おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

カフェでうだうだ・・・

2005-07-31 19:28:33 | ブログ
cafe


近所に「ビラ」というドイツ系のスーパーがあるのですが、そこでプラスチック製のいすが1つ630円で売られています。安物とはいえひじ掛けつきで結構すわり心地がいいんですよ。今時期、このいすとセットのテーブル(やはりプラスチック)をどこでも見かけます。普通の家でも、アパートのベランダでも、そしてカフェでも・・・
カフェの感じにもよりますが、このプラスチック製のいすとテーブルの庶民的なカフェでエスプレッソが1杯20-40円、カプチーノでも35-60円。もちろん機械で入れる本格的(?)なものですが。
これ1杯で友人とうだうだしゃべるのがブルガリア人は大好き!!ランチタイムや夕方6時頃にはビール(1本、500mlで40円くらい)でくつろいでいる人たちを見ることができます。
ソフィアは高地で乾燥しているので暑い日も日陰に入るとさわやかで、本当に1日中でもいたくなります。が、
「えっ?でもブルガリア人はいつ仕事してるの?」始めてブルガリアに来た時に不思議に思ったものです。多くの人が、「お金がない、仕事がない・・・」と結構不満ばっかり言っているけど、こんなにうだうだしてばかりいたらそりゃ、お金も仕事もないでしょ。でも、今では私もブルガリア人化してきて、一日中カフェにいてもだれからも「怠け者」扱いされないのも結構いいかな?なんて思ったりします。
ちなみに日本では、喫茶店はコーヒーを飲むところと思っていた私はコーヒー1杯で10分ねばるのがやっと。それ以降はなにをしよう・・・・。

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キリル文字と女子バレー

2005-07-30 06:49:32 | うんちく・小ネタ
私とキリル文字との出会い、その「きっかけは~」(なんかCXみたい)女子バレーでした。
東京五輪で金メダルを取った「東洋の魔女」日本女子バレーボールチームの優勝の映像は、何度も何度もテレビで流されていました。その後しばらくは日本女子バレーは世界の上位に入る健闘を見せましたが、必ず出てくるあの強敵チーム!選手たちのユニフォームに「CCCP」の文字が。
そのテレビを見ながら、当時小学生の私は、おじTに聞いたのでした。
「ねー、CCCPって何?」
そうすると学者のTおじさんは、
「あー、あれはね、キリル文字のアルファベットだから、CCCPじゃなくてSSSRって意味だよ。つまりソビエト連邦ということなんだ。」という答え。
へ~っ。何で違う読み方なんだ?と子供心に思ったものでした。それが今では毎日キリル文字を読む生活になってしまうとは・・・・。
バレーといえば、なじみ深いのはアニメ 「アタックNo.1」。鮎原こずえ属する全日本チームもやはり強敵はソ連チームでしたね。あっ、そうそう思い出しましたが、その全日本チームは、ソ連に対抗するための強化合宿をブルガリアでしたんですよ。そしてそのチームのお世話をしたのが「ソフィアおばさん」!!!なんとも安直な名前の付け方です。それになんとこの「ソフィアおばさん」は日本語をぺらぺら話してました。
今になってもう一度この回の「アタックNo.1」を見てみたいと切に願う今日この頃です。
ちなみにおじTは、最近ではロシアの先生と共同で論文を発表したらしい。やはりキリル文字の魅力(?!)にとりつかれたのでしょうか?

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男性?女性?オカマ?

2005-07-29 20:39:50 | うんちく・小ネタ
日本人にとってブルガリア語を学ぶときに苦労するのがすべての名詞に性別があることです。英語では「He」「She」は生物に使われていたと思いますが、ここでは「ゴ」「ヤ」「ギ」などの代名詞をその名詞の性別にあわせて使い分けなければなりません。聞いていて、いったい誰のことなのか、人間のことを話しているのか、それとも何か物のことを話しているのかわからなくなります。
languagelearning
(写真:いつも動詞の変化を忘れるのでキッチンにべたべた貼り付けていつも見ています。が、なかなか憶えません。)

そして、名詞の性別にあわせて形容詞が変化し、それに合わせてその言葉のお尻につく定冠詞(定冠詞が言葉の前ではなく後ろにつくんですよ!!)も変化します。これについていくのが結構大変です。
それから動詞の6段活用!! スペイン語をかじっていたので、この、主語にあわせて動詞が変化するという考え自体は新しいものではありませんでしたが、これは憶えるしかないものなので「キツイ!!!」のひとことです。
しょっちゅう、先生や友人たちだけでなく、お店の店員にまでも直されています。
「エドナ マラク モリャ」(ひとつ小さいのをください)
「エディン マラク!、ナリ?」
(このときは、ドネルをひとつ買いたかったのです。ドネルは男性形なのでエディンが正解なのですが、そこを女性形に使うエドナといってしまったのですかさず直されました。)

こうして考えると日本語はずいぶん聞く人の判断に依存した言語なんだなぁ。と思えてしまいます。ブルガリア語をはじめとするスラブ系の言語も、スペイン語などのラテン系の言語も主語によって動詞が変化しますが、日本語では
「食べる?」「食べる。」のように特別主語を強調しなくても誰が食べるのかわかります。
このような言語環境で育ったものにとって、
「ザシュト?」(なぜ?)
「サシュトート・・・」(なぜならば・・・)
と、いちいち説明をつけなければならないこと事態が面倒くさく感じることがあります。
(多くのブルガリア人は何かを説明するとき、いつも「ザシュト?ザシュトート・・・」と自問自答していますが・・・)
でも、「言われなくてもわかるでしょ! そんなこと」という考え方が、人間関係の不満の元になりうることを考えると、日本人は周りの人に過剰な期待をしているのかもしれませんね。
さて、先日受けたブルガリア語のレッスンで季節と天気の話が出て、春、秋、冬は女性形なので定冠詞「タ」が語尾につきます。でも夏は中性形なので定冠詞は「ト」。え~夏はオカマ? 夏といえばブルガリアではへそ出し、肩出し、背中出しのクラシービ・モミチェタ(きれいな女の子たち)が町中を闊歩し、海はかわいい水着の子たちがキャーキャーさわいでいるイメージなのに・・・・

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しょうゆ好きなブルガリア人

2005-07-28 16:16:03 | ブログ
日本を離れるとき、「しょうゆ味が恋しくなるかなぁ~。」と思いつつも、重量制限の厳しいヨーロッパ線に乗ることを考えて持ってこなかったのですが、なんとこちらに来てびっくり!! どこのスーパーにもしょうゆがあります!!それも3~5ブランドも。さすがにキッXーマンなどの日本のものはありませんが、中国製やベトナム製などが500-700mlで200-300円で買えます。さすがに日本の味噌は見つかりませんが・・・

shouyu
この写真に写っているのはケチャップ、ベトナム製のしょうゆ、そしてチリソースです。どれも、なんかちょっと日本のものと味が違います。

このしょうゆ、ブルガリア人はどうやって食べているんでしょうか?
先日50代のおじさんステファンと小さな町のレストランに行ったとき、「スパ・ナ・ピレ」(鶏肉のスープ)をご馳走になりました。お出汁がよくきいている上に少しベシャメルソースも入ってクリーミーな後ひき味。パスタも入っています。このレストランはテーブルにしょうゆが置いてありました。これはめずらしい。(ふつうは酢とオリーブオイル、塩、コショウです。)
ステファンはこのスープにしょうゆを入れるのがお気に入りのようでした。
私も真似して入れてみると、「う~ん、おいしい」
こちらのしょうゆは日本のしょうゆほど香りが強くなく、砂糖、ソルビットなどの甘味料、それに酢が添加されています。ちょっと味が違うけど、でもうれしい。外国に行って成功した日本人アイドルに現地で会えた気分です。
考えてみると、しょうゆはブルガリア人の嗜好に会いそう。鶏や牛の骨でしっかりだしをとってスープを作るので、スープひとつとっても味わい深いものが多く、また、シレネ(白いチーズ)など塩辛く味付けしたものをよく食べます。「塩気のきいた複雑な味」が好みのようです。
それとは逆に、以前アメリカ南部出身の友人にしょうゆを使った料理を出したところ口に合わなかった様子でした。それ以来しょうゆは、日本食が特に好きな人にしか受け入れられないのかな・・・と考えていたのですが、いまやしょうゆもインターナショナルな味になったのかもしれませんね。
(ちなみにしょうゆのにおいや味が濃くてきらいという人には、それにオリーブオイルをかけると食べてもらえることに本を読んで気づきました。)
ここなら日本食を自信を持って出せそうです。


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メーメーやぎさん

2005-07-26 12:11:01 | ブログ
goatsontheroad2


こちらに来る前に、沖縄出身の友人比嘉さんに、沖縄で子供のころに楽しんだピクニックの話を聞きました。メインは「やぎ鍋」!!!においがきついので野外でしかできないんだそうです。沖縄に旅行に行ったとき、牧志市場でやぎミルクややぎの肉が売っているのを見ましたが、さすがに試す勇気はありませんでした。(話に聞いていたにおいがこわくて・・・)
というわけで、「やぎは南国」という固定観念があったのですが(本当はそんなことはないはず。だってハイジは南国じゃないもんね)、ブルガリアに来てびっくり!
ソフィアの郊外に行くと、やぎを飼っている人が結構いるんですよ。道端にもやぎ糞が(すみません、食のカテゴリーでこんなことを・・・)
ブラッツァという町で「犬の散歩」ならぬ「やぎの散歩」を見かけました。写真のようなやぎ飼いとやぎの群れというのではなく、どうもペットとしてやぎを飼っているようなんですよ。やぎは犬のようにご主人様のいうことを聞くというわけではないようで、あっちへ行ったりこっちへ行ったり・・・と気ままな様子。好きなところで草を食べて・・・とのどかな風景です。
近所のパザールでもたまに見かける「コゼ・ムリャコ」、つまりやぎのミルク!! 使い古しの2Lのペットボトル入りです!
沖縄では牛乳瓶で売っていたのを考えると、これはすごいボリューム!! やはりまだ買う勇気はありません。でもこちらではやぎのミルクからできたものは普通の食材です。やぎミルクからできたシレーネ(白いチーズ)もいつも店に並んでいます。
やっぱりこの国は農業や酪農の国なんですね。

ブルガリア人の友人たちに言わせると「やぎは羊よりも頭がいい」のだそうです。本当かなぁ・・・でも一頭飼いができるようで田舎では結構飼われているのを見ます。ソフィアのはずれでも結構見ますね。さすがにうちの近所では見ませんが。
でも、うちの周りは草がボーボーに伸びているところがあります。蚊が発生するので刈らなければいけません。
おおっ、そうか!!やぎを飼えばいいんだ! 草を全部食べてくれるし、ミルクも出してくれるゾ!! でも、情がうつったところで「やぎ鍋」にはできませんよね・・・。

goatsandpigs
goatsontheroad1


ちなみに左の写真はソフィアの外環道ぞいで撮ったんですが、やぎと、その向こうにブタがいるの、わかります?


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