おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

冬の温泉!! またまたキュステンディルに行きました。

2010-12-21 03:10:11 | まち歩き

Minaralnabanya 友人のビリー。最近まで高齢の自分のお母さんを介護し、看取った・・・ と思ったら自分が甲状腺のガンになって、手術+放射線治療を含む入院、自宅で療養・・・ と、今年タイヘンだった人です。 彼女のなくなったご主人のお母さん(ブルガリア語でスベカルバ、つまりお姑さん)はご健在でキュステンディルの大きな一軒家に一人で住んでいます。

「ここ2年くらい行けてなかったから、行ってこようかな~」と言うビリー。「車で行こうヨ!! 私も温泉に行くから」と、のっかってみました。もちろんビリーは、「車なら助かるワ。行こう行こう!」ということに。

ソフィア、ナデジュダ地区のビリーの家に迎えに行って、車に乗った瞬間からビリーはテンション高っ!! 2時間後キュステンディルに着くまでしゃべりまくりです。車を出してもらったのがうれしかったらしい・・・ 私も誰かと一緒のほうが楽しいモン!喜んでもらえてよかった。Hotspringelephant

Yukemuri 温泉で有名なキュステンディル。庶民専用の公衆浴場から公共のリハビリセンターなどの保養施設、そして高級リゾートホテルまでピンキリです。先回はホテルのスパを利用しましたが、今回は庶民の湯。こちらの方がより日本の銭湯チックです。

と、運転中もお風呂のことしか考えてなかった私にビリーが

「ねえ、ちょっとお姑さんチに寄ってお茶してってよ」 オオッ!! ちょっと寄らせていただこう。市内に入り、マケドニア国境方向に向かって左側に、山の斜面にある一戸建てばかりの美しい住居区があります。雪道だったけどウチのシュコーダ・フェリシアちゃんはFFだし、スタッドレスタイヤでグングン登ります。と、

Kyustendilsenario 「ここヨ~!!」とビリー。日本人の目には3階建てに見える美しくて大きな家!「入って!!」 お姑さんのマリアは私たちを大歓迎してくれました。彼女の孫達(つまりはビリーの娘夫婦)がレモント(改装工事)してくれたそうで、もう超キレイ!! キッチンの窓からはキュステンディルの町が一望できます。家の裏には野菜や果物がたっぷり作れそうな庭があり、裏には高原の風景が広がります。ふと足元を見ると、あれっ、おなじみの柄のネコが、「寒いニャー。おウチにいれてくれニャ~」Kyustendilhigeo

世話好きのビリーは高齢のお姑さんの家に「遊びにきた」はずなのに、もう家事モード(笑)。ご主人は亡くなっているので、嫁のビリーに彼女を世話する義理はないのでしょうけど、こういう誰にもフレンドリーな性格ゆえにビリーは誰からも好かれ、おかげで「遊びに行かないといけない」ところがいーっぱい!!

ビリーとお姑さんにお礼を言って山を下り温泉へ!! お湯は保証付き!! もっ最高!あったまるう~。そしてひとっ風呂浴びたあとは町の中心街を歩いてみました。コレダ(クリスマス)や新年の準備も進んでいて、市役所のすぐ近くの広場には大きなツリーにデャド・コレダ(もしくはデャド・ムラス=サンタのこと。コレダってクリスマスで宗教的だから、共産体制下で「氷のおじいさん」って言う名前になっちゃったんでしょうか?)が何人も記念撮影用にツリーの下で待っていますが、雪の中でとっても寒そう・・・Kyustendiltree

キュステンディルの町はソフィアよりずいぶん小さいので雰囲気も落ち着いた感じですが、市中心部のレストラン、雰囲気もよくて、おいしくって、盛りもよくって、そして何よりソフィアより安くって!! 

またビリーがキュステンディルに行くときは車を出そうかなー。とにかく冬は温泉!! 日本円に換算するととてつもなく安いです!雪の東欧もいいもんだ!! 


さよなら、クチェ・・・ さよならブログペット

2010-12-20 01:02:32 | デジタル・インターネット

さよならブログペットの「クチェ」、 そう、ブログペットが12月15日に終了してしまったのです・・・

ブログをはじめた当初はアフィリエイトもほとんどなくてさみしかったこのブログに、結構早い内に登場したブログペット。まだブルガリア語も上手じゃなかったころなので、ペットにつけた名前は「クチェ」。それってウチで飼ってるペットに、犬なら「いぬ」、猫なら「ねこ」って名前をつけるようなもんジャン。それにもう少し別のペットでもよかったのに・・・ ブルガリアの田舎の方ではよく飼われている動物達、例えばウサギなら「ザイチェ」とか「ザヨバヨ」、豚なら「スヴィンチョ」(ちなみにディズニーのブルガリア語版のプーさんでは、ピグレットはホントにそう呼ばれています。)とか、もっとフランクに「ゴショ」とかね。(ウチの元大家じゃないよ・・・) ちなみに最後の方にはブログペットで2匹のペットも飼えるようになったらしいけど・・・

このブログペット、意外と便利だったんですよ。まずは何と言っても無料でアクセス解析。その当時はブログ人に無料のアクセス解析なかったし。ページビューやユニークユーザー数のグラフも、生ログも結構見やすかったんですよ。そしてブログペットがブログの中の単語を拾い集めてつくる、俳句というか川柳・・・ これが意外とビッグワードが入っていたり、プフッと笑ってしまったり。

そして何より、このブログペットでいろいろな方につながれたのがおもしろかったのですが・・・ ルーマニアで医学生をしておられて、ソフィアの徳洲会病院に研修に来られた方や、わたしの故郷で考古学に携わっておられた方、そして奄美大島からグループの管理をしてくださっていた方・・・ メール不精だったけど、ブログペットでなぜか繫がったのに。

左側が少しさみしくなってしまったこのブログ・・・ まあ、最近アフィリエイトがいっぱいついて少しケバくなった感の否めないブログですが、これまでブログペットで繫がった皆様も、そうでない皆様も、これからもよろしくお願いいたします。


リドル狂想曲・・・ 安いバナナ争奪戦!!

2010-12-04 05:42:36 | まち歩き

Opa6ka1 先週、ドイツ資本のスーパー「リドル」がブルガリア初お目見え!! ドイツ、といってもヨーロッパ全域にある、安くて品質がよい、といういわゆる普通のスーパーですが、建物は建てどもなかなかオープンせず、その間に店舗には目張りをして中で新人スタッフの研修をしていたり、街中いたるところに広告を出して大がかりに宣伝し、ブルガリア全国の店舗いっせいにOPEN!! ということで話題沸騰!!

「Lidl」(リドル)って、ヨーロッパの他の国では本当に一般的で、ギリシャに行ったときよく利用してた・・・ ギリシャならではの商品の類 ~オリーブオイル、海産物など~ がお安くて♪

Reklami ブルガリアの「リドル」のメインキャラクターとしてCMによく登場しているのが、ブルガリアのカリスマ(?)シェフ、イヴァン・ズヴェスデフです。彼のレシピ本を、実は私も買ってました!! いくつか試してみたけど、日本人の料理研究家ではたぶん思いつかないような材料、ハーブ、調味料の組み合わせばかりです。面白くて、そして思いがけないおいしさ!! 「Lidl」ブルガリアのサイトにはレシピコーナーも付いてます!お試しあれ!!

さて開店の日、朝から入口には大行列・・・を通り越してカオス・・・ まずスーパーに入るまでに3時間待ちになった店舗もあったとか・・・ 目玉商品は・・・ バナナ1kg69ストティンキ、ひまわり油 1リッター1レバ49、チョコレート1枚45ストティンキ (1レバ=0.5ユーロ。100ストティンキ=1レバで計算してね) これまで普段だったらバナナは安くても1kg1レバ80、普通は2レバ50なので、これはいつもの値段の三分の一です!! それに、ひまわり油は普段なら1リッター2レバ60!! これはホントに安い!! とみんなが思ったのでしょう。そしてブルガリア人はオイルを料理にたくさん入れる!! ラドミル在住の友人ディアナは、ダンナと6歳、4歳の子供のいる家庭の主婦ですが、

「ウチは1週間で1本使うわ~」 エエ~ッ!? 1本1リッターですけど~?! この勢いだとオイル類をいかに安く買うかはとても大事ですネ~。ちなみにこの開店セール、一人5本まで買えたそうで、ディアナのダンナのサショーは「家族みんなで買いに行く!!、もうお母さんは行って並んでるんだ!!」と、開店当日ラドミルにディアナに会いに行ったときに息巻いて言ってました・・・

が、その開店セールの週末は、まさにクレイジー!!の一言・・・ 駐車場はまだまだすき間があるのに入口前の広場は人人人・・・ 警察は出動するは、インターネット上のニュースでは「一番安いバナナのための戦い」なんて見出しうたれちゃうし。2日目でさえ一番上の写真ほどの列で、週があけてもまだ2,30分並ばないと中に入れない始末・・・ それを見たブルガリア人も、そしてその混雑に並んだ人自身も「これはルドゥニッツァだっ(怒)」(ルダ=クレイジーみたいな意味)、「ニエ スメ ネノルマルニ」(異常だわ!)・・・ 詳しくは映像をご覧ください・・・(汗)