おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

行ってきました! ギリシャでオレオ!!な休日④ 懐かしい!! エギナ島の海水浴場

2007-07-26 03:05:14 | まち歩き

Greece_aeginastreet 今回の旅の中での一大イベントは「ギリシャの島に行く!」

どこがいいかぜ~んぜん分からなくて、2年前に行ってすごく良かったヴォロスにまた行こうかなとも思ったんだけど、今回はやはりどこか島に行ってみたい! で、アテネの近所のエギナ島に目をつけました。エギナ島はエーゲ海1日クルーズにも含まれるほど手軽に行ける島。とにかく行ってみよう!! タコやピスタチオが美味しいそうだし・・・

Greece_aeginaferry エギナ島へはアテネのピレウス港からフェリーです。人間5人+車でだいたい63ユーロ・・・1万円チョイ、てとこかな。1時間15分の船旅です。とても大きくて快適なフェリーの中でフラッペでも飲みながらおしゃべりしていると、あっという間でした。降りると・・・海が透き通ったエメラルド・グリーン!! すっごくキレイ!! フェリーの着く港でさえこの美しさ!! この港のある町は「エギナ・タウン」だそうですが、今回泊まるのは「アギア・マリーナ」という、島の反対側にある海岸のホテルです。インターネット(hostelworld.com)で検索して出てきた一番安いところ!! 「ホテル・アレキサンダー」。ギリシャでこの名前ってスゴイなーと車をアギア・マリーナ方向へ走らせました。町を抜け、Greece_aeginahillview 山を越えて・・・ けっこう遠いなあ・・・ 約30分(汗)、と小さな町に着きました。このホテルについてインターネットのサイトでは「所在地:アギア・マリーナ」としか書いてないので住所を元に探すこともできず、近所のスブラキ屋のおじさんに聞いてみました。「知らんね~、ホテル・アレキサンダー」(さすが観光地、英語が通じます。)ええっ!これってどこ? でも、携帯電話の番号が書いてあったのでそのおじさんが電話をかけてくれました。親切だなあ・・・ と、そのホテルのおばさんが今出てきてくれるということ。(ホテルとは別のところで働いているらしい) トコトコ暑い中を出てきてくれたおばさんは歩きでわたしたちの車を先導します。「ここヨ!」と、着いたのはメインストリート(といっても細い道ですが。)から少し高い所にある、海岸から徒歩5分のホテル、というよりは民宿です。今回は5人だったので、予約の都合上2人部屋と4人部屋に泊まることになってしまいましたが、2人部屋は40ユーロ、4人部屋は48ユーロ。この4人部屋、子供連れの家族で泊まればおトクですね~。設備は最低限ですが、まあ、目的は海ですから。でも、けっこう清潔だし、快適でしたよ。テラス付きだし、クーラーも効くし・・・。

Greece_aeginabeach さっそく海に行って見ました。白いパラソルが並んでいるのを除けば、そこはまるでビーチというよりは少し場末感の漂う(?)海水浴場!! 昔おじいちゃんが連れて行ってくれた海水浴場にそっくり!! 遠浅で、本当に子供向き! なんだか30年以上前に戻ったみたい・・・ このノスタルジーな感じ、スブラキ屋のおじさんによると「アテネに新しい空港が出来てからというもの、北欧なんかからのリゾート客はみんなそこから直接行ける他の島(クレタとか)に行ってしまうんだよ。おかげでここは不景気でね・・・」 う~む。このあかぬけない感じはそういう理由ゆえなのね。でも、いいところなのに・・・ 確かによく見ると建設途中でトンザしたリゾートホテルや、空いたままの店舗などが場末感を助長しているような・・・ 

Greece_aeginarestaurant 夕ごはんは海岸のすぐ前のタベルナで。カラマリア(イカ)やタコ、それにムール貝を堪能しました。ブルガリアの海岸リゾートでは「旅行者価格」と称してソフィアの5~10倍の値段を平気でフッカケてきますが、ここではアテネ市内と物の値段はほぼ同じ。なんだか良心的。(ていうか、それがアタリマエ!?) 今風のリゾートから少しおいていかれた感じのこのビーチ、わたしから見ると、日本の古き良き時代の海水浴場を思い起こさせる懐かしい雰囲気が漂っていてむしろこのままでいて欲しい感じすらします。  

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行ってきました! ギリシャでオレオ!!な休日③ ブルガリア人とギリシャ人

2007-07-23 20:04:20 | まち歩き

ペルニックの我が家から車で2時間で国境・・・ けっこう近いのですがブルガリアとギリシャ、これが大きく違う!! まず、道路!! 反射板がたくさんついていてセンターラインもちゃんとひいてあって、しかも高速道路には照明がいっぱい。表示もギリシャ文字とラテン文字両方で書かれていて外国人にも親切!! そしてやたらと警察が車を停めない!! これが大きい! ストレスが少ないので運転がラクですねえ~。

そしてドライブインらしきところに入るとこれがまた違う!! 高~い!!!(ブルガリア基準からして・・・ ですが。でも今ユーロ高なので日本からしても高いかも・・・) 500mlの水が一本0.5ユーロ! ブルガリアの二倍です! とにかく外食が高~い!! ペルニックのうちの近所のレストランなら今回のゲストたちと5人で飲んで食べて20レバ(=10ユーロ)だけど、ギリシャだとたぶん1品が10ユーロ! ・・・(汗) でもシーフードの美味しいギリシャだからもう絶対カラマリア(イカ)やタコを食べるぞー!!! 高くっても何でも、とにかくブルガリアではほとんど食べられないんだからネ

Greece_meat でも、やはりおもしろいのはブルガリア人とギリシャ人の違いかな~。まず、ギリシャ人は肉! 肉! 肉!! です。この、食材として手に入る肉は安いようですね。(収入に対する肉の値段は格段にギリシャのほうが安いでしょうし、実際の値段もギリシャのほうがちょっと安いかも。) エヴァンティアの家でお昼に肉とジャガイモを大胆に切ってオーブンで焼いた料理が出てきました。ブルガリア料理だったら肉は貴重品なので細かく切って野菜と煮たり味が足りない分はオイルとブイヨンで味を足す感じになりますが・・・ ま、野菜が美味しいのでいいんですけどね。驚いたのは料理に使うハーブの名前がブルガリアとほとんど一緒だったことです! マグダノス、カネラ・・・ でもギリシャの人は「リガン」、ギリシャ語で言う「リガーニ」、つまりオレガノをたくさん使いますね! 何でも料理をするときにオリーブオイルとこのオレガノを使うとギリシャっぽくなるような・・・ 

人懐っこくて寛大なところはブルガリア人と共通するけど、ギリシャ人はさらに情熱的!! (笑) 何より困ったのはブルガリア語でNoは 「ネ」なのに、ギリシャ語で「ネ」はYes! つまり全く逆のこと! 難しい言葉じゃないのにものすごく抵抗あるよなあ・・・ 「ハイ!」=「ネー」って言うのは・・・ (ちなみにブルガリアはNo=「ネ」=首をタテに振る、なので、なおさらややこしい・・・)

Greece_ponstr にしても、共通点もいっぱい!まずは路上駐車!「停めてはいけないところ」というのが特殊なようでほとんどのところは駐車OKのようです。明らかに2~3週間は乗っていないであろうと思われる高級車(ブルガリア人からしたら「何で盗まれないんだろう」と思われるような)が、バス通りをガレージ代わりに停められています。シートをかぶせて(そのシートにナンバーがしっかり書かれていたりする・・・)駐車されている車や牽引用のトレーラー(って言うんですかね?荷物を乗せて車に引っぱらせるアレ)まで・・・ 二重停めもしょっちゅう見ます。これってブルガリアだけじゃなかったんだァ。でも、ブルガリアみたいに歩道にガーんと乗り上げたりはしていませんでした。

日本は今、駐禁に関してはものすごくきびしいようですが、こんなに路駐してOKな国があることを考えると逆に「別にそんなにきびしくしなくてもいいんじゃないか??」なんて思ってしまいます。両側びっしり路駐しているところを大きなバスが離合したりしてもみんなけっこう待つことを嫌がっていないような・・・ 

Greece_solun そのかわり、日本人のよくしがちな、「みんなが渡っているからいっしょに道路を渡る」といった他人任せの態度だと事故に遭いそう・・・ブルガリアもギリシャも安全は自己責任かな。車やバイク(カブやスクーターも多いし大きなバイクも多い!)がびゅんびゅんとばしてるもんネ。よく見て歩かないとネ!!

にしても、興味深いなあ~。やっぱり人間観察が一番面白い!!!

(最後の写真はアテネではなく国境から2時間の「ソルン」=テサロニキです。)

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行ってきました! ギリシャでオレオ!!な休日② プラカ地区は夜9時から!!

2007-07-18 15:46:17 | まち歩き

実は今回の旅行、私のほかに4人いて、5人の大所帯でした!! うちのシュコーダ・フェリシアちゃんに5レバ(約400円?)でぜレナ・カルタ(グリーンカード。国際自賠責保険?)をつけて出かけたのでした。ペルニックから国境まで約2時間、そこからソルン(というのはブルガリア語。つまりテサロニキ)までが約2時間。そんなに遠くは感じなかったけど、そこからアテネまでが遠かった!! 昔の人はこんなに暑くて乾いた土地を歩いて旅したんだと思うとホント尊敬しちゃうネ!! 車でもプフ~ッ!! 暑!!

で、わたしがエヴァンティアおばさんのところにステイしているとき、他の皆は別の家族のところにステイ。それはティティカとヨルゴシュというこれまた典型的なもてなし大好きギリシャ人おじいちゃん、おばあちゃん!! こっちはさらにすごかった!

ティティカおばちゃんは家を仕切っていて、静かに妻を見守るヨルゴシュも「ごちそうする!」といったら絶対に譲りません。このお二人とわたしたち日本人5人、そしてティティカの友人たち5人の地元の女の子たちとプラカ地区に出かけたのでした。

Greece_zeustemple ギリシャ人はこの時期「夕食は外で!」となると待ち合わせの時間は夜8時半! 乾燥地帯なので日没後は涼しい! 人々がわらわらとそぞろ歩きしています。ケサリアーニ地区からトロリーバスでゼウス神殿のところまで。にしてもアテネは今、外国人が多い!! わたしたちのような観光客も多いのですが、アジア人、アフリカ人の労働者も・・・ バスの中はわたしたちを含め約半分は明らかにギリシャ人ではなかったような・・・

Greece_night Greece_plate ぐるっとアクロポリスの周りを散歩した後、おヤクソクのスブラキを食べに行きました。仕切り屋のティティカおばちゃんは、そのたくさんあるスブラキ屋の中から美味しい一軒を選び、落ち着いて食べれる場所まで確保して、「みんなこれでいいわよネ!! ネ!?」と全員スブラキプレートを取りました。それにグリークサラダとフライドポテト、そしてサジキ。定番かな。出てきたプレートは、大きさはそうでもないのですがすっごいボリューム!!! 4本のスブラキがピタパンの上にドド~ン!!! それに焼いたトマトとタマネギスライス、オリーブオイル・・・ 食べきれるかなァ・・・?

食べ終わったのは11時45分頃。それから20分のんびり歩いてシンタグマ広場のバス停に。そこで20分ほど待ちましたがまだバス停には人がたくさん!! そして乗り込んだトロリーバスも満員!!! つまりこれってみんなで午前さま・・・。でも日中は40度を越えるアテネ!! 夜は元気です!

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行ってきました! ギリシャでオレオ!!な休日① アテネは暑いゾ!

2007-07-15 14:47:27 | まち歩き

ひさびさの更新になりました。皆様ご無沙汰しておりました。というのも、2年ぶり!! のギリシャ!! 暑いけど、暑いからギリシャだ!! と、ひさびさに「文明」に触れる旅に行ってきたのです。 EC(EUのこと。ブルガリア語では「エヴロペイスキ・ソユーズ」なので・・・)に加盟したとはいえブルガリアはまだまだ・・・ ならば神話の時代から続く都市アテネへ!! と出かけました。

Greece_evanthia 友人の友人、というつながりで泊めてもらったのは中心部に程近いケサリアニという地区に住むエヴァンティアおばさんとその娘フリッサのところでした。一応分かっていたけど何と! ギリシャ人はおもてなし大好き!! 特に外国人のお客さんとなると「血が騒ぐ」んだそうで、この特にエヴァンティアおばさんのおもてなしはスゴかった!! お腹いっぱいになっても許してくれない(笑)。でも、なんでも美味しかった!! オレオ(美味しい)!! エフハリスト(ありがとう)!! 

フリッサちゃんは少し英語が分かるので通訳してくれますが、エヴァンティアおばさんは全く!! で、ガイドブックの「ギリシャ語会話」ページが頼りでした。

Greece_filo Greece_filofilling Greece_vesitable で、エヴァンティアおばさんが作ってくれたのがピタとかフィロとかいうもの。(詳しくはsalahiさんの「ギリシャのごはん」をご覧ください。) 小麦粉がすでにこねてあったのですが、それを4つに分けて延べ棒で広げていきます。中に入れる具はフェタ・チーズ、プラス(ねぎ。ギリシャ語ではなんていうのかな?)、あとブルガリア語では「コプル」というディル、もしくはフェンネル、卵などでした。大きなオーブン用のバットに下に2枚広げ、その都度たっぷりのオリーブオイルをハケで塗りこみます。そして具を入れて、上にも2枚同じようにオイルを塗りこみつつ広げ、かぶせてました。そして上から缶入りの「ガラ」(たぶんエバミルク)をたっぷり。そしてオーブンへ。日持ちがする上に美味しくて、しかも野菜、チーズ、炭水化物といっしょにとれていいですね。

Greece_barbara それにしてもアテネは暑い!! 40度以上ある日中・・・ このエヴァンティアがかわいがっているネコ「バルバラ」。一目見たときには、「アレ、このネコ、モップの上にのっかっているのかな?」と思ってしまうほど長毛種でデカイ!! きっとこんな暑い日に長毛種に生まれた運命を恨んでいる・・・ かな?「暑すぎるニャー!!」 ああ、ウチのヒゲなんてあんなにショートヘアなのに暑がりでのびネコになって寝てるのに・・・

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