おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

「マゼ」と「テラサタ」

2018-08-30 23:15:28 | ブログ

今日ものほほ~ん、と首都の田舎村ナデジュダ区・・・ 社会主義体制のさまざまな時代に建てられたであろうブロコべ(住居棟)が立ち並んでいます。もっとも古いタイプのものは4階建てでエレベーターなし。でもけっこうしっかりしたつくりで階段の傾斜もゆるく、まだまだゆとりを感じられる作り・・・

その後の世代は6~8階建てでエレベータが設置された、各ヴホッド(住居棟入口)に3~4軒のアパートがある棟(パネレン=パネル工法で建てられた。以前リューリン区で住んでたアパートはこのタイプ)や、もっと高い、十数階建ての住宅(タイプにもよりますが1階あたり4~8軒のアパートがある)には2台エレベータが付いてたりします。(ちゃんと2台とも動いてるかは??) 

そしてどの建物にも基本的にはそれぞれのアパートに対して「マゼ」が付いています。これ、基本は「地下室」なのですが、住居棟によっては屋根裏部屋が割り当てられているところもあるんですよ・・・ つまり倉庫、というか物置部屋です。80年代後半の社会主義体制時代最後期に建てられてであろうウチのブロック、15階建てなのですが、16階にあたる部分がマゼになっている家もあり、何とそこを改造して住んでる人もいるらしい・・・ また中間階の7階が完全に倉庫スペースになっていて、エレベータが何かの事で7階に止まるとちょっとびっくりします、基本マッ暗なので・・・ そしてウチのマゼは定番の地下。

このマゼ、基本的にはシーズンオフのタイヤや工具、それにこの時期にいっぱいつくる「ブルカン」(ビン=保存食の事)や、はたまたワインを発酵させる場所として使うのですが・・・ 最近の問題はここでの盗み!! 誰かが知らないうちに入って保存食をごっそり盗んで行っちゃうのです!! 友人のヴェリカおばあちゃんは、「入口はちゃんと閉まってるんだから・・・だれかおんなじヴホッドの隣人がやってるのよ!!」・・・う~む・・・

ウチの棟でも似たような問題はあるようで、ウチの大家のエンチョおじさん、ワタシが自転車を買った時に「廊下においてもダメっ!! 鍵をかけててもそれを切ってエレベータで持っていけばあっという間だろォ?! それにマゼもダメだぞっ!!」ときつーく言い残していったのです・・・ じゃあどこに置こう?

部屋の中には置きたくないから・・・インテリアとしてディスプレイする、ってのもあるかもしんないけど、道路を走っててナニ踏んでるか分かんないし・・・ となると置けるのはベランダ、つまり「テラサタ」のみか・・・ 

イケアで自転車用のハンガー、売ってたなァ・・・でも、借家に穴はあけたくない!エンチョおじさんとケンカになったらヤだし。穴をあけずにコレを使うには・・・ 以前からアタタめてたこの計画は?

DIYショップ「バウハウス」で売ってた、プラスチックのカバーのついたフック。これもホントは壁に穴をあけて打ち付ければ同じ目的のもので、これ一つでもホントは十分に重さに耐えられるはずなんだけど、これを逆に使って・・・

ゴム足がいいのが見つかったと思ったけど、これってよく見たらドアストッパー・・・ 全部なんか本来の目的と違う部品・・・ でも、まっ、いいや!! ちゃんと自転車吊れてるし・・・ ロードチャリ子ちゃんを眺めながら、今度はどう(魔)改造しよう・・・なんて考えながら夕涼みしながらビールでぷはァ~・・・

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”意識高い系”はちょこっと苦手かも・・・

2018-08-23 11:49:44 | ブログ

今日ものほほ~ん・・・真夏のナデジュダ区。住居棟はひっそり・・・と思うと、何カ所も「レモント」(改装工事)中です。夏の乾燥した時期の方が、左官、タイル貼り、水回り、塗装・・・など早く仕上がるし、その上人々が夏休みでいないから騒音の苦情も少なくて済むだろうしね~。ってアタシはいるんだよ~(怒)!!

暑くて夜眠リが浅いもんで、少~し午後にお昼寝しようと思うと、「ががが~っ」もォ~!!! 

うるさ~い!!! ブルガリア人たち自身が「午後1時から4時の間は騒音を立ててはいけない!訪問するのも失礼にあたる!!」みたいな不文律(?)があって誰かがやぶると激オコなくせに自分たちは守らない~!!

そういえば、友人のマヌエル君が、「今度みんなを呼んでウチでパーティーしようと思うんだ~。来れる?」と聞いてきました。このマヌエル君、放っておくとのべつまくなしのおしゃべり君。イイこなんだけど、心休まらないな~・・・その上「お昼ごはんはバナナ5本とミネラルウォーター」という若い男の子にしては意識高い系。何をパーティーで出すんだろう?ちょっとコワいな~・・・ それにしても1回のゴハンにバナナ5本は多いだろーっ?! それもそれだけしか食べないんじゃなくて何か別のものも食べた方がいいんじゃないの?

ブルガリアでもスーパーにBIO商品や健康食品コーナーがあることは書きましたが、気をつけないと血糖値を気にして「ベス・ザハル」(=砂糖不使用)の商品を手にとっても、「ススタフ」(=原材料)の表に「フルクトーザ」の表示が・・・ つまり果糖が添加してあるってこと。それって血糖値は上げないかもしれないけどあんまり身体によくないヤツじゃんっ!! はたまた、いつも利用するガソリンスタンド「OMV」には砂糖不使用のチョコバーやシリアルバーが売られていますが、表示には「完全ゼロ」的なことが書いてあります・・・でもそれってホント?

そういうことを不思議に思わないらしい、ブルガリアの人たちって・・・ ちょっと今日はグチっぽいアタクシでした・・・

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ジャンキ干し2018・・・ウチの近所のもそんなにマズくはないヨ

2018-08-14 08:04:57 | 海外日本食

ウチのまわりのジャンキの木は赤い実や黄色い実を付け、見た目はそんなにマズくなさそうなんだけど、ほとんどだれも取りに来ないんだよねェ・・・ そんなにマズいのかしら? でも韓国から来たお客さん母娘は大喜びしてたくさん採って食べてたから(ま、結局全部は食べきれずに捨てることになっちゃったんですがね。いずれ地面にボトボト落ちて腐るわけだからイイんだけど…)そんなにマズいってことはないんじゃない?とワタシも食べてみましたが・・・確かにそんなにマズくもないけど、特筆するほど甘くもない。隣に植わってるヴィシュニ(サワーチェリー)はただ酸っぱいだけで旨味が何にもないからそれよりはマシ? でもジャンキ干しにするにはちょうどいいサイズと赤さですよ!ちょっと別の木の黄色くて固めのも混ぜてみましょう・・・

ということで仕込んだのが7月上旬。お客さんがいる間に水が少しずつ上がってきました!最初は重石をしてなかったんだけど、途中からはお皿を1枚ホントに軽めの重石として。するとちゃんと全部が浸かるまで上がってきました!! ホントの梅の場合はこの水、白梅酢なんだろうけど、ジャンキはもともと赤いから最初っから「赤梅酢」みたいなんだよねェ

そして今年は赤紫蘇も追加!! やっぱりこの紫蘇のにおい、いいですネ!! 色もより鮮やかだし!! お客さんたちが帰った後にベランダのブランターから一株を残して収穫(?)、あく抜きをして上にかぶせる感じて・・・でも全体を覆うほどはない・・・

それにしても7月中はホントに天気が悪くて雨ばかり・・・ これでは「土用干し」できないんじゃないのか?と心配していたのですが8月に入って天気は回復!! とってもいい天気でベランダは陽の光でいっぱい!ちょうど7月中にはベランダからダイブしかねないお客さんネコ(クー太郎のこと)がいたから、ちょうどよかったんだよね。

折り畳みテーブルを出してその上に新聞紙をひき、さらにその上に竹製のランチョンマットをひくという、まったく先回同様の方法で3日間ベランダに。初日は赤梅酢も一緒に日に当てておきましたが・・・ 

においがおいしそうだったのかアシナガバチが酢の中にダイブして自殺・・・どんなにおいしそうなニオイでもこの塩分の中では・・・・ そんなアクシデントはありましたが何ともぽってりと仕上がりましたヨ。1.5kgのジャンキは計82個。

中くらいのガラスの瓶2つに分けて保存します。まだ日本から持ってきたりおみやげでもらったりした本物の梅干しがあるから、しばらくは隠しとこっと。なじませた方がおいしくなるしねっ!

赤梅(ジャンキ?)酢のほうは?! 先回はこれで紅しょうがモドキを作ったけど、今ウチにはまだ日本で作ってわざわざ持ってきた紅ショウガがいっぱいある(そのおかげで大切なものを日本から持ってこれなかった、というイワク付き)から今回は作らないヨ。

でも、とっても鮮やかな赤でキレイだからラキヤやウォッカを割って飲むのに使っちゃおーっと!!

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やっと行けた!リラの7つの湖②~ 行きは♪ 帰りは激きつガレ場下り

2018-08-12 23:09:30 | 旅行

さァ~リフトを降りてここから7つの湖を目指すゾ!! 全部見れるかな? まずは左手下方に「ドルノト(下湖)」ともう一つのヒジャとキャンプ場がそばにある「リボノト(魚の棲む湖)」を見ながら登ります。しょっぱなからけっこう岩がゴツゴツしていて歩きずらい・・・ ちょうど古~い日本家屋の階段みたい。「お前んちの階段、急だなァ~」ってレベルの勾配が延々・・・

汗だくになりながら登ります。ヒ~!! アラフィフにはキツイ!! 尾瀬なんて楽だったなァ・・・

でもこの最初の登りを超えるとなだらかな広場のような草原を通る登山道になります。

リフトから降りて約1時間で「ブブレカ(腎臓)」湖に着きました。

とても澄んだ水に小さな魚たち!! 

あっ、けっこう大きなニジマスがっ!! 

ところどころに残る残雪、そしてその雪解け水!! 上の湖から流れてくる渓流、美しい!! 苦労して登る甲斐があるってもんです。ここでちょっとひとやすみ!! 今日のランチはいなりずし弁当!! 

座って周りを見回すとかわいいお花が~♪ 




あー、来てよかった~!!

それにしてもホントいろんな人がいますネ~・・・ ぜい肉&お胸ユッサユッサの60代と思われるおばちゃんはビキニで登山⁉ なぜ~?より太陽に近くてきれいに焼けるから?

途中に墓石を見つけました。

きっと生前リラの湖が大好きだったのでしょう。そこに眠っているのかな?

ブブレカからさらに上に湖は2つ!! あと「オコト(目)」と一番上の「スルザタ(涙)」が残っています。

ブブレカのところから見るとけっこうキビシイ登りに見えますが、よく見るとたくさんの人が登っていますねぇ・・・ これは全部見とかなきゃ!! 

残雪が湖に写り込む「オコト」の横を尾根伝いに登りがれ場を登ると、このあたりの一番高い所から「スルザタ」を見下ろすことができます。

眼下には今まで通ってきた道や、「ブリズナカ(双子)」湖、「トリリストニカ(三つ葉)」湖、そして「リボノト」と「ドルノト」まで見渡すことができます。

それにしてもたくさん登ってるんだなァ~!! 山登り好きの人たちはさらにいくらでもピリン山系、さらにはリラの僧院を目指して下っていくこともできるそうです。一番上まで行ってブブレカまで約1時間半で帰ってきました。

しかし、大変だったのはこれから・・・ 「ブリズナカ」、「トリリスティカ」のほとりを通ってリボノトのヒジャを回るルートを選択したのですが(一応全部の湖を見たかったので)・・・ ヒドいガレ場&上から流れてくる水の流れでとてつもなく歩きにくい下り道!! おまけに登りでたまった疲れで足が悲鳴をあげています。ヒザも笑っちゃって・・・ きゃ~どーしよ~っ?! 帰り着けるかなァ~?「遠足は帰り着くまでが遠足ですっ!」ってよく小学生の時言われてたけど・・・ なんて思いながらヒーヒー言いつつ歩いていると、そこに「ボッカさん部隊」が!! と言っても人間の歩荷さんたちではなく・・・

あ~えらいな~お馬さんたち!! 
お馬のボッカさんたちがんばれっ!!
よしっ!! もうちょっとアタシもがんばるゾ!! 

何とか元来たヒジャのところへ。がくがくの足でリフトに乗るのはちょっとコワかったけど乗ると・・・ スーッと静かに降りていけます。朝11時にリフトを降りて、帰りに乗ったのが午後4時・・・ 自分の筋力の衰え加減にヘコみましたが、次に来るまで少しは足腰を鍛えなくっちゃ!!

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やっと行けた!リラの7つの湖でトレッキング!! ①

2018-08-10 08:54:31 | 旅行

ブルガリア人の友人たちが口をそろえて「行くべきブルガリア名所っ!!」にあげるのが「リルスキ・セデムテ・エゼラ」つまり「リラの七つの湖」!! その名の通り7つの湖があるからなんですね~。8月の最初の10日間くらいしか晴れないと言われていて、この時期を逃してきたのですが、この夏はとうとう行くぜ~!!!

車で先週も来たサパレヴァ・バーニャに入ると、もうすでに地方からこの名所を目指す車が4~5台連なって・・・ 

ついて行こーっと。公共の交通機関でサパレヴァ・バーニャに来た場合は、どうやらそこからタクシー・・・かな?ミニバスがあるって話もあったけど。何せハイシーズンだから激コミだろうな~。でも天気にも恵まれて、今日を逃す手はないっ!!

サパレヴァ・バーニャから車で20分くらい登って駐車場入口。普通乗用車1台一日5レバです。駐車場は道沿いに下の方まで・・・ あっ日陰が空いてた!! とーめよっと。そこからリフトの券売所まで5分ほど歩きます。

見てると、なかなか普通な格好で来てる人もいるなァ・・・

同じ時間帯にいっぱい車が着いたのでここでまず大行列。よく見るとカフェ、軽食処におみやげ屋さんもあります。さらには四駆が何台もいて・・・?

「ハーイ!! 車で上に行く方が簡単で速いし、料金もリーズナブルですよー」 へ~?でもリフトで行くもんネ!! 

券売所混雑の一因はみんな大きめの額のお札で払うもんだからお釣り銭がなくなっちゃった!! アタシはきちんと一人分、往復券18レバキッチリ用意してたもんネ。「あーよかった。ウチのお釣りがもらえるワ」と、アタシの前の仲良しママさん&1歳児グループが大喜び!!(笑)

リフトはスキー大好きなワタシにはおなじみ、二人乗りのリフト。これにスキーじゃなくて乗るのは初めてだなあ~。リフトに乗ったら・・・ あ~!! もう人の声やさっきまでの喧騒がウソみたいに静けさの中へ!! 聞こえるのはリフトの滑車の音だけ・・・ と思ったら下を例の四駆がブ~っ!! 

すんごいラリー感。乗ってたら天井に頭ぶつけてただろうな~。リフトで正解!!

10分くらい乗ったところで「ヒジャ」(山小屋、または保養施設?)のところまで。

わーっ!! すんごいきれーっ!! ここからトレッキングの始まりです! 

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