おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ソフィア夏便り2010

2010-07-30 00:55:46 | まち歩き

日本ではゲリラ豪雨の梅雨の後に暑い夏、と伝え聞いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今年のソフィアの夏、30度以上の日が続いたかと思うと雨の日が続いて急に最高気温が20度前後になるという、何ともおかしな天気。でも、昨日今日はとてもさわやかな天気になりました。Youngstalks

Youngstalks2  ウチから一番近いコウノトリの巣。今年も若鳥たちが巣立ちました。知人のじいちゃんのうちの屋根にも・・・ まだくちばしが赤くなっていない若鳥たちが・・・ 「暑いねえ~」「そうだネ~」「今日はどこに行こうかネ~」と会話しているようです。

Lyulinpazarcafe こんなさわやかな日には外カフェでのんびり・・・ リューリンのパザールに出かけてみると、おなじくさわやかな中でおしゃべりを楽しむ人人人・・・

Lyulinpazarcafebabycat 座ってビールとツァツァでのんびりしていると、となりの建物のすき間からいたずら子猫が・・・

Momandbabycatsatcafe ツァツァで気をひこうとすると、お母さんが心配そうにやってきましたが、私が子猫を捕まえないのを見ると・・・

Momandbabycatatcafefeeding・・・安心したのか座っていたイスの下、足元で子猫におっぱいをあげはじめました。何ともほのぼの・・・

Catsinwoods この時期は、冬に向けて暖房のための薪や石炭を買う季節。そして子猫の季節・・・ そういえば市場のバナナ屋の看板ネコ、ミミちゃんも6匹も子猫を産んだとか・・・

Minirosewithtroyanbowl おまけ。ブルガリアはバラで有名ですが、日本ではバラの盆栽、ってあるんだそうですね。スーパー「カウフランド」にミニバラが売っていたので、盆栽にはならなくても、何とかブルガリアっぽく植えれないかな・・・ と考えていると、ウチに割れたトロヤン焼きのお椀が。

Troyanbowl どうにかこうにか穴を開けて・・・ 植木鉢代わりにしてみました。トロヤン焼きにバラ・・・ なんともステキじゃないですか?

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せつない思い・・・(?) 真夏のメロンのカクテル

2010-07-21 04:55:20 | ブログ

暑い夏にささやかなゼイタク・・・ というとメロン。朝ごはんからさっそく!! でも、Salahiさんのこの記事を読んでやってみたくなったメロンの使い方。

ブルガリアにもギリシャの「ウゾ」のように、アニスのにおいのする蒸留酒があります。その名は「マステカ」。ギリシャはヒオス島で摂れる「マスティハ」と名前が似てますが、何か関係があるのかな? このお酒も「ウゾ」のように冷たい水で割ると白濁し、冷凍庫に入れておくとキラキラと結晶が光ってトロ~リとします。

Salahiさんのメニューでは冷凍したメロンを使うのでスムージーのようになるのでしょうが、メロン、冷凍してなかった! し、それに第一ウチにはミキサーがなかった!! だいたいミキサー買っても置く場所もないし・・・(苦笑)

Melonandmastika さて、どうしよう・・・ ということで取り出したのは、タラララッタラ~!(ドラえもんっぽく) 「レンデ」!! おろし金。なるべく小さな目でメロンをすりおろし、もう一度冷蔵庫に。しばらく冷やしたら、冷凍庫から取り出したトロトロ・キラキラのマスティカと氷を入れて泡立て器で手早くかき混ぜ・・・ 涙ぐましい努力です。おいしく飲むためなら、エンヤコ~ラ♪(笑)

一口飲んでみると・・・ えっ♪ そして、お~~っ!メロンの甘味にマスティカのアニスのあの感覚。同窓会で久しぶりに出会ったあのコに、昔のほのかな恋心を思い起こさせられたような・・・

じゃあ、ほかの組み合わせは? 例えばスイカとマスティカ。これもすいかとウゾ同様定番の取り合わせなので間違いナシ!! そして、Salahiさんのところから飛んだメロさんの一言からのアイデアで、メロンとジン。それに少しレモンを絞って。あれっ?あうなあ・・・ 遠く離れた出身地なのに、何か懐かしい共通のものを感じる二人の出会い・・・ そんな味。メロさんのおっしゃる「スイカとジン」も試してみたいなあ・・・ 

暑く乾いたブルガリアの夏に、何ともせつない味のカクテル・・・ でも、このせつない味、ウチにミキサーがないためにいつまでもせつないままかも。ああ、ミキサー欲しい・・・ 

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変わりゆく(?)ソフィア!

2010-07-16 15:58:26 | まち歩き

久しぶりにロンドンからブルガリアに遊びに(帰って?)来た友人のリックとマリさん。「ロンドンに帰る前に会おうよ!!」ということでバスに乗って出かけましたが・・・

ソフィアを1週ぐるりと回る「オコロブラステン・プット」(別名リングロード。つまり環状道)。以前は渋滞で有名だった交差点、「シメオノフスコ・ショセ」と「ドラガレフスコ・ショセ」を通るのですが、なんか様子が違う。スイスイと流れています。そして道が広がって片道3車線の広~~い道路!! そして交差点は!!Dragalevsko6ose1

Dragalevsko6ose2 立体交差になっています!! アンダークロスの上にロータリーのドラガレフスコ・ショセとオーバークロスのシメオノフスコ・ショセ!! 何だか未来都市の高速道路網みたい(笑。そりゃちょっとオーバーか・・・)今までの大渋滞はどこへやら・・・(ま、今までは工事してたから渋滞がひどかったのもあるんだけどね。)

そこからもう少し先、スキー場に行くリフトの入口のところ。以前から「雨後のタケノコ」のように新しい「マンション」(日本名では、ネ。)が建ってました。クリザタ(経済危機)の今では建設途中で放置されたものや、建てたものの入り手のいないものがほとんど。でも、まだ大型トラックがバンバン動き回っているところが。そこは何になるのかな?と看板を見てみると・・・

Ikeaconstruction 何と!! 日本人も大好き!! 「イケア」です!! 以前からできるとウワサはあったイケア。やっと建設現場は現れました!! レモント(家の改築)や新しい家具が大好きなブルガリア人。イケアができると大喜びでやってくるでしょう。けど、そんなに安くはないよね。何でもイケア製品はブルガリアで作られているものが多いんだとか。(日本で売られてるイケア製品はどうかな?) でも、ブルガリアで作られたイケアの家具をヨーロッパ値段でブルガリア人達が買うことになるのか? それに建設も予定通りには進んでないというニュースもあるし・・・ でも、「カルフール」同様、「イケア」も日本人のわたしとしてはできるとうれしいけどね。

Simeonovsko6osefantastiko リックとマリさんと一緒に「ストゥデンスキグラッド」のレストランまで出かけましたが、途中の以前は何もなかった原っぱのところに大きな新しいスーパー「ファンタスティコ」!! 「ここだったら歩いて買い物に来れるんだよね~♪」とマリさんは大喜びです。ブルガリアに来た当初(2005年くらい)には、ロマの人たちがテントを張って住んでたような・・・以前では考えられなかった風景になりつつあるように見えるソフィア・・・

Studenskigradrestaurant ブルガリア民族調のレストランはなかなかオシャレで、それぞれの一品もなかなか豪華でシャレてます。ランチメニューもリーズナブル。そんなランチメニューについていたデザートが・・・Satch

Banitsaslokum ロクムのバーニッツァ!! 求肥のようなお菓子がパイの皮に包まれて焼かれている・・・ でも、不思議なオイシさで、リックやマリさんも「オオッ、これはウマイ!!」と大喜び。

このレストラン、とても洒落てるのですが、学生寮のような建物の1階に入っています。共産団地然の建物にシャレたレストラン・・・ 何ともイケてない学生寮と新しいコオペラツィイ・・・ これからこの東欧の小国の首都はどのように変わっていくんでしょうかね?

 

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静かな山あいで一泊・・・②メルニックの名産といえば?

2010-07-10 03:50:16 | まち歩き

よくよく考えてみると、メルニックにこの時期訪れるのはベストではありません。何せメルニックはワインの名産地!! ワインの新酒は晩秋から初冬に出回ります。が、今は夏。でも一応メルニックに来たら必ず行く、洞窟のワインセラーへ!! ちょっと山を登ると、あったあった!! もう7時だけど・・・ いつものお兄さんがいたいた!さらに洞窟入口のテーブル・ベンチのところにはテレビ!その経営者のお兄さんの友人らしき人たちがワールドカップ観戦・・・

Glassesofwine 「あの~、まだやってます?」と聞くと、「もちろん!!」 一人2レバで1杯ワインの試飲つきです。さらにこのお兄さんのレクチャーももれなく(?!)・・・ 5人だったので、白、ロゼ、赤はハーフドライとドライ、全種類制覇!! 一緒に行った日本人の友人たちはこういうワイナリーは珍しいらしく質問を色々します。するとお兄さんは大喜び!!

「いや~、ぼくにワインやメルニックのことを語らせたら15分じゃ足りないネ。2~3時間ないと」

で、私もちょっと色々聞いてみました。この洞窟のワインセラー、すでに250年経っていて、このお兄さんで5代目なんだそうです。「ぼくは生粋のメルニックっ子さ!!」

この辺で一番古い町がメルニックで、周辺の町はここ100年以内に合併、もしくは共産体制下で人工的にある目的を持って形成されたんだそうです。このワインセラーのワインの作り方はもちろん250年前と変わりません。でもここにもグローバル化の波が・・・

「でも、ワインを造るのにEU基準を批准しないといけなくなるんだ。衛生管理とか、いろいろ・・・ その衛生基準を満たす工場を作るけど、この洞窟はワインを貯蔵するのに使い続けるよ。ま、車とかのグローバル化はいいけど、伝統や食べ物にはねえ・・・ ボクはそういうの好きじゃないな。ボクはこの250年続いたワインセラーをこれからも守っていきたいんだ!!」と熱く語ってくれました。

Ginathedogatmexana 街の方へ戻ってきて、いよいよ夕食はどこで? と、考えていたら、一軒のメハナ(居酒屋、食堂)の前でかわいい犬がしっぽをふっています。日本からのゲスト達は「キャ~!! カワイイ~!!」とその犬の「客引き」に負けてそこに決定。Mexanata

Shepherdsalad 典型的なブルガリア料理をおつまみに、そこのメハナ自家製のワイン!! 1リットル10レバでカナ(ピッチャー)でサーヴされます。上の洞窟のワインとはまた違う味!! そういえばゲストの皆さんにまだブルガリアの名物酒ラキヤをトライさせていないな~。で、メハナのウェイトレスさんに「自家製ラキヤ、ある?」と聞くと、「もちろん!!」で、50ml分とってみました。お客さんのうち一人がとても気に入ったので、そこの自家製ラキヤ1リットルをお土産にしてもらいました。

Waitingcatathotel2 次の日の朝、8時にホテルのレストランが開いて朝食!! コーヒーなどの飲み物に、ブルガリア定番の朝ごはんバーニッツァか、ハム・チーズ・ジャムとトーストのセットのどちらかが選べます。テーブルの下にはどこからともなくネコが・・・ クレクレ光線を発しながら待ちネコしています。かわいいからちょっとあげちゃおう・・・Kurekureattack  

Kurekureattack2 同じ頃朝食をとりにホテルから2組のカップルが出てきました。一組はドイツ語、もう一組はフランス語を話していて、朝食を終えるとホテル前に停めてあったレンタカーらしき車でドライブに出発! 私たちはもう少し町の食料品店やお土産屋さんを見てからのんびりと出発することに。町の犬たちやネコたちも、観光客にも、お店番をしている人たちからもかわいがられて、なんとものんびり過ごしています。Melnik2 

Motherdogatsuveniershopさっきの2組のカップルは、やはりこの経済的な落ち込みの中、東欧のお安いところへバカンス・・・なのかな?ドイツ語フランス語はEU内のいろんな国で話されているからどの国の人かは分からなかったけど・・・ ヨーロッパ人の行くブルガリアの観光地ってどこかな? 今度そんな人たちに会ったらちょっと聞いてみよう!!

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静かな山あいで1泊・・・①メルニックのステキなホテル

2010-07-08 19:40:01 | まち歩き

日本から来てくれた友人たちのリクエストでちょこっとギリシャにも行こう♪ということになりました。つい先日も国境近くのサンダンスキまで行ったばかり。その上あそこはホテル代が高いということが分かっていたので、もう少し手頃で、ギリシャ国境に近いところに泊まることにしました。

Infrontofbolyarka2 Melnik ペトリッチという町もありますが・・・ ここは予言者として有名な呪術師バーバ・ヴァンガで有名!! もう亡くなって今は孫があとを継いでいるらしいけど・・・ 日本人的には最近ハヤリの「パワースポット」なのかもしれないけど、なんともね。ちょっとコワい? ゴッツェ・デルチェフという、バンスコから少し入った街からギリシャに入る手もあるけど・・・ あとはメルニック。でもメルニックは何回も行ってるしなあ~・・・とワタシ。

「でも、私たちは行ってないからどこでもいいよっ!!」ということなので、じゃあ、一番有名で宿泊施設もたくさんあるメルニックにしよう!!

ソフィアからギリシャ国境に向かう国道E79号線。サンダンスキを過ぎてからメルニック方面に曲がります。この辺まで来るとまわりの景色はかなりソフィアと違って、乾いた感じの低い山とぶどう棚、そして少しぬめっとした暑さ!! でも猛暑ではない、この不思議な心地よさ・・・ といっているうちにメルニックに着きました。

もうそのときは夕方6時近く。早く本日の宿を決めないと・・・ と街の奥のほうへ車で入って行きました。ホテル、ゲストルームの表示は数知れず、と、かなり上のほうまで来たとき、一軒のホテルの前に。ホテル「ボリャルカ」・・・ 某「地球のXき方」にも出ているところです。おいくら?実は今回の旅行は大所帯!! ウチのシュコーダ・フェリシアちゃんは5人満員!! つまり5人一緒の大部屋か、または2+3の二部屋になるか・・・

Infrontofbolyarka フロントに行くとちょうどオーナーが。葉巻を吸ってて大きなSUVから降りてきたところで、値段を尋ねてみると、「3人部屋が満室だから、一番高いアパートメントタイプの部屋、本当は100レバだけど朝食付きで90レバでどう?二人部屋は朝食付きで50レバにしとくよ。」 朝ごはんつきでこの値段ならリーズナブルかな。5人で泊まって朝食付きで140レバ(=70ユーロ)です。葉巻のオーナー曰く、「ウチには日本の大使も泊まったんだゾ。ウチのホテルはメハナ(食堂)を併設してるんだ。朝食はそこでネ。あ、夕食もそこでどう? 本格的だヨ!!」

っつっても、一応来たんだし、ちょっと散歩がてら夕食のレストランは決めることにしよう・・・ まずはチェックインして荷物を部屋に置き、しばらく休んでから散歩に出かけることにしました。

Roombolyarkaworldcup 部屋のテレビではサッカー・ワールドカップ。イングランドがドイツにボコボコ(?)にやられて、つまんない・・・ 今回、ドイツは強かったけど、もう負けちゃったか。あの有名な予言タコのパウル君の予言通りに・・・ あんまりきっちりドイツの負けを予言して、当たっちゃったもんだから、タコのパウル君、「パエリアかサメのえさにしちまえ!!」って言われてるんだって・・・

その日は日曜日の夕方・・・ 静かに日が傾き始めています。ふと見ると、元ホテルだったっぽい建物に「プロダバ・セ」の表示・・・つまり「売家」。表示してるのは大手の不動産屋。おそらく抵当に取られてしまったんではないか・・・ 道を行くとどのレストランもおみやげ屋さんも必死っぽい。でも、逆に今は他の国のリゾートに行くより、物価の安いブルガリアに来る外国人、多いんじゃないかなー?

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