ススンでる人はもう健康志向だヨ!!

ウィークデーのランチタイム・・・　ソフィアで人気があるのは調理済みの料理をテイクアウトして、オフィスや気持ちのいい木陰のベンチで食べたり・・・　すっごくリフレッシュする!!

このタイプのお店で最近チェーン展開を拡大している「ケナル」というお店。以前からパックに入ったサラダ類を製造、販売している会社のなかでおいしい製品を出しているところでした。しばらくするとお惣菜コーナー的な店舗を大型スーパーのレジを出たところに出展していますが、おおきなイートインコーナーを持っている、ブルガリア語で言うところの「ゴスティルニッツァ」方式のところも!!　そのうちの一軒がムラドスト地区の「ザ・モール」（カルフールが入っているモール）にあります。ここはオススメ!!　（ちなみに写真はその「ケナル」のフランチャイズの本部・・・）
　

オフィスで働く女子に人気なのが、ここの量り売りサラダバー!!　大小のボウルが置いてあって、好きなのを盛ってレジで量ってもらいます。見てるとほとんどの人が大きいほうのボウルに山盛りサラダ!!　これのみの人も多いですし、これに「ピトカ」（パン）をつけたり、デザートの甘いものをつけたり・・・　飲み物で人気なのは「ФРЕШ（フレシュ）」と名づけられた、絞りたて生ジュース!!　オレンジ、バナナｅｔｃ・・・　１杯でサラダと同じくらいの値がついてもみんな大好き!!

これって多分、最近の傾向のような気がします。以前「ケナル」で食事をしたときよく見かけたのは、ほとんどのお客がフライドポテトに肉料理＋パン、というような炭水化物、脂質多めのメニューを好んでいたようですが、そういう人はパッと見減っているようです。

「ケナル」の従業員は忙しくサラダバーの供給に追われています。う～む。まっ、特にこの「ザ・モール」周辺はちょっとソフィアでもすすんでいるっていうか、ブルガリアじゃないような雰囲気もあるので、そうなのかな？

と思っていたら、ソフィア中心部、あの温泉水の水汲み場ちかくの「セントラル・ハリ」の中に、この「フレシュ」、つまり絞りたて生ジュース専門店が開店!!　絞った先からペットポトルに入れられて１本２．５レバ（約１３０円くらい？）で売られています。そのお店の前には大行列!!　値段はブルガリア人の感覚からして消して安くないはずだけどネ～。

ここは年配の人もけっこう列に並んでいます。これなら歯が弱くなった人でもあのフルーツの鮮烈な香りと自然の甘みを楽しめそう・・・　ブルガリアの典型的なメニューの重さに胃が疲れたとき、利用してみよっと!!

IKEAでベッド（のフレーム）を買ったゾ!!

最近日本でも何かと話題の北欧系家具屋「ＩＫＥＡ」・・・　ウチの実家の近所にも最近出来たらしく、あたらし物好きの県民性をモロに反映してか大行列の毎日、なんてニュースを聞きます。今あのあたりは若い夫婦が新居を建てるのがトレンドのようで、そこを狙って出店したのかな?　そのせいかどうだか、建設中のマンションは出来る前から完売、そしてあの近辺の地価や賃貸の家賃はバブル期のよう・・・　東京駅に総武線快速一本で通える千葉のＴ伯父のとこの借家よりも家賃が高かったりするのはナゼ?!

去年、東欧の田舎国の首都に出来た「イケア」。場末のリューリン地区からはちょうどソフィアの反対側に当たるところですが、「オコロブラステン・プット」（環状道）の立体交差工事もほぼ終わり、スムーズに車が流れると２０分弱で行けます!!　

ここ数週間続く「ジェガ」（酷暑）・・・　連日４０度近くまで気温が上がり、南東向きのウチのアパートは昼間はもちろん、夜になっても暑い・・・　もちろんエアコンはありませんからウチにいても熱中症になりそう・・・　休まらないヨ～。どこか冷房のある涼しいところに逃げよう!!　と、車を走らせてイケアに出かけました。あそこはカフェレストランでまったりできるしネ！

でも、目的はもうひとつ!! 日本人には気にならないことでもブルガリア人がたいがい嫌がることのひとつに「床に布団を敷いて寝ること」があります。基本的にはアパートに備え付けの家具で生活するのが普通のブルガリアですが、お客さんのために以前から持っている「マトラック」（＝マットレス。ホントに体育館の体操マットみたいなんですよ。笑）、日本人のお客さんには何のためらいもなく床に布団として敷くのですが、ブルガリア人のお客さんが時々あるときにはちょっと躊躇してしまいます・・・　いっそのこと折りたたみベッドでも買おうかな？と思っていると、ドイツ系スーパーマーケット「リドル」で１１９レバ（＝約５６００円）で売り出し中。

これはいいタイミングなのかなぁ・・・　と思いつつ見に行きましたが・・・　これだとたたんだら何にも使いようがないし、それになんとも頼りない・・・　ブルガリア人のおばちゃんたちの体重（少なくともワタシの友人の何人かはヤバそう・・・）に耐えられるのか?　と、二の足を踏んでいたところでした。いっそのことフランス系スーパー「カルフール」で常時展示している１９９レバ（＝約１万円）のソファーベッドにしてしまおうか?　でもそれじゃちょっと幅が大きすぎて思ったところに入んないんだよなぁ・・・

イケアで以前に目をつけていた「チェアベッド」ブルガリア語でクレスロ。カタログを見ると４００レバ前後の値段が付いています。日本のイケアとも比べてみるとほぼ同じ値段？ちょっと安いかな。でもブルガリアのイケアのサイトが日本のイケアのサイトと違うのはこのチェアーベッドの「フレーム」だけが商品として上がっていること!!　もちろん日本のイケアでも、商品倉庫の棚からそれぞれの部品を取って大きなカートに乗せてレジに運び、お家で組み立てるのでたぶんフレームだけを買うことは可能なのでしょうけど。

この商品、一人用のベッドの幅で、折りたたむと一人用のソファーになります。ウチにあるマトラックを使えれば一石二鳥だ!!　と思いつつ、フレームとベッドカバー（折りたたんだ上からかぶせてソファーのように見せるため）を商品倉庫の棚からひっばりだしました。さぁ、そろそろウチの部屋も涼しくなってるだろう（希望的観測・・・）から、帰ってぼちぼち組み立てようかな・・・　でも、待てよ！レジの横に「ナン物コーナー」があったから、そこもチェックしてみよう!!　と、通ってみると、なんと!!

今、棚から出して箱に入っているのと同じ商品が目の前に!!　「欠品あり」と書いてあるけど、どこに問題があるのか見当たらないので店員さんに聞いてみると、

「ボルトが２つなくなっているので、オリジナルの部品ではなく汎用品のボルトで留めてある。けど、それだけだよ！オリジナル商品より丈夫だったりして（笑）」・・・　いいの？そんなこと言って?!　確かにおしゃれに塗装されている中に不恰好なフツーの銀色のボルトとナットが・・・　でも、機能的にはまったく問題ないし、それにもうできちゃってるし、そして何より定価より４０レバも安い!!
　

これは絶対に買いっ!!!　と、即決!!　箱に入っている新品はその場でお返ししてそのままその商品をカートに載せ、レジに向かいました。

ウチに帰ってさっそくマトラックを乗せ、カバーをかけてみると・・・　おお～っ！ぴったり!!　座り心地もいいし、今までマトラックを入れていたところを別の収納に使えるし！　そして何よりブルガリア人が泊まっても文句を言わせないゾ!!!　イケアでは暑さをしのげて、ドリンクバーでまったり涼めたし、いい買い物もできたし、ホントにいい事だらけダっ!!!　

ムルティプラちゃん、トラブル続き・・・

愛車がムルティプラちゃんになって早３ヶ月・・・　フェリシアちゃん（いまだに修理工場でお休み中・・・）がさすがにトラブル頻発だったので、「シグルナなコラ」が欲しいと車を買い替えたわけですが・・・

ふたを開けてみると何かとトラブル続き。

先日、急ぎの用事で出かけてしばらく車を駐車場に停め、さあ、家に帰ろうか、と思いエンジンをかけると・・・　バッテリーランプが点灯してハンドルが重ステに!!　でもとにかくまだ動くのでどうにかマエストルのボイコのところまで走っていけるかな?　と、まるでエキスパンダーかバーベルのオモリかのように重くなったハンドルをよっこらしょっ!!　うをりゃぁ～　とまわしながら運転していきました。あ～、バッテリーが途中でなくならなくてよかった!!

セルビズで見てもらうと、バッテリーや油圧系のポンプ、エアコンを回しているベルトが、切れてはいないけど廻ってない!!　ベルトにテンションをかけている部品のばねが壊れてベルトに力がかからなくなってしまったとの事で、部品の交換・・・

それからしばらくした先日、とても暑かった日にエアコンを入れて走って、同乗者をおろしたあとにエンジンをかけると、何か「ぱちんっ!」、そして「ワシャワシャ・・・」という音が。何か引っ掛けちゃったかな?　と思い、下を覗くと、確かに何か切れた紐のようなものがぶら下がっています。ボンネットを開けて確かめると、また例のベルト。今度はベルトが半分ほぐれてしまっています。でもまだ一応半分あるから大丈夫かな？　そう思いながら再びエンジンをかけると・・・

またバッテリーランプが点灯して重ステに。今度はベルトが切れました・・・

それよりも問題は、買ってすぐの段階から「インジェクション」の警告灯が時々点く、点く、点く・・・　なぜかソフィアの中心の黄色いタイルで舗装された「ツァル・オスボヴォディーテル通り」を通ると必ず点きます。そして橋の継ぎ目や高速道路のわだちなど、「ガンッ」という振動があると点きはじめたり・・・　でも、セルビズに持っていく段になると消えるんだよね～。そうなると、

「警告灯が点いてる時じゃないと分からないよ。これはただのコンピュータの読み間違えだ。カーライ・スメロ（大胆に乗れ!＝気にすんな）!!」と言われて終わりだし。トホホ・・・

そんなある日、タイミングよく（!?）　セルビズにいるときにインジェクション警告灯が点いたので、コンピュータで診断してもらいました。ハンドルの下に接続用のコネクターが隠れていて、専用の機械や、診断プログラムをダウンロードしたノートパソコンをつないで読んでみるのですが・・・

「問題がひとつあります。でもその問題は読み取れません」というメッセージ・・・　なんじゃそりゃ??　ボイコをはじめおじさんたちやおにいさんたちがしばらくいじくっていると、また警告灯が点かなくなります。

そんなこんなで、今はまた走っているムルティプラちゃん・・・　致命的な問題なのかどうなのか・・・さえもわからず。　ムルティプラに詳しい方、もしくはフィアットのエンジンに詳しい方で、この問題の解決法が分かる方、おられませんか?!　それにしてもチョコチョコ壊れるなあ～、そしてそのたびに部品を交換して工賃がかかるので、５０レバくらいのお金が毎回トンデ行きます。でも５０レバだったら日本円では２５００円・・・　日本でムルティプラちゃんに乗ったら、こんな値段ではスマないでしょうから、ギャーギャー言うほどのことではないんですけどね。でも、やっぱり、ムルティプラちゃん、安心して乗れる、壊れない「シグルナ」な車になってほしいんですが（笑）

ヌエの鳴く夜は・・・ 眠れない!?

昼間はカーッと気温が上がるバルカン半島内陸のソフィア。その中でも庶民の町リューリン・・・　例にもれずウチのアパート暑すぎ!!　冬は日当たりがよくて暖房ナシでも結構いけるのはいいんだけど。それでも、３８℃にもなった一時期よりすこし過ごし易く、気温は３０℃前後。朝晩はかなり涼しい～。何せ最低気温は１５℃以下ですから。

その上ここ、首都のソフィアのリューリンは夜中じゅうウルサ～イ!!（怒）

まず、ウチの前の小さな公園みたいなところで若い人たちが夜も騒ぐー!!　でも、それだけじゃないんです・・・

ここ１ヶ月くらいですが、日が沈んだ午後１０時ごろ、外の木々で

「ピーィ、ピーッ」と・・・　最初はどこかの家の立て付けの悪いドアが開く音かと思ったのですが、どうやら鳥の鳴く声、それも何羽かいるようですが・・・　これがまた結構ウルサイ!!　何の鳥？と思ってネットで調べてみると、夜に鳴くのはトラツグミというハトくらいの大きさの鳥だそうです。この子？（フォト蔵さんの写真を使わせていただきました）

トラツグミ posted by (C)そよかぜ

でも、この鳥、ブルガリアにいるのかな?　もしこの子がいないとしたら、あとはふくろうの巣立ち頃のヒナ、という可能性もあるそうですが・・・　ヨーロッパで夜鳴く鳥としてはあの有名な「ナイチンゲール」や「ロビン」（コマドリ、ですね。バットマン＆ロビンみたい！はたまた「こまどり姉妹」!?）がいますが、鳴き方が違うんだよなぁ・・・

もしトラツグミだったとしたら、この夜に鳴く鳥、別名を漢字で書くと「鵺」、そして読み方は何と!!　「ヌエ」　ええ～ッ!!　ヌエ?!　あの横溝正史の金田一耕助シリーズ「悪霊島」でキャッチフレーズだった、

「鵺の鳴く夜は恐ろしい・・・」っていうアレ?　小学生のときこれを見て震え上がったものです。　「ヌエって何？」

ネットによると、「夜悲しげな声を出すのでこれが鳴いていると不吉なことが起こるといわれている」との事。何でも平清盛のころの王（皇？）家のどろどろとした話の中に、こんな声で鳴く怪物が現れたんだって・・・　でも、おそらくウチの窓のすぐ前の木で鳴いているこの鳥の声は、元気いっぱいな「ピーッ!!」　悲しげというよりはテリトリーの主張、もしくはメスへのアピールっぽっく聞こえます。　不吉じゃないけど、少なくともちょーど寝ようってときにピーピー・・・　もーっウルサーイ!!

眠れない理由はさらにもうひとつ・・・　最近ウチの周りを、朝まだ暗いうちからうるさくする動物が・・・　それはバス停ひとつ向こうのロマの人たちの居住区からやってくる「ノラ馬さん」たち!!　けっこうデカい２～３頭が「ブルルッ、ブルルッ!!パカパカパカ・・・」　もォ～、どうにかしてよ～、眠れないヨ～（泣）

そういうわけで、朝起きたときのワタシの状態はサイアク・・・　暑さには慣れてきたけど、夜ぐっすりは眠れてません。でも、「ヌエ」の姿をぜひ一度見てみたいな～。

サッカー欧州選手権ＥＵＲＯ２０１２!! アツすぎて、料理したくない～!!

ブルガリア人も例にもれずサッカー大大大好き!!　自分でプレーするのも、そしてもちろん見るのも!!

国内の各都市にあるチーム（あの田舎の旧炭鉱町ペルニックにも「ミニョール（その名も「鉱夫」!!）」ってチームがあるくらいです。ちなみにユニフォームは「トラ」柄・・・タイガースかよっ?!）や、結構国内的には強めな在首都チーム。ソフィアのチーム「スラヴィア」には日本人選手もいて、活躍してるみたいです!!　（ブルガリアのチームでプレーすると精神的には１０倍くらい鍛えられそう・・・笑　）でも、どのチームもスポンサー探しが大変そうだけど、ガンバってます!!　（広島カープみたいに「樽募金」でもする？）

時々このブログに出てくる国鉄マン、トシュコ・・・　スポーツとは縁のなさそうな風貌ですが、サッカー大好き!!　それに加えて日本びいきなので、ワールドカップ予選で日本が試合したときなんかはウザいほどやってきて日本選手の名前を連呼します（苦笑）　チーム全員の名前をブルガリア語でメモして、

「ケイスケ・ホンダ、と、ケースケ・ホンダ、どっちが正しいんだ!?」・・・　知～ら～な～いー（怒）

ＥＵＲＯ２０１２は盛り上がりましたー!!　近所のカフェでも液晶テレビの大きいのをオープンエア席においてみんなで大盛り上がり～!!　スペインチームが点を入れたときには場末リューリン地区のいろんなところから悲鳴にも似た　「あ゛～～」という歓声が!!

この時期を狙ってシェア拡大を狙う業種!!　それは宅配してくれるフード系!!　決勝に進んだイタリアは、特にブルガリア人労働者を受け入れてくれる「心の広～い（?!）」国。で、ブルガリア国内にもサポーターが多いのですが、イタメシ系宅配もこのところ多く開業しているみたい。

で、ウチのポストにも「宅配します!!」の広告が!!　

近所のザハルナ・ファブリカ駅近くの「ピッツァ・リム」、つまり「ピザ・ローマ」!!　ブルガリア的なピザ、「ピッツァ・クレンビルシ」（クレンビルシ＝日本で言うところの魚肉ソーセージみたいなモンです。もちろん魚肉なんて貴重品は入ってませんよ。）や「グベナ」（＝キノコ）もありますが、「カプリチョーザ」や、チーズ好きにはたまらない「フォルマッジオ」、はたまた「メキシカンスカ」（＝メキシコ風!!）なるピザもあり、サッカーをおウチ観戦する人には面白いかも!!　

ウチの近所に初進出の、ブルガリアで一番有名なファミレス「ヘピー」（ホントはハッピー）は、ＥＵＲＯ２０１２観戦スペシャルメニューをデリバリーに限り（?）提供!!　何と!!　チキンフィレ・クリスピーフライ、チキンフィンガーフライ、フライドポテト、合計で１．５５ｋｇ、＋ディップソース、そしてビール２．２リッター、これをセットにして～、消費税込みィ～　２９．９９レ～バ　（トーカ堂北社長風、笑。つまりは約１５００円!!）　それにしてもすごい量!!　いったい何キロカロリーあるの!?

この「ヘピー」は、その他お寿司、チャーハン、トルティーヤや、焼きそば!!　のようなメニューも宅配ＯＫでオファー。一時期よりはずいぶんとリーズナブルな価格です。

あぁ～、この猛暑!!　台所に立つのもイヤっ!!!　という女性の皆さん！お金があればこういう「出前をとる」のもいいですネ!!

昨日の試合、結局スペインが勝ちましたが、意外にも、結構勝ち残ったチームはどこも「欧州連合様～!!　お金貸してーっ!!」的な国々。サッカーのように景気がひっくり返ることはなさそうです。でもブルガリアではこのデリバリーシステムはこの機会に確実に定着しつつあります。