おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

「バチモノ」で「キワモノ」!!

2010-04-27 23:51:23 | ブログ

やっと本格的な春がやってきたようなブルガリアはソフィア。これからしばらくはすっきりと晴れそうです。これまでのどんより寒々した日々をどこかに忘れられるといいなあ・・・ 通りにはもう太陽のエネルギーを少しでも吸収しようと肩出しモミーチェたちがいっぱいです。

そんなからりとした日に飲みたくなるのが炭酸飲料。こちらではラキアやウォッカのチェーサーとして飲まれたり、はたまたコーヒーと一緒に飲んでる人も多かったりします。ブルガリアではそんな炭酸飲料の代名詞は「シュヴェップス」。もちろんあのシュウェップスが語源なのですが、いろいろなシュウェップスもどきもいっぱい・・・ 

それからお店やスーパーの陳列棚でよく見るのが「エナジードリンク」!! でも、これがまた?? F1やWRCラリーでもおなじみの「レッドブル」はこちらでも有名ですが、何ともよく似た「ピットブル」とか、「ブル」が抜けちゃった(!?)「レッドエナジー」とか・・・ 何ともバチモン的なにおいがプンプンです。日本でも嘉モン達夫さんが「リポビタンD」によく似た「リポチオンC」とか「リポポデ」とかいうドリンクを収集してたなあ・・・

そして「バチモン」とは言わなくても似たものがいっぱいある炭酸飲料、それが「コーラ」!! C社やP社はもちろんのこと地元企業や外資系スーパー「ビラ」もオリジナルコーラを出しています!! 特にC社のは「イスティンスカ(本物の?!)・コーラ」と呼んで買ってる人もいるくらいで、つまりは他のコーラは味が・・・ 炭酸が弱かったり甘味がやたら強かったり、やっぱり??な感じ・・・

Milkcafecola そんなある日、友人のゲオルギとパブリナが出してくれたのがダービーという会社(もちろんこの会社も「ダービー・コーラ」なるものを出しておりますが・・・)が最近出した「カフェ・コーラ」!! ええ~っ?それってコーヒー? それともコーラ?! おそるおそる飲んでみると・・・ あれ?思ったより悪くない? カラメルの味が強いコーラ、って感じかな?

それならば・・・ 昔けっこう変人な友人が飲んでいた「コーラ牛乳」にしてみたらどうかと試してみました。コワいもの見たさで。あ、これってコーラフロートとコーヒーフローとの中間みたい!! キワモノ好きのあなた!! ブルガリアにおいでの際に試してみては!? 

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ソフィア春便り2010

2010-04-25 02:58:29 | まち歩き

暖かかったり、冬に逆戻りしたり・・・ 日本では不安定な天気が続いているようですが、いかがお過ごしでしょうか? ブルガリアもここのところ雨の日が多く、気温も低め・・・ やはりこれはあのアイスランドの火山の影響??

Honeyfestivalinfrontofbanya1 たま~に晴れて暖かい日があると外カフェで日向ぼっこがしたくなるソフィア・・・ そんな晴れた日にソフィアの中心、バーニャ・バシ・ジャーミヤの裏の公園のベンチは人でいっぱい!! そしてブルガリア各地の養蜂家が自慢のハチミツやミツバチ製品を持ち寄って「ハチミツ市」をやっていました!! 

Appleandbee 街中どこかしこに果物の木(チェレシ=さくらんぼ、ジャンキ、スリーヴィ=プルーン?などなど)があるのですが、りんごの木もよく見かけます。交通量の多い道端にも・・・ 可憐な花をたくさん付けて。ミツバチをはじめ虫達が一生懸命働いていました。

Lylac2010 何だか他のところより一段寒く感じる、場末感漂うリューリン地区の端っこ、ウチの近く。でも、ライラックの花が咲くのももうすぐです!!

Carrefouropen そして!! ソフィアに「カルフール」オープン!! ブルガリアではブルガスについで2店舗目!! そのとなりの建設現場で働いていた友人から「もうオープンしてたよ!!」と聞かされてビックリ仰天!見に行ってみました!! さすがに新しい物好きのブルガリア人でツァリグラツコ・ショセ(プロブディフ方面への高速道路)は大渋滞!! でも、カルフールが入っているモール自体は、先日オープンしたモール前からあるモールと比べてあまり目新しいものはないなあ・・・ まっ、こっちもほとぼりが冷めた頃に行ってみよう・・・

Firsttuna2010 そしてリューリンのパザールの中の魚屋さんでこんなものを見つけました!! もうすぐ5月なので初鰹!!と思ったけど、これ、カツオじゃないな・・・特有の縦じま、出てないし。それに第一冷凍だから初鰹でもないし・・・ 

Firsttunacut2010 でも、切れない包丁で三枚におろしてさく取りしたら、たたきにできそう!煮付けて食べると、う~む、おいしかった!! 

Firsttsatsa2010 外カフェで今年初のツァツァとビール・・・ オイシイ~っ!! そしてきもちいい~!! そんなこんなの、すっきりしない春の晴れ間の一日でした。 

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似てるようで違う国・マケドニア③ 「道に穴のない国なんてない!!」?

2010-04-18 04:31:06 | ブログ

スコピエを出発する朝、市内のとあるスーパーでブルガリアのものとは味が違うものを探してみました・・・

Chipswineandmayonase_2 マケドニアのワイン、セルビアとボスニア・ヘルツェゴビナ製のポテチ、そしてツナやオリーブの入ったマヨネーズ、あ、これネスレの製品だ!! ネスレってこんなものまでつくってたの?

無事マケドニア国境を越えてキュステンディルに入ってまずした事・・・ソフィアから出かける時に着ていたジャケット、マフラーを再装着!! 標高の差でしょうか、5~6度は気温が違うかも。それでもその日はブルガリア国内もずいぶんと寒さが緩んでジャンキの花がほころび始めていました。

たくさん写真を(動画も)撮ったので是非ブルガリア人の友人たちにも見せて感想を聞いてみたい!! で、いつものペルニックの友人たちに!!

ひげおじさんバリュはいくらか「マケドニアはブルガリア」論者。最初の反応はとても冷ややか・・・ 「ヘッ、物好きだね~!! 同じ国なのにわざわざ・・・」

「あっちの道、穴がなかったよ」というと、

「まさか!! 道に穴なんてどこにでもあるだろう!!」

「とりあえず、私が通ったところにはなかったよ。少なくともソフィアからギュエシェヴォまでの穴の数とギュエシェヴォからスコピエまでの道の穴の数は段違いだったし・・・ 街並みも、ほら、こんな感じ!!」

とデジカメの写真を見せると、おじさんは私の手からカメラを取り上げ、自分で画像を送り、見入ってしまいました。その後はシ~~ン・・・

「そういえば、向こうは旧ユーゴだけに車も"ユーゴ"がいっぱい走ってたヨ」と言うと、工学部系のロザンおじさんは、「あー、そうだね。ユーゴもいい車だよね」と食いついてきました。

「あっ、エミリア!!」と、そこでヒゲおじさんが声を上げます。「このエミリアってゴショの親戚なんだよね!!」 そういえばそうなんです。そのとき思い出した!! ゴショ、ウチの元大家、彼こそが「マケドニアはブルガリア」論者の先鋒なのです。恐らく彼の影響で私も「マケドニアってブルガリアより低いレベル?」くらいのイメージを持ってしまっていたのでした。そんな彼の親戚からマケドニア人と結婚する人が出てきたらゴショは何と言うでしょう? そのときその場にはいなかったのですが・・・

皆と話した後、ソフィアにいつもの国際道路を通って帰ってきました。その日はペルニック県内のドラギチェヴォからソフィアの環状道までの何キロにもわたって下り線が大渋滞!! 理由は道の穴の修繕工事。特にソフィアとペルニックの境のブラダヤと、ソフィア市内のクニャジェヴォのところで大きく道の表面を切ってはがしてアスファルトで埋めるので・・・ パトカーも何台も出て交通整理をしていましたが、もう渋滞が環状道までつながって、イラつくドライバーのクラクションの嵐!! またこの環状道、特にソフィアの裏側、ノヴィ・イスカル地区はすさまじい穴!! この時期ソフィアのニュースのトップは道の穴埋め工事。特に今年は大雪だったので凍結防止の塩まき+除雪でアスファルトがやられたという話です。(日本でも北海道ではそういう穴ができるそうですが、程度の問題が・・・)

こういう国にいると、「穴のない道」を想像しにくくなるかも。私の中でも「夜に知らない道は通らないようにしよう。おぼえていないところに穴があってハマるとホイールがやられる!!」と用心深くならざるを得ない・・・でも、ブルガリアではそれは常識なのです。せめて一国の首都ソフィアの周りだけでもこういう「ボロ」は出さないでおいてほしい・・・(というか、ソフィア「だけ」が極端にひどいのかも・・・)

ちなみに運転が下手で、(ゴショやバリュから、「穴めがけて走ってるのか?と言われるほど・・・だって車って目がいったほうに走っていくジャン・・・) 毎冬タイヤやホイールを穴にやられ、何十レバも費やしてきた私。ブルガリアの道について語ると恨みタラタラですが、この冬は26レバで済みました。ずいぶん私もブルガリアの穴に慣れたのネー!!(笑)

それからもひとつマケドニアの話・・・ ローランドとクラウディアのとこに古い雑誌があったんです。ちょっと前のマケドニア航空の機内誌。ぱらぱらとめくっていると・・・Onplainmagazine

どこにあるのかな? スコピエの日本庭園・・・ そしてこの日本人女性は今もスコピエにいるのかしら??

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ブルガリアのイースター・「ヴェリクデン」~終わった後が大変だ!!

2010-04-14 17:42:14 | アート・文化

ブルガリアのいわゆる祝日やお祝い事はけっこうウルサイことが多い!! クリスマスから新年にかけては爆竹やロケット花火の嵐だし、5~6月にかけて行なわれる卒業パーティー「アビトレントカ」は若者達が大声をあげて数を数えたり、街中を駆け回る!!

Paintedegg でも、この「ヴェリクデン」(=復活祭・イースター)は比較的静か~。それもそのはず。この時期は大きな休日になるので、学校も1週間以上休みになって、みんなセロ(田舎)に家族で集まってのんびり過ごすからでしょう。

さらにお祝いの仕方が静か~。まず、「コズナック」!! 卵をたくさん入れた甘い菓子パンを大量に焼きます。ラドミルの近くの小さな村ステファノヴォにおいしいハチミツや自家製のラキアを売るペトカばあちゃんがいます。何も考えずにその週の土曜日に行くと、このコズナック焼きに大忙し!! 

「卵15個も入れたのよ~!!」 ゴメン・・・ペトカばあちゃん、お客さんが来るから今日は大忙しなんだった・・・ ハチミツとラキアを売ってもらってそそくさと帰りました。

あと、どこのスーパー、肉屋でも「アグネ」(=ラム肉)を売ります。1kg13~15レバくらい。そして店頭には生首(じゃあないよね。皮はがれてるし・・・でも超グロ。目玉がこっち見てるし・・・)がいくつも並んでいます。今年は村で〆られてる子羊を見なかったな~。お店で買うと足1本(モモから足首)で40~50レバくらい!! 高ッ!! 豚肉の2倍くらいの値段ですが、買ってる人が!! まあ、お祝い事のためのものだからねー。

あと、お金がない人もけっこうやるのが、ゆで卵に色や絵をつけること!! これを一人1個ずつ持って「コツン!!」と当てて、どっちが割れるかによって運だめしをするのです。そのため、普通は10個一パックで売られている卵がこの時期には30個一パック!!

・・・で、案の定、この「ヴェリクデン」が終わると大量のゆで卵が余る、あまる、アマル・・・ あまりに余るので近所の悪ガキたちは外に投げて遊んで道がよごれるぅ~!! 第一、いつも「お金がない」って言ってんだから・・・「もったいないオバケ」がでるゾ~(笑)!! それにカップクのいいブルガリア人の多くは高コレステロールを気にしているので、もうゆでてしまった卵を一気食いするわけにもいかず・・・ で、このヴェリクデン後には、ウチにはいらなくなった卵が大量に押し付けられます。「お願い!! もらって!! 捨てるわけにもいかないし・・・」 じゃ、人数分だけゆでたら良かったジャン。ウチだって食べたらコレステロール上がるでしょ!!(怒)

Laminatedegg 今年もらった卵のうち1個は、それ用のシールがはってありました。でも、これってズルくない?「コツン!!」としても割れない!! これで「絶対優勝」じゃん!! そんなにこのゲーム、「勝ちに行く」ものなのかな?

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似てるようで違う国・マケドニア② 苦労したんだネ~!!

2010-04-08 17:04:48 | まち歩き

マケドニア人の彼氏との結婚準備で超ハッピーなエミリアと、一人でもう少しマケドニアを見て回りたいという日本からのゲスト・・・ 私は忙しいので1泊のみ(笑) 二人のドライバーっつーことで。でも、せっかく来たのでいろいろ見てみたい・・・Kamenmost

Art1マケドニア広場、「カメン・モスト(訳すと石橋! そのまんまヤン・・・)」、旧市街と一応スコピエでおさえるべきところをおさえてみました。DivingfrombridgeDontswim 橋のところや街角にはこんなアートも。(ちなみにこの飛び込みのアートのすぐそばには「遊泳禁止」の立て札・・・

Wallandkilimi大きな違いは・・・ モスクがいっぱいあること。ブルガリアではそこまで頻繁に見ません。ソフィアの中心に一つ、そしてトルコ系の多い町にはそれぞれある、って感じかな~。スコピエには旧市街だけでなくロマの集落にもドーンとモスク!! 基本的にマケドニアのロマの人たちはイスラム教徒なんだそうです。

Oldtownturkishcafe で旧市街の一軒のトルコスイーツのカフェへ。そこのバクラーヴァとトゥルンバのおいしかったこと!! サイズもブルガリアで見るものよりビックでずっしり、シロップもシミシミですごいボリューム! ただ、このトルコ人っぽい人たちの集まるあたりの人々はマケドニア語じゃない言葉を話していました。トルコ語?「たぶんアルバニア語よ。旧市街はアルバニア人も多いの。」とクラウディア。(「室長」さんのコメントの通りです・・・)

ブルガリアも国境を接し、言葉にも文化的にも大きな影響を受けているトルコ。でも80年代にブルガリアはトルコ系住民を追い出したり、同化させたりする政策をとっていたせいか、そしてブルガリアの中でも比較的トルコ系住民が多いといわれる都市(シューメン、カルジョリなど)にわたしが行ったことがないから見たことがないせいか、イスラム教徒、特に女性で頭に覆いをつけている人はほとんど見ないのですが、特にスコピエ旧市街では頭に覆いをつけた女性の比率が高かったような・・・ 夕方にはアッザアーンが街中に響き渡っていました。

でも、不景気なのはマケドニアも一緒・・・ ブルガリアよりももっと深刻な失業率なんだそうです。町のはずれのほうにはどちら側にも閉鎖された工場、そしてショッピング街には空店舗。経済状況はきびしそう。

Crossonthehilltop そしてふと外を見ると山の上にくっきりと電飾された十字架・・・ 「あれ何?」と尋ねると、

「アルバニア系住民との抗争でたくさん人が亡くなったでしょう・・・ その記念碑なのよ・・・」 

Oldstation Blok そうでした。マケドニアではそんな大きな苦しみを近年経験したんでした。そして1963年の大地震で壊れた旧スコピエ中央駅。ッてことは、今のスコピエの町並みは復興されたあとのものってことか・・・ う~む、何とも感慨深いものが・・・

ソフィアやペルニックを車で走ると、なんだか「内戦の痕跡」みたいなボロボロな家や工場跡地が広がってます。でも、共産体制が崩壊したときも、そしてそれからも全然民族紛争や内戦なんかなくて平和的に体制移行したので、これらの廃墟はただ荒廃して朽ち果てて放っておかれているだけ・・・ いつも「ランボー」のロケ地みたいです。こういう「ワイルド」な感じが、ブルガリア人の好みなのかな? 

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