おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

独立記念日にユージェンパークでフォークロア・フェスティバル!!

2016-09-29 19:46:04 | アート・文化

ソフィアの田舎地区ナデジュダ界隈・・・ 5月にウチの近所のセヴェレン・パーク(北公園)で、ソフィア市協賛のコンサートが行われ、来た人たちがそこでバーベキューを楽しむ、っていうの、以前に書きましたよネ? なんかこのテのイベントがここのところソフィアのいろんな公園でいろいろ行なわれています。そのうちの一つなのか、ソフィア市のセレブ地区(ナデジュダやリューリンとは真逆)にあるユージェン・パーク(つまり南公園)で、独立記念日の9月22日から週末にかけて似たようなイベントが開かれました。

たまたまそのころ遊びに来ていた日本人のお客さんがいたり、近所の、コンピュータ・プログラマだけど心の純(?)な友人マヌエル君もいたりしたので、皆で出かけてみることにしました。地下鉄で「ジェームス・バウチェル」駅までほんの15分。そこから元「ヤポンスキ・ホテル」で、今はなんだか不思議に改装された「ホテル・マリネラ」と在ブルガリアアメリカ大使館の横を抜け、公園に入りました。すると・・・

大きな音楽の音!! そしてなんだか煙がモクモク、それもいいニオイの・・・

音のする方に歩いて行くとたくさんの市民でごった返しています。

ユージェン・パークには真ん中に大きな広場があるので、こういうイベントにとっても適しています。そこに特設ステージと広場を囲むようにテントがいくつも!! 

そのテントではバーベキューが!! 内側にお客さんたちが食事を楽しめるテーブルと椅子がおかれていました。

芝生スペースもあってワンちゃんと一緒に来た人はその辺に腰を下ろしています。ホントに自由~♪ 日本で最近はやっているフェスっていうのはこんな感じなのかな?

ステージではホロ(民族舞踊)やナロードニ・ペスニ(民謡?)が披露されています。

ブルガリアを代表する7つの地方(上の写真参照)の民族舞踊(ホロ)!!

女の子たちに


男の子たち・・・ 一糸乱れぬステップ!! 

圧巻!! その後の歌も、おねえさんがアコーディオンを弾いて歌うのはめずらしいかも・・・

芝生の広場を囲むように設置されたテントにはいろいろなブースがあり、

ブルガリアの民芸品を扱うお店があったり、


粘土細工で土偶(?)や鳥の鳴き声のする笛、

それぞれの民族衣装を貼り絵で作るコーナーがあったり・・・

一つのテントはスモーリャンというブルガリア南部、ロドピ山脈地方の都市からの出店!! ポリフェノールたっぷりそうな「アロニア」のジュースに鹿肉のハム・・・ モモ肉がドドーン!!

この地方、さすがはヨーグルトのふるさとだけあって乳製品の品質では国内随一で、ここのテントではおじさんによるバターの手作り実演に


おばさんたちによるバーニッツァづくりが見学できました。日本人のお客さんたちも大喜びっ!!

ただ、一緒に来たマヌエル君、ちょっと健康オタクで食べ物や飲み物に超ウルトラ気を遣っているらしく、売ってるそばから、「高っ!! 信じられない高さ!! なのに体に悪いんだよ、コレ~!!」とお店の人に聞こえちゃう勢いでしゃべるぅ~!! マヌエル君、面白いコなんだけど・・・ ちょっとだまっててっ!! 日本人のお客さんたちには申し訳ないけど、そういうわけで会場のバーベキュー、ちょっと積極的におススメできませんでした・・・(笑)  

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過疎すぎる村は住みにくいですヨ!!

2016-09-28 22:23:42 | ブログ

EUでNo.1のビンボー&物価安の国、ブルガリア!! そういうわけでEU中の年金生活者が、そして非EUのロシア人とかもすごい勢いでブルガリアの不動産を買っているようです。まァ、便利な都市部から比べると、少し離れたあたりだともう住んでいない家も多いもんネ。特に黒海沿いは空き家だけでなく新築建売物件がたくさん!! マンションでも一戸建てでもありますよ~。この夏旅行したカヴァルナ~ドブリッチ方面なんていーっぱい看板が出てました。まァ最近は、2007年のブルガリアEU加盟前後のヒートアップした時期に比べるとすんごく売れているという感じじゃないですけどネ~。

・・・時々、日本から来られてこちらに住んでおられる年金生活者の方々にお会いすることがあります。そのかなりの方々が住んでおられるのが、なぜかとんでもない過疎化した村。


 ぶどう棚があって・・・

果実の木が何本もあるお庭・・・ 

あんまり手入れもしないのにバラが美しく咲き誇る、お花も野菜も育てられる大きなお庭・・・

「あこがれの田舎暮らし」ということかもしれませんが、どうも聞いてみるとそう理想通りにいっていないような・・・ ほとんどの方がブルガリア語を全く話せないということもありますし、時々「ボられた、だまされた、盗まれた」ということを言ってたりしていたり・・・ 特に家や水道、電気関係の修理、不動産関係などでそういうトラブルがあるような。こちらでは普通、建築、改装業者とは、ブルガリア人同士であってもものスゴイ闘いになる(業者が入っている間はウチにずっといて見張って資材が盗まれないようにしている、もしくは手伝いをさせられるのが常識)のですから、それは仕方がないことです。それが嫌でブルガリアの男性の多くは職人を入れず、DIY感覚で材料、工具をそろえ、自分ですべてやるのです。

 またブルガリアの田舎はなぜ過疎か?というと、この田舎にある一戸建ての家の管理の難しさが一因にあるのではないか・・・ 上下水道と暖房は地元民の詳しいレクチャーなしに管理するのは難しいと思います。特にこちらの、コンクリ、レンガ造りの家は、じめじめした日本から来た日本人にとっては「夏涼し~♪」かもしれませんが、こちらの人たちは夏でも必ず手編みやキルティングのベストを羽織っています。そのようにして夏でも冷えから体をずっと守っているのです。それでも、特に女性は注意しないと体を壊しかねません。「ブルガリア・サバイバル=どう暖めるか?」、そう冬だけでなく、一年中気を付けないといけないようです。 でも、ブルガリア語を少しも習得しないとすると、そういうことは教えてもらえないかも・・・ 「英語が通じる人にきけばいい!」と思われるかもしれませんが、英語ができる人の多くは若い人たちで、彼らも私たちと同じ!! ブルガリアの田舎での生活の仕方を実はよく知らない、ということも多いのです。

そもそも、ワタシの中の疑問!! なんで日本人をはじめ外国人のみなさん、都市圏から遠い、ものすごい田舎に住むんだろう? 不動産価格、家賃はそちらの方が安いでしょうが、こちらで車も運転しないのであれば、大都市圏の近所のセロの方がいいのでは?と思ってしまいます。

ちなみにソフィア周辺にも 、市営交通で市内に通える村ってけっこうありますよ~!! ソフィア在住のおじいちゃん、おばあちゃんたちはけっこう近所にセカンドハウスを持ってます。こういうところは過疎の村よりは少しお高いでしょうが・・・ 覚えておいてソンはないブルガリアの常識!! 安かろう悪かろう!! 安いものには理由があるのですっ!! 

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デヴェタシュカ洞窟 ~ノット・エクスペンダブル! バット・キングダム?

2016-09-27 12:17:05 | 旅行

まだまだ寒くない9月後半のブルガリア。ドブリッチまで進出したと思ったらまたもや用事でプレーヴェン、ロヴェチ方面へ。特にプレーヴェンでは友人のスタネヴィ家に泊めてもらいました。彼らは以前、犬のブリーダーをしてたんだよな。 彼らの住むプレーヴェンの一住居区に行ってビックリ!! この街ってけっこうデッカい!! 最近ドブルジャ地方の要所ドブリッチに行って、「あ~、ここもまァデカい街だな~、知らなかった!」と思ったものですが、プレーヴェンの方がデカい!! 地方自治体としても、歴史的な役割としてもけっこう重要な所だったんですね~。市街地を歩き回る人も多い!!

ここンちのワンちゃん「リーザちゃん」と遊んでいやされて一路ソフィアに帰るか~・・・っと。

そうそう、この辺もまだ気になってるところがあるんだよね~。まず「オフチャ・モギラ」というところに温泉があるらしい!! プレーヴェンから数十キロのところです。行ってみると小さな村ですが人々がたくさん街に出ていて・・・ 大きなサナトリウムが。窓口できいてみると、「ナブラヴレーニエ(ホームドクターの紹介状)がないとダメ!ここのお湯はとても強力に作用するので必ず医師の指導の下に利用しないと意味がないのよ」と言われてしまいました。そっか~・・・ ここのところ温泉を探しても入れないことが多くて、なんか不完全燃焼気味なんだよなぁ・・・ おっと、でももう何カ所か観光地的に気になるところがあるので、そっち方面に行ってみよ~

クリシュラの滝は?今年の夏前に落石(?)事故で観光客が亡くなったらしいけど、う回路ができて観光再開になったと聞きますが・・・ 車で行ってみると・・・ けっこう整えられてる・・・そして、入場料とる? 駐車料金も?! う~む。今までブルガリアでは主流だったワイルド系名所・・・ 事故のせいもあるし、EU基準なのか、危険がないようになってきてるんだねぇ・・・ ここは予算と、そして滝までけっこう歩かなきゃならないようなので次回に先送り。

で、そこからもう少し帰り道を進んだ、ちょっとアタシ的に興味深い「デヴェタシュカ・ペシュテラ(洞窟)」一本にかけてみることにしました。この自然にできた洞窟ですが、第二次大戦後、たぶん何でも隠しやすいということでブルガリア軍の飛行機の燃料タンクとして利用されていたそうです。確かどっかでタンクがまだ残ってた時の写真を見たような・・・ 21世紀に入ったころ、この国もNATO入りを果たしたためか、タンクそのものは解体撤去されてしまいましたが、その跡がしっかり残っています。

でも、ここ、こうもりさんたちの巣で、何種類もの貴重な種類のこうもりやカエルや鳥などが住んでるらしいですよ。タンクがあった頃、動物たちには災難だっただろうなぁ・・・ それより動物たちに災難だったのはスタローン映画の撮影!! なんでも撮影のために入り口付近の木を切って罰金をクラったんだとか・・・ 自然は消耗品(それこそ映画の題名「エクスペンダブル」)じゃないんだからっ!! でもその時にずいぶんと減ってしまったこうもりも今ではだいぶん戻ってきているらしい・・・ ここ、入場料一人3レバ・・・(高っ!!涙) 

入口にキャンピングカーなのか昔の軍の車の一部のような小屋があってそこでおにーさんが入場料を集めています。けだるげに寝てるワンちゃんやニャンコと一緒に入り口の番・・・

コンクリートの橋を渡って中に入っていくと・・・ オオ~、こりゃずいぶん大きな洞窟だぁ!! 

上の方が天窓のように何カ所も開いていて、そこから光が注ぎ込むところでは緑が息づいています。

洞窟の中も、広ォ~い!! 

声がすごく響くので自分の声にビックリ!! 

中はどこからか流れてくる水がチョロチョロと小川をつくっています。奥にはタンクのあった跡。

ものすご~く涼しいーっ・・・ つーか寒いっ!! さすがにこうもりさんたちはおネムの時間。飛んでたのはハトだけ・・・

出てくるところに露店でこうもりのマグネットを手作りして売っているおねーさん。

「ほら、クスメットって書いてあってカワイイでしょ?」・・・「クスメット」=LUCKかな? まァ、これをワタシが買うとおねーさんに3レバが入るという「クスメット」がある。う~む、売った側に、ねぇ・・・。
 

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夏のおわりの小旅行(5) 泥が名物の静養施設がある「トゥズラタ」

2016-09-24 23:09:25 | 温泉ブログ

カヴァルナのアパートホテルを後にして、隣町バルチックへ。というのも、少し気になるところがあるんですね~。なんでも泥の・・・ 何かの治療施設・・・ 泥風呂か? けっこう有名らしいんですが・・・

その日はまだまだ正午くらいに30℃近くまで行くであろう晴天。ウチのムルティプラちゃんも、高速ではクーラーをかけないとかなぁ?でも風のない穏やかな日!

バルチック市から海岸沿いを一旦カヴァルナ方面に少し戻ります。すると「トゥズラタ」の看板。ここらしいです。少し入っていくと道の両側にバンガロー的な建物が何軒も現れます。長逗留して治療を受ける用かな?

オオッ?! あったあった!! 「カルノ・レチェニエ」!! 入口のおにいさんに尋ねてみます。ドーバル・デン!! あのう、病気の人で「ナプラブレーニエ」(ホームドクターからの紹介状)がないと利用できないとかっていうことですか?

「いや、一人5レバで誰でも利用できるよ!!」 ちょっと中を見せてくださ~い!!

男女別ということなので中は水着不要です。泥治療といえば、ブルガスの近くの「ソルニッツァ」には何回か行きましたが、施設的には、シャワーもしっかり付いていて、こっちの方が整備されてキレイになってます。砂のところはパラソルの下にゆっくりと寝そべれて、下に降りていくと静かな入り江のようになっている所。そのすぐ横には体に効きそうな(?)治療用の泥がてんこ盛りにおいてあります。利用中の人は全員75歳以上!! すぐにワタシのところにやって来たのでワタシもごあいさつ。

「ズドラヴェイテ!! ここは泥で有名だそうで来てみたんですけど、どうですか?」

おしゃべり大好きさんたちばかりで2~3人が一斉に「そーよ!!ここのは・・・」 「あんた、どうやってここのこと知ったの?」
「インターネットで探しましたよ・・・」というと
「そーよね、今では何でもインターネットよねぇ・・・ ところで・・・」と口を開きます。ヒョエ~!!!

まっ、とにかくいい所ですね。1日いて5レバは高くないし。

この施設の横と目の前にはメハナ(なのかカフェなのか?)もあり、ここから出てきてビールとムール貝やお魚も食べられる!! でもここ、温泉ではないので6~9月の限定営業だそうです。もう涼しくなっちゃったから今年はムリ。次の機会には是非利用してみよっかなァ? 

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夏のおわりの小旅行(4) シーフードならここっ!! 養殖場直営「ダルボカ」

2016-09-21 08:24:22 | グルメ

黒海沿いに来たら絶対にハズセないのがシーフード!! 特に「ミディ」つまり貝はこの辺での養殖が有名で、なんでも輸出されてもいるんだとか。特にムール貝!! 小ぶりですがなかなかイキのいいものが手に入ります。どこのレストランでも出しているのですが、どこかいいとこないかなァ?

ドブリッチに住む友人ニルスは、

「養殖場直営のレストランが超おすすめだよっ!!」と、自分が友人たちと行った時の写真付きで説明してくれました。「名所カリアクラにいう途中、右に曲がったらぐーーんと下がっていく道があって、そこをどんづまりまで行ったら右側の方のレストランに行くんだよっ!!」 おお~っ♪ 地元情報ありがたし!! 早速行ってみました。すると道しるべがあり(前日にカリアクラに行く際に見ていた看板でしたが。)、そこを曲がると・・・ 養殖場ってことは海辺の方・・・ って前の記事にも書きましたが、ここ、断崖絶壁ジャンっ!! 予想通り、そしてニルスの言うとおり、道はとんでもない超急坂で海の方へ下りていきます。

しかも細くてボコボコ、その上近づけば近づくほど他のお客さんの車がその狭い道の両側に停まってるし~(涙) あぁー・・・そうか・・・ だからレストランの名前が「ダルボカ」(奥底)っていうんだ!! 

停まってる車のほとんどがルーマニアから・・・ んっ?! ルーマニアだって同じ黒海に面しているのにこっちに来るっていうのは、ルーマニアじゃ貝の養殖をしてないのかな? それともこっちの方がリーズナブルなの?

レストランは海辺のオープンテラス!! 

ハイシーズンを外したらよかったけど、これ、8月だったら恐ろしいほど・・・ 

と思えるほどの大規模店!! 大人気なんだな~!! 

メニューはブルガリア語です。

まずはコレっ!! 「ナチュール」!! 鍋ごと供されるムール貝のハーブ蒸し。大きいサイズ600gで6レバとは安いっ!! そして港で見たホウボウ(ブルガリア語で「バルブーニャ」)ですが、今が旬ということでそのフライ。

それからラパニという巻貝のサラダ!! もちろんビールで!!

この「ナチュール」っつうのはけっこう食べごたえのあるボリューム!! そして他のメニューもリーズナブルでおいしい!! 海産物にウルさ目の日本人のワタクシも満足です。

ゆっくりと過ごして帰る頃には、もう9月にもなると8時半には暗くなります。ああ、もう秋なんだなぁ・・・ ウチのムルティプラちゃんはスキーの中級者コースくらいありそうな急勾配の来た道をえっちらおっちらと登りました。 

コメント (3)
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