を言うと、小銭を持ち歩かなくても注文できてとても便利ですよね。
やっぱり海に来たのだからお魚が食べたい!黒海の魚が!! この庶民的なカフェのほうできいたら、「ツァツァ」という小魚のから揚げが一皿約130円!おお、良心的な値段だ! ビールのつまみに最適です! ところでこの「ツァツァ」、いりこに似た味がするのですが、いったい何の種類なんでしょう? (一説によると川魚だという話も・・・・)
次の日、やはり「小魚」ではなく「魚」が食べたいなあ~、と思っていると、友人のリックが、
「船の形をしたレストランはうまかったぞ、一緒にいくか?」 ということで早速行ってみました。
さすが観光地、英語のメニューもありました。メニューの「グリル」のコーナーから「へリング」をチョイス。付け合せは「オリス」(ご飯)を選びました。
「へリング」って何かなあ、って思っていたらこれはなんと「ニシン」!! 塩がかかっていない代わりにヨーグルトとにんにくとハーブのソースがついてきました。このヨーグルトソースとニシンの組み合わせが超おいしい!焼き魚にヨーグルトとはねえ・・・聞いたことないなあ・・・北海道なら両方ともおいしいのがありそうだから実現可能か・・・なんて思ってしまいました。
ご飯はミックスベジタブル入りの長いお米です。久々に「ご飯とお魚」を楽しみました。ビールと、そして〆にエスプレッソまで頼んで一人700円!! 贅沢してしまいました。でもたまの休暇だからいいよね。
このレストランのすぐ下の海岸には温泉がひかれています。もちろん無料!! 食後にのんびり海を眺めて潮騒をききながら温泉というのもおつなものです。(というには浅すぎるんですが)vivanonnon
seasidehotspring



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リゾートでフボボな海水浴(2)

2005-09-18 01:28:52 | ブログ
beach

日本のハイシーズンの海の家同様、何でも高い!!困ったな~。やっぱりこれって必要経費?と思っていたら、ディーディー(ブルガリア語の先生)は地元民に聞きまくります。
「この辺で安くておいしいレストランはない?」
すると、門番のおじさんが近所のホテルを指差し、「あそこのレストランは安いよ」とのこと。
よーし、ためしてみよう。といってみると、本当に安い!
もちろん、「海に来たんだから海のものを」というわけにはいかず、ブルガリア的メニューのキョフテ、パルジョニ・カルトフィ(フライドポテト)のようなものばかりでした。しかし、とにかく安い!ビール500ml、パプリカの肉詰め、トマトのサラダとパンを頼んで全部で3レバ(約210円)。これならだいたい普通の値段かな。(もちろん日本ならこんなに安くは食べられませんが。)泳いだあとの食事は格別でした。

次の日、みんなは朝8時にはビーチに行ってしまいました。本当にみんなにとって海に行くのは一大行事なんですね。少しの時間も惜しんでビーチに出かけるときのはしゃぎよう。私は、日ごろの疲れと、またこのビラ(プライベートルーム)の庭がものすごく気持ちよかったこともあり、のんびり休むことにしました。りんごやいちじく、ぶどうが生い茂り、シャンカ(日陰)を作り出しています。そして果実がいっぱいなっています。本当においしそう。さらにチャダル(傘)があって、カフェテーブルがあって、ビーチベットもあって・・・庭ではここで買われている黒い子猫が、木に登ったり、虫を追っかけまわしたりしてピコピコ遊びまわっています。時々「遊んで~」と私にたわむれてきたり・・・あ~、理想のリゾートがこんなところにあったとは!! しかも1泊840円ですよ!!!
kradets
 
うだうだ、のんびりしていると「気合を入れて泳いできた」組の人たちが12時前に帰ってきました。買って来た野菜やチーズで簡単な食事をパパーッとつくり食べ始めました。
「イスカシュ リ?」(ほしい?)
「ダー!!」 (うん!!)
と私もごしょうばんにあずかることに。
ディーディーのつくった野菜スープ。それだけでもおいしいのですが、
「キセロ・ムリャコ(ヨーグルト)を入れるとおいしいのよ!」
おお、ここでもヨーグルト!さすがはブルガリア人です。 私も入れてみると・・・
あら、意外!? スープの味がむしろ濃くなったような感じがします。 ムノーゴ・フボボ!(とってもおいしい!)

さあ、食事のあとは・・・・お昼寝です。
2時間くらい木陰で Zz-zっ!! それから・・・・ 

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リゾートでフボボな海水浴(1)

2005-09-16 23:59:49 | ブログ
毎日のように「仕事がない、金がない・・・」と、口癖のように会話するソフィアの人々が年に一度楽しみにしている一大イベントが黒海での海水浴です。こんなにも物価に対する収入の少ない国で、何日も(何週間も!)「オップスカ」(有給休暇)をとって海でのんびり、なんて本当に贅沢。こう考えると日本人は何のために働いているのか、本当に考えてしまいます。
で、すっかりブルガリア人化している私は、友人の誘いもあって、黒海沿いの「海の楽園」(<これはご当地出身者、同じアパートのサショーの弁)、ヴァルナへ出かけました。

ソフィアから車で6時間、(列車だと8時間)、高地の首都ソフィアから来て海が見えると結構感動します。
「プライベートルーム」という考え方が定着しているブルガリア人はホテルをあまり利用しません。ベッド、バスルーム、キッチンつきの部屋を一人一晩840円くらいで借ります。(これでも高いほう!) 私はスベティ・コンスタンティンというヴァルナの郊外に宿を取りました。ビーチへは徒歩10分、ヴァルナ行きのバス停がある幹線道路へはなんと徒歩1分。メハナ、ピザ屋、食料品店もすぐ近くで、おみやげ屋さんの出店が並ぶリゾート街も近くとても便利です。
parasol

早速ついた日にビーチへ出かけました。砂浜沿いには無料のパラソルもいっぱいあって、とても「ウドブノ」(快適)!! 9月上旬とはいえまだ海水浴には十分の気候で、早速みんな海でバシャバシャ。

beachsidepool

ところで、私たちの泳いだビーチのすぐ横からはホテルのプライベートビーチになっていました。ビーチなのにそこにプールが・・・せっかく海に来てるんだからプールで泳ぐこともないだろうに・・・ 泊り客はもちろんブルガリア人が多いのですが、あちらこちらからドイツ語、ロシア語、英語が聞こえてきます。物価が(西ヨーロッパやロシアに比べ)安いブルガリアは、格好のリゾート地なんでしょうね。

さて、泳いだあとのお楽しみはやっぱり食事。おなかもペコペコだし、おいしいものが食べたいゾ!!!ということで海岸からすぐ横のレストランで表示されているメニューを見てみました。 ゲッ、高い! 一品が5レバ(350円)から先です! 同じものがうちの近所なら1レバ(70円)なのに・・・やっぱり観光地だからかなあ・・・ さあどうしよう・・・

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