”おはなばたけ”と聞くとなんだかウキウキ!! 日本でも田植え前の田んぼにレンゲや菜の花をいっぱいに咲かせていたり、利用されていない土地にコスモスやポピーを咲かせて観光客”誘致”に用いたり、といろいろですネ。とにかく一面に咲く小さな花々は本当に美しい!!
ブルガリアは今ちょうどそんな季節!! 花々がまぶしい初夏の光を浴びて光り輝いています。あっ、もちろんこれはソフィアのような大都市(?)やペルニックのような工業都市ではなく、もうちょっと郊外に行ったら、の話。ブルガリア国内、人間の少ないところはきれいで静かでゆったりしています。
そして、5月末から6月はじめにかけてのこの時期は「バラ」!! 日本からの観光客が怒涛のように(?!)訪れるカザンラクだけでなく、カルロボのあたり、そして有名な”歴史景観地区”「コプリフシュティッツァ」と高速道路沿線のパザルジックのちょうど中間辺りにある「ストレルチャ」も!! 以前にmomoさんのサイトで紹介されてたなあ~。バラ祭り、見てみたいなあ・・・ 今年のバラ祭り、いつなんだろう?とストレルチャの隣町、パナギュルシテ出身の友人ラトカに聞いてみると、「5月30日よ!」 30日・・・土曜日・・・あれ~、もう予定が入っちゃってる・・・(T0T)
そんなある日の朝、天気予報では「今日からしばらく雨で気温が下がるでしょう」(それまでの数日は連日30度近くまで気温が上がって暑かった・・・)と言ってたのに、すっきりとした青空! これはもうドライブに行くしかないでしょー!!! バラ祭りでバラが摘み取られちゃう前にストレルチャへ出掛けよう!!
ソフィアからプロブディフ、スタラザゴラ方面に伸びる高速道路を東に向かっていくと「パナギュルシテ・パザルジック出口」と表示されたインターチェーンジがあるのですぐに分かります。この高速からパナギュルシテへはほぼまっすぐな道。のどかな草原、涼しい木漏れ日、時折道のすぐ下を流れる美しい川・・・ こういうところに来ると、首都ソフィアでの生活でなんだか息が詰まっていた・・・そんな自分に気づいたりします。
この辺でまず一番たくさん咲いているのは「ライカ」=カモミールです。車道から離れたところに咲いてるのは汚れてないのでハーブティーにも出来ます。
パナギュルシテを過ぎて山道を走り、ストレルチャに近づいてくると・・・ なんだかふんわりとバラの香りが・・・ 街の入り口のところに!!! バラ畑!車の窓を開けただけでファ~っと薫ります。ちょっと車を降りて一枚パチリ! 初夏の光できらきら輝いて見えます。週末には全部摘まれてローズオイルの材料になるのですが、その直前の可憐な姿を今年も見れてよかったな~\(^o^)/
ちなみに、今年のブルガリア各地のバラ祭り、選挙の都合で日程にずいぶんと手が加えられているらしい・・・ ホントは1つの週末で済むところ、カザンラクでは今週と来週に分けちゃったみたい・・・それでバラ摘みと蒸留の実演(それにたぶん大「ホロ(フォークダンス)」大会も・・・)は選挙の前日の6月6日(土曜日)にもやることになったんだって。日本のバラ祭りファン(?)の皆様、まだ間に合いますよ!? あ、でもバラに間に合わなくても次はラベンダー畑が待ってますよ!!