おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ブルガリアのおいしい湧き水♪

2007-09-27 19:07:02 | まち歩き

朝起きてシャワーを浴びようと水道の蛇口をひねると・・・ ムムッ!! 水圧が低いぞ!! これはもうすぐ断水するサインなのでまだ水が少し出るうちに顔だけでも洗おう~っと。最近はこの断水にもずいぶん慣れましたが来た当初はツラかった!! まず、料理できない! 水が出ないと野菜や使ったお皿などが洗えない!! まず、手も洗えない!! その上、トイレも流せない!! 9~5時の就労時間中だけならまだいいけど、時には夜の10時まで水が出ないことも! 何の予告もなしに!! これってどういうこと(激)!! と憤慨したものでした。

今はもう必ずペットボトルに水を入れて台所にもトイレにもくみおきをキープするようになりました。だから1日くらい断水しても生活はできます。(さすがにシャワーはムリだけど。) でも、そんな1ヶ月とか前のくみおきじゃあ、飲み水としてどーよ!? という疑問が。 そんなある日、友人たちとソフィアに行って帰ってくるときのこと、車に乗っていた友人エメが、

Knyadzevo1 「クニャジェボにチェシマがあるのよ! 水、汲んでいってもいい?」

Knyadzevo2_2 クニャジェボとはソフィアのはしっこ、ペルニック側からソフィアへの入口にある町。5番のトランバイ(路面電車)の終点です。冷泉入浴施設もあるところです。そして「チェシマ」とは蛇口のことで、水道のことも指しますが、この場合は湧き水がゴンゴンわいている、もちろん無料のミネラル・ウォーターのことです。ブルガリア人に聞くと、いろいろなところにあるこのような湧き水にはそれぞれ効能があるそうです。エメは

4e6ma1 「あ、この辺には目に効く水と、神経に効く水があるけど、目に効くのがほしいのよね。そっちに行ってくれる?」 何でもトランバイの終点のチェシマが目に効く方で、冷泉入浴施設の横のチェシマが神経に効く方らしい。もう少しペルニック側に行くと、今度は少し温度の高い水がわいているチェシマもあり、たくさんの人が水を汲んでいます。最近視力が落ちて眼科医の世話になるエメはその目に効くといわれる水で目を洗うのだそうです。

4e6ma2 「じゃあ、飲んだら?飲んでも効くの?」 「知らない・・・」

とまァ、そんなにすごい効果を期待してはいないようなのですが、何せ無料でしかも断水に関係なく、さらに、何よりおいしい!!! 水がわいているので、わたしもほぼ毎週このようなチェシマに行って湧き水を汲んでくるようになりました。これでいつ断水になっても大丈夫!!

ソフィアの中心部ではバーニャ・バシ・ジャミーアの湧き水が有名です。(某地球のOき方にも出てますね。) ソフィアに住んでいる知り合いのアレックスおじさん(60代)は、

「ぼくは”ハリ”の水(ハリ=セントラル・ハリ、つまりバーニャ・バシ・ジャミーアのところの)を汲んできてそれだけ飲むんだ!」 ここの水は温度が35℃以上あり、冬でも温かい!!、ミネラル分がかなり強い気がしますが、コーヒーを入れて飲んだら確かにおいしかったです。

4e6maynesebarソフィアだけでなく、ブルガリア中どこでもこのような水汲み場や温泉があり(~バーニャと名がつくところはたいがい温泉だそうです!) 一つ一つ味も違う!! (ちなみにこの左の写真はブルガスの近く、ネセバルの町の中にあるチェシマです。) ただ長く汲み置き出来ない水もあるので地元民に聞いてみるのがいいみたいです。 

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エッ!? ヒゲオJr? ミニーちゃん登場!!

2007-09-20 17:30:31 | ネコ

ある日、買い物をして家に帰ってくると・・・ ウチのシュコーダの下に小さなネコがかけ込んで隠れました。ムムッ?? 目のサッカクか? ウチの「ほとんど黒猫」のヒゲと同じような色合いだゾ!! 頭、背中、しっぽは真っ黒であご、おなかと、靴下をはいたように足先が白いのは共通だったなー。でも、この子猫、怖がりのようで車の下から出てきません。もう一度確認したいな~。

Mini 2~3日してからふと窓の外を見ていると・・・ アーッ!! またいた! 今度は昼間の明るい時間に外をちょこちょこと歩いている!! 先日ブログで紹介した子育て上手ハナコの子供たちよりもさらに小さい!! でも、その姿はまさに「ミニヒゲオ」~!! ヒゲの子供?? でもいつの間に?

よし、このコも少しずつ家に誘い込もう!! と、このミニヒゲオが現れるたびに窓辺にカリカリをおいて誘うことにしました。人間不信なのか警戒心が強く、手から食べるようにはなかなかならないけど、エサとわかるとあっさり寄って来るところもヒゲそっくり。この単純さも似てるなあ・・・。

Mini1 で、撮ったこのショット!! くらべてみるとすごーく似てるでしょ? では、このミニヒゲオを生んだ母親は?

Sabiko 白いアゴにちょっぴり黒い「あごひげ」があったり、全体に黒いのにおしりのところに一ヶ所白いところがあったりと、ハナコと共通の特徴はあるのですが、ハナコの子供ではないようです。この前ハナコとその2匹の子供たちと一緒にウチの前にいたのですが、どうもここのウチの子ではないみたい。そこへやってきたサビコ。茶トラとハナコ(白黒)が両親で全身鉄さびのような色になったメスネコです。と、・・・このミニヒゲオ、スリスリとこのサビコにすり寄って行くではないですか・・・ ここが親子? このサビ柄から白黒が生まれるの?

Miniandhige ちなみにウチのヒゲはこのミニヒゲオが窓辺にいると「シャーっ!」とアラシをふいて怒っていました。「ここはオレのウチだ!」 って。ウチの家ネコの座を奪われるのではないかと気が気ではない!?

よく見てみたらミニヒゲオはメス!! だからミニーちゃんと呼ぶことにしました。ヒゲとミニー、同じ柄同士の間で子供が出来たらどうなるんだろう・・・ おんなじ柄の子猫がウチのまわりで「エサくれっ!! ニャー! ニャ~!!」ってぞろぞろ来るのかな・・・ ああ、ますますウチの周りはネコだらけ・・・

最近気がついたのですがこのヒゲのような白黒ネコ(ハチネコより黒い部分が多い)、日本ではあんまりいなかったような気がするのですがここブルガリアではよく見かけます。ペルニックのパザールにいるソックリさん(ニセヒゲオ、略して「ニセオ~!!」と呼んでいます)、さらに先日いったブルガスにもいた!! この似たような白黒ネコだけでおいておいたら ”ペルシャ”とか”アビシニアン”とかみたいに「ヒゲオ」っていう種が出来たり・・・ しないか。

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卵と牛乳が手に入ったら・・・ メガ・プリン!!

2007-09-17 20:14:19 | ブログ

今年の夏はアツい!! 日本のニュースをインターネットで確認するとそう言っている日が多かったような気がします。ブルガリアを含むヨーロッパ一帯も「コレって異常?」と思わせる大雨、猛暑、乾燥・・・ 遠く日本にもブルガリアで過去最高気温を記録した話がニュースで伝わっていたくらいですからネ。 でも、いつも冬はものすごく寒いアパートの1階のウチは、こういう季節にもかかわらずめちゃくちゃ涼しくてとても快適!! 外が38℃とかでもウチの中は25℃。クーラーなんていりません。ああ、この暑さを冬までとっておければいいのに~・・・

ブルガリア語で猛暑、酷暑のことを「ジェガ(タ=定冠詞)」といいますが、みんな友人たちも体調を崩し、理由を聞くと

「ザラディ ジェガタ(猛暑のせいなのよ~)」と口をそろえて言います。

この影響、人間だけではなく牛やニワトリにも・・・ いつも牛から搾った牛乳を直接売っている近所のお店に行くと・・・ パックの牛乳しかない!! どうして?と聞くと、これまた

「ザラディ ジェガタ」との答え。夏は牛はお乳を出さなくなるんだそうです。出てもうすくておいしくないんだとか・・・ 卵も同様です。いつもは1個15ストティンキ(12~3円)くらいなのに今は23ストティンキ(20円近く)したりします。猛暑でニワトリたちも夏バテしてて卵を産まないんだとか。いつも庭で飼っているニワトリのうみたて卵をくれる友人のユリアも

「今年は産まないわ~」と言っていましたし・・・

Megapudding でもこの時期にぴったりのデザートを友人のユリアーナから教わりました。そんなに変わったものではなく、ただの焼きプリン・・・なんですが、とにかくデカッ!!

材料は卵6個、砂糖コップ1杯、牛乳1リットル。う~む。卵と牛乳は今じゃなくて秋の方が安くておいしくなるだろうケド、プリンを冷蔵庫で冷え冷えにして食べるとおいしいから・・・今作ろう!! と暑いさなかに作ることにしました。卵を割りほぐし、砂糖を入れてカシャカシャ・・・ そして混ざったら牛乳をドボドボ・・・ コレを混ぜてオーブン用のバットに流し込み、180度のオーブンで30分くらい。表面においしそうなコゲ色がついてきたら出来上がりです。オオ~、ユリアーナ!! 教えてくれた通りにしたらウマくできたゾ!! 味は・・・ ブルガリア人から習う甘いもの(お菓子やジャム、コンポート)のレシピは、そのとおりに作るといつも弩(怒!?)甘!! になるので砂糖を減らしたら、あまりにアッサリになってしまった・・・ 砂糖はたっぷり入れたほうがいいようです。

にしてもデカ過ぎる!! これはメガ・プリンだ・・・ 食べきれるかな??

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一番好きなトマト「水牛の心臓」

2007-09-04 15:27:38 | ブログ

8月ももう終わり、9月・・・ ブルガリアは9月後半から学校がはじまるので今頃も海やセロ(村)に出かけてバケーションという人もたくさんいます。

今の時期は美味しいのはトマト!! パザールで1kg40ストティンキ(32円ほど)からあります。小粒で面長なトマトは料理用。おばちゃんたちが10kg単位で買っているのを目にします。コレでおいしいリューテニッツァにしたりピューレにしたりするのです。

そんなトマトたちの中でひときわ高い、1kg2レバ(160円くらい)するトマトがあります。以前は手を出しませんでした。だって、高いし、ほかのトマトと色が違うし・・・

でもある日ヒゲおじさんのバリュと昼食をとっていたとき。おじさんはおもむろにビニール袋から大きなトマトを出して、

Domati2 「知ってるか、このトマト。”水牛の心臓”って言うんだ。」  ええ~?! なんだかグロなネーミングだなァ

「すごく高いけど、うまいんだゾ~!!」

と、切れ味鋭い自慢のお手製(! 自分で部品を集めて研いで作ったらしい)ナイフでスッスッとスライスして分けてくれました。一口ほおばると・・・ うまいっ!!! トマトの皮はやわらかくて、種のところのおつゆもおいしいけど、何と言っても身が厚くてむっちりしていて味が濃い!!! 

ブルガリア人はよくランチはパンとそのまんま野菜(トマトだったり、スイカだったり、はたまたチュシュキ=青唐辛子だったり)、みたいな感じの人が多いのですが、このトマトならこれだけあればほかに何もいらないかも・・・ あ、でも、シレネ(白チーズ)があればさらに完璧だな!!

というワケで最近はパザールに行くとまずこの「水牛の心臓」を探します。もちろん高いので1個か2個、大きいのを選んで大事に持ち帰り、冷蔵庫にキープ!! 夕ご飯の時に薄めに切って食べます。ムフフ・・・

Domati1 この品種、やはり人気で先日友人のエレナばあちゃんが庭からもいでもたせてくれたトマトもこの品種でした。バリュの奥さん、エメも庭で精魂こめて育てているトマトはコレらしい・・・ でも今年はトマトの出来がイマイチらしいのです・・・ はじめてブルガリアのトマトを食べたときには「こんなに美味しいトマトがあるんだ(涙)!!!」と感動したものでしたが、異常な天気のせいなのか、それとも青いうちに取って市場に出すようになったせいなのか・・・

瓶詰めになるトマトも大事だけど、旬の今、この生で美味しいトマト。市場から消える前にもう一度、感動するほど美味いトマトにあたるかなあ~

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