おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

2月は日本からのお客様!!の季節~リラ村編

2007-02-26 19:00:12 | ブログ

Gradrila 日本から遊びに来てくれたYOKOちゃん、実はブルガリアは初めてではありません。大学生の彼女は2年ほど前学内のチラシを見て、リラ村の孤児院(ブルガリア語で「ドム・ナ・シラッツィ」)でボランティアを募集していたのを知り、のべ3週間ほどそこで働いたそうです。

孤児・・・ 聞くとロマの子達も多いけど、ブルガリア人の子供も多くいたそうです。そして実は孤児ではなく、親や身寄りはいるのにいろいろな事情でそこにいるんだとか・・・。

「(孤児院での生活)どうだった?」と当時の様子を聞くと、まず、住環境は必要最低限だったそうで、トイレなどはもう大変だったとか。うーむ、ブルガリアでは普通の家でもけっこうお風呂やトイレは汚かったり、平気で水が流れなかったりするけど、ここもそうなのね・・・たぶん、もっと。 それから「食べ物は?」と聞くと、YOKOちゃんは、「今までホントのブルガリア料理って食べてないんですよ・・・」 何でも、孤児院での食事はブルガリア料理風なんだけど肉などのけっこう重要な食材が、豆などもっと容易に手に入る材料にかわっていたとか。

でも、聞くところによるとそのリラ村の孤児院は最近閉鎖になってホテルに改築されることになっているんだとか。そこにいた子供たちはバラバラに他の孤児院に移動させられたそうです。でも、YOKOちゃんは、「今リラ村の孤児院がどうなっているか見てみたい!! 行ってみていい?」 というワケで、サンダンスキ、メルニックからの帰り道に行ってみることにしました。

Riladomhasilaci 夕方の小さな山あいの村、リラ。道を通る車も少ない田舎です。その、元孤児院の前に車を止めて見てみると・・・とてもひっそり・・・ でも、建物には広い学校の校庭のような庭もあり、ここには確かに以前は子供たちの元気な声が響いていたに違いない、という感じがしました。 いつもは明るく、多少のことでは驚かない強さを持っているYOKOちゃんですが、このときばかりはカメラをにぎり、少し悲しげな面持ちでこの孤児院跡を写真におさめていました。ここにいた子供たちはどうしているのでしょう? 今も元気にどこかで暮らしているのでしょうか・・・。日が落ちるにしたがって冷たい風が吹き始めましたが、YOKOちゃんは名残惜しそうでした。

Rilatrout ちなみにこのリラ村から、ブルガリアの超有名観光地「リラの僧院」までは30分。さらにここは「鱒」がおいしいんだとか。せっかくここまできたので「鱒を食べたい!!」ということでレストランを探したのですが、リラ村のホテルは真っ暗。リラの僧院まで行くうちにレストランがあるだろう、ということで上流に向けて走り出しました。対向車もほとんどなく、おまけに雪まで降り出す始末。ああ、冬タイヤ、履いててよかった! リラの僧院に着いたときにはもう真っ暗で何も見えませんでした・・・ でも、やっと一軒開いていたレストラン!! 鱒のフライとグリルを頼んでみました。付け合せは山盛りのパルジニ・カルトフィ(フライドポテト!!!) う~ん、オイシイ!! 大きな鱒に大満足。残った鱒の頭と骨はこっそり持って帰ってヒゲのおやつになりました。

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2月は日本からのお客様!!の季節 ~メルニック編

2007-02-23 18:47:07 | ブログ

サンダンスキの温泉でひと汗流したあと、車で30分ほどなだらかな丘を越えつつ奥に入ると、ワインで有名なメルニックに入ります。そこに着くまでの道端でも、道路沿いの民家の軒先でおじいちゃん、おばあちゃんたちが自分で作った「ドマーシュノ・ビノ」、つまり自家製ワインを売っています。

Melnik1 この「ドマーシュノ」ですが、不謹慎な言い方かもしれませんが、バクチ的なおもしろさが・・・ 基本的にはブルガリア中どこでも、家にぶどうの木があれば自家製ワインを作っていることが多いのです。さらに、メルニックなどのワインの有名なところだけでなくいろいろなところの「ドマーシュノ・ビノ」を売っていますが、すご~くおいしいのと、すご~くマズイのと、はたまた、すご~く怪しい(!!!)のもあります。香りも、渋みも、そして保存状態もイロイロ・・・ 発酵が十分でなくて砂糖を追加してさらに発酵させたものや、さらにはぶどうジュースに醸造用アルコールを混ぜただけのまがい物まであるそうで・・・ 時々、炭酸飲料が入っていたペットボトルにその「ドマーシュノ」のワインをつめて売っていますが、このペットボトルは一体どこから持ってくるのか・・・ 前からちょっと不思議に思っていましたが、でも、聞けない・・・ まさか拾ってきた?? ちょっとコワいですね。(でもだいたいは専用の新しいペットボトルにつめられてますが。) でも、おいしいのにあたるとすごーくウレシイ~!! 「わーい!! 当たりだ~!!」

今日はメルニックのお店で売っているワインを試してみることにしました。いっしょのYOKOちゃん、実はメルニックは2回目。「ちょっと歩くけど、いいワインセラーがあるんだ! 行く?」 「行く! 行く!!」

Melnikwinecave メルニックの川沿いに車を止めて、そのまま上流に向けて歩きました。上へ、上へ・・・ 途中、山登り状態になりましたが、たどり着くと・・・ 何と、洞窟!! 一人1レバ、グラスワインつきで中を見ることができます。おお~!! これは保存状態もよさそう。白も赤もありますが、ここでそのワインセラーのお兄さんに質問してみました。Melnikwinecaveinside

「これは今年のワイン? フランスのワインみたいにずーと何年も寝かしてあるワインはないの?」

すると、このお兄さんは、

「何で古いのがいいんだい? フランスよりブルガリアのほうがワインの歴史は長いんだぜ!! フランスは”古いワインがいい”って言うけど、フランスよりもワインの歴史の長いブルガリアでワインを造っているブルガリア人のこのオレが”ワインは新しいほうがいい!!!”って言ってんだから、そのほうが正しいんだ!」 と、自説を展開しました。へえ~。歴史の古さに関しては私はよく知りませんが(まあ、確かにそうでしょう・・・)、確かにブルガリアでは新しいワインをすぐに売るなー。ほとんどすべてがヌーボー状態のうちに消費されてしまいます。でも、これでナットク。そういう見方だから新酒をすぐに売るのね~。(できた先から全部飲んでしまうから取っておく分がないだけだったりして・・・)

Melnikbottle ハンドルを握る私は家で飲むのにワインを1本3レバで買いました。お兄さんはボトルに樽からワインを注ぎ、打栓機でコルクをスパッ! と入れ、オリジナルのラベルを貼ってくれました。ラベルには・・・ かわいいネズミのイラストが!! イラストのネズミはかわいいなあ・・・(本物のネズミは・・・汗)Melniksenario

Melnikhotelminishop 山あいの静かな村、メルニック。ワインセラーから下りてきてお土産屋兼ホテルで買い物しておじさんと立ち話。「昨日日本人が泊まっていたぞ。」 「地球のXき方」の本にも出ているここメルニックは絶対に日本人観光客にも魅力的なはず! おじさんは巧みにセールス。「一泊二人部屋で40レバ(2800円くらい)だよ。」 次回は泊まってワインを堪能したいなあ・・・

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2月は日本からのお客様!!の季節 サンダンスキ編

2007-02-20 22:29:56 | ブログ

田舎町ペルニックは春のような天気・・・本当に今年は暖冬だったな~。11月にはウチのシュコーダ・フェリシアに冬タイヤを履かせて「大雪よ、さあ来い!!」と準備していたのに肩すかし・・・

でも、この1月、2月の時期は海外旅行にはいい季節です。なぜかというと飛行機のチケットが安い!! 今年のヨーロッパは冬とはいえ、いつもよりも暖かいからちょこっと来るのにいいですね。ということもあり、今年は何人かお友達が日本から来てくれました。

そのうちの一人が、このブログにもときどきコメントをくれる友人のYOKOちゃん。いつもいそがしくてまだブルガリアの名所をぜんぜん訪ねていないので、ゲストが日本から来たこの機会にいろいろなところに行ってみることにしました。フェリシアちゃんで初の遠出です。

YOKOちゃんとギリシャ方面に向けてGO!! 朝ごはんをまずどこかで・・・と思いながら車でラドミルからメジュドゥナローデン・プット(国際道路)に合流したところにおみやげ屋さんとちょっとしたカフェがあったので入ってみました。ブルガリアの朝食の大定番、バーニッツァ。ここにはプラス(ねぎ)入りのバーニッツァがあったので買ってみました。YOKOちゃんはこれが気に入ったみたい。「おいしい~。なんか中華っぽ~い!」 

甘いパンもいろいろあって、キフラ(ジャムの入ったクロワッサンのようなもの)やパイ生地にバタークリームのたっぷり入ったのも食べました。お~、おいしいー。

Streetinsandanski1 その後、一気にサンダンスキへ!! 主な目的は温泉です。けっこう大きくてきれいな街・・・って言うか、ペルニックとくらべるとどこもきれいなんだけど・・・ ギリシャ国境に近いこの町は建設ラッシュです。その建設現場の間をぬって何となく町の中に入っていくと、偶然にも目的の温泉施設の裏の駐車場についてしまいました! そこは町の中心の歩行者専用道からもすぐそばだったのでそこに車を止めてお風呂と散策を楽しむことにしました。

Hotspringinsandanski ギリシャからのお客さんは多いところですが、わたしたちのような東洋人は珍しいようです。ちょっとブルガリア語で話すと、フレンドリーな入り口のチケット売りのおばさんは、

「前もヤポンツィ(日本人)が来たわよ~。」とか。

「そうですか。わたしたちヤポンツィはミネラルニ・バニ(温泉)がだいすきなんですよ~。」と、会話もはずみます。中の施設はかなり古いですが、思ったよりもきちんとしていてロッカーも鍵がかけられます。

Streetinsandanski Streetinsandanski2 大きなお風呂につかると、思わず「あ゛ァ~!!! ビバノンノン!」(いつの人間だ!?)と声が出てしまいますねえ~。水着も要らないので日本の温泉そっくりです。有料でマッサージやアカスリもあります。わたしは泉質には詳しくないけど、肌がつるつるする感じがしました。うれしい~!! でも、何でもっと日本人がこないのかな??

温泉を満喫したので、次は・・・ ワイン飲もう!!

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ヒゲの恩返し?

2007-02-11 02:40:27 | ネコ

暖冬の続くペルニック。ビトシャ山にかぶる雪もあるにはあるけど例年よりかなり少なめ。少し前にブルガリアのスキー場で雪崩が発生して犠牲者が出たとか・・・ 1月に雪崩?? ちょっとおかしいですよね。

Higeonflore この冬らしくない天気のせいか、ウチの半ノラネコ、ヒゲは頻繁に外に出かけていきます。一番寒いはずの夜に外に遊びに行ったきり・・・ でも、必ず朝の7時半に朝帰り・・・ まったくこの不良息子(ネコ?)は・・・ まあ、でもネコは夜行性のはずですからね・・・

しかも帰ってきて、エサの皿に入っているのがカリカリ(スーパー「ビラ」のオリジナル、「クレバー」商品です)だけだと、不満そうにスリスリやってきて、「冷蔵庫を開けろニャー!!! おいしいものが入っているのはわかってるニャ!!」と要求してきます。ホントにも~っ!! でも、かわいいから許すけど。

そんなある日ヒゲがお土産を持って帰ってきました。「何、口にくわえてるの?」とよくみてみると、

ネズミ!!! キャ~~~~ッ!!! (わたしの悲鳴!) びょ~~~ん!! (1mくらいわたしが飛び上がった音!)

すでにヒゲからずいぶんもてあそばれて、お亡くなりになったかわいそうな(たぶん)子ネズミ・・・ なんかで読んだけど、こういう時って、飼い主はネコを褒めなきゃいけないのかなー? ヒゲはこのネズミをわざとわたしの見えるところにおいてわたしの褒め言葉を待っているようです。ど、ど、どうしよう・・・ これって、「いつも、お世話になってるニャ~。ありがとうのしるしだニャ~」ってこと?

Higetonezumi 戸惑っていると、今度はそのネズミの死体で遊び始めました。おいおい・・・ わたしへのプレゼントじゃなかったのか?(といっても、プレゼントされても困るけど。) ただ、このネズミの死体を家具の後ろなど見えないところに隠されるとものすごーく困る!!ので、ヒゲが目を離したすきにさっとゴミ箱へ。

すると、その後ヒゲは、「あれっ!?!? ぼくのネズミ、どこ行ったニャ???ニャー?ニャ~!?」と部屋中を探し始めました。すまん、ヒゲ。許せ。

こちらではネズミ(ブルガリア語でミシュカ)はどこにでもいます。道を歩いていると下水からチョロチョロ、ピューーーッと走っているのをみます。多くの建物に地下室があるのでたぶんそこにも・・・ そのせいかブルガリアのネコはネコとして本来期待されている仕事をしっかりこなしています。ヒゲももうすっかり一人前? でも、ウチにこのプレゼントはいらないよ。

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